艦これ ~時が刻んだ傷跡~   作:杜木 馨

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《合同艦隊》

第一艦隊
 戦 艦 金剛、比叡
 重 巡 高雄
 駆逐艦 白露、時雨

第3水雷戦隊
 軽 巡 神通、川内、那珂
 駆逐艦 吹雪、夕立、睦月

第7艦隊
 戦 艦 飛騨
 重 巡 ちょうかい
 駆逐艦 あきづき、ふゆづき



Fleet 19『初の合同作戦』

 

 飛騨に近寄る吹雪。吹雪の目がキラキラと輝いている

 

「飛騨さんが来てくれるなんて、凄いです!嬉しいです!」

「どういうことなの吹雪ちゃん?」

 

 吹雪の言葉に神通が答えた。

 

「飛騨さんはこの第7艦隊で1番強い艦ってこんごうさんから聞きました!

 昔一人で多数の深海棲艦相手にして勝って帰ってきたとか!」

 

「あいつ余計なことを」

 

 その言葉に神通も共感したのか、「まぁ」と言わんばかりの顔をしていたが、すぐに顔を普通にもどした。

 

「そうなんですか、明日はよろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

 神通と飛騨がお互いお辞儀をした。

 

「飛騨さーん!ちょっといいデスか?」

 

 こんどは金剛が飛騨の事を呼んできた。

 飛騨は神通達から離れ、金剛の方に移動した。

 

「飛騨さん達のことは提督からいろいろ聴いています。私たちよりも高性能なレーダーや武器を装備しているとか」

「ええ、そうなります」

「提督から、『金剛、今度の作戦には彼らを同行させるが、彼らの力をあまり使うなよ』と言われまして...」

 

「そうか、わかった。我々は基本的に戦闘には参加せず、後方支援をすればいいのかな?」

 

 金剛が少し口ごもったので飛騨が先に口を開いた。

 あの提督のことだ、やはり分かっていらっしゃる。この世界において自分らは、簡単に言えばチートと同じような存在だ。

 戦い方を間違えれば、この世界の深海棲艦を一撃で沈める。そのようなことも可能である、と前の戦いではっきりしてる。慎重に戦いを進める必要が前よりも増して多い。

 

「Hi!! お願いしてもイイデスカ?」

「構わないよ」

「ありがとうございマース!では明日お願いします」

 

 

 そのあとは、各々話をしたり一緒に演習にいったりと好きなことをしていた。

 飛騨達第7艦隊は金剛と比叡、高雄と共に海に演習をしに行った。

 

 吹雪や夕立達も久しぶりに一緒に演習しに行った。

 

 

 [ 9 ]

 

 

 ー 6月7日 ー

 

 朝日がまだ海から顔を出していなく薄暗く、星が微かに見える時間。

 飛騨は鎮守府で一番高い建物の屋根に座っていた。

 何を思っているのか、悲しい顔をしていた。目には少しの涙が見えた。

 その涙は海から覗く太陽の光に当たり、輝きを放っていた。

 

 7時になる数分前。

 

「そろそろ行くのか飛騨」

 

 場所を変えて海を眺めていた飛騨に対して声をかけたのは、今回の作戦には参加していないこんごうだった。

 

「あぁ、そうだな」

「お前のことだ、わかっていると思うが…。

 無茶だけはするなよ」

 

 飛騨はこんごうの方を向いて答えた。

 

「誰に言ってるんだ?」

「まぁ、それもそうだな、無事に帰ってこいよ」

「任せろ。誰も死なせない」

 

 飛騨とこんごうはハイタッチして、こんごうはその場を後にした。

 こんごうの背中を見る飛騨。そして、また海の方を向いた。

 

 それぞれ、出撃場所に赴いて、出撃し始める。

 アニメでおなじみの場所で発進しだす艦娘たち。

 

『出撃』と書かれた場所に立ち、皆出撃していく。

 大7艦隊のメンバーはまだ出撃ゲートとリンクができていないので、別の出撃となる。

 

 第7艦隊の皆んなは港に立っていた。

 そしてそこから1mほど下の海に向けてジャンプする。こう唱えて、

 

「システム起動!艤装展開!」

 

 4人とも光に包まれる、その球体は海面に着地すると、艤装が展開された状態で海の上に立っていた。

 

「抜錨する!」

 

 それぞれが水飛沫を上げ、海の上を滑走し始めた。

 気持ちよく海の上を滑る艦娘たち。その姿を提督は一人、提督室から眺めていた。

 提督が今どんな気持ちでそれを見ていたのかは、俺にはわからない。だが一つ言えることがあるとすれば、「みんな無事に帰ってこい」と思っているに違いないと思う。

 

 太陽も海から顔を出し、朝日をサンサンと降り注いでいた。

 校庭でジョギングんをする艦娘や、ストレッチをする艦娘。

 朝から外で足をクロスして芝生の上で寝ている艦娘?

 いやあれは男だな。こんごうだろう、多分ふて寝だ。

 

 各々が過ごす安全な日々。いつまでも安全なが続いてくれればいいなと思う。

 けれど今まさに戦闘に向かっている最中であることを忘れないで欲しい。

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

ー 09:01 ー

 海の上を颯爽(さっそう)と滑るように駆ける艦娘たち。

 

「もうすぐ作戦予定海域に着くデーす、みなさーんよーいはイイデスカ?」

 

 金剛に近寄る飛騨。

 

「金剛さん、そろそろ偵察機を発艦した方が良いのでは?」

「Ohーそうでしたね、忘れていました」

 

 金剛は偵察機を発艦させた。

 水雷戦隊の神通や川内も同じく偵察機を発艦させた。

 

 金剛は発艦させた後、飛騨の方を向いたて、人差し指を立てた。

 

「飛騨さーん、金剛でイイですよ!」

「え!?」

 

「戦闘中では「さん付」けよりも、呼び捨ての方が早く伝わるでしょ?」

「わかりました」

 

 突然金剛から、呼び捨てで呼んでかまわないと言われた飛騨。少し戸惑いを見せたが、飛騨それを了承した。

 とそのあと直ぐだった。

 

『(飛騨さん、暗号通信してもよろしいですか?)』

『(ちょうかいか、構わない。どうした?)』

 

 口で物を言わない、頭の中で会話する通信。一部の人間の間で通信することができる。口に出さないので、周りに悟れることなく会話する事ができる。

 

『(既にレーダーで深海棲艦を捉えているのですが?どうします?)』

『(あぁ既にこっちでも確認している。だが我々は手出しは出来ない。それにそろそろ見つけるだろ)』

 

 飛騨は既にレーダーで捉えていた。だがそれは言うことはできない。それは我々が未来から来ているというのと提督から言われているのというのもあるが、自分達からはそれはできない。

 そう言ってる時だった。

 

「偵察機から入電!」

 

 神通がそう言った。

 

「深海棲艦補足!戦艦ル級3、重巡リ級3、軽巡ホ級2、駆逐多数」

 

「少し多いデスねー」

 

 金剛が頭を抱える。金剛はポン!と手を叩いた。何か良い案が浮かんだのだろう。

 すると金剛は飛騨の方を向いた。飛騨は何かあると踏んだのか少し後ずさりをした。

 

「飛騨さーん、貴方の考えを聞きたいデース!いいですか」

「俺の考えですか?ですがそれは提督との約束が...」

「No problem!問題ないですよ。

 それにこれから貴方がと戦闘をする機会が増えると思います。ですから貴方の考えを1度聞いくのもいいと思いマーす!」

「わかりました、いいでしょう。

 敵の情報を詳しく教えてください」

 

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 馨《かおる》です。

今回の話しはどうでしか?

まずは投稿が遅くなったことをお詫びします。
言い訳ってほどではないのですが、またしてもシナリオを書いた紙をなくしてしまい、
大まかに書いた紙しかなく、ちょっと手こずってしまい…、とそんなことで遅くなりました。
なので次の話もちょっと遅くなるかもしれません。

さて始まりました、第2章今回の第2章は現時点では2部構成になる予定になってます。
どう構成するかはまだ内緒ですが、ちょっとした、小話を入れる予定です。
ではまた(。・ω・)ノ゙

5月26日修正しました
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