艦これ ~時が刻んだ傷跡~   作:杜木 馨

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みなさんこんにちは!30話超えました!
ではどうぞ




Fleet 31『上手く行かない話し合い』

 記者会見は異様な静けさに包まれ終わった。

 だがその記者会見に納得をした者はほとんどいなかった。

 この記者会見は午後5時ごろ行われていたが、アメリカでもその内容を確認していた。

 

 ドン!!!

 

 アメリカでは誰かが机を叩いた!

 骨大丈夫かな?と言いたいほどの音だった。

 記者会見が終わってから1時間後のことである。ここはアメリカ、まだ夜だ。

 

「どういうことだ!あれだけか!?他に情報はないのか!?」

「アメリカ大使館にいるバーナーによるとこれ以上の情報はないそうです。長官も少しお休みなられた方が…」

「わしは構わん!それより」

「バーナーによるとこの後、会合をするそうです。その時に色々聞けると」

「もう少し待つしかないか…」

「えぇ」

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

 ここは国会議事堂の隣にある建物、海外からの使者や公館などが、まぁ自由に行き来できる建物である。

 警備は厳重である。

 その国の使者であることを確認できるものを持っていたければ入ることは出来ない。

 ここはとある部屋の一角、窓からは国会議事堂が見えるようになっている。外からはミラーで中は見えない。

 

 その建物に一人外国人が歩いていた。SPもつけたら3人になる。

 そしてある部屋の前で止まった。そして3回ノックした。

 中からは「どうぞ」という声が聞こえた。この外国人は日本語がわかるようだ。

 そしてドアを開けて中に入った。

 中は真ん中に机があり、3人掛けの長いソファーが向かいに2つ、地面は茶色い絨毯になっていて模様が入っている。

 入り口に遠い方に1人の男性が座っていた。

 

「しつ、れい、します」

 

 とちょっと片言な日本語で入ってきた。

 そう入って来たのは、さっきまでアメリカの国防長官と話をしていたバーナーである。

 

大宅(おおやけ)さん!!!」

 

 座る前にそう言ったのはバーナーだった。

 そして大宅は座っていたソファーから立ち上がった。

 

「これは米大使館のバーナー殿どうされました?まぁ腰をお掛け下さい」

 

 とバーナーを座るようにと指示した。SPはドアのそてで待機しているようだ。

 バーナーは椅子に座ると、大宅も座った。そして大宅を見た。

 

「大宅さん!再三にわたり我々は情報の開示を求めいるのですが、なぜ答えてくれないのでしょうか?我々同盟国ではないでありませんか?

 それに、『対深海棲艦用の兵器は共同開発又は情報の開示をしなければいけない』と誓約書かれいますよね?」

 

 と少し怒鳴るように言った。

 

「えぇ、確かに書かれています。ですがあれは艦娘用の場合ですよ」

「ですが、今あなた方の開発しているのは、深海棲艦用の…」

「確かにそうですが、それなら、なぜ…、

 あの時に、あの装備の発表を遅らしたのでしょうか?」

 

 大宅は一旦いうのを止め少し間を空けた。

 

「アーレイバーク級ミサイル駆逐艦。

 あれは表向きは共同開発となっていますが、ブラックボックス部分が多いと思いますよ。

 それにあなたが早く我々に開示して、建造の許可を得ればあの時あれほどの被害を出すことはなかった。それはどう説明します?」

 

 あの時とは第17次海戦の時である。

 

「それは…、今は関係ないでしょう、それより!」

「関係ないことはないですよ!それに貴方がたはもう一つ隠していますよね。『艦娘専用対艦攻撃』これはどう説明しますか?」

「それは…」

 

 バーナーが聞きに行ったはずが、完全に大宅のペースに乗せられている。

 

「我々からすれば、その方がどうかと思いますが、倫理的に」

「大宅さん、我々は貴方がたと戦いたくない、」

「おっと!もしかして、上は戦う事を考えていると…」

 

 バーナーは少し身を引いき、顔が強張った。

 

「今世紀、制海権は深海棲艦に奪われ海軍力は減少し新たに艦娘というのが出てきた。それは深海棲艦に対抗できる唯一の存在、その中で世界の1、2が争ってどうするんですか、」

「えぇ、確かに我々アメリカが1位で2位が日本…」

「そうですね、で、す、が、

 それってどこで決めているんでしょうね。

 本当に1位ってアメリカなのでしょうか?」

「どういうことです?」

 

「そのままの意味ですよ。

 何を持って1位なのか。

 あの2位と言われた中国も現状は4位。我々日本は特に順位なんて気にしていません。

 ただ…、今開発しているのは艦帝、艦娘達の負担を少しでも下げてあげる為に開発しています。」

 

 大宅は立ち、椅子から離れドアの方へと歩き出した。

 そして、背を向けたままこういった。

 

「貴方がたがどう思っているか、なぜそこまで聞いてくるのかは問いません。

 ただ貴方がと違って彼ら彼女らを一人の人間として我々はみています。兵器としてではなく。

 そこを御理解ください」

 

 少しの沈黙がこの場を包む。

 

「大宅さんの言い分はわかりました、ですがこちらとて早々に引き下がることは出来ません。少しでもお教えもらえないでしょうか?」

 

 少しだけ、涙ぐんだ声になっていた。

 

「随分と日本語が達者になりましたね。ですがこれ以上現段階で言えることはありません」

 

 大宅はドアノブに手をかけドアを開けた。途中まで開けてそこで止まった。

 

「何ぶん今日は忙しいもので、そろそろ失礼するよ」

 

 ドアから出ようとした時にバーナーが立ったそして言った。

 

「大宅さん!もしそうなればどちらが勝つと思いますか…」

 

 大宅は出ようとしていたが、ドアを一旦閉じた。

 そしてバーナーの方に少しだけ体を向けた。

 

「どちらとは…、まぁ我々は負け戦などはしません。

 あぁそうだ、大事なことを忘れていました。無事に開発に成功すれば、技術提供は惜しみませんので、その旨だけお伝えください」

「上にそう言えということですか、どうなっても私は…責任は取れませんよ」

「構いません、それにそちらがそのような態度をとるのであれば、こちらとて相応の処置は取らせていただきます」

 

 ドアを開け「では」と言ってこの場を後にした。

 

 バーナーは頭を抱えたまま、その場で少し考えていた。

 

 大宅はテクテクと早足で歩いていた。

 

「バーナー君も大変だな、これは一戦交えるかもしれないな。それも向こうの…

 まぁいい、ゆな、この後は何がある?」

 

 歩きながら大宅のマネージャーの由奈に聞いた。

 

「この後も同じく今度はロシアと中国から。こちらは一緒に開発できないか?と言ってきております」

「はぁ、楽じゃないな」

 

 と言って違う部屋に向かった。

 

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 馨《かおる》です。

今回の話しはどうでしか?

いやぁ、なかなか上手く書けないものですね〜(本音…)
このあたりの話はちょっと難しいんですよ、本当誰が考えたんでしょうね(汗)
ってのは置いといて、今回はこの章で2つの話を並行でする予定です、途中でいったりきたりするかもしれませんが、頑張って理解してください!
では次もどうぞ!
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