艦これ ~時が刻んだ傷跡~   作:杜木 馨

43 / 50
みんなさんこんばんは!
お疲れ様です、
明日から月曜日、学校や仕事などがありますが
頑張っていきましょ!
ではどうぞ


Fleet 37『ダークマター機関』

[ 15 ]

 

 

「見つけた」

 

 と さつま が言った。

 なにを見つけたのか、それは遠くの海で航行している艦隊だった。

 その艦隊とは、世界最大級の艦隊。

 現実の世界でもそう、太平洋艦隊といわれているアメリカの第7艦隊だ。

 空母を常に3隻も同時運用している世界唯一の艦隊。

 戦艦、巡洋艦、ミサイル駆逐艦、それに潜水艦が同時に20以上でうごいている。

 

 さつまは今この世界最大級の艦隊に対して攻撃をしにいこうとしている。

 だが誰もこれを阻止しようとする人はここには一人としていない。

 むしろどれほどの力を持っているのか、「確認出来る良い機会ではないか」と思っている人の方が多いようだ。

 

 「ぶこう、行くよ」

 「え!?」

 

 ぶこう は さつま からデータを受信て驚いた。

 その内容はみなさん知っての通りの、アメリカの第7艦隊に攻撃を仕掛けに行くという文面だった。

 ぶこうはなぜ驚いたのか、それは彼女らとて自分たちも強いと知っているが、その艦隊が世界最強であることぐらい知っているからだ。

 

「他の者は第14護衛艦隊の護衛に回れ。私は攻撃しに行く」

 

すると突如メールが送られてきた、その内容にさつまは笑みを浮かべた。

 

『任務更新を与える、第4特殊戦隊は第7艦隊に対して攻撃を許可する。

 直ちに行動を開始したまえ』

 

 といった内容だった。あたかもさつまの考えが筒抜けとも読める文にぶこうは少し恐怖を感じた。

 けれど彼女らに恐怖を感じるという感情はない。ただあるのは任務を遂行することのみだ。

 

 ここからだとアメリカの第7艦隊まだは距離がありすぎる。

 ミサイルでも届くことはない。

 ましてはそれよりも遅いである艦娘が普通に航行しては2時間以上かかる。

 だが向こうも動いてる。

 だから直ぐにアメリカの第7艦隊にはたどり着けない。

 ではどうやって行くというのか。

 

「ダークマター機関始動」

 

 さつまはこう唱えた。

 ダークマター機関…。

 彼女らにのみ備えられている謎のエンジンユニット。

 

『ダークマター機関、始動を開始します。

 起動率100%問題なく作動を開始します。

 通常機関との結合を開始します』

 

 背中のエンジンユニットが形を変える。

 そして煙突からは黒い煙が出てく、あたりが さつま のあたりが黒くなる。

 暗雲があたりを包み込み、光を遮る。

 それはぶこうも同じだった。

 

 

 ダークマター

 それは暗黒物質と言われる存在。

 それはFマテリアルとの癒着力が強く、より強力なエンジンが作れるようになったのである。

 だがその技術はまだ不安定要素が大きい。

 

 ダークマターは質量を持つがそれは目には見えない、言われている。

 だからその周りにわFマテリアル融合したダークマターが周囲を漂う。

 これは光を吸収する作用を持っているため、黒く見えるのはそのせいである。

 黒いのではなく。

 光を吸収するから黒く見える。

 その理由である。

 そして、その漂う物質はあらゆるものを吸収してしまうため、レーダー波すらも吸収してしまうためレーダーには捉えられず、そしてロックオンすらもされない。

 これがレーダーにも捉えられない仕組みの答えである。

 

 

『後部エンジン、飛行形態に移行、

 メインブースター自動生成開始いたします』

 

 すると後方のエンジンユニットから謎の青白い光の粒が集まり、ブースターが4基生成される。

 それと短い翼も再生される。

 

『エンジンユニットとブースターのリンクを確認。エネルギー伝導を確認飛行可能です』

 

 ブースターが青白く光だし、接続したのが確認出来る。

 そして炎が噴出される。

 すると顔を覆うようにマスクも再生される。

 

「行くよ、」

 

 さつま が海面を加速しながら滑り出す。

 ある程度の速度に達したら2人は海面から足が離れる。

 高さは2mほど浮いて海面を飛行する。

 その周りには黒く霧がかかっている。

 

 スピードは飛行機のスピードと同じ速度で、高速で飛んでいる。

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

「いい感じのデータが取れましたね、」

「あぁ、最高だ。しかも次はアメリカの第7艦隊ときた」

 

 ここは例の暗い部屋、人数は2人から5人に増えていた。

 特殊第4とスプーキーが戦闘を開始したあたりから人数が増えた。

 薄気味悪い部屋ではある。

 

「向こうには、『システムの不具合でアメリカからの先制攻撃を受けてシステムが敵と誤認識してしまった』と報告しておきますね」

「それで納得してくれればいいのだがね。

 あ、そうだ、彼女らはダークマター機関の限界点は知っているのか?」

「いや、知らないと思う。ただ、限界点に達してからは5分の休息タイムに入る。

 まぁ彼女らならその間、問題ないだろう」

 

 5分間の間は普通の艦娘と同じかそれ以下になる。

 と言うことだ。

 でも彼女たちは速力と回避力があれば攻撃は回避できるだろう、と彼らは思っているに違いない。

 通常はダークマター機関は補助的でしか動いていない。

 だが今はメインで動かしている。

 

「それに回復すれば彼らには勝ち目はない」

 

 彼らとはアメリカの第7艦隊のことだ。

 

「さて、これからが頼もしいですね」

「ですが全滅は避けたいですね」

「それは第7艦隊の方ですか?」

「えぇ、多少は何か与えないでしょうか?」

 

 メガネをかけたスーツを着た男がそう言ってきた。

 もう彼女らの特殊第4は勝つと決めつけているかの言い分。それもそうだ、データ上では勝ちは確定している。

 その問いに答えるのは最初からいた黒い服の男。

 

「そうだな…、」

 

 少し考えるが、その答えを言ったのは、タブレットを見ている謎めいた男の方だった。

 タブレットを見ながら、今の現在を確認してそれを言い出した。

 

「5分間の猶予を与えて、もし撤退しない場合は追撃の許可を与えるのはいかがかな?」

「5分間の猶予か、まぁ第7艦隊が退けば追撃は避けておきましょうか」

「そういことにしましょう」

 

 ということで合致したようだ。

 たった2人の艦娘で20以上の艦娘を相手にして戦いを挑みにいくのだ。

 正直無謀な挑戦でしかない。

 だがここにいる人たちに特殊第4が負けるなど考えてもいないから、こういう答えが出せたのだろう。

 

 

  ♢ ♢ ♢  

 

 

 ここは太平洋。

 場所は日本とアメリカの艦隊同士が戦ったところから500キロ以上のところ。

 そこには空母3隻の艦帝を中心に輪形陣で、前方に艦娘の戦艦2人左右には巡洋艦が囲むように5人。

 その周りを囲むように数十人のミサイル駆逐艦の艦娘、艦帝が動いていた。

 

 一人の空母の艦帝が左腕につけている甲板に先ほどミサイルを発射させた艦載機を着艦させる。

 

「フォードどうだ?」

 

 艦載機を着艦させて、格納庫に格納している艦帝のジェラルド・R・フォードに聞いてきたのは、前方を走る艦娘の戦艦アイオワだった。

 相変わらずスタイルがいい、というか、いろいろと大きい…。

 昔からアイオワ級の艦娘は…、いろいろと大きい。

 

「なるほど、ミサイルは全て落とされたのか…

 敵はやはりスプーキーを倒しただけのことはあるようだ」

「凄いのね…」

「もしかしたらこちらに来ているもしれない、よそ見をするなアイオワ」

 

 そう言ってきたのはミサイル戦艦のモンタナだった。

 こちらは艦帝で男の方だ。

 ミサイル戦艦。

 通常の戦艦同様主砲を積んでいるが、ミサイルも主兵装の一つとして数えられている。

 かなり大きな艦帝だ。

 

「そう怖そうなに言わなくてもいいんじゃな、モンタナ君?」

「相手はあのスプーキーを倒した奴だぞ気を抜くな」

 

 そのモンタナの言った言葉に渋々同意したアイオワだった。

 

「わかったわ…」

 

 と言って前を向いたアイオワだった。

 アイオワよりも後に就役したモンタナだが、実力は断然モンタナが強い。

 それは第4世代の戦艦であるということもある。

 だがこのご時世戦艦が活躍する時はほぼない、だからアイオワのこのような性格になったのかもしれない。

 もし戦艦が活躍する時があるとすれば、それは艦隊が危機に達しているということだ。

 と2人が話している間に一人の空母の艦帝が声を出した。

 

「何!?」

 

 と大きな声を出したのは同じく作戦に艦載機を出していたロナルド・レーガンだった。

 レーガンの顔色がだんだんと青ざめていくのがわかった。

 

「どうかしたのか!?」

 

 フォードが聞いてきた。

 その声に艦隊全員が振り向く。

 それほど大きな声で言ったのではなく、無線がオープンに全て繋がっていたからだ。

 

「偵察から帰還中の航空機からだが、途中で黒い影が海面を物凄い速さで移動しているのを確認したらしい。

 それもこちらの向かっているらしい。」 

 

 その黒い影が刻々と近づいていた。

 この艦娘は音速の壁を超えて近づいていた。

 そして、先頭を航行している艦娘がそれを見つけた。

 

「前方から黒い煙を確認!レーダーに反応…、いやこれはなんだ」

 

 レーダーで確認しようにもその先のレーダーは何も反応を返していなかった。

 反応がない以前にその部分だけが黒くなっていた。 

 

 

「見つけた…」

 

 さつまも遥か先の第7艦隊を見つけたようだ。

 

 




☆あとがき☆

どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 (かおる)です。

今回の話しはどうでしか?

実はこの三日間学祭でした!
BAND部のライブや、バドミントンに所属しているので、その店舗での販売や
楽しくて忙しい3日でした、来年もいい学祭にしたな〜、

と本題に、
ついに出ました!第7艦隊。現代版の空母を3隻同時運用ですよw

と私思うんですが、
世界最強とはなんだんでようね〜
この話を書きながら思ってしまいましたwww
自分の書いている小説って最強系が多いんですよ、
飛騨は戦艦の中では最強クラスの戦艦、
ミサイル駆逐艦のこんごうも最強の駆逐艦と…、
今新しく書き始めた魔法科学の無限世界(インフィニティー)の主人公も最強系ですからね〜

でも俺が思う最強って
最強でも弱点があって、その弱点を克服しようとして最強になったり、その弱点自体が意外性を持ってギャップを生んでいたりと、いい感じの味を出しているのかな?
と思います。

みなさんにとっての最強っていうのも知りたいですね!
よかったら教えてください!

では、次回!!


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。