DIAMOND~ダイヤモンド~   作:SUZUKI(R)

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           《注 意》
・これは、ラブライブさんの世界を一部お借りして、
オリジナルの作品を作っています。
なので、台詞が似てない可能性があります。
あらかじめご了承ください。

・この小説は、フィクションです。
登場する人物、施設名は現実には実在しません。


・楽しんで見てもらうと嬉しいです。

・恋愛ゲー風に作っています。何かありましたら、
感想等でお知らせしてください。


               《あらすじ》
竜一と穂乃果は静岡県沼津市にある[内浦総合スポーツ外科病院]に向かう事になった。球場をでると、そこにはスタンドに居た千歌達が待っていた。
千歌と果南は竜一達の道案内として一緒に静岡に向かうことに、
しかし、静岡には「ゲリラ暴雨警報」が発令してた。
洋介は、竜一にゲリラ暴雨の話をすると、荷物を届けに球場からタクシーで後を追った。


エピソード7「緊急事態!!!」

遂に、雨が降ってきた。それに凄く激しい。雷も遠くの方で鳴っている。

予報どおりのゲリラ暴雨になった。

新幹線の車内では、場内アナウンスでダイヤの遅れが出てることを説明してた。

(アナウンス)「只今、大雨の影響でダイヤに一時間の影響が出ています。

       ご了承ください。」

穂乃果は、アナウンスによって起こされた。

(穂乃果)「…ん??竜君…、どうしたの?って!!また穂乃果寝ちゃってんだ…。

     ごめんね、竜君。」

(竜一)「別に良いよ。気にするな、頭だけじゃ全然重くねぇ~から。」

というと、竜一は笑顔で返した。

(果南)「まったく…、世のなか大変なのにそれを気にしないぐらいラブラブなのね。

    二人は。」

前の席で果南がそう言ってきた。

言われて見れば、全然周りを気にしてなかった事に竜一と穂乃果は気づいた。

(果南)「あら、頬を赤くしちゃって本当なのね。」

果南が笑いながら言うと、二人はお互いの顔を見た。

まるで、りんごのように頬を赤くしてた。

(竜一)「こ、これは…、車内が暑いんだ…。」

(果南)「そう…?なら良いよ…。」

果南はまた前を向いた。どうやら、千歌も寝てるようだった。

竜一は一安心した表情をして窓を見てた。

(竜一)『そう言えば…、あいつが引っ越したのも静岡じゃなかったっけ?』

竜一の頭にはある人物が出てきてた…。

 

(アナウンス)「まもなく、静岡駅~、静岡駅です。」

車内アナウンスが入ると、竜一達は荷物の整理をし始めた。

果南は寝てる千歌を起こし始めた。

駅に着くと、順番に降りて竜一は洋介が来てる事を説明した。

駅の構内には洋介とそのタクシーが待ってた。

(洋介)「あ!いたいた、おーいこっちだ!!」

(竜一)「ふ~、疲れた~。」

(洋介)「どうだったw?長時間のハーレムはww」

「コツン!!!」

竜一は洋介に対し空手チョップをしながら言った。

(竜一)「いい加減にしろ!」

(洋介)「冗談だよ、冗談~。それより、事は深刻なんだ。」

タクシーに乗る前に洋介は状況を説明した。

何と、静岡まで来たのに…、病院の営業時間が終了してしまったのだ。

さらに、静岡発の新幹線は全線運転を中止している。つまり、帰れないのだ。

先ほど、高速道路も封鎖され、緊急状態に陥った。

(竜一)「ま、マジかよ…。今日、どこに泊まるんだよ?」

(千歌)「だったら私の家に泊まりに来る?私の家、旅館だから。」

(果南)「千歌それは良い案だね。みんなでお泊りしようよ。」

(穂乃果)「賛成ー!!竜君やろうよ、お泊りパーティー。」

(竜一)「まぁ~、穂乃果が言うなら…。良いけど…。お前は?」

(洋介)「俺は別に良いよ。」

満場一致で決まった。それにそれしか行くところが無かったからだ。

千歌の旅館に向かった。

しかし…、

(千歌)「ごめん。何かどこも埋まってるらしいの。それに、お店手伝えだって

    だから今日はごめんね!また明日。」

千歌の旅館は、災害時に無償で部屋を貸し出すことになっていたのだ。

なので、どこも空いてはいなかった。そして、千歌は家の手伝いで竜一達と別れるとこになった。

すると、果南は、竜一に言った。

(果南)「確か…、知り合いのお父さんがホテルチェーンを経営してて…、

    あなたのファンなのよ。ちょっと、話して見るね。」

すると、果南はとあるホテルチェーンのオーナーに電話した。

そして、待つこと10分…。

(果南)「OKが出たわ。[ホテル内浦]に向かって。」

竜一達は、言われたとおりホテル内浦に向かった。

ホテル内浦は、内浦の中心街にある高級感溢れるホテルだ。町の人は、「内浦の宝」

と言って、そのホテルを大切にしてきた。

ホテル内浦に着くと、竜一達は驚きを隠せなかった。

まるで、海外の有名ホテルに来た感じしかしなかった。

(???)「Hello.Are you Ryuichi?」

竜一は、突然外国の人に話しかけられた。振り向くと、金髪の男性が立っていた。

(竜一)「Yes,Ⅰ am . Do you speak Japanese?」

(???)「Sorry, I don't speak Japanese.」

(竜一)「OK, What's yours?」

(オハラ)「I am Ohara. I'm from .U.S.A.」

竜一とクリスの会話中に洋介が聞いた。

(洋介)「お~い、何だって?」

(竜一)「あの人は、オハラ。アメリカ生まれだって。

    多分…、ここのオーナーだと思うよ。」

(洋介)「なるほど~。で、そろそろ早くしないと…、高坂さんが…。」

話途中だったがオハラが色紙とマジックを持って聞いてきた。

(オハラ)「Ryuichi. Can I have your autograph.」

(竜一)「OK.」

と言うと、竜一はオハラの色紙にサインをして再びオハラに返した。

(オハラ)「Thank you very much.」

(竜一)「You're welcome.」

すると、ロビーにいる人全員がこっちを見ながら何やら話してるをしてるらしい。

(洋介)「おい!!見ろよ…、これって…。」

洋介に呼ばれて行くと、そこには竜一が活躍したU-15野球ワールドカップのメンバーの集合写真が飾ってあった。下には、[最強のU-15侍ジャパンメンバー]と書かれてあった。

(竜一)「こ…、これは…。」

その横に、決勝戦の対アメリカ戦の日本のスターティングメンバーから順番に

全選手の名前とレプリカユニフォーム、レプリカキャップ、写真、さらに一言が記載されたものが飾られてた。

 

~スターティングメンバー~

・1番センター    #8石橋 隆明[宮城県] 「走れ!日本のスピードスター」

・2番セカンド    #4橋本 正平[東京都] 「今日も安打を量産してくれ!」

・3番ライト     #9木原 隆 [埼玉県] 「広角打法の天才!」

・4番ファースト   #3今岡 弘樹[大阪府] 「日本の四番!一発頼んだ!」

・5番DH       #10立岡 一振[広島県] 「綺麗な放物線を見せてくれ!」

・6番サード     #5新井 隆浩[広島県] 「長打を打って次に繋げ!」

・7番ショート    #6藤沢 健太[福岡県] 「華麗な守備でチームを牽引!」

・8番レフト     #7峯村 修也[福岡県] 「恐怖のレフト!」 

・9番キャッチャー  #2上野 洋介[長野県] 「素晴らしい配球見せてくれ!」

・先発投手&優勝投手 #1高坂 竜一[長野県] 「日本を代表する世代最強投手!」

 

~控えメンバー~

・外野手       #11糸井 達也[北海道] 「日本の代打の神様!」

・外野手       #12秋山 俊 [青森県] 「頼むぞ!日本の盗塁王!」 

・キャッチャー    #13小林 守 [高知県] 「素晴らしい強肩!」

・投手        #14青木 真之介[愛知県] 「日本の右のエース!直球で押せ」

・内野手       #15木原 直人[岐阜県] 「日本の流れを変える守備職人!」

・キャッチャー    #16今宮 清吾[東京都] 「素晴らしいブロック!」

・内野手       #17東条 秀樹[高知県] 「天才のデータ野球!」

・投手       #18秋山 流星[奈良県] 「好リリーフ!日本の守護神」

 

一言はこんな感じに書かれてた。

そして最後には…、

 

「20日間お疲れ様!!私達は、18人の小さな侍を忘れない…。

 高校、大学、社会人、プロ、メジャーそれぞれの道に進んでも活躍を期待してる。

 いつか本物の侍になってまた日本のユニフォームを着てくれるのを

 楽しみに待っている!!」

と書かれていた。

竜一は、あの頃のメンバーを懐かしそうに見てた。

わずか20日とは言え、同じユニフォームを来て世界と戦った大切な仲間だからだ。

(洋介)「日本を代表する世代最強投手だって色々書かれてるな~」

(竜一)「お前だって、素晴らしい配球って言われてるけどあれ考えたの俺だしw」

(洋介)「あー!!そう言う事言うのかよ!!」

二人が楽しく話してると、気絶した穂乃果が蘇った。

(竜一)「あ、起きたか…。じゃあチェックインするか。」

竜一は係り員を呼んだ。

三人の頭の中に描いてることは同じだった。

 

         『今度は、日本人でお願いします!!』

 

と言う事だった。

奥から出てきたのは、金髪の少女だった。

(鞠莉)「私は小原鞠莉です。よろしくね!って、あ!!高坂選手だー!!

    それに、上野選手まで居る!!写真では何度も見た事あるけど…、

    本物は初めて見たー!!

    果南ちゃんが来るって言ってたから準備してたよ!

    代金はあのサインで十分だから好きなだけ泊まってって。」

と言うと、鞠莉は竜一達にキーを渡した。

竜一が[102]、洋介が[104]、穂乃果が[103]と言う部屋割りになった。

 

部屋に入ると、静かだった。テレビとベット、テーブルがあるだけだった。

何か、部屋が広く感じた。竜一はテレビをつけた。

ほとんどのテレビ局が静岡県のゲリラ暴雨の事を臨時ニュースに取り上げてる。

エンタメとかはほとんどやってない。

「コンコン!」

誰かが竜一の部屋をノックした。

竜一はドアを開けると白衣を着た人が立ってた。

(竜一)「何の用でしょうか?」

(???)「私は、ドクター村山です。君の左手を見る様にと

     旦那様に言われましたのでお伺いしました。」

(竜一)「あ、はい。どうぞ。」

竜一は村山を部屋に入れた。すると、村山は早速竜一の左手を見た。

(村山)「う~~ん、ギブスまでとはいきませんでしたが、

    念のため三週間は投球禁止です。中指が一番酷いので

    中指を包帯で巻いときますが…。

    レントゲン等で詳しく見ますか?」

(竜一)「はい…、お願いします…。」

すると、竜一と村山は、ロビーの奥にある治療室に移動して、

レントゲンを二三枚撮った。

5分ほど待って、結果が出たのでドクター村山は竜一を呼んだ。

(村山)「私の見立て通り君の骨は何もなってなかった。だけど、腫れが引くまで

    投球は禁止、お風呂には問題なく入って良いよ。」

(竜一)「ありがとうございます。」

しかし、竜一の顔は晴れなかった。投球禁止令が出てしまったからである、

しかも春季大会が二週間後に始まるのであるいくら

二年主体で試合に臨むと言っても、西はスタミナが無かったし、

何しろ他のピッチャーが今の野球部には居ないのである。

これでは、まるで初戦負けしてくれと言ってるようなものである。

春季大会は夏の選手権県予選のシード校を決める為、夏の甲子園に近づく為には

この大会を上位で終えなければならないのである。

竜一は悩みながらホテルの部屋に戻ると、ドアの前で穂乃果が待ってた。

どうやら、竜一が居ないのに気づいて心配してたらしい。

穂乃果は、竜一の左手に巻いてある包帯を見て聞いた。

(穂乃果)「手…、どうしたの?」

(竜一)「あぁ、しばらく投球禁止だって。そのこともあってこれから、

    洋介の所行くんだけど…、行く?」

(穂乃果)「そうなんだ…、穂乃果は部屋に居るよ。じゃあね。」

と言うと穂乃果は部屋へ戻った。竜一は洋介の部屋のドアをノックした。

「コンコン」

(洋介)「どうした?」

と言いながら洋介は、竜一を部屋に入れた。

(竜一)「さっきさ、ここの専門ドクターに手見てもらったんだ。

    そうしたら、手の腫れが引くまで投球禁止だって。」

(洋介)「それって…、本当か?」

竜一が頷くと、洋介はすぐ西の所へ電話した。

(西)「う、上野先輩ー!!どうしたんですか?こんな時間に。」

(洋介)「今、竜一の診察が終わったんだが…、竜一、しばらく投球禁止だってよ。

    お前ならこの状況わかるよな?」

(西)「それって…、春季大会…全試合を俺が投げるって事ですか?」

(洋介)「そうだ。しかも、今年はシード権を何としても取りたいから、

    負けれないんだよ。お前がエースとしてあのマウンドに登るんだよ!

    投げたくても投げれない隆一の想いを背負ってな。」

(西)「お、俺が…、エース…。」

洋介は西がとても困惑してるのが声でわかった。

(竜一)「ちょっと良いか?」

竜一が洋介に聞きながら右手を洋介の方に差し出してた。

(洋介)「今、竜一に変わるから…。」

と言うと、洋介は自分のスマホを竜一に渡した。

(竜一)「もしもし、そっちの天気はどうだ?」

(西)「晴れてます…って高坂先輩!!手は大丈夫なんですか?」

(竜一)「大丈夫じゃないからこの状況になってるんだよ。

    でもな…、俺は別にエースとしての自覚を持てなんて言わないよ。

    俺が言いたいのは一つ…、ごめんな。」

(西)「え??」

(竜一)「チームには申し訳ないと思ってる…。

    大会直前に大事な左手を痛めたのは俺の気持ちの問題だ。

    だからごめんな。その代わり…、春季大会お前がしっかり投げて、

    シード権をしっかり取ってきてくれ…。だからと言って

    変なところに力を入れるな、リラックスしてお前らしい

    ピッチングをすれば良い。後、スタミナの件だが…洋介の知り合いに

    体力作りについて良い指導をしてくれる人が居るんだ…、

    その人のお世話になれ。練習はキツいけどやりがいはあるから。

    しっかりやってな。」

(西)「はい、わかりました。それでは…失礼します。」

そう言うと、西は電話を切った。

(洋介)「おいおい…、まさかエリチと園田さんじゃないだろうな?」

(竜一)「良くご存知で。と言う訳で、二人に話しといてよ。

    それじゃあ俺は部屋に戻るわ。」

そう言うと、竜一は自分の部屋に戻った。

(竜一)「はぁ…。投球禁止か…。辛いな…。」

竜一は、そう呟くとベットにダイブした。

 

(海未)「えぇ!!竜一が投球禁止に!!」

電話の向こうには、驚きを隠せない海未の声が洋介には、ハッキリ聞こえた。

(洋介)「そうなんだ。それで、控えのピッチャー西がスタミナ不足なんだ。

    ほら園田さん、μ'sの体力作りの練習指導してたでしょ?

    だから西の面倒見て欲しいんだけど…、ダメかな?」

(海未)「確かに…、μ'sの体力作りの練習は私がたててましたが…、

    期間以内に効果が出るかわわかりません…。それに、

    男の子の練習メニューを考えるのは初めてなもので、

    良くわからないところとかあるのですが…。」

かなり、戸惑ってるそれも可笑しくない、急に良く知らない人の面倒を見てくれと言われてるようなものだからである。

(洋介)「竜一がエリチと園田さんに任せれば安心だって言うんだよ、

    だからお願い。可愛くない後輩だけど面倒見てくれない?

    エリチには俺から電話するから。」

(海未)「まぁ…、竜一や洋介ににそこまで言われたら仕方ありませんね。

    引き受けます。同い年ですし〔海未〕で良いですよ。」

(洋介)「海未…、ありがとう。」

洋介はそう言うと電話を切った。

(洋介)『後は…、エリチだけなんだよな。』

そう言うと、洋介は絵里に電話した。

 

絵里は、お風呂から出て自分の部屋でのんびりと過ごしてた。

「ピロロロロ~~~」

(絵里)「誰かしら。」

そう言うと、絵里はスマホをチェックした。[洋介]と画面には出てた。

(絵里)『珍しいわね。』

そう思うと、電話に出た。

(絵里)「もしもし、綾瀬ですけど洋介君どうしたの?」

(洋介)「夜遅くにすみません。実は竜一が投球禁止になっちゃって、

    それで二年生の西のスタミナ不足を園田さんと一緒に見て欲しくて、

    お願いの電話をしたんですけどお願いできますか?」

(絵里)「そうね…、海未には許可取ったの?」

(洋介)「はい、先ほどもらいました。」

(絵里)「なら良いわ。あなたからのお願いを聞かない訳にもいかないしね。」

(洋介)「ありがとう。エリチ。」

驚く海未に対して、普通に許可を出した絵里に洋介は嬉しかった。

時刻は、[PM 7:30]。

そろそろ食事の時間になる、部屋で注文するか一階にあるバイキングに行くか二つの選択肢があった。

洋介は、竜一にメールした。

[二人は、OKしてくれたよ。それで、この後飯はどうする?バイキングにする?]

(洋介)『送信っと』

洋介はメールを送信した。

 

竜一は、ベットに仰向けになって、天井を見てた。

(竜一)『暇だな…。明日から何しよう…。』

そう思ってると、携帯が鳴った見ると洋介からだった。

(竜一)「洋介からか…、何々?[夕飯どうする?]か…、良かったな絵里さん達から

    許可でたか。[そうだな…夕飯は~~みんなで食べるかな

    俺、穂乃果呼ぶから先行っててロビーで集合な!]っと送信。」

そう言うと、竜一は、洋介にメールを送ると穂乃果の部屋に向かった。

 

「コンコン」

ドアをノックするも返事がない。

(竜一)『あれ?返事がない…。仕方ない、電話するか。』

竜一は、そう思うと携帯で穂乃果に電話をかけた。

「♪♪♪♪~~」

穂乃果はスマホでこれまでμ'sが歌ってきた曲を聞いていた。

「ピロロロロ♪♪♪~~」

(穂乃果)「ん?竜君だ。もしもし」

(竜一)「これから、洋介と一階でバイキング行くんだけど、穂乃果どうする?」

(穂乃果)「わかった、すぐ行くよ。」

と言うと、穂乃果は、ドアを開けた。

すると…、

(竜一)「わっ!!!!」

(穂乃果)「わぁぁぁぁ!!!」

竜一が穂乃果を驚かすと、穂乃果はビックリしながら尻餅ついた。

(竜一)「大丈夫か?」

(穂乃果)「もう~、竜君酷いよ~。」

と言うと、穂乃果は頬を膨らました。

(竜一)「悪い悪い、ほら行くぞ。洋介が待ってる。」

と言うと、二人はエレベータで洋介が待ってる一階ロビーに向かった。

 

ロビーでは、洋介がまだか、まだかと待ってた。

(竜一)「お待たせ!」

(洋介)「遅すぎだろ!!何時間待たせるんだよ」

(竜一)「別に時間経ってないだろ、早く行くぞ」

三人はバイキングをして楽しく食事してた、竜一は飲み物を取りに行こうとして席を離れた。

その時、竜一は誰かの気配を感じた。だが、それが誰だったのかは竜一にも判らなかった。

食事してると、男性がこっちに来て聞いてきた。

(男性A)「すみません。失礼ですが…、あなたが野球で有名の高坂竜一君ですか?」

(竜一)「はい。高坂竜一なら俺ですけど。何の用ですか?」

すると、男性は困った顔で話してきた。

(グリーン)「いえ。私は、アメリカから来ました、ジョー・グリーンです。

      実は…、17歳の息子が手術の為に日本に来日して、

      このホテルに宿泊してます。

      明日の午後手術なのですが…

      夢と希望をくれた史上最強のU-15日本代表に

      どうしても会って話がしたいらしくて、

      じゃないと手術を受けないと言って聞いてくれないんです。

     一回話してくれませんか?息子も少しは日本語を喋れるので。」

(竜一)「明日の午後ですか…。

    すみませんが息子さんが会いたいのは

    日本代表であって俺ではありません。

    それにに日本代表は俺だけじゃないので、

    俺だけ行っても息子さんは喜びませんでしょう?本当にすみません。」

そう言うと、グリーンさんは、落ち込んだ表情で自分の席にもどった。洋介は怒って大声で竜一に怒鳴った

(洋介)「何でだよ!!何で今断ったんだよ!病に襲われてるのに

    それでも一生懸命生きてるのに…、

    そんな少年の願いを叶えてやれねぇ~のかよ!正直、見損なったよ。

    そんな心の狭い奴が日本の絶対的かつ世代最強ピッチャーかよ!

    俺は、部屋に戻るから。」

そう言うと、洋介は自分の部屋に向かった。それを見て今度は穂乃果が聞いてきた。

(穂乃果)「竜君。今日、どうしたの?竜君らしくないよ!」

(竜一)「しょうがないだろ?少年が会いたいのは、俺じゃない…、日本代表だ。

    史上最強のU-15侍ジャパンに会いたいんだよ。その時点で無理だろ?

    俺だけが侍ジャパンじゃないし、侍ジャパンが俺じゃない。

    だから、断ったそれだけだよ・・・・・・。」

穂乃果は俺の近くに来ると、

「パシーーン!!!」

穂乃果の手が竜一の頬を叩いてた。

(穂乃果)「酷いよ!竜君いつもの竜君だったら簡単にOKするじゃん!

     穂乃果は、他人想いの竜君が好きなのに…、

     今の竜君、穂乃果、大嫌い!!」

(穂乃果)『本当は…、こう言うこと伝えたかった訳じゃないのに…。』

そう思いながらと穂乃果は走って、バイキングルームから出て行った。

(竜一)『だから、冷静に聞けってまぁ~良いや。』

と思うと竜一は食事を終えて、ロビーに向かい、ある人物に電話した。

(竜一)「OKだ。はぁ…良かった。みんなありがとうって伝えてくれ。」

そう言うと、竜一は部屋に向かった。

 

部屋に行くと、ドアの前で穂乃果がいた。

(竜一)「どうした?さっき俺の事大嫌いって言った高坂穂乃果さん?」

(穂乃果)「な、何でもないもん。」

(竜一)「まぁ~入れよ。話があるんだろ?聞くから。」

ドアを開けながら、竜一がそう言うと穂乃果はうんと頷き入っていった。

まぁ~、大体話の内容は分かる。

さっきの話の続きだった。    

竜一は穂乃果にある事を話した。

穂乃果は、納得してくれたらしく、大嫌いと言ったことを謝ってくれた。

 

(竜一)「で、何で話終わったのに部屋戻らないんだ?」

(穂乃果)「いや~、その~。」

と言いながら穂乃果は目線をずらした。

その時、一瞬窓ガラスがピカッと光った。

「ゴロゴロゴロドン!!!」

(穂乃果)「ヒィッ!!!」

雷が鳴った後に穂乃果はビックリした表情を隠せなかった。そして、掛け布団を頭に掛けた。

(竜一)「そうか…、そう言えば、お前一人だと雷ダメだったもんな。」

(穂乃果)「ごめんね…。」

すると、竜一は穂乃果の居るベットの方に行って横になった。

(竜一)「早く寝ろよ、一緒に寝てやるから。」

(穂乃果)「本当?」

穂乃果は体を横にして竜一に聞いた。

(竜一)「あぁ。」

(穂乃果)「ありがとう、竜君。」

と言うと、穂乃果は竜一のすぐ前で寝てしまった。

「ドキドキドキ・・・・・・。」

次第に竜一の心拍数が上がってきた、それと同時に頬が赤くなって寝れなかった。

意識はしなかったけど、穂乃果の髪の毛からは、シャンプーの良いにおいが漂ってきた。寝返りをしたくても、穂乃果に手を握られてるためそれが出来ない。

(竜一)『や、やべぇ~寝れない…、穂乃果っていつから女子らしくなったんだ?

    顔とか、体とか…、って変な意味じゃなくて!!

    大きくなったって事なんだろうな、はぁ~、早く朝になってくれ。

    頼むから!』

と思ってた。

「ピシャーン!!!」

雷が鳴った。すると、穂乃果は、ビックリしながら今度は竜一をしっかり離さない様に抱きついてきた。

(竜一)『おいおい、不味いってこれは不味いって手言うか何でいとこに

    恋愛感情抱いてるんだよ!俺、可笑しいだろ?

    一体俺はどうしたんだろうか・・・。このまま寝るしかないのか・・・。』

竜一は試合の疲れもあり、考えるのを止めて眠ってしまった。

 

 

 




〈次回予告〉
同じホテルに病と闘う一人のアメリカ人少年が居た。
彼の願い、
それは・・・・・・。
夢と希望をくれた「史上最強のU-15侍ジャパンに会う」事だった。
そして、手術当日を迎える。
果たして、竜一は少年の為に何が出来るか?
次回
  「DIAMOND~ダイヤモンド~」
     第8話
        「サプライズ」
                   です。
次回もお楽しみに!
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