東方人妖伝 ~FantasyTownshipDaily~ 作:通りすがりの人妖
第一話(???) かあちゃんと紫と名も無き妖怪
「ねぇ、あなたが最近人里で大食いしている『
倖喰い妖怪、ほぼ黒髪だが少し白い髪が混ざっており、ボロボロの白い服を着ていて、下は黒い半ズボン。両腕に黒く大きい腕輪を付けている。
――――ここは幻想郷、忘れられし者が集まる隔離世界
「誰がそう読んでいるのかはしらねぇが、確かに俺は倖を糧にし、生きる妖怪だ。
「名前は?名前ぐらいあるはずよ」
――――昔々、ある幻想郷に、名前の無い妖怪がいたそうな
「名前?んなものねぇよ。だから『倖喰い妖怪』って呼ぶんだろ?」
「そうね、人里に住む人間は貴方を恐れてそう呼ぶわ。人の幸せや不幸、倖を喰い生き永らえる妖怪。」
「あってるよ、それで。恐れているのは人間の勝手だろ?俺は名前すらわからねぇんだよ。そういう名で呼ばれるだけで嬉しいよ。」
「でもあなた
その妖怪の座っているところ、その周りは人間の骨塗れになっていた。
----これは、まだ霊夢が幼くて、倖喰い妖怪に名前が無かった時のおはなし
「そうか、でも・・・喰わないと生きて行けないんだ。」
妖怪は悲しそうにそう言う
「この前、ルーミアという妖怪も喰いすぎて、博麗の巫女(後の先代の巫女である)にこっぴどくやられたのよ」
「ふぅん、それで?そのルーミアみたいになりたくなければ喰うのを止めろと?」
「まぁ、簡単に言えばそういうことね」
「嫌だね、そのルーミアっていう奴が弱かっただけだろ?」
「いえ、あの娘はとても強かったわ。あなたと同じくらいに」
「そうか、いつかそいつとも戦ってみたいな、さぞかし幸せなんだろうな」
「・・・なら、今でもいいかしら?」
「!?」
妖怪には底知れぬ不幸と幸せ、そしてその巫女の闇が一瞬見えた。
「こいつね、最近人里で話題が持ち切りの妖怪は。」
現れたのは、赤白を基調とした巫女服で、巫女服の下に黒いアンダーウェアを着ているが巫女とは思えない物、賽銭箱を被っている。
「こいつかその強い奴ってのは」
「紫、後は私に任せなさい。妖怪退治よ!」
その巫女は妖怪の言うことを無視して、御札を持ち構えた。
「そのつもりよ、後は任せたわよ。」
といい、紫はその場から消えた。
「・・・無視をするなぁぁ!!」
妖怪は怒り、巫女に殴りにかかった・・・
「はい、終わり。」
巫女は妖怪を片足で踏みつけながら、手をパンパンと払った。
「俺が、こんな人間に負けるなんて・・・」
妖怪の顔には、悔しさと怒りが入り混じっていた。
「はぁ、妖怪退治も疲れたわ」
「・・・巫女はそれを生業にしているんだろ?」
「だけど、面倒くさいんだもん」
「巫女が妖怪退治に来て退治しないなんて前代未聞だな」
「あなたもそう言うのね、ルーミアもはじめはそう言ってたわ」
巫女はどこか遠くを見るようにどこか悲しそうに言った。
「・・・お前の名前は?最後に聞いておこうか」
「あら?いつ誰があなたを殺すと言ったの?それにみんなは『かあちゃん』って呼ぶわよ」
「そうか、かあちゃんか。いい名前だな。」
「そりゃそうよ、
と、手でピースをした。
「子供がいるのか?」
「まぁね、拾った子供だけどね」
また、悲しそうに言った。
「お前は幸せか?」
「え?・・・うん、今は・・・とても」
「良かったな・・・それで、殺らないならどいてくれないか?」
巫女は未だに妖怪の腹を踏んでいた。
「あぁ、ごめんなさい。」
本当に巫女なのか?というぐらい本当に申し訳なさそうにどく。
「それで?あなたの能力と名前は?」
かあちゃんが妖怪に聞いた。
「・・・無い、名前は・・・無い。」
「ふぅん、そう。能力は?」
そんなに気にならないのかすぐに流して二つ目の質問を聞く。
「あぁ、能力か・・・それは・・・」
次回へ続く!!!
おはようございます、こんにちは、こんばんは。まなゆうです。今回からついに第一伝が始動しました。今回も短いですが・・・。二話目以降は第四伝(本編)が進み次第また、投稿していきたいと思います。時系列が狂ったりするのが怖いので・・・。それでは!アディオス!!