艦これ ~時が刻んだ傷跡~   作:杜木 馨

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皆さんこんにちは!
今回から弐章後編スタートです!ではどうぞ


Fleet 24『あの時の……』

 [ 11 ]

 

 ある晴れた日の昼下がり、

 外では艦娘や艦帝(かんてい)達が演習をしていたり、訓練をしていた。

 その時だった突如、横須賀大鎮守府に、耳障りな音が響き渡った。それは敵が深海棲艦が接近しているという警戒音である。

 

「な!何事だ!」

藤堂(とうどう)総官!軍令部(ぐんれいぶ)から入電。

 南南東沖100キロに深海棲艦の航空機が、大編隊で接近中です。」

 

 

 これが第17次開戦の始まり。突如として現れた無数の機影。それはステルス機を含んだ編隊だった。

 

 激しい戦いが繰り広げられ、数多くの艦娘、艦帝がこの海の上から消えていった。

 

 開戦から1年の時が経った

 

 ほぼ終焉(しゅうえん)

 

 

 日が海面に消えかかっていた時の頃。

 

 2人の艦帝が会っていた。

 

「飛騨か、」

「こんごう、」

「とうとう、本隊の出撃か」

「あぁ、多分この作戦も囮、お前らの陽動作戦だろ」

 

 こんごうはそれを知っている。

 

「だろうな。俺もこの装備での出撃は初めてだ、それも防空長って…」

 

 はにかみながらこんごうは「荷が思いぜ」って言っていた。

 もともとこんごうは駆逐艦ではなかったが、この海戦の間で艤装が大破したが、すぐに適合艦が見つかったのでコンバートすることになった。

 こんごうは今回初の大きなミサイル戦闘をする予定だ。

 

「それより飛騨、お前は大丈夫か?この戦争で1番参戦回数が多いが?」

「問だ…」

「大丈夫!私が付いてるから」

 

 と飛騨とこんごうの会話に割り込んできて、飛騨の腕にくっつくのは紀伊だった。

 紀伊、戦艦紀伊。

 現日本深海軍のエースと言えるべき存在。歴戦の女王。最強の戦艦の名を持っている艦娘。

 

「紀伊!話は終わったのか?」

 

 飛騨が自分の腕にくっ付く紀伊に対して言った。

 

「うん!

 今回はやぱり救出作戦が主体になりそう、皆が無事で帰ってこれればいいけれど...。」

 

 救出作戦、表向きはそう。

 

「そうだな、だがあっちは激戦区だ、お互い生き残れるか、」

 

 俺たち本隊が向かう場所は今回の激戦海域の前線基地。その基地の援護に向かう。

 

「飛騨なぁ」

 

 飛騨の肩ぐらいの高さのこんごうが、飛騨の肩をガシっと掴む。力強く。

 

「お前がしっかりしないと他の艦娘達が心配するぞ、」

 

 少しテンションが下がっている飛騨に対して言ったこんごう、飛騨の腕にしがみ付いてる紀伊もウンウンと頷いた。

 こんごうは、手を離し、後ろを向いた。

 

「まぁお前は今までで多く見てきたから、もう見たくないって気持ちはあるかもしれん」

 

 もう一度飛騨の方を向くこんごう。

 

「けどお前は、紀伊の2番艦、最強戦艦の同型艦で同等の力を持っている。お前達コンビに敵う奴なんてこの世にいないさ!」

 

 飛騨は小さく「こんごう」と呟いた。

 

 それから飛騨達に背を向けて、「次会うときは、もっとマシな顔になっとけよ」と言って、こんごうは1人別の隊に戻って行った。

 飛騨はその後ろ姿をずっと見つめていた。暗くなる時まで、目の前が。

 

 ザザ、ザザザザ、

 

(あの時、俺がもっと強くいっていれば)

 

 ザザ、ザザザ、

 

(あいつは紀伊は...。)

 

 ザザ、ザザザーーーーー。

 

 荒れ狂う海を東京大海軍港から出航した東京本隊。

 

 朝早い時間に東京大軍港から出港した東京本隊。

『東京本隊』今回の第17次の作戦に数多く参加し、犠牲者の数は1番多い。

 だがその実力は他の艦隊よりも強く、その差は計り知れない。

 ここ数度は本隊の消耗も激しかったので出撃は分隊ごとでの出撃に控えてた。だが今回の作戦では相当は戦闘が予測される。本部もとうとう最終手段に出た、というところである。

 

 これから向かうのは西之島。

 20年前ほど前に活発的な火山活動があり、小さい島であったが、大きな島になり、今では軍港を要する島になった。

 

 今回の17次大戦の戦闘で1番被害が大きいところでもある。ここを死守せねば首都陥落は目に見えてします。

 というぐらい重要な基地である。

 

 今回は航空戦力が一切投入されていない。そのこと思った紀伊が本部に言いに行ったが、「別作戦で空母航空隊を使った作戦を展開するのでそれは出来ない」と断れた。そうだ。

 せめて軽空母でもあれば、制空権が。

 

 と言いたいが今回、今のとこ駆逐艦に続いて空母が被害を受けている。

 

「空母1隻でもいれば」

 

 と紀伊が嘆いていた。

 

「もういいじゃないか、それよりも対空警戒をより専念にすればいいだけだ」

「飛騨」

 

 飛騨は「お前の事は俺が守ってやると」と紀伊に言った。

 今回出撃した東京本隊はおおよ50の艦帝からなる連合艦隊である。

 数は減ったもののその性能は劣ってはいない。

 

「こちら東京第11連合艦隊、本隊、ドック入港の許可を貰いたい」

『こちら、入港を許可するが、10隻までしか入れない』

「了解した。こちらで、それは確認する」

 

 ザザザ、

 

 さっきからノイズが酷い。

 と飛騨は心の中で思っていた。

 

 場面は変わる。

 

「来てくれるとは思っていませんでした」

 

 紀伊と一緒に歩く男は、この基地の副責任者

 

「はい、ですが援軍というよりかわ、」

「聞いてます。この基地…ザ、ザザーーー」

 

 またこのノイズ、だが今度はさらに目の前が暗くなった。

 

 ドーーン!!!

 

 ミサイルが地面に着弾し、爆発する音。

 

 また、数発着弾する。

 

「何事だ!?」

 

 この基地司令室。

 緊張が走る。

 

『紀伊さん!敵が襲来です。早く指揮をお願いします!』

 

 無線に入ったのは、指揮を取ってくれとの連絡。敵がすぐそこまで迫っているということだ。

 いつ、どこから、

 

「紀伊行くぞ!」

「うん、小野矢中将。我々が引きつけていますので、その間に撤退を」

 

「了解した。そちらは頼み……」

 

 足が、地面が揺れる。目の前が真っ暗になった。

 

 ザザ、ザザザ、

 

 目の前が真っ暗になった。

 何も見えないが、数分経った後に見えたのは、文字と声だけだった。

 

 黒バックの赤文字

 

「オマエタチハ」

 

「ゼンイン、イキテ………、カエレ……、ナイ」

 

 そう、凄く寂れた、女性の声が聞こえた。

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 馨《かおる》です。

今回の話しはどうでしか?

やっとこの話が出来る〜
と言いたいところですが…、ちょっと違うんですよね。
いきなりノイズが入って……。綺麗に話が話すことができない。
それはなぜか…。
まだ話す事はできないですけど、最後まで読んでください。

それと次回はちょっとわかりませんが、できるだけ早く投稿します。
ツイッターやこちらでもアナウンスします。
ではまた次回お楽しみください。

(。・ω・)ノ゙


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