一週間後俺はサイタマ師匠の家を尋ねた。
「あぁ、本当にきちゃたよ。えーと名前は・・」
「キリザキです。」
師匠はかなり困った顔している。
「いや、別に弟子なんて募集してないから。別に教えることなんてねーし。」
「師匠!あなたの実力は全てが規格外です。ですから例えあなたが俺に教えることがなくてもかまいません。俺はあなたのそばにおらしてもらうだけで充分学べることありますから。無理は承知で・」
「あーもわかった!弟子入りは認めるから!」
「ありがとうございます!精一杯がんばります」
俺は深々とお辞儀する。
「あれ?お前怪我治ってね?」
「はい。気がつくと治ってました。」
「え?お前あんときけっこうヤバい怪我だったよな。」
「よくわかりませんが俺には再生能力が有るみたいです」
ワクチンマン戦の後気づいたが俺にはもう一つ能力がある。それは再生能力だ。
再生能力っていっても常人より怪我が治るのがとても早くなるだけで別に切れた腕や足を再生できる程のものではない。腕の骨が折れたら再生するのに丸一日かかる。
「師匠!」
「師匠ってのはやめろ!」
「先生!俺の話きいてください」
「いや、いい」
「先生のように強くなる方法教えてください。」
俺は頭をさげた。最強になりたい。その一心だった。
「ってそれだけかよ!まあそんなに知りたいなら教えてやる。キリザキ・・お前いくつだ?」
「18です」
「若いな・・お前ならすぐ俺を越えられるだろう。」
「本当ですか!」
「俺がトレーニングを始めたのは3年前の22歳の夏だった。厳しいぞ。ついてこれるか」
「はい!」
「腕立て腹筋スクワット100回ランニング10km。そして一日三回の食事と早寝早起きと精神修行のために冷暖房厳禁。これを毎日欠かさずやる。」
・・・・・え?たったこれだけ?・・・これじゃ部活のトレーニングと何も変わらない。
「本当にこれだけ何ですか!?」
「ああそうだ。トレーニングはそれ以外やってねぇ。」
はっきりいってこれなら常人でもこなせるレベルだ。
それだけでここまで強くなれるはずがない、しかし先生は嘘をついているようには見えない。ではなぜだ?
いや、発想を転換するのだ。あの常識外れの強さを理屈で考えること自体間違っている。それに結果強くなればすむ話だ。必要なのは行動することだ。理屈なんていらない。先生がこのトレーニングで結果出した以上それをやってみるのが強くなれる最善策だ。
「わかりました。やってみます!」
「おう。毎日欠かさずやるだぞ」
「はい!本日はありがとうございました。これで失礼します。」
俺はサイタマ先生の自宅をあとにした。
このとき先生が俺の弟子入りを認めたことを後悔していたのを知るよしもなかった。
先生に弟子入りは認めてもらったものの俺はある重大な問題を抱えていた。それは生活費がないことだ。困った俺は最初アルバイトをすることを検討したがこの世界では毎日のように怪人が現れるらしくそれなら怪人退治の専門機関があるに違いないと思いそれを探した。
そして俺は探し当てた怪人退治の専門機関ヒーロー協会にヒーローとして認定されめでたくヒーローとなった。試験で満点と取ったのは異例だそうで特例としてランクは最上位のS級ということになった。おそらく先生もこの中に入ってるのだろう。そう思うと少しわくわくしてきた。しかしいくら満点とはいえ最上位のランクっておかしいよな。サイタマ先生と同格だし。
さっそく怪人情報が入ってきた。災害レベル鬼、腕試しにはちょうどいい!よし行くか!
「また面白いのが入ってきたな」
黒ずくめの男がキリザキの資料を見ていた。
災害レベル竜の怪人、ワクチンマンを単独で撃破した
と噂される謎の男がヒーロー認定を受けにきた。
試験の結果は満点。素性はわからないが少なくともそれなりの実力は確実にある模様。少なからず疑問の声はあったがとりあえずS級最下位で様子を見ることにした。もし彼にS級の資格がないなら過酷な世界にきたことを後悔するだろう。
「ふふふ、こいつは・・」
次から少しだけオリジナル展開入ります。
ジェノスが出るのは次の次くらいだと思います
あとここから先は独自解釈やねつ造が増えてくると思いますので注意してください。
巨人が出てくる話は省略します。