「どうも、どうも第7艦隊の艦隊防空の防空長をしています、ミサイル駆逐艦こんごうです!
今回は前回言っていました通り、ちょっと違う話をさせていただきます。
ではどうぞ〜」
今回はちょっと前(Fleet 2あたり)、物語上は1日前の様子を見ていただければと思います。
こんな話があったんだ、的な感じで見ていただければ幸いですでは本編へどうぞ!
♢ ♢ ♢
海上基地のブリーフィング室の中。
雷龍は飛騨が少し口喧嘩して、飛騨がいなくなって若干空気が重くなっていたので、雷龍は早めに切り上げる事にした。
「明日の作戦だが、護衛任務の後は、政府の作戦の援護だ。
詳しくは、各部屋に作戦内容の書いた、書類を置いてある。
明日は5:00出撃する以上。解散!」
と雷龍が言った。
そのあとは艦娘たちは次々と部屋を後にした。
中にはまだ部屋の中に残っている人もいた。
「今日の晩御飯は何かな!」
「サバの味噌煮しかぁ確認してないですぅ」
あけぼのとありあけが話しながら部屋を出て行った。
今は午後6:00丁度、今から3時間ぐらいは晩御飯が食べれるようになっている。
基本的に半オートメイションで作られるので何時でも可能である。だけど、基本時間が決まっている。
朝は4時から9時、昼は11時から13時、夜は17時から21時までと決まっている。
夜間遠征や夜間戦闘などで24時から26時も開いている。
基本メニューは日替わり定食と変わらない定食。
海の上のせいかいつも魚メニューは変わらずある。もちろん麺類や、パン類も存在する。自分の好きな物を食べていい。ちゃんと栄養を考えられて作られている。
他の皆んなは何を話しているのかって、
それは、他の艦娘たちはあるアイドルグループの事を話していたり、芸能人やはたまた、この作戦の後の旅行の話をしている艦娘も中にはいる。
少し騒ついている中、雷龍とやはぎは次の作戦について綿密に打ち合わせをしていた。
やはぎは、この艦隊の中でもお姉さん的な存在である。雷龍や飛騨の言う子はほぼ二言返事で返す。
「機体のパイロットはまだ3年か」
「あぁ、3年だが、訓練はかなり受けいるらしい、それにこの戦闘機自体まだ2年目だからな」
雷龍はあきづきの事を一瞬だけ見た。その時はこんごうと話をしているようだった。
何を話しているのか気になったが、雷龍はふと思ったのか、今度はやはぎを見て、口にした。
「やはぎ、そういやまだ晩ご飯食べてないだろう」
「はい、まだですが?」
「あきづき達新人を食堂に連れいてってくれないか?」
「雷龍さんは?」
「俺はまだ書類が残っていな、まだ終わりそうにない」
若干納得はしていないようだが、まだ話をしたい事があるのだろう。
だがここは先輩として動かなければ、いけないとやはぎは思ったようだ。
「そうですか、わかりました」
「ではお先に失礼します」
と言ったのと同時ぐらいにあきづきは机の上に置いてあった荷物を取り、ふゆづきと話をし始めた。
なんの話かというと、
「食堂ってどこかな?」
「誰かに聞いてみる?」
とそこに入ってきたのはやはぎではなく、みょうこうとしらゆきだった。
「あきづきちゃん、一緒にご飯行きませんか?」
訪ねてきた声は透き通るこのような、綺麗で品がある声。聞くだけで癒されてしまうような、声の持ち主そう、
「えっと、しらゆきさんですよね?」
「はい、」
その返事は優しい声だった。
しらゆきの後ろにはみょうこうが居た。
そこにもう一人女性が来た。
「私もいいかな?」
「やはぎ姉さん、いいですよ一緒に行きましょうか」
と最初は2人から、4人そして5人となってこの階から2階下にある食堂に向かった。
ブリーフィングルームから食堂までは2階下の階に当たる。
この海上基地は中型の基地である。
主に最上階には中央管制室がある。その下の階はブリーフィングルームや司令室などがある
そして食堂となっている。
食堂と同じ階にはちょとした、娯楽施設やフリースペースが存在している。
食堂の下の階は入浴施設やスポーツジムなどが存在する。居住スペースもいろいろな階にある。
5人は階段を使って降った。
階段を降りた目の前には木目の柱に「海上食堂」と書かれている
ここの食堂は柱を中身は鉄筋コンクリートだが、木目の柱を塗装で再現している。
食堂の中は白だが、少しピンク色がかっている。
柔らかい雰囲気を醸し出している。
入って右に食堂の発券機がある。そこで好きな食事を選んでボタンを押す。押したら自動で厨房で調理が開始される。
調理と言っても出来ている品を食器やトレイに載せ出される。
それとは別で出来ている品を好きなだけ、載せて食べる事も出来る。
5人は鯖の味噌煮定食と、カレーを頼んだ。
5人は入り口に近いところにある6人掛けのテーブルに腰をかけた。
一人を残して他が、ご飯を4人がほとんど晩御飯を食べ終えた頃だった。
その声を出したのはあきづきだった。
「え、飛弾さんってそんなに強いんですか!」
「そうねぇ、多分海軍1とは言わないですが、トップクラスの実力だと思いますよ」
「いいえ、飛騨様は海軍1です!あの天城型の戦艦など目でもありませんよ!」
やはぎの言葉を否定して、飛騨が1番強いと言ったのはしらゆきだった。
しらゆきは、立っていた。しらゆきは飛騨に対して特別な感情があるようだ。
「天城型って、最新鋭の戦艦ですよね?」
あきづきがそう尋ねた、その言葉にやはぎが答えた。
「そうね、2年前に就役した戦艦ね、外見は飛騨さんの改大和型と変わりないけど、スペックはかなり上ね第4世代ってのもあるけど、」
〔 戦艦天城 〕2年前に就役した最新鋭戦艦。
世代では第4世代の分類に当たり、外見は改大和型戦艦の飛騨と似たような艤装をしているが、基本性能はかなりの差が存在する。
かつて天城と言う空母が存在していたが、空母の任を解き、戦艦として生まれ変わった。
天城型は4隻存在する。
「第4世代ってことはミサイルも積んでいるんですよね?」
「そうね、対空と対艦用両方積んでるみたいよ」
〔 第4世代 〕便宜上は ミサイルが主兵装、武器も荷電粒子砲装備(駆逐艦はイージスシステム搭載)という。
もちろんそうである、だが戦艦が第4世代になるのは不可のである。まぁミサイル戦艦というのもがあるなら話は別だが、それならミサイル巡洋艦の方がいい。
実はまだ
ちなみに飛騨は第3.5世代である、世代の間にある性能差は大きい物だ。
「飛騨様はミサイルなど要らないのです!」
言っておくが飛騨もミサイルは積んでいる。
「確か前の大きな海戦で一人で30以上の深海棲艦を撃破したとか」
「え、30ですか…」
「そういえば、あの海戦は酷いものでした、戦艦という戦艦は飛騨様を残して全て…。」
「あれ以来戦艦より、航空機やミサイル主体の戦闘が多くなったよね」
〔 第17次海戦 〕
過去最大級の海戦で、参加した艦帝や艦娘の総数250を優に超え、補給艦や工作艦を含むと300以上が参戦した海戦である。
だが、失った者達の数は計り知れない。100以上が轟沈、爆沈。生還した艦帝や艦娘も半数近くが大破で、中には再起不能や基地で亡くなったりした。ここではさわりだけ触れておく。
ここまでスローペースでご飯を食べていた、ミサイル駆逐艦のみょうこうが口を開いた。
「そういや《東の飛騨》《西の天城》《日本海の
戦艦を保有する艦隊は第7艦隊の他に2つある。
第3艦隊、第1戦隊に所属する天城と
第5艦隊、第2戦隊に所属する
因みに第3艦隊は
なので、西の天城、日本海の磐城となっている。実力は折り紙つきである。
「あのような、性能だけで戦績を上げていいる天城型より私は飛騨様の方が1番です!」
テンションが上がってエッヘンとするしらゆき、言っておくがしらゆきは大和撫子が似合う女の子であることは忘れないで欲しい。
「そういや、リアル姉妹で艦娘になることもあるんですか」
ふゆづきが聞いてきた。
リアル姉妹とは艦娘や艦帝などになる前は血の繋がった兄弟や姉妹であるかということだ。
姉妹艦とは、知っている人もいるかもしれないが、この世界では血の繋がりがなくとも、それに適した体をしていればその船の偽装を装着する。なので、自然と兄妹、姉妹となる。
「そうね、ないことは無いは、でも艦種は違うことが多いの、確か、こんごう君も弟が艦帝になっていたわね」
「こんごうさんの弟さんですか!」
ちょと考え込むあきづき、頭の中ではかなりチャラ男なイメージが湧いている。
短髪で金髪な切れ目の男性の顔が浮かんでいる。
「こんごうとは、全く正反対な性格よ」
「そうなんですか、」
意外な言葉を聞いてびっくりしたあきづきだった。
「あのねしらゆきちゃん?」
ここでみょうこうが聞いてきた。
唐突な質問。
「はい?」
「しらゆきちゃんて、飛騨の妹なんじゃないの?」
3人が固まって。
確かに言われてみれば、しらゆきは
まぁ確かに、潜水艦や海上を航行している船に対しての有効なソナーやレーダーを装備しているし、他の艦娘と比べれば目もいいから、とまぁ気にしなければこのように何かと役に立つ艦娘なので、気にするほどでもないが。改て考えてみると、
「言われてみれば、どうなの?」
「え、兄弟なんですか?」
3人の熱い視線を感じながらも、その顔は一切変わらず
「飛騨様は大事なお方ですとだけ言っておきます」
とだけ言った。大事なお方と。
「それ、何かと誤解が生まれそうな気が…」
そのような会話が続いた。
賑やかな食堂。いつどの時代でもこの光景は変わらないだろう。
少し話を終えた後皆んなは食堂の前でいた。
3、2と別れて立っていた。
「これからお風呂に行くけど?2人は?」
「私も行きまうす」
あきづきだけは違う答えを出した。
「飛騨さんはどこに居るか分かりますか?」
やはぎとみょうこうは向かい合った。
その言葉にしらゆきが答えた。
♢ ♢ ♢
あきづきは階段を上っていた。さっきのブリーフィング室があった階に来ていた。
そして、ある扉の前で立っていた。
多分今この扉の外に飛騨いる、ここに来る前に雷龍もこの方向に向かっていたのをあきづきは見ていた。多分一緒にいるんだろう。
あきづきはなんと声を掛ければいいか考えていた。
(さっきの話の中でもう戦艦は時代遅れのような感じで言ってたし。砲撃戦から遠距離の戦闘機などの攻撃そして、ミサイル戦。
だけど、『飛弾さんは自分が戦艦であることを誇りに思っている。だから、あの時感情的になったんじゃないかな』、としらゆきさんが言ってたなぁ。)
あきづきは飛騨さんと雷龍さんが何を話しているのか、そっちも気になっていた。
鉄の扉には丸く十字に区切られたガラスから外が見えた。外は暗いがサーチライトや手すりに付いているLEDで若干明るい。
だけど、とても空気が悪そうだ。
あきづきはどう話しかけるかまだ、考えていた。話声が所々聞こえる。
(明日は命日?命日って事は誰かが亡くなっ事だよね。そういあの17次海戦終結日は4後だったよな、って事はもしかして)
あきづきは両手で口を抑えた。
あきづきは、あの時はまだ中学生であまり覚えてはいない。そもそも陸部まで攻めてきのはほんの一部で私が暮らしていた地域は全く被害を受けて無かったからあまり戦争中って自覚が無かった。
話が終わったのか一人こっちに向かって歩いてくる。
あきづきは隠れようとした、けどそもそも怪しいこ事は何もしてないので、隠れる事はないんだけど…、
でもなぜか隠れないければいけない衝動に駆られてしまう。
とその時ドアがギギギと音を立てて開いた。ドアから来たのは今回の話の中に名前だけが出てきていた飛騨だった。
飛騨はドアを閉め前を見るとキョトンとした顔をしていた。
「飛騨さん!」
あきづきは
まだ話したいことが
「あきづきか、どうした?」
なぜここにいるのかわからなかったが、飛騨は優しめな声で尋ねた。
「ええ、っと」
もじもじするあきづき。あの事を言っていいのか、それに命日の事も気になるし。まだ頭の整理が出来ていなかった。
なぜかもじもじとしているあきづきに対して口を開いたのは飛騨だった。
「あ、そうだ。戦場ではよそ見するなよ」
「え、」
「じゃ、おやすみ、」
と言って飛騨はあきづきに背を向け歩き出した。
あきづきにはその背中は少し寂しそうに見えた。飛騨は何を察したのか手を2度左右に振った。
あきづきはふと我に戻りさっき言われた飛騨の言葉に顔を赤く染めた。
(バレてた〜)
と思ったあきづきだった。あきづきはその後風呂に入り、顔の半分まで使って色々思いながら風呂でブクブクとしていた。
(明日は明日空が見える!明日も頑張ろう!)
と気合を入れ直したあきづきだった。
☆あとがき☆
どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 馨《かおる》です。
今回の話しはどうでしか?
その前に投稿遅くなって申し訳ないです。
風邪や、用事が立て続けになっていて、中なか書く暇がなくとまぁ、申し訳ないです。
と言うことで、今回は番外へんをお送りしました。
あの時実はこんな会話があったんだなと思いましたね、なんであきづきがあそこに立っていたのか、わかっていただけたでしょうか。
あとこの世界にはなんと戦艦が5隻、5人しかいないんですね、いなくても勝てるので問題ないんですよ。
♦︎次回予告♦︎
君は戦艦榛名とお見受けていいかな?
へぇ大和さんより艤装大きかったよね
「「金剛お姉さま!」」
次回『Fleet 13』
お楽しみに〜
評価をしていただければ、それが作者活力にもなるので宜しくお願い致しますm(_ _)m