「こちら
『こちら
「了解」
「あきづき達、達聞こえるか?」
『はい!!』
「地点
『はい!わかりました』
そう答えたのは あきづきだった。
戦闘海域から45キロ地点。
複数の
このあたりは比較的安全な海域だ。
安全な海域とは深海棲艦が出現する確率が少ない海域のことだ。その海域のところには
20年ほど前からである。
辺りが霧で覆われている海域。
この霧は自然にできたのではなく、人工的に作れたものだ。
海面に複数の突起物がある。そこから霧が作らている。
「この霧を抜けると中間海上基地ですか?」
日本近海に作られている中間海上基地。
長期遠征の時の艦帝や艦娘の休憩所や、外海から来る船などが停泊することがある。
艦娘の他に民間の大型船舶も時折停泊することがある。
海上基地のほとんどが
あきづきが尋ね、その問に飛騨が応える。
「あぁ、もうすぐ見えてくるよ」
霧が晴れてくる。
そこに見えるのは海上プラント。
入り口は海面上に6箇所ある。すべてシャッターが降りていて番号がふられている。
全幅は50m、全高(海面上から)75m。
居住スペースと10mを超える大きなアンテナ。ヘリポートも完備。
右側、詳しく言えば北側には大型船舶用の乗降場も完備している。
「こちら第7艦隊、
『こちら中間基地、〔
海上基地の番号が書かれたシャッターが上にあがる。
『
戦艦飛騨、1番ドックに入港してください。
ミサイル巡洋艦やはぎ、のしろ、3番ドックに入港してください。
ミサイル駆逐艦こんごう、みょうこう、しらゆき、4番ドックに入港してください。
巡洋艦ちょうかい、駆逐艦、あけぼの、ありあけ、あきづき、ふゆづき、5番ドックに入港してください』
各艦帝達がドックに入港していく。
♢ ♢ ♢
ここは、海上基地の建物の中。
20人程度が入れる、中部屋のブリーフィングルーム。
部屋の奥にはスクリーンがある。
4列3人掛けの机が2列ある。
スクリーンの前に立つ一人の男、
「今から作戦終了及び次作戦のブリーフィングを行う。まずはここまでの2戦を振り返り、各艦報告はあるか?」
最初は飛騨が口を開いた。
「新人二人はいい動きしてまてたね。特に2戦目」
「そうだな、初めてながらちゃんとミサイル迎撃も出来てたし」
続いてこんごう。
〔こんごう〕
こんごう型ミサイル駆逐艦1番艦。
ちなみに男です。
「そうですねよかったですよ」
他の艦娘達。
するとあきづきが。
「でも、2発と後から来たミサイル6発を迎撃できなかったです」
と言って落ち込む2人。
それにこんごうが、
「まぁ、あれぐらいは許容範囲だよ」
「私たちの仕事でもあるからね」
と しらゆきが言った。
確認のために聞く雷龍。
「他は特に問題、なし、か?」
飛騨が思い出したかのように口を開け言い出した。
「敵、深海棲艦の能力が向上している件はどうでしょう...。
敵のミサイル巡洋厶級の射程距離延長と次弾発射までの時間短縮などがみてとれたが、」
「え、そうなの!?てっきり敵の巡洋4隻いると思ってたんだが?」
机を叩いて驚くこんごう。
それに冷静に答える雷龍。
「こんごう…、巡洋艦は2だ、残りは駆逐艦3と戦艦。よく確認しろ」
と注意を促す。
「あれぇ、そうだっけ?」
頭を右に傾けて?を浮かばしていた。
「まだ敵にも戦艦がいたのだな。ここ最近は駆逐艦と巡洋艦が多かったからな、」
小声で言った雷龍の言葉に、一人反応した者がいた。
「おい!その言い方はないんじゃないか、」
雷龍の言葉に啖呵を切って言ったのは飛騨だった。
「なんだよ飛騨、ただ戦艦がまだ前線で戦ってるんだなって思っただけじゃないか」
飛騨は机を両手で叩いて、立つ。
「それだよ、まだってなんだよ!
まだ戦艦は戦える!」
立ち上がる飛騨、その仲介に入るこんごう。
雷龍は次の言葉を言おうとしたが、止めた。
「飛騨落ち着けって」
こんごうが両手でまぁまぁとしているのを払いのけて、この部屋を退出する飛騨。
この部屋に重たい空気が漂う。
「雷龍さぁ、あいつの前ではその言葉、禁句だぞ」
(戦艦がまだいた)
頭をかく雷龍。
戦艦、この世界では最も数が少ない部類の船になった。
「明日だっけな、
とつぶやくこんごう。
重たい空気の中、次の話に変わった。
「明日の作戦だが、護衛任務の後は、政府の作戦の援護だ。
詳しくは、各部屋に作戦内容の書いた、書類を置いてある。
明日は5:00出撃する以上。解散!」
この重たい空気の中で会議を続けても逆に悪影響を与えかねな。
次々と艦娘たちが部屋を後にする。
雷龍はまだ残り、資料やレポートの制作をしている。
数人残って話などをしている。
その中こんごうは携帯端末を弄っていた。何をしていたのか、そんなこんごうに近づく艦娘が一人いた。
「あの、こんごうさん。飛騨さんに何かあったんですか?」
「あぁ、あきづきちゃん。うんまぁね、あいつ妙に戦艦について凝ってるから」
「そうですか、なんか苦しそうだったので」
「そう?多分気にしなくていいよ」
二人は部屋を後にした。
そのあと部屋に残っていたのは雷龍だけだった。
雷龍は机に座っていた。今日の戦果を資料にまとめたり、次の作戦を確認してた。その作業も終わったようだ。
トントンと書類を束ねる雷龍。
「さて、ひ、あぁそうか。」
また頭をかく雷龍。いつも作戦終わりには飛騨と話しをする癖があるので、その癖で呼びかけてしまった。
(多分あそこだろ)
と顔を上げ上を見ながら心の中で思った。
☆あとがき☆
どうも、皆さん読んでいただきありがとうございます。
初めての方は初めまして、作者の杜木 馨《かおる》です。
今回の話しはどうでしか?
今回は海上基地が初登場ですね。このような基地は日本の近海にいくつも存在しています。
まぁ、居心地はあまりいいものではないと思います。けれど食事や入浴も出来るので、結構親しまれたいます。
と、後この世界では1話でも言いましたが砲撃戦がほとんどないんですよね。
自分も砲撃戦は心躍る場面ですが、それがミサイルに…。書くの難しいぁ。
とこんなところでではまた
♦︎次回キーワード♦︎
安心して戦える
戦場ではよそ見するなよ
こんごうお兄様!!
こんごう型ミサイル駆逐艦4番艦きりしまです。どうぞよろしくお願いします
次回『Fleet 3』
お楽しみに〜
(一部修正しました)