苦手な人は注意
余談だが俺はこっちの世界に来る前からヒーローになりたかった。理由なんてない。強いて言うならかっこいいからだ。そして今俺はかつて憧れたヒーローになったが俺は自らが憧れたヒーローになれるのか?憧れるのとそれになることは違う。俺の昔の記憶がそう物語っている。
でも後悔がないよう精一杯のことはしよう。そのために先生に弟子入りしたのだから。
俺は現場に到着した。怪人はすぐ見つかった。
「新しい抵抗勢力か?俺は働き過ぎで怪人化したワークチンだ。この腐った世界を破壊する!」
なんかワクチンマンが似たようなこといってたな。名前も似てるし。
「どうやら俺の邪魔をするらしいな。なら貴様を殺す!」
「やれるもんならやってみろ!」
ワークチンが攻撃してきた、俺もすぐに応戦する。
「うっ、この怪人はヤバい」
やつのパンチは速くて重いし隙もない。そして切ってもすぐに再生する。
俺も常人離れした再生能力を持つがこれでは分が悪い。
やはり攻撃を受け流しつつ隙をついて攻撃していくやり方では勝てない。
「負荷はでかいが・・」
俺は急所は外しつつもわざとワークチンの攻撃をうけた。必殺技を試すためにやつから距離をとる。そうしないと撃てないからだ。
「ほう、俺の殴打を受けても倒れないとは少しはやるようだな。」
やつは気を少し緩めた。精神を集中させる。
今がチャンスだ。
「だがそれでこの俺を倒せる・」
食らえ!俺の最初の必殺技。
「一刀流居合・・天地両断!」
「!?」
やつはなすすべなく真っ二つになった。流石に真っ二つにもなると再生できないらしい。やつは全く動かなくなった。
「ぅ」
やはり身体への負担はデカい。そう連発できるもんじゃないな。
うおおおおお!
助かったぜあんた。
流石S級ヒーロー!
ヒーローってすげぇ!
かっこいい!
俺がやつを倒して一息ついたとき俺を称える声が一斉に聞こえてきた。最初はまだこんなに人が残っていたのかと呆れていたが声が続くうちに次第に嬉しくなってきた。だってかつて憧れたヒーローに一歩近づけたもの。俺は完璧に油断していた。
ふふふ
何か変な声が聞こえてた。
「ふふふ、流石にここまでやられたら・・・流石の俺も死ぬ
だが・・・」
!!!
怪人ワークチンはまだ生きていた!
「てめぇ!生きていたのか!」
「ふふふ・・最後の抵抗くらい・・・してやる!」
くそ!トドメをさしてやる!
しかしさっきの技の反動で体の反応が鈍い。走ったのではもう間に合わない。
民衆がパニック状態に陥るなかワークチンは謎の液体を吐き力尽きた。
そしてその液体が民衆にかかった瞬間・・服がとけ火傷のような症状が出た。
幸いもうすでに救急車両が近くに来ていたので早期治療ができ、死者はでなかった。
「くそ!あんとき確認しとけば!」
その後俺はすごく後悔していた。
しかし今更後悔しても過去は動かない。世界は一方通行でけっしてやり直させてくれない。そしてヒーローはミスをすると必ず多くの犠牲がでる。ヒーローってのは・・特に強いヒーローはそれだけ責任を伴う仕事なんだ。
しかしこっちの世界に来てしまった以上夢を諦めるわけにもいかないしここでヒーロー辞めたらいきていけない。
「・・・・」
失ったものは戻らない。これを糧として次に進むしかない。
「やっぱ生半可な道じゃないよな」
俺はヒーローになったことを少し後悔してしまった。
相変わらずの駄文ですね。もっと文章力磨かないと・・
次回はいよいよジェノス登場、進化の家編からです。