ゲーム小説 幻想水滸伝Ⅱ   作:月影57令

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第27話 エンディング

テレーズ・ワイズメル:後にグリンヒル市長となり、カラヤ族と和解。名市長として、歴史にその名を残す。

 

シン:剣の修行の為に、グリンヒルを離れ、再び戻ることはなかった。

 

エミリア:ニューリーフ学院に戻り、その後、学院長となり教鞭を振るう。

 

アナベル:ミューズ市に戻り、市長として市の復興に尽くす。

 

フィッチャー:アナベルと共にミューズ市へ。アナベルの下で懸命に働く日々。

 

ジェス:デュナン国でリオウの補佐役となる。

 

ハウザー:デュナン国軍の指揮官として、その腕を振るう。

 

フリード・ヤマモト:デュナン国での地位を断り、ラダトの街に戻る。

 

ヨシノ・ヤマモト:戦争中からしていた約束通り、ラダトに戻ったフリードと共に仲良く暮らす。その後、娘を出産した。

 

マルロ:ティント市に図書館を設立、多くの子供達に学ぶことの楽しさを教える。ティント市はその後デュナン国から独立し、ティント共和国となる。その際大臣になった。

 

ギジム:山賊をやめてティント市の市軍長となる。グラスランドでの戦いでその腕を振るう。

 

ロウエン:トゥーリバー市内で料理屋を始め、遊んで暮らしている。

 

コウユウ:時折、マルロの所を訪ねては、“学問”を珍しそうに眺めている。

 

ヒルダ:白鹿亭に戻り、アレックス、ピートと共に幸せな暮らしを送る。

 

アレックス:白鹿亭に戻ったが、今でも“宝探し”のムシが騒ぎ出すことも……。

 

マクシミリアン:戦いが終わった時には、騎士の務めを果たしたとしてその場を去っていた。

 

マイクロトフ:マチルダ騎士団を再建する。その後、騎士団長となることを勧められるもこれを断る。しかし十数年後にはその要請を受けて立派な騎士団長となった。

 

カミュー:マイクロトフと共に騎士団を再建後、故郷である西方グラスランドへと旅立つ。

 

リッチモンド:ラダトの街で、今でも探偵業を続けて居る。

 

アイリ:再び旅の一座に戻り、リオウを想いつつも旅を続ける。

 

リィナ:アイリ、ボルガンと共に旅の一座を率いて、各地を回っている。

 

ボルガン:アイリ達について旅の一座を続けながら、本を読んで勉強を続けている。

 

アンネリー:旅の楽団として旅を続け、今でもその歌声は美しく野に響いている。

 

ピコ:アンネリーと共に旅を続けながら、やはり色んな街でトラブルを引き起こしている。

 

アルバート:旅の楽団を続けながら、クロムで覚えた防具作りの腕前も披露している。

 

タイ・ホー:カクの街に戻って、面白おかしくその日の暮らしを楽しんでいる。

 

ヤム・クー:トラン湖のほとりで魚釣りを楽しんでいる。

 

テンプルトン:世界の端っこを見つける旅に挑戦する。

 

ペシュメルガ:再びユーバーを追いデュナン国を後にする。

 

キリィ:シンダルの謎を追って、トラン共和国の南方、カナカン地方へと旅立つ。

 

ローレライ:キリィを追って、カナカンへ。先回りすることを企んでいる。

 

ツァイ:仕事が終わったので支度金二千ポッチを受け取った。トモに引きずられるように別れた妻のもとに戻って、よりをもどし、家族で暮らしている。

 

トモ:両親を仲直りさせ、満足そうに二人を見ながら暮らしている。

 

ハンナ:何も言わずにグラスランドへと旅だった。

 

ザムザ:デュナン国の魔術指南として軍に残る。性格は変わっていないようだ。

 

ゲオルグ・プライム:“契約“は終わったとして、雲のように行き先も告げずに旅立った。

 

バレリア:率いてきたトラン義勇兵と共に、グレッグミンスターへと戻った。

 

アニタ:バレリアと決着をつける為に勝負を挑むが、再び引き分けとなり修行の旅を再開する。

 

リドリー・ワイゼン:トゥーリバーに戻り、コボルト軍の指揮官を続け後進の指導に当たる。

 

ボリス:無名諸国に留学し、勉学に励んでいる。

 

チャコ:トゥーリバーで、遊び仲間と日々楽しく暮らしている。

 

シド:トゥーリバーの地下通路にある隠し部屋に潜む。

 

ゲンゲン:デュナン国のコボルト部隊の隊長となり、ゲンゲン隊長として活躍する。

 

ガボチャ:ゲンゲン隊長の副官として、一緒に大活躍する。

 

ユズ:デュナン軍が見つけたじいちゃんと、羊のタロウと一緒に家へと帰る。

 

ヴァンサン・ド・ブール:遊学の旅を続ける為にハルモニア神聖国へと旅だった。

 

シモーヌ・ベルドリッチ:ヴァンサンと共にハルモニアへの旅へと出発する。

 

ハンス:デュナン城の防具屋を今でも営んでいる。

 

オウラン:デュナン国に残り、親衛隊長の職を務める。

 

ゲンシュウ:さすらいの旅に戻り、今はどこにいるか知る者はいない。

 

ガンテツ:トラン共和国のクロン寺に戻り、破門を解いてもらい修行を再開する。

 

タキ:トゥーリバーの娘夫婦のもとへ行き、仲良く暮らしている。

 

シロウ:デュナン城の賭博場は、今でも大盛況らしい。

 

テツ:レイクウェストに戻って、デュナン国で一番大きい風呂屋を作ろうとしている。

 

リキマル:仇討ちの相手を探して、再び北へと旅だった。

 

ロンチャンチャン:毎日のランニング、腕立て、スクワット、腹筋は決して欠かすことはない。

 

ワカバ:師匠と共にトレーニングを積み、やがては熊を倒すことを夢見ている。

 

メグ:からくり丸に乗って、ジュッポを追いかける冒険の旅へ出発。

 

からくり丸:メグのわがままに手を焼きながらも、旅を続けている。

 

テンコウ:クロムの村で、静かな生活に戻る。

 

ラウラ:トラン共和国を目指して北へと旅だった。

 

テッサイ:デュナン城の鍛冶屋を営みながら、名剣を打つことを夢見ている。

 

レブラント:“青磁の壺”コレクションを一千個に増やす為に、鑑定屋を続けている。

 

メイザース:クロウリーとの決着をつける為、トラン共和国を目指す。

 

ギルバート:戦いに嫌気がさし、傭兵をやめ妻と子供が待つゼクセン連邦へと戻った。

 

ゴードン:デュナン国にゴードン商会を広める為に今でも頑張っている。

 

ホイ:こそどろから足を洗うことはできず、今でも詐欺などをしている。

 

トニー:ティントの土地に畑を作る為に、額に汗して働き続けている。

 

ハイ・ヨー:“会”の追跡から逃れるために。旅立って行った。

 

アダリー:サウスウィンドゥで発明を続け、近所の人達に迷惑がられている。

 

ジュド:城に残り、守護神の完成を目指している。

 

ジーン:アンテイの町に戻って紋章師の仕事を続ける。

 

カレン:クスクスの街は今でもカレンの踊りを見に来る人が絶えないという。

 

コーネル:一度森の村に戻った後、再び勉強の為、ハルモニア神聖国のクリスタルバレーへ向かった。

 

ルック:戦いは終わり、役目は果たしたとしてレックナートのもとへと戻った。

 

フェザー:戻る所のないフェザーは、今でもデュナン城を守っている。

 

ジークフリード:静かに森へと帰って行った。

 

ムクムク:森で日々を過ごす。

 

ハンフリー・ミンツ:再びクリスタルバレーの、一つの神殿を目指して旅立った。

 

フッチ:ハンフリーと共に“竜”を探す為にクリスタルバレーを目指す。

 

ミリー:ボナパルトにお嫁さんを見つける為に、グラスランドへ旅立った。

 

スタリオン:まだまだ速い男になる為の旅を続けている。

 

モンド:ハンゾウの命を果たしてロッカクの里へと戻った。

 

サスケ:カスミ、モンドと一緒にロッカクの里へと戻った。

 

アマダ:舟を操って群島諸国へと戻って行った。

 

バド:モンスター使いとして、デュナン国に残ってその技能を使っている。

 

ボブ:文句を言いながらもコボルト村で楽しく暮らしている。たまにはデュナン城へ行くこともあるようだ。

 

エイダ:深き森に戻り、防人としての仕事を務める。

 

キニスン:シロと共に、リューベ近くの森に戻ったが、時折深き森を訪ねているらしい。

 

シロ:いつも、キニスンのそばにはシロの姿があった。

 

フリック:トラン共和国戦士の村でお嫁さんと一緒に幸せな生活を送っている。

 

ビクトール:ネクロードを倒し、今度は目的のない旅を楽しむ為に出発した。

 

ニナ:ティルの後を追いかけたが、途中で見失い、学院へと戻って彼が戻ってくるのを夢見ている。

 

シエラ・ミケーネ:蒼き月の村に戻らず、人間の暮らしを眺めては楽しんでいる。

 

カーン・マリィ:バンパイアハンターを廃業して、新しい人生を探し始めた。

 

クライブ:エルザの亡骸を葬った後、ほえ猛る声の組合に戻り、ギルド長の座につく。

 

ビッキー:デュナン国建国のパーティのさなか、シャンパンによっていずこへかテレポートしてしまった。

 

ヒックス:テンガアールと共に、“成人の儀式”の旅を続けている。

 

テンガアール:村の皆に祝福されながら、ウェディングドレスを着てヒックスと結ばれるのを夢見ている。

 

キバ:マチルダ攻略戦において別働隊を率いて、傭兵隊の砦にて戦いその人生を終える。

 

クラウス:デュナン国に残り、シュウの下で軍師としての教えを受けている。

 

カスミ:ロッカクの里に戻ったが、週に一度はグレッグミンスターを訪ねている。

 

バーバラ:今度はデュナン国の金庫番として、国庫を取り仕切っている。

 

ホウアン:ミューズに戻り、戦乱で傷ついた人々の治療を続けている。

 

トウタ:ホウアン先生の助手を務めながら、医術の修行を積んでいる。

 

レオナ:デュナン城の酒場では、客が途切れる夜はないという。

 

シーナ:旅の資金を得ようとトランに戻ったところを捕まり、修行の日々を送っている。

 

アップル:シュウと別れ、旅行を再開した。

 

シュウ:デュナン国の中心として腕を振るいながらも、静かな暮らしに戻りたいと思っている。

 

ナナミ:ティント市国の山道でリオウを守って命を落とす。

 

ジョウイ・ブライト:ブライト王家最後の人間として、天山の峠で死す。

 

リオウ:デュナン国のリーダーとしてその務めを果たしている。

 

テッド:親友と共に過ごす日々。

 

グレミオ:ティルに付き従う。彼から「いい加減身を固めたら?」と言われ軽くショックを受ける。

 

ティル:自分の戦いは終わったとして、グレッグミンスターのマクドール家に戻った。レパントが大統領の地位を譲ろうとするので困っている。

 

 

     §

 

 

 ジョウストンの丘。あいつが疑問を抱いたというこの場所で、俺は国のリーダーになろうとしていた。各市国の代表が俺を見つめている。デュナン国。それがこの地に打ち建てられる新しい国家の名前だ。後世、デュナン統一戦争と呼ばれる戦争の後に興った国。

 

「リオウ殿……」

 

「リオウ……」

 

 皆が、市長達が俺を見つめてくる。戦争の途中で言われたっけな。俺が皆の希望なんだって。信じられないと思っていたそれが、今は素直に信じられる。

 

 そうして、俺はデュナン国のリーダーとなった。ただの少年だった俺が、国のトップになったのだ。戦いの日々は去った。だけど、失ってばかりの戦だったな……今も、何かを手に入れたという感覚はない。平和は手に入れるというより、これから築いていくものだし……。

 

 ――それでも、残るものはあるよな。

 

 そんな自分の言葉が思い出される。そう、だな。なにかは、残るよな。きっと。

 

 

 

 国が建立した後、俺は様々な政務に振り回される日々を送っていた。まず行うべきは治安の悪化を食い止めることだ。特に旧ハイランド王国の土地では、元王国兵の略奪などが発生しているという。軍を派遣してそれを止める。ブライト王家が失われて旗頭が存在しないとはいえ、反乱の兆しはそこかしこにある。

 

「――ということでございます」

 

 報告してくれるのは、ティルさんが専属契約していた忍者、カゲだ。まだ契約日数は残っているから、デュナン国のリーダーになった君に従うよう命じた、と言ってティルさんは彼を俺の下につけてくれた。彼の能力はとても高く、すでに幾度もの反乱を事前に差し止めることができていた。

 

「リオウ様、こちらが例の件です」

 

 俺の補佐をしてくれるようになったジェスさんが書類を差し出す。これは……ああ、あれか。あのゲス、トラン共和国で捕まったんだってな。明日こっちに護送されてくるから、デュナン国で裁くのだ。まあ数十人単位の少年兵虐殺に加担したんだ。まず死刑は免れまい。小さい子供の妹さんを治療させる為にグレッグミンスターへ行ったようで、それは確かに達成できたようだが、俺がトランにも指名手配の連絡をしていたので御用となったってわけだ。

 

 しかし、こう事務作業ばかり続くと体がなまるというか固まるというか。俺は少しばかりの時間をもらって街を散策することにした。

 

 ――ふと、過ぎ去った日々を思う。死んでしまった姉と、殺してしまった親友のことを。俺は、一人になった。だけど、

 

 全てを失ったように見えても、残るものはある。そう言っていたな。俺に残ったものがなんなのか、それはまだわからない。だけど安心してくれ、ジョウイ。俺はお前と誓った平和を守ってみせる。きっと。ずっと。

 

 すぅーっと息を吸い、はぁーっと吐く。遠い夕焼けが見える。何もかも全て遠い日のこと。彼方へと消えていく思い出。

 

 その中で、でも俺は生きている。

 

 ――まだ、生きている。

 

 

     §

 

 

「……どうか、されたんですか? ティル様」

 

「いや、なんでもないよ。なんでも」

 

 そう言って微笑むと、彼女の表情も穏やかになった。ああ、こうして屋敷でのんびり過ごすのっていいなぁ。

 

 ふと、彼のことを思い出す。彼は元気でやっているだろうか。最後に別れたのはあの峠で、それ以降は会っていないが、噂は色々と届くものだ。それを聞く限りでは壮健そうだけど。

 

 ――いっそのこと、国のリーダーなんて断って旅にでも出てみるかい?

 

 そう聞いたあの時のことを思い出す。それに少しだけ笑ってから、

 

 ――いえ、俺はしばらくリーダーを続けようと思います。

 

 心配してくれてありがとうございます、と言った彼。平和をもたらした彼が、幸せに暮らしているといいな。そう思う。

 

 僕も、これからはのんびりと暮らしていこう。普通の人生を、ゆっくりと。

 

 ――頑張って生きてみなよ。そして元の世界への執着を捨ててくれ。

 

 頑張ったよ。僕は。僕なりに、だけれど。もう元の世界への執着は薄れている。僕は、この世界で生きていく。ずっと――。

 

 

     §

 

 

 そして、

 

 いつか、

 

 ある時。

 

「これにて休戦は成立致しました。ありがとうございます」

 

「私らとしても嬉しいよ。できれば長く続いてくれることを願おう」

 

「ひと時であっても、平和は尊いものだ」

 

 そんな会話が、世界のどこかでなされていた。それを密かに聞いていた者は、三度目の幻想の物語、それが始まらなかったことに安堵していた。

 

 夕焼けの草原に、穏やかな風が吹いていた――。

 

 

 

 fin

 

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