艦これ ~時が刻んだ傷跡~   作:杜木 馨

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お待たせしました!
やっと目処が立ったので投稿ができるようになりました。
長々待たせてしまし申し訳ありません。
今回から次回予告を省略させていただきます。
それでは第弐章ですどうぞ!


第弐章『希望のキズアト』変
Fleet 18 『キズアト』


 第弍章 【 キズアト 】

 

 ある日の夕刻の時、埠頭。

 オレンジ色の空を、見上げる一人の男。

 後ろから、男の方のこんごうが歩いてくる。

 夕焼けの眩しさで埠頭に立っている男は誰かわからない。でもこんごうにはわかるようだ。

 

「おまえさぁ、まだ傷痕が癒えてないんじゃないか?」

 

 と1mほど間隔を開けて、言った言葉だった。

 

 

  [8]

 

 ー 6月28日 ー

 

 我々がこの鎮守府に来てから1週間が経過した。

 今のところなに不自由なく生活はできている。それでも一つ上げるとすれば、

 

 鎮守府でも提督しか入れないこの部屋。

 部屋の中のとある部屋に提督と他2人がはいっていた。

 

「やっぱ2人で入ると狭いな」

「なんでお前まで入ってくるんだよ」

「いいじゃねぇか飛騨よ」

 

 湯船ではしゃぐこんごう。

 風呂場ではしゃぐとは何歳なんだ、こいつ。

 と思いたくなるが、何せ久しぶりの風呂だから、無理もない。

 言っておくがこれでも艦隊防空の防空長である。

 

「狭くてすまんな」

「そんな提督、使わせてもらってありがとうございます」

「なにせ、ここには女性用しかないからな。今急ピッチ作らせているあと2日ほど待ってくれ」

 

 体を洗っていた提督は、泡をお湯で流した。その時飛騨の方を向いて背中に傷跡を見つけた。

 

「背中の傷はなにかあったのか?」

 

 飛騨の背中にある肩甲骨あたりに2つの縦に長い傷跡があった。

 それを提督が見つけたのだ。常に艦娘達の変化を見抜かないとする、提督ならではの観察眼だ。

 変な意味ではないよ。

 飛騨は振り返りながこう言った、

 

「昔の古傷です」

 

 提督はまたしても「すまない」と言わんばかりの顔で、「そうか」と答えた。

 と風呂場ではこのような話しをしていた。

 その隣ではしゃぐこんごう。本当に大人げない。

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

 次の日

 

 ー 6月29日 ー

 

 まだ日がそんなに高くなく、風が少し冷たく感じる時間。

 提督が手に何も持つことなく赤い煉瓦の建物から出てどこかに向かって歩いていた。

 

「提督さん!」

 

 雷龍がいつもの日課で、外を歩いていると提督を見つけ、駆け寄ってきた。

 運動着を着ている。

 

「雷龍君か、どうだねここは?」

 

 雷龍は提督の隣に立ち一緒に歩き始めた。

 雷龍の方が少し背が高い。飛騨が一番背が高い。

 

「そうですね、不憫(ふびん)はないです。砲弾などの弾薬や燃料は提督さんやここの艦娘のおかげで問題ないのですが...」

「そうか君たちの主力兵器は確かミサイルだったね」

「えぇ。何分CPコアが生産には必要で、無誘導だと作れるんですけどね」

 

 と、雷龍は顔を(しか)めていた。

 

「今は工作艦のあかしと、マテリアル艦のふじみやが頑張っていますが。量産は難しいですね、今回とわだが予備のミサイルを多く積んできているので、まだ問題ないですね」

「そうか、我々にはなかなか理解できないな、技術の進歩とは素晴らしい物だな」

「あなた方には敵いませんよ、」

 

 と話をしている間にちょっと崖に出た。下では海が崖に当たって水しぶきが上がる。

 アニメでもお馴染みだったこの場所。

 

「いい景色ですね」

「私のお気に入りなんだよ、ここでいろいろな艦娘に出会ってきたよ」

「そうなんですね」

 

 2人は少しの間ここで立って日が昇ってくるの見ていた。

 新た1日が始まろうとしていた。

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

 ある部屋に集められた艦娘達。ここは作戦指示部屋になっている。

 教室の右端から第一艦隊の戦艦金剛、比叡、重巡高雄、駆逐艦の白露、時雨。

 窓側には第3水雷戦隊の軽巡神通、川内、那珂、ぽい、にゃしぃ、と他の戦隊から弥生と望月が参加している。

 各々話をしていた。

 

 ドアを開けて吹雪が入ってくる。

 

「失礼します」

「吹雪ちゃん久しぶりっぽい〜」

 

 吹雪が入ってきてすぐに手を振っている夕立。

 吹雪は教室の中を一通り見渡して、夕立と睦月を見つけるとそこに駆け寄っていった。

 

「夕立ちゃん!睦月ちゃん!久しぶり」

「久しぶり!」

 

 3人は手をっとって、ぴょんぴょんと跳ねる!

 

「吹雪ちゃん久振りね」

「神通さんに川内さん!それに」

 

 神通の後ろから元気よく現れる、艦隊の!

 

「艦隊のアイドル那珂ちゃんだよ~!」

 

 キラン⭐︎と付けたくなるような感じで派手に登場をした那珂ちゃんであった。

 

「今回は久しぶりに第3水雷戦隊での出撃よ」

 

 と言うのは神通。

 後ろでは「夜戦だーーー!」とはしゃぐ川内。

 

「夜戦が待ちどしいよぉ」

 

 とみんながザワザワしてるなか、突然ガラガラと木製のドアが横に動く音がまた聞こえた。

 

 現れたのは、長門だった。その後ろから手を振って陸奥も入ってきた。

 陸奥がドアを閉めた。

 

「整列!」

 

 所属する戦隊ごとに並ぶ艦娘達。

 長門が黒板の前に立つ。

 陸奥は廊下側ではなく、窓側に立った。

 

「今回は昨日被害を受け修復に時間と資源を大量に消費した。その影響と、これから深海棲との戦闘に向けての資源の確保を目的として作戦を行って貰う」

 

 ガラガラと黒板の上から地図が下りてくる。

 

「南西諸島の地下資源の確保に向かう。だが深海棲艦がすでにここを占領しに動いている事が判明している。今回は空母機動部隊が他の鎮守府に援軍で受かってる為、特別に彼らに協力を要請した、入ってくれ」

 

 またガラガラとドアが開く、廊下から数人入ってくる。

 4人入ってきた。身長の大な男と、ぐらいの女子が3人

 長門の隣に並んだ4人。艦娘の中には知っている子もいたが、中には誰かわかっていな子もいたようだ。

 誰だろう?という声が聞こえた。

 引き続き長門が話し出す

 

「彼らは第7艦隊から、戦艦の飛騨、重巡ちょうかい、駆逐艦あきづきとふゆづき。彼ら彼女らに今回は一緒に出撃してもらう。

 これは提督の意志でもある。一緒に参戦してくれ」

 

 と長門が言った後に、隣に並んでいた飛騨が前に2歩出た。

 

「第7艦隊の飛騨です。今回は第1艦隊の旗艦金剛の指揮のもと、動かさせていただきます。

 レーダーやソナーなど、先輩方より優れた装備をしているつもりですが、近接での戦闘経験はまだ数少ないと思いますので、何卒よろしくお願いします」

 

「まかせるデース!」

 

 その言葉に元気よく答えたのは金剛だった。

 他の艦娘も「よろしく」と言っていた。

 

 自分たちの時代はミサイルによる長距離攻撃が主。

 この時代は航空機からの魚雷や爆撃以外はすべて艦からの砲撃が主で戦う。飛騨今までの経験から、慣れているかもしれないが他の艦娘は上手にできるかどうかわわからい。

 

 

 

 作戦開始は明朝

 07:00

 

 開戦予定時刻

 09:12

 

 全作戦終了時刻

 15:00

 

 帰還予定時刻

 17:30

 

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 馨《かおる》です。

今回の話しはどうでしか?
お待たせしましたですね、今回から第弐章が始まりました!
友人からもう終わったのかと思った。と言われた第壱章、いやいやこれからまだまだ話は続いていきますよ〜(。・ω・)ノ゙
今回の副題は『キズアト』ということなので、さっそくその言葉でちゃいましたw
古傷です。いろいろと過去があるので察しの良い方はどの時に付いた傷かわかると思いますが、それがあってるかわ最終話近くになるとわかりますよ
多分。

では次話もよろしくお願いします(。・ω・)ノ゙
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