艦これ ~時が刻んだ傷跡~   作:杜木 馨

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こんばんは、やっと投稿できる!
お待たせしました!
この章も終盤!よろしくお願いします!


Fleet 26『紀伊と飛騨……』

 青、赤と発光して大爆発を起こした。

 その衝撃波が紀伊の所に戻っている飛騨を襲う。

 

 飛騨はその衝撃波もろともせずに、そのまま進んだ。

 

 大爆発を起こすと今度はシールド全体にヒビが入り、

 その後シールドはガラスが割れたように、粉々に砕け散り、海に沈んでいった。ザバザバと水しぶきと音を立てて。

 

 それと同時に前衛を守っていたシールド艦もおもむろに、崩れ出し爆発を起こして、一緒に海底に沈んだ。

 飛騨は紀伊の元に戻ってきた。紀伊は何がったのか、飛騨に聞いた。

 

「飛騨何があった…」

 

 飛騨は一言も発することは中った。飛騨の目は赤く、充血していた。

 艤装も所どこと損傷していた。小破程度の損傷。

 紀伊は自分から、言いたくないけど、こう口にした。

 

「他の子は…」

「帰ってきたの俺と鳥海だけだ」

 

 紀伊は言葉を失った。さっき3人って言っていたけど、その時にはもう…。

 

 《警告:前方に高エネルギー反応が3つ回避行動を》

 

 海面から現れる長くゴツゴツした黒い砲身。ところどころ赤く光っている。

 それが三箇所から海面から水しぶきを上げながら姿を表す。

 2人の深海棲艦に支えられて海面から姿を現した赤黒い、砲身。

 

 飛騨は紀伊の方を向いた。

 紀伊と目があう。頷く二人。飛騨の顔に迷いはない。

 

「紀伊、あれを使うぞ、あれを使わなければもう勝てない」

「うん、わかったは」

 

 紀伊は二言で返す。

 あれ、この世界で最強と言える兵器。

 

『長門さん、陸奥さん、重力波動砲の使います!』

 

 飛騨が無線で、そう呼びかけた。

 

『わかったは!』

 

 《重力波動砲》

『超重力波動濃縮放射砲』詳しい話はまた別の機会にだが、この装備を装備できるのは、紀伊とその2番艦である飛騨だけだ。

 その他の戦艦は2人一組、3人一組でなければ撃てない。

 

《重力波動砲発射シークエンスに入ります》

《Fマテリアルによる、砲身の形成を開始します》

 

 飛騨と紀伊の体が、黄色く光りし、粒状のものが2人の前方に砲身の形をして、形成される。

 砲身は1m弱の長さ、左右にトリガーのような突起物があり、左右にある艤装と合体する。

 それとは別で、長門と陸奥が、背中合わせに立ち、長門は右手、陸奥は左手を合わせ、砲身を形成する。

 

《形成完了》

 

《エネルギー充填開始》

 

 砲身の先端が光り出す。

 

《Fマテリアルとタキオン粒子の結合開始》

 

「射撃システム起動。目標的の砲台、エネルギー充填120%」

 

 発射の前に、射線上に重力ロックがかかる。その影響で発射体制を崩す深海悽艦。

 

 飛騨は両手で持っている。右手の方にあるトリガーを引く。

 

「発射ーー!!」

 

 4人から自身と同じぐらいの太さの青い線光が3つ放たれる。

 

 その線光は砲撃特化の深海悽艦に向かう。

 深海悽艦も砲撃をし始めるが、一歩遅かったようだ。

 

 放たれる瞬間にこっちの攻撃が当たる。

 当たると崩れる様に崩壊する砲身。

 

「命中!!」

 

 

 ザ、ザザザザーーー

 

 またしても、今まで鮮明に見えていた映像にノイズが発生する。

 

 ザ、ザザザザーーー、

 

 

『基地の撤退率が75%を超えました。

 本隊も撤退を開始してください』

 

 ザ、ザザザザーーー

 

場面は変わり、周囲を深海棲艦に囲まれる。

 

「俺が退路を作る!!」

 

 といって、重力波動砲を放つ。

 

 ザ、ザザザザーーー

 

 

《 17次海戦 》

 

 過去最大級の海戦となった海戦。

 参加した艦帝や艦娘の総数250を優に超え、補給艦や工作艦を含むと300人以上が参戦した海戦である。

 記録上最悪の開戦である。

 

 その中でもこの海域は…。

 

「東京艦隊は直ちに戦線離脱!、戦艦、航空機は離脱する駆逐艦、巡洋艦の援護に回って!」

 

 大きな声を出しながら戦闘を指揮するのは紀伊。

 彼女はこの日本における戦艦で最強の名を持っている戦艦だ。

 飛騨が放った重力波動砲で後方の敵を一掃し、退路を作った。

 徐々に後方再集結をする深海悽艦。

 

 

「紀伊、お前も早く下がれ!」

 

 海面に水飛沫を上げながら、主砲を撃ち、指揮をとっている紀伊の元に行くのは飛騨。

 彼女のとなりに立ち主砲を唸らせる。

 

「私はまだ引けない、皆が無事に帰るまで」

「お前...。

 わかったお前の事は、俺が守る」

 

 彼女の同型艦の飛騨が紀伊を守る。

 その時右後方で大きく音を轟かせる。

 

「長門さん!陸奥さん!」

 

 長門と陸奥が攻撃を食らった。

 

「皆...早く...いっ...て」

 

 陸奥は海面に手を付く。

 長門は離脱する駆逐艦達をかばって被弾した。

 2 人は動きがとれない。

 

 この時代の駆逐艦は昔の駆逐艦に比べて装甲が薄くなっている。そのぶん

 シールドを装備しているが、それも万全じゃない。

 シールドは貫通されるし、壊れることもある。

 戦艦は装甲もシールドも駆逐艦に比べたら厚く強いが、それでも限界はある。

 

「長門さーん!」

 

 紀伊が叫ぶ、

 

「みんな…生き……」

 

 長門は敵の砲弾が機関部に命中し、航行不能になる。さらに敵の集中砲火を食らい大破。

 そして、弾薬庫に引火。轟音ととも黒煙を上げて海面に消えた。

 そうして戦艦はどんどん、沈んで行った。

 

『残存友軍艦の撤退率84%、戦艦も撤退を開始してください。』

 

 本部からの通信。

 

 だが、撤退を指示することは出来ない。なぜならもうここに残っている戦艦たったの2隻だけだから。

 

「お前は行け!ここは俺が死守する」

「ダメよ飛騨、あなたはこれからこの基地に居なくてはならない存在。これから戦艦の時代は終わるの、でも貴方は!」

 

「何を馬鹿な事を言う!それはおま!」

 

 パシーン、頬を叩く音。

 

「飛騨!」

 

 彼女は飛騨の頬を叩いた。

 驚きを隠せない飛騨。

 

「飛騨、貴方の気持ちわかる。けどあなたはこれからも、戦艦の時代が終わってもたとえ戦艦が一人になっても生きて、皆んなを守らなくてはならいのよ!」

 

「それは、お前だっ!」

 

 紀伊の事は反論をしようとするが、

 その時だった。

 魚雷が飛騨の方に向かって高速で接近する。

 数は数十。

 飛騨は気づいていない。

 

 接近の存在に気づいたが、飛騨は回避が間に合わない、いや体が動かない。

 それは恐怖だろう。

 その時飛騨の前に出たのは、

 

 ドーン!!!!

 

 魚雷が当たり爆発を起こす。

 水しぶきで紀伊と飛騨が見えなくなる。

 

「飛騨さん紀伊さん!」

 

 撤退中の駆逐艦暁がそう叫んだ。

 

『…騨さん!飛…さん!聞こえますか!?』

 

 無線から暁と声が聞こえる。

 

『紀伊!紀伊!しっかりしろ!』

 

 無線からはそう聴こえた。

 

 水しぶきが収まり、姿見える。

 一人が何かを抱いている。

 飛騨が抱いてるのは、艤装がもう殆ど無く、服もボロボロになっている紀伊だった。

 

「飛騨…貴方は、い…き…て……」

 

 紀伊は目を閉じた。

 その時はだった、異様な光景を見たのは…。

 

 

 その時は見たものは。

 

 ザ、ザザザザーーー、

 

 黒い手

 

 ザ、ザザザザーーー、

 

 が紀伊を海に引きずり込む。

 

 ザ、ザザザザーーーー、

 

「紀伊!!!」

 

「うぁぁぁぁーーーー」

 

 と飛騨が紀伊を抱いたまま叫ぶ。

 すると飛騨に謎のオレンジ色の模様が浮かび、全身が黄色く光りだした。

 

 飛騨は立ち上がる。

 

「紀伊、あとは任せろ。すぐに行く」

 

「飛騨さん!」

 

「暁、ここは俺に任せろ。あとは頼んだ」

 

そう言って飛騨は深海棲艦の群れに挑んでいった。

 

「紀伊、行くぞ」

 

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 馨《かおる》です。

今回の話しはどうでしか?

やっとこの話が出来て良かった!でもまだ完全版ではないんですよね〜
って前も言いましたねw
でどうでしたこの第17次海戦?個人的にはいろいろ思うところはあるんですけどねw
飛騨がなぜここまで強いと言われているのか、わかった人いるかな?
これで、言いたいことも1つが終わりました。でもまだまだ物語は進みます!まだ中間点ではないですよ(。・ω・)ノ゙
これからも飛騨たちの戦いを見てください、

では(。・ω・)ノ゙

次回はテスト期間に入るので、次回投稿は未定です。

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