東方人妖伝 ~FantasyTownshipDaily~   作:通りすがりの人妖

10 / 18
今回もハゲています。ハイ、内容が薄いです。

そろそろタグに「約3千文字という名のハゲ」という意味が分からないタグをつけたいと思う此の頃。
(髪が薄いと自負している方、真に、もうしわ毛、ございません。)


第九話(寿菊編) 俺の光とアイツの闇ともう一人の俺

「愛優っ!!」

 

霊夢が尋常ではない出血をして、倒れている愛優を見て叫びながら愛優のもとへ行く。

 

「そんなっ愛優!?」

 

紫は自分が逃げたせいで、愛優の怪我が深くなってしまったことに悲しむ。

 

「誰にやられたの!?ねぇ!ねぇ愛優ってば!」

 

霊夢は必死に愛優を揺すり、状況を把握しようとするが中々目覚めない。

 

「・・・速く!永琳を呼んできて!!紫!」

 

霊夢は愛優の怪我の量を見て、命の危険を察した。

 

「わ、分かったわっ!」

 

と、いいスキマで呼んできた。

 

「今日はもうかえt・・・ゑ?何でここにいるの?」

 

永琳はいきなり中庭に呼ばれたことに驚き、今しなければならないことを把握するのに一秒かかった。

 

「とりあえず速く愛優の手当てを!」

 

霊夢は『ここにいる』と言いたげのように、永琳を呼ぶ。

 

「う、うん。それで?何でこんなことに?」

 

永琳は診ながら、経緯を聞く。

 

「そんなの私は知らないわよ、それは紫がしってるんじゃない?」

 

霊夢は、紫のほうを見ながら答える。

 

「それは、病室で会話していると愛優の胸から・・・」

 

紫は自分が知っていることを話した。

 

 

 

 

「とりあえず、一命は取り留めたわ。愛優が目覚めても絶対に動かさないようにね」

 

永琳が厳しく注意する。

 

「うん、ありがと。目覚めたらきっちり話しを話させるわ」

 

霊夢が寝ている愛優をまじまじと心配しながら見ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――そして、二週間が何事も無く過ぎてやっと愛優が起きた。

 

「それで?ちゃんと倒したの?」

 

紫と霊夢がやっと起きた愛優に話を聞く。

 

「倒した、というより殺した。ちゃんと息の根が止まっているはずだ」

 

愛優がほっとしたように話す。

 

「そうなの?でもその死体が無かったわよ?」

 

紫が重要なことを聞く。

 

「あぁ、それなら大丈夫だ。死んだ瞬間に灰になったはず」

 

「さっきから、『はず』ばっかで曖昧じゃないかしら?知っていることは全部教えてちょうだい」

 

紫は変な目で愛優を見つめる。

 

「そ、そうだな。アイツは、容姿だけで見れば紫も分かるとは思うけどアレは昔の俺だ。」

 

「だけど、昔の俺(・・・)よりは強かった。しかも俺のスペルカードで黒い剣を出した時に、剣は黒かったが腕に巻かれるはずの光と闇がほぼ光しか無かった。俺のスペルカードである『光と闇の紛い物』で使うエネルギーは心の器の色にある光と闇の量が近ければ近い程、質が上がる。心が安定していればしているほど質が上がる。だけど、アイツもほぼ闇しか無かったんだ。」

 

紫と霊夢は愛優のスペルカードを知らずに聞いていたので少し、話がちんぷんかんぷんだった。

 

「う~ん、つまり、愛優の中にある闇をほぼ寿菊と一緒に持っていったってこと?」

 

霊夢が難しそうに首を傾げながら、愛優に確かめる。

 

「そうだな、簡単に言えばそうなるな。だけど、まだもう一人の俺がいるんだ。そいつを潰さない限り、俺の中の異変はおわらねぇ」

 

「・・・」

 

紫は何も言わずに愛優と霊夢の会話を聞いている。

 

「それってどういうこと?」

 

「あぁ、それが分かるには多分まだ先になると思う。」

 

愛優は腕を捲くり、誰にも見せないように腕の関節にある、ほくろにしては大きすぎる黒い点を見ていた。

 

「どうしたの?腕なんて見て?」

 

霊夢が不思議そうに愛優を見る。愛優はみせまいと、捲くっていた袖を戻す。

 

「いや、何でも無い。ただほくろがあっただけだ」

 

ある意味あってはいるが、ほくろでは無い。愛優はこれ以上心配はかけさせまいと偽りの嘘を言った。

 

「・・・ならもう2週間はここにいることね。」

 

紫はそういいながら、スキマで帰っていった。

 

そして、部屋には霊夢と愛優だけ・・・

 

 

「・・・俺が寝ている間に、何かあったか?」

 

愛優は霊夢と目を合わせようとせずに気まずそうに話しかける。

 

「いいえ、何も無かったわ。依頼なら少し来ていたけどね」

 

霊夢も愛優の顔を見ようとせずに返す。

 

「そうか、依頼もあるからな。早く退院しなくちゃな」

 

(気、気まずい。いつも二人で家で居ているがこの状況はわけが違う。霊夢が俺のところに来ているわけだから会話が無ければ、本当に気まずい)

 

(ど、どうしよう・・・大して話すことが無い・・・)

 

「・・・そういや、その依頼って何かないか?」

 

「そうね・・・魔理沙が来ていたわ。入院したって言ったら凄くビックリしていたのを今でも思いだすよ。」

 

「そうかどうせ、ヴワル図書館に一緒に行こうって依頼だろうな。それで本をかりる(盗る)のを手伝わせるために、連れて行くっていうわけか。アイツには依頼より修行だな」

 

「はぁ」と愛優はため息をしながら言う。

 

「どうせ、そんな依頼だろうけど他もそんなものよ」

 

霊夢は「えぇ~と確か~」と思い出しながら、依頼を言う。

 

「確か、にとりからとか、聖のところとか・・・」

 

「にとりは聞いたことがあるけど、ひじりっていうのは誰なんだ?」

 

「そっか、聞いたことなかったのね。聖(ひじり)白蓮(びゃくれん)よ、命蓮寺の僧侶よ。そして魔法使いだったの、そのせいで封印されたのだけどその異変のときに封印が解けちゃって。まぁ、悪さをする奴ではないし今はほっといているけどね」

 

「ふぅん、魔理沙と同じか。魔理沙もその異変に?」

 

「そうよ、そのときに聖に気に入られたみたいだけどね。」

 

「それで?その依頼の内容ってのは?」

 

「あぁ、余り承って欲しくないんだけど信仰集めの宣伝だって・・・」

 

霊夢も博麗神社の巫女だ。だから信仰を取られるのは嫌で、悲しそうに言う。

 

「そうか、すまないがその依頼は承るよ。聖さんのとこに言っておいてくれ。大丈夫だよ、帰りに人里に宣伝しておくからよ」

 

と、いい霊夢の頭を撫でる。

 

「うん、宣伝は嬉しいのだけど私も一応乙女なんだから頭を撫でるのは止めてくれない?その・・・誰かに見られていたら恥ずかしいし。」

 

けど、霊夢は愛優の手を退けようとしない。

 

(何このツンデレは・・・?)

 

愛優は白い目をしながら手をのけた。

 

(ニヤニヤ二ヤ二ヤ)

 

兎詐欺(てゐ)と兎(鈴仙)と永琳がニヤニヤしながら、こちらを見ていた。

 

 

(ゴォン!!!×3)

 

という音がなり、3人はたんこぶをつけたまま戻っていった。

 

「うん、誰も見ていなかったわ・・・」

 

といい、襖を閉めて椅子に座る霊夢。

 

「・・・すまんな、変なところを見られたな・・・」

 

愛優は申し訳なさそうに霊夢に謝る。

 

「え?何がよ、誰かに見られてた?」

 

霊夢は、満面な笑顔で聞いてくる。

 

(見られてたの無かったことにしてるぅぅぅ!!!)

 

と、愛優は白目をむきながら心の中でサイレントツッコミをかます。

 

「そ、そうだな変なこと言ってすまんな」

 

愛優もしょうがなく乗って、無かったことにする。

 

 

 

 

気づくともう、夜になっていた。

 

「それじゃあ、もう帰るわね。」

 

霊夢は、帰る準備をしている。

 

「そうか、もう夜か。気をつけろよ・・・ってのは愚問だったな。」

 

愛優は笑いながら手を振る。

 

「うん、それじゃあ」

 

といい霊夢は帰って行った。

 

(少し寂しいなぁ)

 

(さっきまでは、みんなが俺が起きていたら傍に居てくれていたけど、今はもう一人だ)

 

愛優は寝ながらそんなことを思っていた。

 

 

***

 

 

(確かに・・・今は一人だね。しかし、俺は一人だけ(・・・・)じゃないだろう?愛優)

 

(誰だ?お前は)

 

(俺は愛優だ。誰だ?という質問こそ愚問だろ?)

 

(・・・お前か、愛優。後、お前を殺せば異変は終わる。あの日から始まった異変が終わる。)

 

(終わらないよ、異変は。俺たちが生き続けている限りね)

 

(いや、終わるさ。お前を殺して、怪我を治してまた依頼をこなす。)

 

(そっか、ならこれは言っておくよ。俺は俺だ、俺はお前だ、お前はお前、お前は俺だ。愛優だ。)

 

(いつか、出てきたら絶対に殺すからな、俺よ。)

 

(まぁ、負けないけどね。)

 

 

 

***

 

「起きてください。診察の時間です。」

 

(バシンッバシンッ)

 

鈴仙が寝ている愛優の顔を往復ビンタをして叩き起こす。

 

「痛い痛い痛いってば!!なんだよ朝っぱらから!!」

 

愛優は寝起きなのに真っ赤なほっぺを触りながら、鈴仙を睨む。

 

「朝って、何寝ぼけているんですか?(笑)もうお昼の十二時半ですよ?」

 

愛優は時間を確かめる。

 

「あ、本当に十二時半だ。っていうか起こし方雑くない!?」

 

愛優は未だに真っ赤なほっぺをさすっている。

 

「昨日の復習がてらに、師匠がどんな起こし方でも構わないから起こしてきて欲しいって言ってたので」

 

「だからってそれは酷いと思うんですけど。しかもやったの俺じゃなく霊夢だし」

 

愛優はベッドから降りながら、文句を言う。

 

「まぁ確かに、でも手加減はしましたよ?師匠がまた寝たらだめだからって調度死なない程度にやれってお願いされたので」

 

鈴仙と愛優は部屋を出て、永琳のいるところへ歩く。

 

「師匠か!?お前の師匠が悪魔なのか!?」

 

「いいえ、月の悪魔です。」

 

「悪魔ってのは否定しないのな・・・」

 

 

 

 

診察はキングクリムゾンでっ!!(つまりカット)

 

 

 

 

「それで、まぁたこの状況ってわけね。」

 

愛優はまたため息をつきながら、寝ようとする。

 

鈴仙もため息をつきながら、椅子に座る。

 

「・・・暇なのか?お前」

 

「いいえ、ただここに居るだけよ。」

 

鈴仙がきっぱりと答える

 

(可愛くねぇ奴だな・・・)

 

(少しからかって見ようかな(笑))

 

「なぁ・・・」

 

「何よ・・・」

 

「お前って好きな奴とかいるのか?」

 

「ふぇっ!?な、何よいきなり!」

 

顔を真っ赤にしながら驚いている。

 

「やっぱいるのか?」

 

「い、いないわよ。っていうかもしいてもアナタには言わないわよ!」

 

愛優は変な性格?でこういう少し生意気だと感じたら、からかって、顔を真っ赤に染め上げることが好きなのだ。

 

「そうか、そうか、いるのか~」

 

「いないっていってるでしょ!!」

 

(バシンッ)

 

「痛いってそれ、何なんだよ!ビンタいてぇよ」

 

愛優はまた真っ赤なほっぺをさする

 

 

 

次回へ続く!!

 




もうすぐで春ですね!!え?気が早い?だって、もう頭の中で春告げ妖精が飛んでいるもの。

まだ、愛優は入院していますが次回からは、退院後の話になっていきます。つまり日常ですね。頃合を見て、下手なバトルものを入れたりしていきます。ぜひ評価やコメント、お気に入り登録をしていってください。
二月は作者の誕生日がありますので、気合を入れてどんどん上げていきたいと思います。しかし、投稿ペースは約3、4日から約4、5日投稿にしたいと思います。
思いが多いですがどうか、続きも見てやってください。(サブタイがもろ中二病ですね本当にありがとうございました。)







  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。