バトルスピリッツ ソウルコロシアム   作:アポドラ

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 ソウルコロシアム式用語part2

 属性
 
 カードには様々な属性があり、属性ごとに特徴がある

 

 


打倒セシル!修行編
第六ターン「季節外れの甲虫」


 セシルと奮闘するまであと27日。約束の日までデッキを知り、強くならないと奴いは勝てない。そう思った直後、呼び鈴が鳴った。もし絵理ならすぐに家へ帰さないとな。俺は呆れながらドアを開けた次の瞬間、見慣れた顔が俺の視界に写った。

 

 「よっコウ!お前最近顔見せにこねーからこっちから来たぜ」

 

 見事な巨体と陽気な喋り方、こいつは俺の小学時代の仲間の一人、青木雄次(ゆうじ)だ。俺はユウと呼んでる

 

 「ユウじゃないか!しっかし相変わらずのゴリマッチョっぷりだな」

 

 「あぁ。ゴリマッチョは俺のトレードマークだからな!筋肉がなかったらもうなにもない!」

 

 さすが筋肉バカだ。昔はよく人気のプロレスラーの技のモノマネの的にされて痛い目に散々遭ったが、問題が起きた時、犯人を捜して、見つければ俺が説教して、相手が武力行使で来るならユウが相手になる。クラスじゃ名コンビと称されたくらいだ。

 

 「なぁ、久しぶりにキャンプ行かねーか?カレー食おーぜ!カレー!」

 

 誘ってくれるのはありがたいけど今はそのどころじゃないんだよな。悪いけど今回ばかりは断らせてもらうか。断ろうと言葉にしようとした時、次の言葉が頭に流れた。

 

 『あの猫がカードを拾って帰ってくるんだったら外にカードが落ちてるかもな』

 

 これは俺が散々悩んでる時に与えられたヒントだ。俺はこの言葉を耳にした時、どうもパッとしなかった。何故ならここは町の中。不審物が道端に落ちていたらすぐに回収される。だが町以外の場所なら落ちている可能性がある。そうと考えれば誘いに乗ることにした。

 

 「その誘いに乗った。じゃあキャンプする場所はいつもの森で」

 

 「おう、わかった!んじゃ明日な!」

 

 ユウはそう言い伝え、目の前から立ち去った。急な予定が入ってしまったがなにも用意しないという訳にはいかない。出来るだけ早く準備を済まさないと。

 

―――――――――――――――――

 

 新たな朝を迎え、ユウと共にキャンプ場へと足を運ぶ。

 

 すごく懐かしく感じる。この草木に囲まれた森の中で友人とキャンプは滅多にない。

 

 「悪いな。俺、収入良くないから良い肉買えなかったよ」

 

 最も、ジークフリード(こいつ)のせいで食生活も変わってしまった。最近はもやししか食ってない。

 

 『何度も言うが、俺には名前がある。こいつ呼ばわりしてもらっちゃぁ龍皇の名が廃るぜ』

 

 うるせぇ。てめぇは龍皇もクソもないんだよ。今日は口出しすんなよな。

 

 「心配すんなって!あの頃のようになんか拾えば具も足りる!」

 

 さすがユウ。お前ならアマゾンで1週間サバイバルしても生き残れそうだ。

 

 「お前、さっきから足元ばっか見てんだけど一体なにを探してんだ?」

 

 ユウが俺に不思議そうに言った。俺が足元を見る理由はただひとつ、カードが落ちてないか確認する為だ。カードはどこに落ちてるかは俺にも分からないからな。

 

 俺が質問に答えないせいか、賑やかな会話は沈黙に飲まれ、ただ草木の揺れる音と小鳥が囀りしか響かなかった。

 

 次の瞬間、ほんの一瞬だが俺たちは謎の巨大な影に覆われた。飛行物体なのは間違いないが羽音は鳥でもなく飛行機でもない。その羽音は短く風を叩く虫のような羽音だった。

 

 「今の……虫?」

 

 「お前知らねーのか?近頃、この森じゃあでけー甲虫がいんだぜ?」

 

 甲虫って……今春だぞ?この時期はカブトやクワガタはまだ蛹にもなってないじゃないか。そんなこと言ったら話が進まない。なんか適当に返さないと。

 

 「マジかよ!てかカブトムシは気が荒いから襲われる可能性あるぞ」

 

 畜生、俺がこの森に行くって言わなきゃこんなことに……。

 

 『落ち着け。青木はまだ死んじゃいねぇ。んなことより、あの虫は人間が知ってる虫じゃねぇ』

 

 ¨俺たちが知ってる虫じゃない¨?俺はその言葉の意味に困惑した。

 

 『さっきのはビートビートルという緑属性のスピリットだ』

 

 なんか新しい専門用語が出来たんだが。そんなことよりも黒い影の正体はスピリットだというのはわかった。

 

 『そいつは緑属性の中で雑魚中の雑魚だ。そんなに手間はかからない』

 

 手間がかからなくても、スピリットならユウを同行させるのは危険だ。今すぐ避難してもらわないと。

 

 「ユウ、虫捕り網がなきゃ今夜虫捕りできないよな?」

 

 「そーだな」と謎に思いながらユウは言う。

 

 ユウはタダでは離れてくれない。だからこそ、虫捕りという話題を使ってある買い物をしてもらう。

 

 「虫捕り網と籠を買ってきてくれ」

 

 千円札を渡しながら俺は言った。これくらいなら普通に行ってくれるはずだ。虫捕りセットでそんなに時間がかからないが相手が雑魚なら短時間で済ませることが可能なはずだ。

 

 「お、おう。でもこんな時期カブトムシは成虫になってねーぜ?」

 

 「ならこう言い換える。スコップ買ってきてくれ」

 

 「わかった。んじゃ行ってくる!」

 

 ユウは本来の目的も知らずまま、ユウの姿は遠ざかっていた。

 

 『行くぜ紅汰。虫狩りだ』

 

 「あぁ」と返し、ビートビートルの後を追った。

 

 

 




 ~おまけ~

 ユウ「おっ作者!遅かったじゃん!」

 作者「ユウ!?ホームセンターに行ったんじゃ!?」

 ユウ「残念だったなぁ、トリックだよ。そんなことより、おまけは相変わらず台本形式なんだな」

 作者「ここじゃあ口調被るかもしれないしな」

 ユウ「なるほど。で、ネタ探しは順調?」

 作者「いや、そんなに……」

 ユウ「じゃあ、やってもいーよな?」

 紅汰「あぁ、やれ」

 作者「えっ、ちょっ待っt」



 ユウがさくしゃによんのじがためをはっきした!
 さくしゃに83のダメージ!         
 さくしゃはきぜつした!                           ▼



 紅汰「次週から通常投稿だからな!」

 作者「た……ぶんな……」
                 おわり
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