そして家に上がりめぐりの荷物をめぐりの部屋となる場所に運んで引越しが終わりのんびりしていると。
「ただいまー」
と母さんが帰ってきた。
「あっおかえりー。お母さんお母さん!小町合格したよ!」
「おーおめでとう、今日お祝いだね。あれ?めぐりちゃんは?」
「リビングにいるよー」
と母さんが仕事で疲れきった顔で帰ってきた。
「ただいま、めぐりちゃんもおめでとう」
「ありがとうございます〜。あっ、3年間よろしくお願いします!」
「私のことは本当の親だと思っていいからね、あとそんなにかしこまらなくていいからね」
「あっはい〜」
「あと八幡、小町とめぐりちゃんのお祝いのケーキ取り入ってきて、お金は払ってあるから取りに行くだけでいいから」
「了解」
流石母さんだな。小町とめぐりが合格するって信じてもう予約しといたのか。……俺の時はそんなんなかったが…………。
「あっお兄ちゃん小町も付いてくよ」
「じゃめぐりも〜」
「いいよいいよ、小町とめぐりちゃんは今日の主役だから2人でゆっくりしといて」
と母さん言い夕飯の準備を始めた。
そして俺は1人で寂しくケーキを取りに行き寒い帰り道を1人で歩いていると由比ヶ浜から電話がきた。
『あっ、ヒッキー今平気?』
『ああ平気だが?どうした?』
『あれさ小町ちゃん合格したじゃんだからさ私たちでお祝いしない?パーっとパーティーしようよ』
おお、いいな。
今日は親が祝う予定だけど小町も雪ノ下や由比ヶ浜に祝われたら喜ぶだろうな。
……あー。でもめぐりがいるな。めぐりは雪ノ下とかと今日会ったばっかりだしどうだろうな。
『あー、小町は喜ぶと思うけどめぐりは由比ヶ浜とかと今日会ったばっかりだからどうだろうな?』
『あーそっかー。じゃあめぐりちゃんと小町ちゃんに聞いてみてくれない?』
『今外に出てるから家に帰ったら聞いてみるわ』
『分かったー。じゃあ、パーティーするとしたら私とゆきのんとあと誰にする?』
『小町が知ってるのはあとは戸塚かな?』
戸塚は必要。
戸塚1つでみんなハッピー。みんな笑顔。戸塚1人で世界平和訪れる。
材木座?誰?そんなん知らないよ。
『あといろはちゃんも小町ちゃんに会ってみたいって言ってたよ』
『あー、じゃあ一色も誘うか。まぁでも帰って小町とめぐりに聞いてみないと分からないからな』
『分かったー、聞いたらメールして』
『了解』
小町は多分喜ぶと思うけどめぐりはどうだろうな?
と思いながら八幡は家に帰るのであった。
そして家に帰ると夕飯はもう出来ていた。
「ただいま、はいこれ」
「おかえり、ありがと」
おー、久しぶりの母さんの豪華な飯だな。今日はお祝いだしな。
それに社畜の母さんが早く帰ってきて飯を作ったのもいつも小町が夕飯作ってたから母さんなりの小町への愛情だろうな。俺の時は小町しか祝ってくれなかったが。
そして小町とめぐりも食卓に並び。
「じゃあ改めて小町とめぐりちゃんおめでとー」
「おめでと」
「いぇーい、ありがとー」とテンション高めの小町と。
「ありがとうございます〜」といつも通りのめぐり。
と祝い、ご飯を食べ始めるのであった。
あれ?親父いねぇな。
あの小町にぞっこんな親父がいないのは珍しいな。
「親父は?」
「あー知らん。まだ仕事じゃね?」と母さん
流石社畜。
こんな日も早く帰れないなら俺は働きたくない。
そして飯とケーキを食べ終わりリビングでテレビを見ながらのんびりしている。
あっ由比ヶ浜が言ってたこと聞いてなかったな。
と思い小町とめぐりに聞いてみることに。
「めぐり、小町」
「ほよ?」
「ん〜?」
「なんか由比ヶ浜がお祝いパーティーしたいって言ったけどするか?めぐりは今日会ったばっかりだから嫌だったらいいが」
「おぉー!小町は平気だよ!雪乃さんと結衣さんがしてくれるの?」
「おう、あとは戸塚と一色を誘うって言ってたな」
「戸塚さんは分かるけど、一色さんって?」
「あー、うちの生徒会長だよ。なんか小町に会いたいんだってよ」
「へー」
「えっ?生徒会長?」
「あぁ、めぐり知り合いか?」
「違うよー、私生徒会に興味あるから話とか聞いてみたいなーって思って」
なるほど。中学の時もめぐりは生徒会してたみたいだから興味あるのか。
「そうか、なら一色に言えば色々と話してくれると思うぞ」
「そっかー、あっ私も別に平気だよ〜。今日会った人もいい人みたいだったし」
そうか。
なら小町とめぐりはOKと由比ヶ浜にメールするか。
メールをすると今週末に俺の家ですることになった。
何故俺の家なのかは疑問だが戸塚が来るなら嬉しいからいいかな。