ZOIDS ~Inside Story~   作:砂鴉

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 後書きです。
 作者が言いたかったことを言うだけ&愚痴るだけです。


第一章 後書き

 こんにちは。

 作者の砂鴉です。

 

 『ZOIDS ~Inside Story~』の第一章『魔獣胎動編』を読んでいただきありがとうございます。本小説は一章ごとに完成次第投稿という形をとります。

 

 さて、今回は第一章『魔獣胎動編』の後書きとなります。本編のネタバレしかありませんので、ぜひ第一章を読んでからお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 では、始めます。

 

 まず一つ、この物語はアニメ『ゾイド -ZOIDS-』の二次創作です。

 ええ、分かってます。そりゃそうですよね。この作品はアニメ『ゾイド -ZOIDS-』の二次創作だというのに――

 

 

 

 アニメのキャラクターが一人も出て来てないじゃないか!

 

 

 

 あ、いや、ハーディン准将と閣下は出てましたね。ちょこっと。

 あとハルフォード中佐。アニメのそれとは全くの別人なんですが、名前が一緒なんで。

 

 まぁ、理由は第10話の最後の文でお分かりになるかと思いますが、この第一章はアニメの二年前の設定となっています。正確には、アニメ第18話『首都攻防』より二年前のお話です。

 

 と言いますのも、この物語はアニメの裏話――アニメ主人公のバンたちの活躍の裏での物語を描くという設定だからです。本作のタイトルも【ゾイド・裏話】ですから。

 その流れから現段階のプロット(アニメの34話まで)では、なかなかバンたちと絡みがない……そんな感じの物語になっております。

 少し言ってしまいましたが、上記の通りなので次章でもアニメのメインキャラはなかなか出ないかも。バンとか、レイヴンとか、アーバインとか……。

 

 しかぁし! メインキャラは出せないけど、サブキャラなら物語からフェードインする前orフェードアウト後をいくらでも使えます!

 なので、次章はアニメのサブキャラたちとの絡みにご注目頂ければと思います。弊害としてアニメ本編が分かってないと少し首をかしげる箇所があるかもしれません。できるだけそれが無いように作っていきますが、その辺りもご理解いただければと。

 ぜひ、アニメの流れを思い出しながら読んでみてください。

 

 

 

 もっとも、アニメのサブキャラの出番も「すごく多い」ということはないです。

 

 理由は、第10話の最後のローレンジ君のセリフがあるからです。というか、ゾイドバトルストーリー好きなら大歓喜ではないですか?

 

 鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)が早速登場します!

 ああうん、ネタバレです。主人公ローレンジ君は鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)所属です。

 

 といいますのも、私が帝国ゾイド好きなので。

 そしてネオゼネバス陣営が大好きです。ヴォルフ様最高!

 

 ってわけで、今後はバトストの場面やキャラ、さらには私が知ってる限りの他ゾイドゲームのキャラも混ぜ込んでの物語となります。今後の動向に大いにご期待ください。

 ただし、主人公側に引き込む関係上、ヴォルフたち鉄竜騎兵団(アイゼンドラグーン)の設定も大幅に弄ってます。アニメの展開に合わせるためにバトストの設定を相当弄り倒して物語に編入させます。アニメにはなかったゼネバス帝国を西方大陸での戦争で滅んだ国としたのが大きなところです。アニメでは西方大陸エウロペ以外の大陸については全く触れられなかったので、他の大陸は未開の地、という形に。主要国が知らないだけで、すでにその大陸に行った人が居たり、生き残ってた原住民族(ゾイド人)がいたりするかも……。そのうち設定集とかも作ろうと思います。

 なので、気に食わないって思う方が出るかも……私の個人的解釈を元に書くので、お許しを。

 

 

 

 

 さて、そろそろ第一章の物語について語って行きましょうか。と言ってもほとんど私が言いたいことを述べてるだけです。

 

 まずは主人公のゾイドについて。

 

 ヘルキャットです。

 

 

 

 ダメかなぁ?

 ヘルキャットは思い出補正込みでかなり好きなゾイドなのですよ。

 アニメではガーディアンフォース編で面倒くさい敵ゾイドとしてかなりの頻度で登場したゾイドです。

 

 そもそも、ゾイドの主人公って大体初っ端からライガー系――大型ゾイドに乗ってる訳じゃないですか。そりゃ、主人公機ってことで優遇されるだろうし、画面写りも多くしたいし、強さ的にも見栄え的にも十分なんですが……。

 初っ端から大型ゾイドに乗っててええんか? と。

 最初は小型ゾイドでしょうよ。そこから慣れてって、ゆくゆくは華型の大型にって流れでしょうよ。【PSゾイド―メカ生体の遺伝子】なんて、最初はゴドス(orイグアン)ですよ? アニメから入った私としては「大丈夫か!?」と本気でゲームの設定を疑ったゴドスですよ! アニメでレイヴンのセイバータイガーに蹂躙されたゴドスですよ!? タイガーかっこよかったなぁ。

 ちなみにこの時小学二~三年生くらいだったと。

 

 いや、大型を否定してる訳じゃありませんよ。

 アニメの物語的にも大型ゾイドに乗っていて何の違和感もないですよ。すっごくかっこいいし、ヒーロー感あるし。だいたいのキャラが開始時にはいっぱしのゾイド乗りですから。それぞれのゾイドに巡り会った理由もありますし。ただ、捻くれ者の私は小型ゾイドを最初の主人公機に据えたかった。それだけです。

 

 小型ゾイドの活躍がアニメとかだと薄いから……ねぇ? チョイ役にしか使われないし。ガンスナイパーは限定的でもオーガノイドシステム積んでるから例外として。レブラプター? ああ、そんなモブもいたね。

 だから上山道郎先生の漫画版でのステルスバイパーの活躍は嬉しかったです、はい。

 

 

 

 そんなわけで、ヘルキャットを最初の主人公機にしました。ただ、ずっとヘルキャットってわけでもないですし、新主人公機も決まってますよ。新しい主人公機がどの機体かはお楽しみに……と言いたいのですが、露骨にヒント出してる気がします。ここでも、作中でも。すぐバレそうな……。

 

 ちなみに、私が初めて手にしたゾイドはクリスマスに買ってもらったヘルキャットとコマンドウルフです。第一章のラスボス(プロトデスザウラー)はこの二機がとどめを刺しました。……ねらってませんよ? ストーリーを作ったらこうなったんです。

 

 あ、主人公機以外ですが、ちょいちょいアニメ未搭乗のゾイドが出てます。やっぱ、ゾイド作品を作るなら、種々雑多なゾイドに出番をあげないと。今後も出て来ますよ。モブになることが多いけど。

 

 

 

 続いては全体的なストーリーについて。

 

 ストーリーの流れは、公式ファンブック一巻を読んだ人ならすぐに分かるでしょう。その中のオリンポス山でのデスザウラー復活計画が元ネタです。って、後半はほとんど移植してちょいちょい弄って、みたいになってます。まぁ、舞台はレッドラストの名もなき遺跡に変更しましたが。ちなみにこの遺跡の元ネタはPSの【ゾイド2へリック共和国VSガイロス帝国】のラストステージです。古代遺跡ならいいか、と安直に。

 

 さて、各ストーリーを話していくと、

 始まりはローレンジの故郷が壊滅する様から。私はこういった悲劇的スタートをよく書くのですよ。そうやって、少しひねくれた主人公を作っていきます。

 

 で、第一話は、定番な気がする盗賊との戦闘シーン。なーんか、これ以上いいスタートシーンが決まらなかった。ゾイドだから戦闘を入れたいけど、いきなり軍に追われてたら情報収集どころじゃないし。……開幕から殺し屋業やらせてもいいけどさ、その次の話で穏やかに子どもたちと遊ばせるのもどうかと。

 そして、ローレンジのトンデモゾイド戦闘。ヘルキャット単機でレッドホーン二体撃破って……書いてて言うのもなんだけど、何この人?

 最終的にヘルキャットでセイバータイガー倒すって……公式で72時間砂に潜り続けてセイバータイガーを倒したガイサックがいますが、ローレンジは1時間かけてないですから。急所を攻撃して一撃……だいたいこの流れ。

 

 まぁ、第一章はヘルキャットで通すし、これしかないなぁ、みたいな?

 

 

 

 あとは……特に言及すべきところはないですかね。ザルカが登場したことを除いて。

 

 ザルカは私が「ゾイド、終わったのかぁ」と思っていたころにやってたシリーズ【妄想戦記】でのキャラクターらしいですね。私が彼を知ったのはPS2版の【ゾイドインフィニティ】をやったからです。

 

 ザルカは今後も登場します。愉快な研究職のキャラです。

 

 で、私は他の妄想戦記キャラを全く知りません。今後、登場させるとしてもほとんど私の「こんな感じかな?」での登場になるかと。一人以外は考えてないので。

 

 

 

 さて、今回の後書きはここまで。次章にご期待頂き、ゆっくり待って頂ければ、と思います。

 最後に、ローレンジ君に次章予告をアニメ風にやってもらいましょうか

 

 

 

***

 

 

 

 ローレンジだ。

 

 フェイトとの出会いから二年。俺とフェイトは賞金稼ぎとしてあちこちの戦場を渡る日々を送っていた。そして、ついに戦争も終わりを見せ、この星に平和が訪れようとしていた。

 そんな時に、俺たちはある男の脱獄プレゼント入手を依頼される。同時期に、あの男からの黒い依頼……。

 

 あの男の思惑の元、再び戦乱の世が訪れようとしている。命を狙われた幼き皇帝。そして、俺たちの元にも暴君竜という強敵が……

 

 次回、『ZOIDS ~Inside Story~』 第2章『幼帝戴冠編』

 今度もめちゃくちゃ動き回れって? やだよめんどくさい。なぁ? ニュート……サーベラ。

 




 後書きの後書き(?)でお知らせです。
 第二章は現在、24話まで書いています。第二章は11話から30話までの予定です。
 全て書けてから投稿するので、もうしばらくお待ちください。

 2015年2月14日 追記
 第二章は11話から35話までです。え? 増えてる? その通りです。
 現在、全体を見直し中です2月中には投稿開始できる(予定)なので、今しばらくお待ちを。

 2015年2月17日 追記
 第二章 開始しました。

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