あと、投稿ペースは気分で変わります。
ある夜、女性とぶつかってしまい、ぶつかった女性から「貴方の血を恵んでください!」と言われた。俺は訳が分からず。
「はい?」
そう答えてしまった。それはそうだ、会ったばかりの人にいきなり血をよこせと言われて「いいですよ」なんて言えるほど肝は据わっていない。
俺は確認のためもう一度聞きなおした。もしかしたら聞き間違いかもしれない、いや聞き間違いだと信じたい。
「えーっと...すみませんもう一度言っていただけますか?」
すると女性はこう言った。
「貴方の血を恵んでください、お願いします!」
聞き間違いではなかった。よく見るとその女性は血の気が無いように見えた。ここで見なかった事にして逃げたとしても、俺の安眠が危うい。気になって眠れないだろう。だから俺は。
「理由を聞かせてください、場合によっては考えます」
そう女性に言った。すると女性はこう言ってきた。
「今から私が言う事を信じてくれますか?」
そう心配そうに言ってきた。俺は信じますと答えると、女性は語り始めた。
「実は私、給血姫なんです...」
んん?吸血鬼?...って
「吸血鬼!?」
俺は大声でそう答えてしまった。
すると女性は
「ええ、給血姫です...」
俺は冷静になるよう自分に言い聞かせながら
「それは俗に言うヴァンパイアって奴ですか?」
すると女性はすごい勢いでこういってきた。
「あんな野蛮なのと一緒にしないでください、私は違います!。だいたい給血姫って言ったじゃないですか!」
俺は訳が分からなかった。俺はもう一度聞きなおす。
「吸血鬼なんですよね?」
女性は答える。
「ええ、給血姫です」
吸血鬼ってヴァンパイアだよな?そう思いポッケからスマホを取り出し、ネットで調べてみた。すると、やはりヴァンパイアと出てきた。
その画面を女性に見せて、こう言い返す。
「ほら、やっぱりヴァンパイアじゃないですか」
すると女性はまた言ってくる。
「だから、給血姫って言ってるじゃないですか!」
訳がわからないよ。俺は女性に
「じゃあ、字を書いてみてくださいよ」
そう言って鉛筆とメモ帳を渡した。すると女性はスラスラとペンをメモ帳に走らせ。
「はい、こう言う字です」
そして渡されたメモ帳には【給血姫】と書かれていた。俺は訳が分からずこう質問した。
「すみません、給血姫って何ですか?」
初めて見た字だった。
すると女性はこういった。
「私は、あるヴァンパイアの血を引く一族の娘です。」
俺は相槌を打ちつつ話を聞いた。
「今の現代でも、吸血鬼はいます。その中で私の一族はある姫の血を受け継いでいます。その姫の名前は「ブラト=イリアナ」という名前です。その姫はたいへん優しく、人の生き血は飲まず、全て
輸血により、血を飲んでいました。それに感動した一族の長が、「私たちもそうしよう」と言ったのが始まりです。
それを手本にして、「吸」わず、人間を主様として、メイドのように働き、その報酬として主様から「血」を「給」与していただいて生きていく。
そして、このすばらしい事を始めたイリアナ姫と同じやさしい存在になれるように吸血「鬼」ではなく、イリアナ「姫」のように慎ましく生きていこうという決意をこめて「吸血鬼」と同じ読み方で「給血姫」と自分達を呼ぶようになりました」
と丁寧に説明してくれた。俺は一つ気になって女性に質問した。
「それなら、なんで最初に私と契約してくださいじゃ無くて、貴方の血を恵んでください何ですか?」
すると女性はいい笑顔で。
「私たちの一族は人の血を飲んだらその人と主様としての契約が完了した証なので、既成事実に...ね?」
そう言った。給血姫怖すぎるだろ。そう思いつつ、俺は言った。
「すみませんが遠慮しておきます。家にはメイドは要らないので。
すると女性は泣きそうな顔で。
「そんな...お願いします!貴方が私の主様なんです、貴方がやっと見つけた適合者なんです...」
そう言ったのだった。
適合者?俺はその言葉が気になり、質問した。
「吸血鬼には吸える血と吸えない血があります。それは血液型、本人の好み、性別によって変わります。適合者かどうかは臭いで分かります。その中で全てが一致してるのは奇跡なんです。それが貴方なんです、お願いします!」]
俺は渋そうな顔をしてしまった。それを見た女性はこう言ってきた。
「しかたありませんね...じゃあそんな欲しがりさんな貴方に!今なら...なんと!」
なんかエセ通販的な事言い始めたんだけどこの人...
「吸った血液の50%お返しいたします!50%もですよ、半血でいいんですよ!」
マジでエセ通販じゃねえかよ、ジャ○ネットかよ。俺は呆れた感じで突っ込んだ。
「いやいや、第一吸われたら契約成立になるから意味ないじゃないですか。俺は契約自体する気無いんですけど。」
すると女性はまた言ってくる。
「おねがいしますよ、血を飲まないと力が出ないんですよ...一滴でもいいので!」
これ以上話してたら血を与えてしまいそうなので、俺は逃げる事にした。
「すみませんもう時間なので帰ります。それでは、また会う日まで」
そう早口で言いつつ、猛ダッシュして逃げた。しかしこの選択は間違いだったという事を、後々、悔やむ事になるとは、この頃の俺は思いもしていなかったのだ。
「あっ...」
気づいたらあの人は何処かへ言ってしまった。でも自然と焦りは出てこなかった、むしろあの人は、主様になっていただけると確信までしていた。
だってあの人は言っていたもの。「それでは、また会う日まで」と...。
私は嬉しかった。拒むことなく、また会っていただけると。私はそれを考えただけで顔が暑くなっていた。私はあの人以外に使え、恵んでもらう事などありえない。そう思うほどに魅了されていた。
「絶対...絶対絶対絶対絶対絶対...絶対に見つけて見せます。待っててくださいませ、主様」
私は今までに無いくらい軽やかな足取りであの人の言った道をたどって行った。
続く
今回はだらだら書いてしまいました...すみません。