艦これ ~時が刻んだ傷跡~   作:杜木 馨

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大変お待たせしました!
体調はまだまだ完治してませんが、投稿します。


Fleet 33『火蓋切られる』

 ♢ ♢ ♢ 

 

 

 ここはアメリカ軍の中枢司令室。

 薄暗い部屋で5人ほどの人間がパソコンに向かってカタカタといろいろな事をしている。

 そして国防長官は立っていた。その横に立っている女子が

 

「日本艦隊は警告文を無視して、そのまま航行中これは緊急事態です!」

「日本政府とは連絡は取れないのか?」

「はい、返答がありません」

 

 国防長官がそうたずねるが、日本からの返事は来ない。

 それもそうだ、なぜなら現在ここのサーバー自体がジャックされいるからだ。

 それも、わからないように…。一体どんな力が働いているのか。

 

「国防長官、現場からですが、日本艦隊がこちらに砲身を向けているそうです」

「何!?まさか、」

 

 この時日本は先にアメリカの艦隊からレーダー照射を受けてその防御態勢に入っているということで、こちらもすぐに攻撃できるぞ!と言う牽制のような物、決して攻撃しようとはしていない。

 だが、それを判断できるだけの人間はそもそもここにはいなかった。

 

「追加連絡!こちらもレーダー照射を受けている模様、どうしますか?」

 

主砲を向けている時点で、自動ロックをしている。その為のレーダー照射は仕方ないことだ。

 

「やむおえん、今までの件もある、日本艦隊に威嚇攻撃を開始しろ」

「了解しました」

 

 とアメリカ側は取っていけない手段を取ってしまった。

 本来ならば、大統領に連絡を入れなければならないはずだが、現在大統領はこの件で至急に日本向かっている最中である。

 連絡は取れるはずなのだが…。

 

 

 ♢ ♢ ♢  

 

 

 話は前話の最初に戻る。

 ここは現在にらみ合いが行なわれている海域。

 

「私たちいつの間にこんなに戻っていたの!?」

 

 ネバダが、レーダーの異常から解放されて現在地を見てそう言った。

 日本艦隊の動向を見ていてレーダーが回復していたことに気づかなかったようだ。

 

「ネバダさん、本国から攻撃を許可するって連絡が届いたわ」

 

 そう言ったてきたのはノーザンプトンだった。

 ルイビルと同じくポーランド級ミサイル巡洋艦である。

 

「本国が日本に対して攻撃を?」

「えぇ、そうよ」

「本当にそう下したのねわかったわ」

 

 ネバダは日本の艦隊の方を向き、一呼吸した。

 

「全艦娘へ!対艦戦闘用意!」

 

 ネバダの指示で全ての艦娘6人が動きを止めて、日本艦隊に方向を合わせた。

 正直に言うとこのご時世、敵に対して正面を向く必要性はない。

 たとえ逃げながらでも攻撃が可能な設計になっているので、その必要はない。

 

 これは礼儀というものに近いといえよう。

 

「ターゲットの距離70キロ少し近いですが、問題なく撃てます!」

「レーダー照射開始!」

「やったーやっとミサイル打てる!!!いっく、よーーーー」

 

 ミッチャーがテンションを上げて言う。

 まるでお祭り騒ぎのようにはしゃぐミッチャー。

 

 ルイビルの掛け声で全員がミサイル攻撃態勢に入った。

 

「全艦攻撃開始!」

 

 ネバダの掛け声で第18海上戦団《スプーキー》のみんながミサイルを、日本の駆逐艦に対して発射した

 

 その数は…

 

 

 ♢ ♢ ♢  

 

 

 DDG818《はるかぜ》の艦内に突如としてアラームが鳴り響く。

 総員が自分の持ち場で自分のするべきことを始めた。

 

「アメリカのスプーキから発射されたミサイルの総数は約30」

「各艦に通達対空戦闘ヨーイ、ミサイル迎撃に入れ!時間はないぞ」

 

 艦長がオープン無線でそう呼びかけた。

 

 すると艦内がざわざわとし始めた。

 

「トラックナンバー割り振り完了、イージスシステム迎撃始め!」

 

 の合図でミサイルハッチが開き、

 ブゥホーーーー!!

 と白い煙が勢い良く出て、そして垂直にミサイルがいくつも連続で発射される。

 ミサイル駆逐艦は2隻しかいないので《はるかぜ》と《おいかぜ》がミサイル迎撃を始めた。

 何発も発射される。

 それと同時に巡洋艦の《きぬがさ》と《あおば》が動き始め駆逐艦の横に就こうとし始めた。

 

 《きぬがさ》の艦長が口を開く。

 

「我々の装甲を甘く見ないでほしいな、全艦シールド展開!」

 

 艦長の指示で動きだす、乗組員。

 

「FMエンジンから動力を接続。近接対空用意完了、シールド艦首より展開開始」

 

 すると紫色のような薄い膜が艦全体を包み始めた。

 そして主砲がミサイルを追尾し始める。

 

 その間にもミサイルは近づきつつある。

 最初に迎撃し始めたミサイル同士が当たる。

 数発が当たるのを回避した。

 それもそのはず、こちらが打ったミサイルよりも遥かに小さいのだから、当てるのは至難の技だ。

 そして、距離が近くなり、主砲による対空迎撃が始まる。

 

「打ち方始め!」

 

 艦首に搭載されている速射砲が連続で目標に向けて放たれる。

 ドン!

 と言う音と同時に灰色の煙を出し、砲弾が発射さる。

 そして薬莢を排出する。

 カラン、カラン。

 

 それを繰り返す

 

 ドン!

 ドン!

 ドン!

 ドン!

 ドン!

 

 巡洋艦も同じく三式弾を使ってミサイル迎撃する。

 

 ドドン!

 ドドドーン!

 

 だが数発のミサイルがまだ残っている。

 迫り来るミサイル、迎撃が追いつかない。距離が近いためもう目の前まで、その時!CIWSよりも先に動き出したのが、

 

 駆逐艦と巡洋艦の間にいた黒い霧をまとったこの艦娘、この特殊戦第4戦隊の旗艦である戦艦《さつま》が腰に挿していた刀を黒い(さや)からぬき、巡洋艦の前に立ち、目を閉じてお腹の位置から海面対して垂直に刃先ミサイルの方こに

 剣先を上に向けて構える。

 そして迫り来るミサイルに向かって切り掛かる。

 

 ミサイルは刀によって真っ二つに割れ少し後ろで爆発する。

 そして、数発のミサイルに切りかかり、爆発させる。

 だが残り1発ってとこで、足元を波で取られ逃してしまう。

 そして《きぬがさ》に当たってしまった。

 

 ドカーーーンーーー!!!

 と言う大きな音が、轟き黒煙が上がり、海面が波打つ。

 

 その艦内では、

 

「ダメージコンロール!被害状況を報告」

「シルード稼働率97% 損害軽微。少し窪んだだけだそうです」

 

 艦長は口を緩めた。

 この船には効果が薄いと確信したのだ。

 

 黒煙が退くとそこに傷あとはなく、少し黒く焦げていて、数ミリ凹んでいるだけのようだ。

 

 それを見たのか、さつまは少しほっとしたみたいだ。だがこの特殊戦第4戦隊の艦娘には感情というものは存在しない。

 その感情が存在しないことは、相手に対して何の抵抗もなく判断が下せると言うことにもつながる。

 

 彼らの目的はただ一つ。『任務を遂行する』ただそれだけだ。

 それと一つだけ感情が与えられているのは、見方を攻撃したものは全て敵、それらを排除する。

 それを教えらている。

 

 

「奴らは敵だ、全て排除しろ無名達」

 

 彼らは切っては行けない火蓋を切ってしまった。

 これより残虐な戦闘が始まる。この謎の艦娘たちによって。

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 馨《かおる》です。

今回の話しはどうでしか?

ついに戦いが始められましたね、これから戦闘は加速していきますよ〜
みなさんどちらが勝つか、考えてみてくださいね。
案外ドローて答えもあるかもしれないですよ

もう一つ緊急告知なんと!
私自身のオリジナル小説が今月中に連載を開始します!
本当は今日投稿しようと思っていたのですが、今何時投稿できるかわからないので、
追って連絡します。
『艦これ ~時が刻んだ傷跡~』と『魔法科学の無限世界(インフィニティー)』の両方をよろしくお願いします。


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