多少の下ネタが入ってます。それでもいいよという方はお読みください。
突然だが、俺の友達はゲームクリエイターだ。そいつはゲームを創る才能はあるのに、内容はあまりにも酷い物だ。さて、今日はどんな作品をやらせてくれるのか…
「という事で、また新しいゲームを創ってきたよー☆」
そう言って俺の友達は勝手に家に押し入って来た。
「今日はどんな酷いゲームをやらせてくれるんだよ…」
俺は内心ウンザリしながらも、どんな酷いゲームをやらせてくれるのか楽しみにしながら、ゲームのセッティングをした。
「今日は恋愛シュミレーションゲームだ!俺達は思春期だし、そう言うのって興味あるだろう?」
成る程。確かに興味はある。今日という今日は良作かもと期待しながら、俺はゲームを始めた。
『まず、最初に貴方の名前を決めてください▼』
まぁ、最初は名前を決めるのが普通だよな。俺はそう思いながら取り敢えず自分の本名を入力した。
『うわっ…ださ…▼』
俺はこのゲームを壊したい衝動に駆られたが、何とか踏みとどまった。人の名前をださいとか言う時点でこのゲームは駄作だが、俺は根気よくゲームを続けた。
取り敢えず俺は、お任せで名前を決めた。
『【名前:小野 拓郎。呼び名:オタク】で宜しいでしょうか?
はい◀︎
Yes
OK
』
拒否権ねぇのかよ!?そして呼び名が酷いな!?俺はもう、怒る気にもなれなくなってきた…
取り敢えず俺は、その名前でゲームを始める事にした。さて、これからどんなストーリーが展開されるのか楽しみだ。
『オタク:俺の名前は小野拓郎。みんなからはオタクと呼ばれている。
???:お兄ちゃん。朝だよ。
オタク:おや?妹の静葉が、俺を起こす為に俺に馬乗りになって、俺の体を揺すってる。さてどうするか…▼』
恋愛シュミレーションゲームならではの選択肢か。絶対に好感度が上がるような選択をしてやるぞ!
『選べ(制限時間10秒)
①「今日も可愛いな、静葉は♡」と言う◀︎
②体術に持ち込む
③襲うっきゃないでしょ☆
』
何この選択肢…3番に至ってはアウトだろ…俺は迷う事無く1番を選んだ。
『静葉:はぁ?キモいんだけど…
オタクの精神ポイントは50下がった。オタクの精神ポイントは0になった。
Game Over』
何、この理不尽!?一撃でゲームオーバーも酷いけど、妹の反応も酷くない!?俺はもうやめたい思いを押し殺しながら再挑戦をした。
消去法で考えて、次は2番かな?3番は論外だし。
『静葉:甘い!!
オタクの体術は静葉に通用せず、逆に体術をくらった。オタクは足に重大な怪我を負って、もう歩けなくなった。オタクの青春は終わった…
Game Over』
え?妹を傷つけて好感度が下がったのなら分かるが、妹に反撃くらって主人公が怪我を負ってゲームオーバーになるとはまた斬新なゲームオーバーな事で…俺はもはやツッコむ元気を無くした。それでも俺は根気よくゲームを続けた。
もう3番しか残ってないじゃん…俺は腹をくくって3番を選んだ。
『親:お前は何て事をしたんだ…
オタクは妹を襲った事により、警察に捕まった…オタクの青春は終わった…
Game Over』
うん。分かってた。こうなる事は分かってたよチクショウ!!もう選べる選択肢無いじゃん!?全ての選択肢、ゲームオーバーになるじゃん!?俺は友達の胸倉を掴み、訴えた
「全ての選択肢がゲームオーバーになるじゃん!?もう詰んだじゃん!?何?この糞ゲー!?」
すると、友達はこう反論した。
「いや、普通に考えたら分かるだろ?」
そう言って友達はコントローラーを握った。そして選択肢の場面で10秒待ち、時間切れになった。すると、
『オタク:うん。おはよう▼』
「分かる訳ねぇだろうが!!!」
俺は我慢の限界となり、ゲームを叩きつけて壊した。すると友達が、
「どう?面白かった?」
と聞いてきたので、全力でこう答えてやった。
「もう、こんなゲームやりたくねぇよ!!!」
終わり
どうも篠ノ之詩乃です。今回はオリジナル作品を投稿してみました。内容がかなり酷いと思います。それでもご拝読して頂きまして、本当にありがとうございました。なお、この作品は「余りにも理不尽シリーズ」として暇な時に他の作品を載せようと思います。
私の他の作品の幻想旅録もよろしくお願いします。