バトルスピリッツ ソウルコロシアム   作:アポドラ

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ソウルコロシアム式ルールpart3

・デッキ
バトルを行うには必要な物。カードを40枚以上の一つの束にする。
1分毎にデッキからドローを任意で出来る。




白き要塞、襲来
第三ターン「ナゾオトナの正体、暴くべし! 上」


 

 あの摩訶不思議なことが起きてから一夜過ぎた……。いや、摩訶不思議以上な出来事だた。

 

 「紅汰紅汰!今日の新聞見た?」

 それどころじゃない。あらゆる体全体が痛い。筋肉痛とか噛まれた腕じゃなくて、目が覚めたらすごいことが起きた。絵理の隣に寝た人物は寝相の悪さにより、関節技をかけられる。その技はとても痛い。その痛みの代わりに、純白のパンツを見る事ができた。俺はその事に喜びを感じている。

 

 絵理はその事には気付かず、普通に接してる。この事を言うべきだろうか。いや、言わないでおこう。

 

 「見てないし、読む気なんてないし」

 

 俺は新聞を読む主義はない。何故って?それは金がかかるからだ。あんな物に金出す気はない。

 

 「ふ~ん。じゃあ見てよ!ほら!」

 

 絵理は興奮した顔で今日の新聞を床に広げた。

 内容は路上での恐竜の出現、さらに謎の男による爆発の事だ。

 

 4月○×日 12時55分 東京都A市に謎の恐竜が出現。謎の恐竜は一人の謎の男、通称「ナゾオトナ」によって消滅。その後もナゾオトナは姿を消した。

 

 謎の恐竜の出現は現在も原因不明でナゾオトナの行方も不明。

 

 目撃者の証言によるとナゾオトナは謎の恐竜と普通に喋っていたそうだ。

 

 ――――――――って、それまるっきり俺の事じゃん!俺、完全にナゾオトナ扱いされてるじゃないかァァァ!!てかナゾオトナって何!?俺、変人なの!?

 

 「すごいよ!ナゾオトナ!もしそのナゾオトナが世界大戦に加わっていたらアメリカなんてケチョンケチョンよ!あ~会ってみたいな~」

 

 すいません。ナゾオトナは俺の事です。と心の中でツッコミを入れた。ここで暴露すると騒ぎが激しくなる。

 

 「てか、お前そろそろ行かないと遅刻するぞ」

 

 「あ、そうだった!んじゃ行ってくる!」

 

 絵理は今日も元気よく学校に向かって走って行った。 

 

 ニャー

 

 子猫が何かを求めるように俺を呼びかけた。そうだ、子猫のエサを与えてやんないと。カツオでいいかな?確か冷蔵庫にあったっけ。

 

 俺はカツオを食いやすいように三枚に下ろし、子猫にエサを与えた。

 

 モグモグ

 

 美味そうに食ってる。どうやら気に入ってくれたようだ。

 

 『恐竜と喋る変人……ププッ』

 

 この野郎笑ったな!お前のせいで俺、変人扱いされてるんだぞ!あとで水に浸けてやる。

 

 『やめろ。紙は水が天敵だということはわかってるだろ?』 

 

 「うるせぇ。今のは冗談だ。で、昨日の話の続きをしろよ」

 

 昨日、絵理が家に入って来たから次の話が聞きそびれたんだ。少しでも情報を集めなきゃ今後の生活が不安だ。

 

 『あぁ。そうだな。じゃあ昨日の戦い覚えてるか?』

 昨日の事なんざ衝撃的すぎて忘れたくても忘れられないよ。

 

 『お前は、スピリットの力を使えてもスピリットは活動限界がある』

 

 活動限界?そんなもん感じたことないな。

 

 

 『昨日のは雑魚だったから活動限界時間までには至らなかったが、強敵と戦うことになると時間切れになる可能性があり、変身は強制解除される』

 

 え、じゃあ活動時間までに倒さなきゃ不利になるってこと?要するにスピード勝負って事か……。

 

 『ただし、活動時間内に倒せとは言わねぇ。ベーススピリットを一時的に変えて、スピリットを休ませることで活動時間を延長が出来る』

 

 なるほど、引っ込めとけば時間延長ができるのか。って――――――

 

 「休ませるって、お前らって実体ないのに疲れるの?」

 

 

 『当然だ。俺達は元々生き物だ。ちなみにこの状態を疲労状態って呼んでるぜ』

 

 初めて知った。いや、こいつらのこと知らないから当然か。

 

 『あともう一つ、この世にはお前と同じ役目を持つ奴はお前と同様カードの力を使って戦うことも忘れるな』

 

 「あぁその忠告、ありがたく受けておく。んじゃ、俺は稼ぎに行くか」

 

 いくら無職とはいえ金ないと生きてはいけない世の中だからな。

 

 

 

 絵理side

 

 私、蛇草絵理!高校2年の普通の女の子!ってもう知ってるね。今、私は学校へ向かう途中なの。

 

 私の通る道は両サイドで賑わう商店街。ホントは通る道は違うけど。

 

 じゃあなんでそんなところを通るかっていうのは、私の気分で来てるの。時間ない時は本当の道を通るけど

 辺りを見回していたら、背が高くて笠をかぶった白い軍服を着てる男の人がいる。変わった服装ね。目を合わせると白い軍服の男の人が私の方へ歩いてきた。

 

 「ねぇ、この町にナゾオトナっていう人知らないかな?僕はその人に会いたいんだ」

 

 ちょっと喋り方が変ね……。外国の方かしら?

 

 「残念だけど、そのナゾオトナっていう人まだ知らないの。ごめんなさいね」

 

 「そうか……どうやらこの近くにはいないのか……。行こう、オーディーン」

 

 オーディーン?この人の名前?でも他の人の名前を呼んだ様子だったわ。

 

 白い軍服の男の人はそのまま立ち去った。その一瞬、左腕に白く輝く宝石の腕輪がチラリと見えた。

 

 確か、紅汰も同じ石を昨日見たわ。なんだろう、あの人とそのナゾオトナっていう人が関係するように感じるわ。こうなったらナゾオトナに会うために、あの人を尾行するしかないわね!

 

 私は、白い軍服の男の人に気づかれないように後を追うことにした。 

 

 ~5分後~

 

 今、さっきの白い軍服の男の人を尾行してるんだけど今は特に変わった動きはない。男の人はひたすらナゾオトナのことについてを聞いてるわ。男の人の質問された人々は「今日初めて報道されたばかりだからナゾオトナの正体はまだわからない」って言ってる。

 

 あの人、どうしてナゾオトナに会いたがるんだろう。

 

 突然、白い軍服の男の人は歩くのを止めてなにかを警戒するように回りを見回した。

 まさか、ナゾオトナを見つけた!?これはチャンスね!

 

 「誰かに付けられてるね」

 ……あれ?もしかして気付かれてる?嘘よ、ちゃんと変装までしたんだから。

 

 オーディーン……そうか。わかった」

 公衆電話なんてないのに誰かと話してる。でも手元を見れば紅汰が拾った物と同じ紙切れを持ってる。でも紅汰が拾った紙切れと感じが違う。

 

 白い軍服の男の人は再び歩き出した。一体、あの黒い紙切れはなんだろう……。

 

 

 絵理sideend

 

 




 今回は話を三つに分けました。

~おまけ~

第二ターン終了後の話 就寝前

 絵理「ねぇ紅汰」
 紅汰「うん?なんだ?」
 絵理「今日、すごい爆発音が響いたけどなにか知ってる?」
 紅汰「……いや、知らないな……」
 絵理「へぇ~。なんだ。おやすみ」
 絵理はすぐに寝てしまった。
 紅汰「やっと寝たか」
 ジークフリード『紅汰!チャンスだ!寝込みを襲え!』
 紅汰「子供相手に寝込みを襲うなんて大人がやってはいけない行為だっての!」
 ドガッ
 絵理が急に俺のうなじを蹴られた。
 そうだった……。絵理は寝相が悪いんだった……。
 俺は急な衝撃で意識と視界が消えてしまった。
 ジークフリード『……俺が悪かった』
 
 おわり
 
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