ハイスクールD×D 〜鬼を継ぐもの〜   作:ルルガルウ

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ルルガルウです。
第21話、投稿していきます。

今回、何が起こったのかネタ多めです。

では、どうぞ。


第2章 戦闘校舎のフェニックス
第21話 新たなる仲間


「よう、ミツ!その様子だともう大丈夫みたいだな!」

「おう、イッセー。まあ、一昨日までの入院は念のため、ってことだったしな。」

 

満が病院に担ぎ込まれた4日後。

土日を挟んで月曜日。無事退院した満は、学校に登校することができていた。

 

「よーっす、サマー。あんた先週まるまる入院してたんだって?何があったってのよ?」

「ん?ああ、桐生か。あーちょっとな。季節外れの食中毒だ。5日ほど病室に隔離されちまったよ。」

「ほほう。5日間も入院するなんて、一体何を食べたのかしら。気になるわね。」

「い、いや、牡蠣を貰ったんで焼いて食べたんだが、十分に火を通してなくてな。ノロだよ、ノロ。」

「馬鹿ねー。あんたってそこんとこしっかりしてた気がするけど?」

「レ、レアが好きでな。その所為だ。」

 

ふーん、とジト目でこっちを見る女生徒、桐生(きりゅう) 藍華(あいか)に、冷や汗を流す。

 

(ち、ちょっと無理があるだろ、この言い訳…)

 

病院側が、というかリアスが考えた言い訳に、満は脳内で文句を言う。

 

「ま、あんた前も腹痛になってたし。気をつけなさいよ。」

「お前は俺のおかんか。」

「んもーウチの子は胃腸が弱くて〜。仕方ないでちゅね〜。」

「よし、それは俺に喧嘩売ってるんだな?そうなんだな?」

 

いつも通りのコント混じりな会話を続ける2人。満はこの生徒とも去年からの友達だ。

桐生も変態3人組と負けず劣らずの変態で、言わば、"女版イッセー"だ。

自分にはつくづく変な友人ができるらしい、と満は内心で苦笑する。

 

「よう、ミツ!お前入院してたんだって?」

「アレだろ、○○○○(自主規制)しすぎだろ?」

「よーし、お前らも俺に喧嘩を売りたいらしいな。面白いヤツらだ、気に入った。殺すのは最初にしてやる。」

 

続いて、変態3人組の残りの2人、松田(まつだ)元浜(もとはま)も学校に復帰した満に話しかけてきた。

だが、その内容があまりにも下品だったので、満は青筋を浮かべつつニッコリと2人に笑いかける。

その表情に冷や汗を浮かべ、慌てて満に冗談だと伝える。

 

「じ、冗談だって!ミツ!」

「そうかそうか、で、どっちがいい?逆さまに地面に落とされるのと、裏拳を顔に食らうのと?」

「ま、まあまあ落ち着いて…」

「問答無用。」

 

予鈴が鳴り、担任が教室に入ってくる。

 

「ええ、SHRをはじめます。…と、松田君と元浜君はどうしたんですか?机に突っ伏してますけど。」

「起こさないでやってください、先生。彼らは死ぬほど疲れてるんです。」

「え、ええ…。それと、退院おめでとうございます、左馬君。」

 

 

□□□□□□□□

そう言って、出席を取っていく。

いつも通りの日常が始まったことに、内心でホッとする満。

と、ここで、担任が、

 

「今日は皆さんにこのクラスの新しい生徒をご紹介します。入ってきてください。」

「は、はい!」

 

そう言って入ってきたのは、長い金髪の女生徒。

 

「あ、アーシア・アルジェントと申します!この度、この学校に転校してくることになりました。よ、よろしくお願いいたします!」

 

緊張しているのか、ぎこちない様子ながらも自己紹介をするアーシア。

 

「うおっ、かわええ!」

「ホント!お人形さんみたい!」

「何あの金髪!?本当に透き通ってるみたいに綺麗!」

 

途端にやいのやいの騒ぎ始めるクラスメイト。

ちなみに松田と元浜は撃沈しているのでもちろん変態的なセリフは飛び交わない。

 

「そ、それと、イッセーさんのお家にお世話になってます!ど、どうかお友達になってください!」

 

そう言ってメガトン級の爆弾をクラスに投下しながらぺこりと頭を下げるアーシア。

当然教室はシーン…となる。

パクパクと口を開けるが何も言えない一誠。

ヒュウ、と口笛を鳴らす音が聞こえた。

 

「そうかい、ま、よろしく。」

 

口笛を鳴らした生徒、満はそう言って挨拶したが、内心で大爆笑していた。

 

(アーシア、早速仕掛けたな?)

 

実は入院中に見舞いにアーシアと一誠が来てくれた時、アーシアの一誠に向ける視線でアーシアの好意を一発で見抜いた満とレイナーレは、一誠にジュースを買ってきて欲しいと千円札を渡して病室を追い出す。

その後を追おうとしたアーシアを呼び止め、アーシアの好意について言及。

レイナーレと2人してアーシアの恋愛相談に乗ったのだった。

 

ちなみに、レイナーレは同じ恋する乙女として。

満は友人(イッセー)に幸せになって欲しいという建前の弄りネタを増やすために。

 

そこで、満はアーシアにこんなことを言っていた。

 

『いいか、アーシア。イッセーは確かにエロ根性が凄いが、それさえ抑えればただの熱いワイルドなイケメンだ。それに周りの女が気づけばアイツを放っては置かないだろう。つまり、今がチャンスだ。徹底的に周りを牽制し、外堀を埋めるんだ。それと、イッセーのお袋さんにきちんと気に入らられとけ。多分アーシアなら普通にしてるだけで大丈夫だ。気に入られるなら母親だ。いいな。』

 

それに大真面目に頷いたアーシアは、気合を入れて一誠攻略に乗り出すのだった。

 

(やけに親身じゃない、満。)

アイツ(イッセー)の幸せを思えばこそだ。)

 

教室が怒号で溢れる中、姿を消した小さな少女が、満に耳打ちする。

 

(その心は?)

(恋する乙女に翻弄される(バカ)って面白くない?)

(最低。)

(ありがとう、最高の褒め言葉だ。)

 

そんなやり取りを交わしつつ、ニヤリとする満。

しばらくは退屈しなくて済みそうだ。

 

 

□□□□□□□□

「ミツ…。オレはもうダメだ…」

「なんだ、今更気づいたのか?そうだな、お前の学校の成績はどう頑張っても…」

「そうじゃねーよ!ああクソ、浜田と元浜のやつ、本気でプロレス技をかけてきやがって…」

「ご、ごめんなさいイッセーさん。その、あんなことになるとは思わなくて…」

「い、いや、アーシアは何も悪くないんだ。悪いのはあいつらで…」

「そうだぜアーシア。アーシアは何も悪くない。」(効果はバッチリだ。よくやったアーシア。)

(ホントですか!)「な、ならいいんですけど…」

 

会話を交わしつつ部室へ向かう満たち3人。

部室へ着くと、その主が笑みを浮かべて待っていた。

 

「ようこそ、オカルト研究部へ。歓迎するわ、盛大にね。」

「はい!よろしくお願いします!」

 

元気よく挨拶するアーシア。

思い思いに挨拶をかわすオカ研の面々。

 

「っと、こちらも挨拶しておかなくちゃな、麗那(れな)。」

「はぁい。まったく、忘れられたのかと思ったわ。」

「おっ、鋭いな。御察しの通り、忘れてた。」

「後でわさび鼻にぶちこむからね。」

 

おおこわい、と肩をすくめる満を横目で睨みつつ、レイナーレ改め麗那(れな)と名を変えた少女が風を伴って現れる。

 

「ごきげんよう、オカルト研究部の皆様。私、堕天使のレイナーレ改め、鴉天狗の麗那、と申します。以後お見知り置きを。」

 

と恭しく一礼をする麗那。

 

ちなみに、ここで以前のように大爆笑すると本気でわさびを鼻にぶちこまれるので、満は目を閉じて黙していた。

 

「へぇ、これが…」

「鴉天狗、ですか…」

「見た目は堕天使と変わらないのですね。」

「それは、元が堕天使ですから。」

 

話し合う麗那とオカ研メンバー。

 

その間にと、アーシアにまたコソコソと吹き込む満。

うんうんと頷くアーシア。

それを見て気が気でないイッセー。

 

それぞれ、思い思いに過ごしていた。

 

□□□□□□□□

その日の晩。

リアスは、とある女性と対峙していた。

 

「いい加減になさってください。最早決まってしまったことです。」

「嫌よ、誰があんな男となんか。私の相手は私が決めるわ。」

 

氷を思わせる、冷たい眼差し。

凍てつく美貌を持つ、美しい女性だった。

 

「グレイフィア、あなたならお兄様に言ってくれるでしょう。あの男とだけは嫌なのよ。」

「それはできません。私は、与えられた務めを果たすのみです。」

 

グレイフィア、と呼ばれた女性は、リアスの嘆願に首を横に振る。

キッ、と睨みつけたリアスは、

 

「こうなったら…」

 

と悪魔の転移陣を使って何処かへと消えていった。

女性はため息をつくと、

 

「無駄ですよ、リアス様。これは運命。決まっていることです。」

 

と呟き、リアスの後を追って転移した。




如何だったでしょうか。

レイナーレの新しい名前、麗那(れな)。
これは、提案していただいたお名前の読み方とレイナーレ本人から決めた名前です。
レイナーレ、の一文字目と三文字目を取った形になります。
この場でレイナーレの名前のアイディアを出していただいたお二人に、感謝申し上げます。

さて、またなんだかキナ臭くなってきました。
これからどうなっていくのでしょうか。

それでは、また次回。それまでごきげんよう。

あとがきを修正しました。
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