彼は異なる世界を見る(仮)   作:空亡

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今回は拓哉回です、一体何時になったらなのはを出せるのでしょうかね?w

後、銀髪こと神城綜椰が今の所は零と拓哉に名前で呼ばれることは無いと思います
零か拓哉が呼ぶ時は『奴=綜椰』だと思って下さい
非常に読みずらいかもしれませんが、お許しください




五話、休日

 

〜拓哉side 夕方〜

 

 

「ちぃっ、何でこんな事に…!」

 

 

結界の張られた街の中を走り、路地裏へと駆け込み、息を整える。

手には自らのデバイスであるエクスカリバー(命名したのは女神ヘスティア)を握り締め、気配を探りながら思考する。

 

くそっ、無印が始まってんのは分かってたし、奴が高町と行動してんのも知ってたが…

 

まさか、マジで奴と俺の他にも転生者がいるのか…?

 

女神様は何も言わなかった?否、女神様は恐らく俺が転生した時点での危険な転生者が奴だという意味で言ったのだろう

 

確かに幼稚園児の時に奴に出会ってたら確実に死んでたな

 

じゃあ…零は一体、何者なんだ?転生者で魔力が無い代わりのあの高い身体能力なら納得できるが、だとしたら何か狙いの様なものが有っても不思議じゃないのに…

 

記憶が無い?いや、そうだとしても無印始まる頃に介入し始めるか何かするはずだが、この間は俺と模擬戦やる位には暇してんのにあいつ家に居たしなぁ…

 

 

 

 

だがまぁ…

 

 

「今はこの状況をどうするかが…先だな!」

 

 

思考を切り替えた俺は深呼吸をすると、ピンクと銀の弾幕が飛び交い、それを避け続ける巨大烏のいる市街地へと飛び出して行った。

 

 

 

 

 

 

 

何故こうなったか、取り敢えず朝から振り返ろうか?まぁ、異論は認めんがね

 

 

 

 

〜拓哉side 朝〜

 

 

 

 

零との勝負の翌日、まだ打たれた首が痛いがそんな事は気にせず、零に使った技の弱点をどうやって克服するか考えた後、三年前からの日課であるジョギングをしながら、街中でジュエルシードを探していた。

 

今のところ、俺はどの側にもついていない無所属だ。

 

なのは側には気に食わない奴が着いてるし、フェイト側には会ったことすらないからどうしようもない。

 

もともとこの世界の俺は凡人だったみたいだし、両親が管理局で働いてるなんて便利設定も頼んで無いから管理局側でも無い。

 

零は…まぁ、あいつなら魔法無くてもなんとかなるんじゃね?って思ってる、あいつ色々とハイスペックだしな。

 

恭也さんと十回戦って六回は勝つし、残りの四回だってたまに引き分けやがる。

 

しかも見た感じリミッター掛けてあるとは言え、本気だしてないんだぜ?

 

敗因は?って聞いたことあるけど、『後4〜5ミリ踏み込んでいれば』とか、『後六手先を予測できればな』とか返しやがった…あいつ本当に人間なのか?

 

俺なんか五回に一回勝てるか引き分けるかなのに

 

っと、零の話は今は関係無いか

 

今はジュエルシードだ。

 

ジュエルシードは確か…21個だったはずだ。

 

現時点で正史通り(…うろ覚えだが)なら海に六個位あるはずで、なのは側はフェイトと会う前なら二、三個位で、フェイト側は三、四個か

 

で、俺が四個持ってるから、12〜16個は現存してる

 

問題は残りの5〜9個くらいか

 

うろ覚えのせいでかなり不安だが、なんとかなるだろう…多分

 

 

「っと、これで…三週目か?」

 

《マスター、これで六週目…》

 

 

六週目!?くそぅ、海鳴市の地形は大抵覚えちゃったから無意識でもそんなに走れる様になったか…

 

 

《…そんなに走ってたのか、と言うよりも止めてくれよ!》

 

《マスターは並列思考…苦手、声掛けても無意味》

 

 

正直かなりグサグサ言葉が刺さってくるんだが、仕方ないな…だって事実だし

 

つかエクスカリバーってデバイスなのにあまり喋らないよな…いや、あのかなりうざったいやつでも困るけどさ

 

 

《…今、馬鹿にした?》

 

《いや、そんな事は無い》

 

《こっち見て、言う》

 

 

すまん、今お前みたいに喋るうざったい方を想像しちまった、何というか、不気味だった

 

 

《!…マスター》

 

あぁ、気付いたよ結界張られた、つか内側に居るな

 

「ちょっと…行ってみるか」

 

なのは側だったら会いたくねぇなぁ

 

 

 

 

 

 

そして今に至る

 

 

 

 

 

軽い気持ちで何とかなるとか言ってる時もあったなぁ!

 

畜生、俺は魔力Sあるっぽいけど殆ど使えないんだよ!

 

バリアジャケットと空中に足場作るぐらいにしか使えないんだよ!

 

《頑張れ、マスター》

 

「いや!その為にお前がいるんじゃねぇの!?」

 

《頼りにされるの、嬉しい…けど、私だけじゃ、無理》

 

「何故だ!?」

 

《マスター、魔法、慣れてない》

 

「あぁ確かにな!…すまん」

 

 

前世で持ってなかった魔力を頼んでないけど持たしてくれたせいか、まだこの感覚に慣れるのには時間がかかりそうだ。

 

その間、並列思考が得意じゃない俺の代わりにずっとエクスカリバーが演算してくれて、さらに魔法は名前を言うと俺の魔力を使って発動してくれる。

 

 

《ん…右前方から、通常魔力弾が12、誘導弾は6、剣が4》

 

「了解…せりゃあ!」

 

魔力弾に関しては直撃するものだけを弾き、誘導弾はエクスカリバーで全て切り裂くと、人体の急所を故意に狙って飛んでくる実体剣を叩き落として行く、実体剣という事は奴の性格上、恐らくUBWかゲート・オブ・バビロンだろうな

 

奴が居るというだけでもう嫌な予感が当たりそうだ…

 

 

正直、2時の方向とかそういう言い方よく聞くけど、俺は解らんからかなり助かってるんだよなぁ

 

《マスター、上…敵?》

 

 

「上?…ちっ、一番会いたくねぇのに会っちまった」

 

「ふん、それはこっちのセリフだ愚者め」

 

《自動認証…確定、敵と認識》

 

 

初めてあったこいつですら敵と認識できるとはなぁ…つか、あいつあんな口調だったっけか?

 

 

「まぁいい、貴様もジュエルシードを持っているのだろう?それを渡せ」

 

 

奴は空中に立ってこちらを見下している、某英雄王の真似でもしてんのか?

 

 

「断る、と言ったら?」

 

「ならばねじ伏せてから貰おうか」

 

「はっ、ほざいてろ傲慢王」

 

俺はエクスカリバーを握り直し

 

「…ヴァルシェール」

 

あいつは(恐らく)デバイスをゲート・オブ・バビロンから取り出した

 

「貴様に格の違いというものを教えてやる」

 

「零以外に負けてたまるか」

 

《…高町兄》

 

 

グサッ、カッコつけたの台無しじゃねぇかエクスカリバー…

 

 

《…事実》

 

「あっはははは!自らのデバイスに言われるとは!」

 

「うるせぇっ!いくぞ!」

 

ったく、ちょっと位はいいじゃん、見逃してくれてもさ…

 

「駆橋!」

 

《イエス、マスター》

 

人は空を飛べない、人が空中を歩くには足場さえあればいい

 

そんな単純な考えで俺が最初に思いついた魔法が『駆橋』だ、空中に四角形の薄い光の膜の様なものを沢山張り、それを足場代わりにする事で空中にいる敵へと攻撃する事ができる。

 

「ふん、小細工など弄しても無駄だ、空を飛ぶ俺には勝てん」

 

「舐めてんじゃねぇぞ!」

 

その上から目線が気に食わねぇんだよ、だから…

 

「天から落ちろ!」

 

俺は駆橋を駆け上がり、奴を頭上から叩き斬る様に剣を振るが当然防がれる

 

「ふん、俺を空から堕とそうなどと思い上がるなよ愚者め」

 

「英雄王気取りのお前にだけは言われたくない…ねっ!」

 

ギリギリと音を立てる刃を弾き、駆橋の上へと飛び降りるとすぐに別の駆橋へと飛び移ると、奴の魔力弾がさっき居た駆橋を貫いたのを、俺は見ていた

 

「その足場を消してやろう」

 

そう言うと奴の背後に魔法陣が現れ、魔力で形成された槍の様なものを俺の駆橋に向かって放ち始めた

 

「エクスカリバー!」

 

《…了解、駆橋、瞬時軌道予測、思考同調、自動制御、開始》

 

壊されるなら作ればいい、だがそんな事は奴もわかるだろう、だから

 

タン、ストッ、タン、タッタッ、ストッ、タン

 

「なっ…」

 

移動中に移動先に作ればいい、それなら動きを読まれることも…まぁ、例外を除けば無いだろうし

 

…って言った直後に横から直撃コースか、其処で足場作ると思ったんだろうが残念だったな、何の為に思考同調してると思ってんだよ

 

「ふん、蝿の如くしぶとい奴め」

 

「はっ、当ててみろってんだよ」

 

 

《マスター、終わった》

 

 

向こう(なのは)の方は終わったか、じゃあ…

 

 

「これで終わらす」

 

「ほざくな愚者めが、終わるのは貴様の方だ」

 

奴は突き出した剣先に魔力を集めている、多分だが収束砲撃タイプの魔法か…

 

《マスター、問題無し》

 

俺の顔に出ていたのか、エクスカリバーはそう言い切った

 

「あぁ、確かにな」

 

俺は刃先を奴に向けて、刃を上にし、峰を左手の甲の上に乗せて刺突の形を作り、剣に魔力を纏わせる、まだ隙が多くて対零の技にはできないが試作段階の技は沢山ある、そのうちの一つがこの技だ

 

別に魔力を纏わせなくても放てるが、魔力を纏わせないとそのまま貫通性の高い斬撃が真空波となって飛んでいくので零以外には使えない

 

 

既に放つ体制だ、後は右手を奴に向かって突き出すだけ、それは奴も同じなのだろう、魔力の収束が止まっている…そして

 

 

「ブレイブ・バスター‼」

 

「我流…空牙‼」

 

同時に放たれた技はぶつかり合い、斬撃が砲撃を貫くがそれは一部のみで、その一部以外はそのままこちらへと向かっている

 

俺は放った斬撃が奴の右脇腹辺りへ直撃したのを確信し、奴は放った砲撃が俺の左腕に直撃したのを見て、地面に着地すると同時に背を向ける

 

「貴様だけは許さんぞ…」

 

「それはこっちのセリフだ馬鹿野郎が…」

 

「…ちっ、運が良かったな」

 

そう言うと奴はそのまま立ち去った、恐らく念話か何かで呼ばれたんだろう

 

 

「…くっ、奴に苦戦するようじゃ零には届かない…な」

 

くそ…左腕の感覚が痺れてやがるぞ、非殺傷設定だからこの程度で済んでるんだろうが、やっぱあまり好きじゃねぇや、こういう魔法

 

《マスターは、それで良い》

 

俺はまた顔に出てたのか?

 

「そうかい…帰るか」

 

もう月が薄っすらと見えてるしな




懲りもせず書いてきました空亡です

拓哉君のデバイスは拓哉限定で読心術が使えます
決して拓哉君が顔に出やすいタイプだということではありません

感想・誤字脱字報告・誹謗中傷どんとこいです!
ただし誹謗中傷の場合は何処が悪いかを言ってください

意味不明、クソ転生物などの類なら無視します
あらすじのとこの注意書に書いてますからね

作者は湯豆腐メンタルですw
あまり酷いことを言われるとボロボロと崩れ落ちますw
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