東方人妖伝 ~FantasyTownshipDaily~ 作:通りすがりの人妖
今はもう、7月の中盤。春や梅雨が過ぎて暑さが日に日に増してくる中で夏が来る間際である。そんな中、愛優は妖力を妖怪として使い方を知っているのは当たり前だが今まで無意識に使っていたのだ。そこで、紫に今一ヶ月間修行を命がけ(笑)でしていた。
愛優は今眠っている。すご~く深い眠りについている。いつものように本当に妖力を使うための修行なのか?と思うぐらいどうでもよさそうな修行をしていた。いつもは修行をして、昼飯食って修行、そして夜ご飯を食って風呂入って寝る。そ~んな普通の合宿みたいなことをしていた。
(あ~あ~起きて~、俺の事知っているかな?)
何者かが愛優の夢の中で囁く、愛優は現実では起きてはいないものの、夢の中でハッキリと意識だけが起きた。愛優は暗い空間の中で眠りを妨げる者を寝ぼけながら見つめる。そこには、赤髪でどこか愛優に似た顔つきだがずっとニッコリしている。
(誰だ、俺の睡眠を邪魔するものは)
愛優はその存在に気づき、何千年ものの眠りから覚めたボスみたいな口調でそいつに向かって言った。
(やっと気づいた~、えっと俺の事知ってる?)
そいつは首を傾げて自分の顔に指を指しながら聞いて来る。
(知ってるも何も、お前俺そのものじゃねぇか。自分に自分は誰かって聞かれている気分だよ。それで?何時出てくる気だ、俺)
(いや、俺だけど俺の事俺って呼ぶの止めてくれない?おr…愛優)
(俺こそ俺に俺って止めてくれない?いい加減ややこしいから、作者でさえこんがらがってるから)
(メタいなぁ~、作者の頭はもう致命傷なんだから、作者のことより自分の事を気にしろよ)
そいつは少し目つきを悪くしながら愛優のことを見る。いうとおり愛優の周りに物凄い量の槍が宙を浮きながら愛優に刃を向けている。
(確かに、そうだな。作者の体のことより自分のこと気にしたほうがいいかもな…最後に冥土の土産として知りたいことがある。てめぇ誰だ?)
愛優は諦めたように崩れ落ちてそいつに聞く。だが愛優の目は死んでいない、というより獲物を見定めたような厳しい目をしてそいつを見る。
(そっか、いいよ。でも俺が行くのは冥土じゃないよね?×××××××だよ?)
といいながら手を上に翳す。
(いいのかよ…もう一度そんな所に行けるのか?最高じゃねぇか。)
(そうだね…それじゃあ言うよ俺の名前は××××だッ!!)
そういいながら翳した手を振りかざした瞬間、槍が中央に居る愛優目掛けて飛ぶ。そして少しばかりの血しぶきと衝撃による煙で愛優が隠れた。その血しぶきを見た瞬間、××××はニヤッと笑ったような顔をしたが、
(
愛優は、いつの間にか××××の真横に周り、出せる限りの妖力を込めて拳で顔を殴る。愛優の予想ではぶっ飛ぶはずだったが、××××はその場から一歩を動かずに愛優の勢いが残って伸びている腕を掴み、遠心力でそのまま投げようとする。しかし、愛優は意外な出来事にも関わらず、投げようとしている××××の腕を全身を使い、しがみ付いて腕十字がためを仕掛けた。
(うっとぉしぃなぁ~離せよ。)
××××は痛いとは全く感じずに腕に必死にしがみ付く愛優の顔に膝蹴りをかます。愛優の顔に膝蹴りが直撃してぶっ飛ぶ。
(ぐはっ!)
愛優がぶっ飛び、直ぐに××××のいる場所を確認しようとするが前を見たときにはすで
(妖力を使うっていうのはこういう事だ~よッ!!)
そういって××××の拳骨が愛優の顎に当たり、また真上に愛優が飛ぶ。
((どうする…!?あぁ、ヤバい。頭がまわらねぇや。脳震盪起こしやがった。))
愛優が最頂点まで飛んで落下しようとするのと同時に既に飛んでいた××××は愛優に踵落としを鳩尾にかまして、愛優は大吐血をして地面と思われる所に叩き落される。愛優の意識が遠のく最中、××××が振り返り、違う場所で歩いていく。
(ま…待ちやがれ…)
(
そういって、どこかに行くと同時に愛優の意識が完全に途切れた…
「う~ぅん、待て…待ちやがれぇ」
愛優は仰向けで寝ながら手を上に翳して何かを掴むように動かしている。紫はベッドで魘されている愛優を見て、ため息をしてその手を握る。
「ほら、もう朝よ起きなさい」
紫はそういって、手を掴んで引き上げて愛優を起こす。愛優は寝起きで紫の手を離して目を搔いて目脂を取る。
「あ~、おはよう?紫、俺を起こすとかお前は俺のオカn・・・ぐはっ」
紫はオカンといい終える前に愛優に朝の拳骨(笑)をまだ冴えない顔にあげた。すると愛優は目がきっちりと覚めた。
「あぁ、俺は何をしていたんだ?妙に頭がヒリヒリしているが紫、何かあったのか?」
紫の拳骨で記憶が飛んでしまった愛優を見て紫はまたため息をつく。愛優は意味も分からずため息をする紫に首を傾げる。
「もう朝御飯の用意はできてあるわよ。顔洗って歯磨いてきなさい」
そういって部屋を出て行く紫を見て、愛優はお前は俺のオカンかと言おうとしたが、言ったら駄目だと本能的に察したため寸での所でその言葉を飲み込んだ。
愛優は紫に言われたとおりに顔を洗って歯を磨いて紫達が用意した朝御飯のあるリビングへと向かった。
「え~と~、俺のためのご飯はどこにあるんですか?もしこれが今日のご飯なら泣いて死にますけど」
愛優は椅子に座り、目の前に用意された御飯は肉塊であろうものが粉々にしてかけた肉塊御飯と、豆腐の代わりというか豆腐に見えているんだろうね、肉塊が入ったお味噌汁。その他の肉塊料理を見て愛優は目を疑い、紫に恐る恐る聞く。が―――――
「んま~い~」
紫は幸せそうな、顔をして御飯を一瞬で食い尽くす。愛優はその光景を見て絶句する。
紫の式である藍は紫と違いしっかりもので(たまに紫もしっかりする)、橙に御飯を与えている。
「あの~、この肉ってアレですよね。牛肉ですよね?朝からマジで豪k「はい、私がこの前捕まえた罪袋の肉塊です。」・・・仗助くぅぅん!!」
愛優は必死で肉塊の肉を牛肉と思い込むため藍や紫を交互に見るが、藍はきっぱりと言ってしまい、愛優の心を斜めからぶった切った。
「あら、食べないの?私が食べてもいいかしら?」
紫は愛優の顔を見て、御飯を食べないことに疑問を持ったがそんなことより御飯が食べたいらしく、愛優に聞くと同時に御椀を奪い取った。
「はぁ、いいよ…俺…人里でチョコレートパフェ食ってくる…」
愛優はそういいながら、トボトボとした歩き方で明らかに気を落としながら屋敷から出て行った。
「うん、美味しい」
紫は愛優の話を聞かずに愛優の御飯も全て食い尽くした。さすがに藍も橙もその食いっぷりに絶句した。
「藍しゃま…愛優さんの修行ってどうなされるのですか?…」
橙が恐る恐る藍に聞くと、紫が凄い顔をして愛優を追いかけにいった。しかし、藍は特に気にせず、食事を続ける。
「大丈夫よ…紫様が追いかけたから時期に引きずり戻されるはず」
「なら良かったです。」
橙が笑顔でそう言った瞬間――――
「いや、よくないんだけどぉぉぉぉ!!!」
愛優は紫に背中の襟をひっぱられ、引きずられて戻ってくる。橙はそれを見て、藍のことをより尊敬することとなった…
ハイ、読んでいただき真にありがとうございます。誤字があればぜひビシバシと指摘してやってください。そうしないと直りません。前書きで投稿ペースを落とすと書かせて頂きましたが、多分週一投稿になってしまう恐れがあります。もしそうなる場合は木曜日になる可能性が大であります。いや糖かも・・・(このネタが分かる人いるのか・・・!?)少し短いですが、ゆっくりとまた日常(笑)を投稿していく予定です。ゑ?今は修行でたいへんじゃないのかって?次も見たら分かると思います。では、アンバs・・・危ない危ない、サヨウナラ~