贖罪のゼロ   作:KEROTA

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第44話 UNDER WATER 水底の災

 ――時間は少しさかのぼる。

 

 ミッシェルは水中から突如として伸びた腕に掴まれ、助けを求める間もなく湖の中へと引きずり込まれた。

 

 それを油断の結果だと断じるのは、あまりにも酷だろう。ミッシェルほどの実力者がこうもあっさりと引きずり込まれたのには、相応の理由がある。

 

 まず、完全に想定外だった水中からの奇襲を受けたこと。20年前のバグズ2号乗組員、ジョーン・ウェルソークが湖中を調査した際の報告には、水中にテラフォーマーの姿はないと記載されていた。そのためミッシェルは、水の中からの攻撃に対して反応が遅れたのだ。

 

 次に水中から攻撃を仕掛けたテラフォーマーが、バグズ型テラフォーマーであったこと。その個体に与えられていた手術ベースは、水中での活動に特化した『ゲンゴロウ』。陸上での機動に劣るものの、水中においては無類の強さを発揮するベースである。ブラシ状の脚から生み出される推進力は強烈の一言に尽き、未変態のミッシェルが抗うには無理があった。

 

 そして最後に、このゲンゴロウ型がサバクトビバッタ型と同様に力士型だったこと。これがダメ押しとなり、ミッシェルは一瞬で引きずり込まれてしまったのである。満足に戦うこともできず、3分と経てば死に至る死のフィールドへと。

 

 

 

 ――こいつは、不味いな。

 

 

 

 突然の奇襲に動揺はしたものの、しかしミッシェルは冷静だった。瞬時に、自分が置かれた状況を分析する。

 

 目の前にいるのは、ゲンゴロウと思しきバグズ手術を施された、通常よりも強力な力士型の個体。U-NASA本局内では小吉と並んで最強と称されるリーや、自分と同じ副艦長のミンミンさえも追い込むほどの実力を持つ個体である。

 

変態していない自分では、万に1つも勝ち目がないだろう。既に相当深く引きずり込まれている以上、逃げることも事実上不可能。

 

 それを理解したミッシェルの行動は早かった。

 

 自らの胸当てごと、ゲンゴロウ型の腕を引き剥がすと、そのまま彼女は素早く水中で身を反転し、そのままゲンゴロウ型の脚に組み付いた。相手の右ひざに相手の左足を乗せるように取り、その上から更に自分の左足をかぶせるようにロックする。

 

技の名は、『フィギュア4レッグロック』。 僅か2分で強靭な足の骨をへし折るとさえ言われるほどに強力なプロレスにおける関節技である。

 

 

 ――勝てないならせめて、この場でこいつを封殺する!

 

 

 幸い、湖岸に彼女のコートはおきっぱなしだ。自分の姿がないことには、すぐに誰かが気が付くだろう。そして気づきさえすれば、水中での活動に適した特性を持つウォルフやアミリアの救助があるはず。ならばその時までに、こいつの機動は封じておかなければならない。

 

「……!」

 

 ゲンゴロウ型が振りほどこうと足に力を込めるが、それは無意味な行為だった。この技には、足が太い相手ほど強烈に締まり、容易には外せないという特徴がある。

 

そして「柔よく剛を制す」という言葉があるように、関節技(サブミッション)はしばしば、自分よりも体格差に勝る相手を無力化するために用いられる。つまり、いかにゲンゴロウ型の脚が怪力であろうとも、力任せにどうにかできるものではないのだ。

 

あとは、2分を待つだけ。アミリアたちが気付いてくれるかどうかは賭けになるが、ゲンゴロウ型の無力化は完了するだろう。

 

故にミッシェルは早期の救助だけを祈りながら目を閉じ、そして数える――2分を。

 

 

 

 この時のミッシェルの行動は、彼女が打てる手の中で間違いなく最善のものだった。最も現実的であり、最も生存の可能性が高く、そして最も安全な方法。その点、彼女の分析力は見事であったというほかない。

 

 

 

ただ――彼女は1つだけ、間違いを犯していた。それは、なぜバグズ手術を受けたテラフォーマーが火星にいるのか、という疑問を深く追求しなかったこと。

 

 今考えた所でどうにもならない、という判断は決して間違ったものではないのだが。こと今回に関していえば、彼女は考察すべきであったのだ。

 

 火星に材料がない以上、この個体に施されたバグズ手術が、明らかに人為的な行為であるということを、手術を施された個体が一匹ではない可能性を。そして、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

『窒息第Ⅰ期』

 

数秒から数十秒の間、体内の酸素を利用。血中のCO2増加により、苦痛を伴う。

 

 

 

 

 

 そしてその思考に至らなかったことで、ミッシェルは絶望の淵に叩き落とされることになる。

 

 

 

 

 

『窒息第Ⅱ期』

 

 Ⅰ期より30秒から2分の間に、様々な症状が発生する。

 

 該当症状……血圧上昇、筋肉の痙攣、チアノーゼ、そして――。

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 ――なんだ?

 

 

 朦朧とし始めた意識の中、まだ辛うじて残っていた感覚が、ミッシェルの脳に信号を伝えた。まるで、何かに突かれているかのような感覚である。

 

 ミッシェルは薄く目を開けて、確認する。それに気付けたのは、おそらく幸運だったのだろう。もしこの時、異変に気付いて目を開けていなければ、彼女は2分と経たずに物言わぬ死体となっていたのだから。

 

 

 

 ――魚?

 

 

 

 水でぼやける彼女の視界に映ったものは、小さなシルエット。それは一匹の魚であった。全長は10cm程だろうか、精々掌に収まる程度の大きさである。ここで彼女の脳内には、2つの疑問が浮かんだ。

 

 なぜ、火星の湖に魚がいるのか? 火星には、苔とゴキブリの2種類の生物しかいないはず。

 

 既に混濁し始めている意識だ。思考の回転は鈍く、至る考えは寝ぼけている時のそれに似て、どこか支離滅裂であった。

 苔はそもそも動かない。じゃあこれは魚のようなゴキブリなんだろう、とミッシェルは奇妙な納得をして、2つ目の疑問について考えた。

 

なぜ、よりにもよって『そこ』に執拗なまでの関心を抱いているのか? 例え魚でも、これはひどいセクハラではないだろうか? なぜならそこは、その部位は。()尿()()()――。

 

 

 

「――!!」

 

 

 

 瞬間、彼女の脳は奇跡的に最悪の答えを導き出した。ゾワリと全身を寒気が走り、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 足の隙間からぐずりと、白い脂質が水中に浮かぶ――テラフォーマーのものだ。そう、驚くべきことにテラフォーマーが魚の形をしていたのだ。

 

 だが今のミッシェルにとって、そんなことは重要ではなかった。なぜそこまで小さなテラフォーマーがいたのかも、なぜ彼らがMO手術を施されているのかも問題ではない。

軍人として並の男性など及ばぬほどの胆力を持つ彼女をここまで恐怖させたのは、彼らに施されたMO手術のベースとなった生物と、その特性である。

 

 

 

 ――アマゾンで最も恐ろしい人食い魚は何か? と聞いたら、多くの人はピラニアを思い浮かべることだろう。

 

 

 

 それは決して、間違った印象ではない。だが同時に、誇張されたものであることも否めない。確かにピラニアは血の臭いを嗅ぎつけると凶暴化するが、本来は臆病な魚だ。人を見るや否やたちどころに人を骨にしてしまう、というのはパニック映画で植え付けられた先入観にすぎない。

 

 では、先の問いに対する正しい答えは何なのか? おそらく現地の人々――あるいは、危険生物にある程度精通した人間ならば、おそらく迷うことなくこう答えるだろう。

 

 カンディルだ、と。

 

 その魚の体長は概ね10cmと小柄、しかしその性質は極めて獰猛。

彼らは細い体を利用して獲物の体内に侵入すると、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 捕食対象は同じ水域に生息する魚のみならず、人間すらも含まれる。

 

 カンディルが人を捕食した事例は枚挙にいとまがないが、そのほとんどは聞いているだけで顔をしかめるような凄惨なものばかり。その理由は大きく分けて2つ。

 

 第一に、特殊な形状のヒレ。彼らのヒレには返し針のような棘が付いていて、無理に引き離そうとすると肉に余計に食い込んで獲物に捕食以上の苦痛を与える。

 

 そして第二に、彼らが人間を捕食する際には()()()()()()()()()()()()()()。ピラニアが血の臭いを嗅ぎつけるように、彼らはアンモニアの臭いに反応する。柔らかく神経の多い尿道や肛門を食い破り体内へと侵入し、目につく肉を食い荒らしていくのである。

 

 

 

 そう、ミッシェルはこのカンディルという生き物の存在を知っていた。だからこそ、恐怖した。

 

 軍人として殺される覚悟はできている。だが『ただ殺される』ことと『苦痛の果てに惨殺される』ことは別物である。ましてその特性を兼ね備えた敵はゴキブリで、よくよく目を凝らせば同じ手術を受けた小型のテラフォーマーたちが周囲に何百匹もいる。百戦錬磨のミッシェルといえど、恐怖しないはずがない。

 

 そしてそれが、致命的な隙となる。

 

 

 

 ――っ、しまった!?

 

 

 

 一瞬緩んだロックを外し、ゲンゴロウ型はすぐさまブラシ上の脚で水を蹴った。ジェット水圧が巻き起こると同時にその体はミッシェルの体から離れ、手の届かない距離まで遠のいていく。

 

 ミッシェルの逆転の目が完全に消え失せた瞬間だった。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

 既に、自分の生存は諦めていた。

 

 

 

 気力も体力も奪われ、薄れていく意識。感覚が失われつつあるのは、幸いだったかもしれない。苦痛にはそれなりに耐性があるつもりだが、さすがに体内から肉体を貪られる激痛と恐怖には耐えられる気がしない。本当なら、すぐにでも肺中の空気を吐きだし、意識と命を手放してしまうのが吉だろう。そうすれば少なくとも、今の苦しみの時間は短くなる。

 

 それでもそうしない理由は、オフィサーとしての責任感だろうか? それとも、軍人としてのプライドだろうか?

 

 ――否、否。それはきっとミッシェル・K・デイヴスという、1人の人間としての感情だ。

 

 それは人間なら誰もが持っている、ごくごく当たり前の考え。彼女は「生きたい」のだ。

 

 その境遇ゆえに彼女は、1人の女性として平凡に生きる権利を奪われていた。その特異性ゆえに彼女は、人並みの幸せを掴むことができなかった。そんな呪われた人生ではあったけれど、それでもまだ“生きたい”。その一心が、彼女の瀕死の体をつき動かした。

 

 

 

 ――死にたくない。

 

 

 

 死が目前に迫る。皮膚に食らいついたカンディル型を握りつぶしながら、むき出しになった彼女は呼んだ。届くはずのない声で、もうこの世にはいない彼の名を。

 

 

 

 

 

 

――助けて、()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん、任せて」

 

 

 

 

 

 

 

 瞬間、ミッシェルは自らの体に強力な水圧がかかったのを感じ取った。何が起こったのか理解する間もなく、彼女の体はカンディル型テラフォーマー達の群れを突き抜け、ゲンゴロウ型すらも置き去りにして、水中を駆け抜ける。

 

 そこで彼女は、ようやく自分の胴体に何者かの腕が回されていることに気が付く。驚いた彼女が振り向けば、そこにいたのは1人の青年だった。東洋人のような顔つきに、金色の髪。端正な顔立ちだが、顔全体に無数の傷がついている。見慣れぬ顔だが、ミッシェルはその格好に見覚えがあった。

 

 何度かともに任務をこなした顔なじみであり、先程自分達の救援に駆けつけたアークの救援団を率いる団長――シモン・ウルトルだ。

 

シモンは困惑するミッシェルを安心させるように、優しく笑いかける。それから彼女の頭部に手を回すと――。

 

 

 

 

 

――そのまま、彼女に口づけをした。

 

 

 

 

 

「……!?」

 

 

 

 

 

 思考の停止。その後、状況を理解したミッシェルは、彼の行為を額面通りに受け取ったからこそ混乱した。

 

――何だこれは? 何をしてるんだこいつは!?

 

 無理もない反応である。ハリウッド映画でもあるまいに、なぜこのような状況でわざわざキスをしたのか? 酸欠による失神寸前であることも忘れ、ミッシェルは思わず腕に力を込める。

 

 だがこのタイミングで、ミッシェルの口には空気が送り込まれた。一瞬遅れて、ミッシェルはやっとシモンの行動の意味に気が付く。これは水中での空気の譲渡――早い話が、特殊な人工呼吸である。

 

 酸素を得たミッシェルの思考が、急速にクリアになっていく……少なくとも、変な勘違いをした一瞬前の自分を殴りたいと、余計なことを考えるゆとりが生まれる程度には。

 

 それを見てとったらしいシモンはほっとしたような表情を浮かべると、そのまま彼女の頭をそっと抱きしめた。

 

「!?!?!?」

 

 今度こそ、ミッシェルは彼の行動の意味が理解できなかった。中華拳法服の布地越しにシモンの胸板の感触に、思わず顔が熱くなる。

 

()()……!?」

 

 シモンに文句を言おうと、ミッシェルは息を吸い込み……そこで、初めて異変に気が付いた。()()()()()()()()()()

 ミッシェルは驚いて顔を上げると途端に水が彼女の鼻と口をふさぐ。慌ててシモンの体に顔を密着させれば、不思議なことに再び呼吸ができるようになった。

 

 

 

 ――これはどういうことだ?

 

 

 

 自分の態勢に羞恥心を覚えながらも、ミッシェルは考える。

 

 彼の手術ベースは『カマドウマ』のだ。公開されている情報を鵜呑みにしたわけではない、何度か任務を共にした中で彼女が確信したことだ。

 サバクトビバッタにも匹敵するジャンプ力を生み出す脚、それが彼女の知るシモン・ウルトルの特性――の、はずだ。

 

 だが、今のシモンの姿はどういうことだ?

 

 その脚はゲンゴロウ型と同様、ブラシ状のものへと変化している……いや、脚だけではない。ミッシェルを抱きかかえるシモンの体は、彼女がこれまで見たことのないものへと変化していた。そう、まるでいくつもの昆虫の姿が混ざり合っているかのように。

 

 

 

 考えられる可能性はただ1つ、ベース生物の偽装である。それもおそらく、正常なMO手術で得たベース生物ではない。おそらくはそう、非公式な技術によって得た――

 

『だまして、ごめんね』

 

 おそらく、その推測が知らず知らずのうちに顔に出ていたのだろう。シモンは口だけ動かしてミッシェルにそういうと、彼女を安心させるように頭をそっと撫でた。

 

『でも、もう大丈夫』

 

 

――すぐに終わらせるから。

 

 

 そう言ってシモンは、静かにほほ笑んでみせた。周囲を取り囲む数百のカンディルとその指揮をとるゲンゴロウなど、まるで歯牙にもかけていないと言わんばかりの様子で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シモン・ウルトル

 

 

 

 

 

 

 

国籍:不詳

 

 

 

 

 

 

 

27歳 ♂

 

 

 

 

 

 

 

176cm 72kg

 

 

 

 

 

 

 

『アークランキング』不定 (マーズランキング6位以上)

 

 

 

 

 

 

 

 

専用武器Ⅰ:体内内蔵型拘束式過重特性制御・増幅装置『封神天盤』

 

 

 

専用武器Ⅱ:対テラフォーマー多機能変形槍『崩天画戟』

 

 

 

専用武器Ⅲ:???

 

 

 

新式人体改造手術:

 

 

 

バグズデザイニング & “ツノゼミ累乗術式” MO手術ver『Hyde』 & ―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“合成生物術式” MO手術ver『Chimera(キメラ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保有生物特性――【全身】

 

生来ベース:モモアカアブラムシ

 

基本ベース:カメムシキメラα(クマゼミ + ナナホシキンカメムシ)

 

累乗ベース:カメムシキメラβ(ナベブタムシ + タケウチトゲアワフキ)

 

 

 

保有生物特性――【胴】

 

生来ベース:カハオノモンタナ

 

基本ベース:カメムシキメラγ(エンドウヒゲナガアブラムシ + モンゼンイスアブラムシ)

 

累乗ベース:カメムシキメラδ(ベニツチカメムシ + マルカメムシ)

 

 

 

保有生物特性――【腕】

 

生来ベース:ヂムグリツチカメムシ

 

基本ベース:カメムシキメラΣ(シロモンオオサシガメ + オオクモヘリカメムシ)

 

累乗ベース:カメムシキメラζ(チャイロクチブトカメムシ + ヒゲナガカメムシ)

 

 

 

保有生物特性――【脚】

 

生来ベース:ウンカ

 

基本ベース:カメムシキメラη(ミヤケミズムシ + チャバネアオカメムシ)

 

累乗ベース:カメムシキメラθ(ヒゲナガキノコカスミカメ + ホソヘリカメムシ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――災禍の戦列(カメムシ) & 人造の堕天使(シモン・ウルトル)招来(アドベント)

 

 

 

 

 

 




【オマケ】
Q.1人1ベースが基本だって公式で言われているのに、1人で20もベース生物を持ってて恥ずかしくないんですか?

A.シモン「そ、そこはインフレタグがちゃんとお仕事してくれるから! あと、一応原作にもベースの数がヤバい人はいるから! あとは一応全部カメムシで統一してあるから、パワーバランス的にもそこまで壊れないかなー、って……」



【謝罪と補足(2023/5/7)】
 いつも贖罪のゼロを読んでいただき、ありがとうございます。この度シモンのベースとなった生物について、専用武器の名前&一部のカメムシを差し替えさせていただきました(理由としては、当時の私のサーチ能力不足で無理がある能力が一部混ざっていたため)。これに伴い、一部の戦闘描写を随時訂正いたします。
 一回出したものを今更直すのはどうなんだとも思ったのですが、整合性や今後の展開も考えての措置として、なにとぞご理解いただければ幸いです。

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