ルフィの妹兼副船長   作:グランド・オブ・ミル

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第12話

~Noside~

 

「ルフィ!船大工探しはオレに任せろ!ものすごい美女を見つけてやるぜ!」

 

「バカか!大工だぞ!山みてぇな大男に決まってんだろ!」

 

ココロばーさんのシフト駅を後にしてゴーイングメリー号は"水の都"ウォーターセブンを目指す。目的はメリー号の修繕と船大工の仲間入りである。

 

「おい、あれじゃねぇのか?」

 

「おお!見えたぞ!!」

 

そしてついにウォーターセブンがその姿を現す。

 

「おーい!君達!海賊が堂々と正面にいちゃまずいぞ!裏町へ回りなさい!」

 

「あ、はーい!ありがとう!」

 

海賊相手でも親切な島の人達に案内され、ルフィ達は船を裏の岬に停める。

 

「よし!帆をたためー!」

 

ゾロが帆をたたもうとロープを引くと

 

ボキッ!メキメキ・・・

 

「わー!!何やってんだてめー!!」

 

「違・・・!オレはただロープを引いただけで・・・」

 

メインマストが真ん中から折れてしまう。

 

「これは驚きました・・・まさかここまでガタが来ていたとは・・・」

 

「それはそうとルフィ、ウソップ、ホノカ。あんた達は私についてきて。」

 

ナミが3人に指示を出す。

 

「まずはココロさんの紹介状を持って"アイスバーグ"という人を探すの。あと、どこか黄金を換金してくれる所を探さなきゃ。」

 

「よし!行こう水の都!!」

 

ゾロ達4人を船に残し、ルフィ達は水の都へ繰り出す。

 

「じゃあまず換金所へ行かねぇか?」

 

「そうね。紙幣に変えれば私達でも持てるもんね。」

 

「ん?オレが持ってるとダメみたいじゃねぇか。」

 

「ええ、落としたり失くしたりしそう。」

 

「何だ!失敬だぞ!!」

 

「あ、なんなら私が持ちますよ。」

 

ルフィの持っていた黄金を今度はホノカが運ぼうとするが・・・

 

「「「・・・・・・」」」

 

「ん~!ん~!」

 

・・・まったく動かない。

 

「・・・やっぱり最初は換金所ね。」

 

そんなこんなで一行は換金所へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貸しブル屋?」

 

「何を貸してくれるとこなの?」

 

「ブルって何だ?」

 

「知らねぇ。ブルドッグか?」

 

「オードブルじゃないですか?」

 

4人が見つけた店は、ウォーターセブンでの移動に欠かせない"ヤガラブル"を貸してくれる店だった。その店の主人の紹介で中心街の換金所に行くことに。ブルは2匹、ナミとウソップ、ルフィとホノカというコンビだ。

 

「おぉー!こりゃいいな!!」

 

「揺れもそんなにありませんし、快適ですね~❤」

 

「おい、ホノカ。あんまりくっつくなよ。」

 

ホノカはルフィの背中にギュッと抱きついていて、遠目から見ると仲のいいカップルにしか見えない。

 

「ニー!」

 

「何だ?どうした?」

 

「わっ!ちょっとどこ行くんですか!?」

 

するとルフィとホノカが乗ったブルが突然道をそれる。

 

「なんだ、ハラへったのか!」

 

「ヤガラは水水肉が大好物さ。」

 

ブルが向かった先は「水水肉」という食べ物を売るお店。

 

「水水?おいしそうですね。それ頂けますか?」

 

「10コくれ!!」

 

ルフィとホノカは水水肉を購入。そのお味は・・・

 

「や~わ~ら~け~♪」

 

「これおいしいですっ!!❤」

 

「ニーッ!」

 

「ああ、ごめんなさい。はい、どうぞ。」

 

「ニー♪」

 

お肉の味にみずみずしさが加わって絶品のようだ。

 

「あ、お兄ちゃん。ほっぺたについてますよ❤(ペロッ」

 

「お、サンキュ。」

 

ルフィの口についた食べかすをホノカが指でとって自分の口に運ぶ。やはりカップルにしか見えない。

 

「さて、いよいよ造船島へ入るわよ。"水門エレベーター"で。」

 

「"水門エレベーター"?」

 

"水門エレベーター"とはウォーターセブンならではの施設で、エレベーターの中に入ったブルを水の力で上昇させるというものだった。

 

「おおー!面白ぇなウォーターセブン!!」

 

「水で何でもやってしまうんですね~。」

 

そして水門エレベーターを出ると

 

「着いたー!!ウォーターセブン"中心街"!!」

 

「ここが世界一の造船所ですか。ここはさすがに陸の方が多いですね。」

 

ウォーターセブンの中心街がその顔を出す。街の中心には巨大な噴水があり、人々が溢れかえっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウォーターセブン中心街 換金所

 

ここはウォーターセブン中心街で一番大きな換金所。そこでルフィ達は空島で手に入れた黄金の換金をしていた。

 

「い、1億ベリー!!?そんなにくれんのかー!!?」

 

「確かにそれだけの価値があります。歴史的にも純度も・・・すばらしい。」

 

「そんだけありゃあ充分メリー号を直せるな!」

 

「ご納得頂けましたらさっそく換金の用意を・・・」

 

鑑定士が黄金の換金をしようと話を進めた矢先・・・

 

ドスンッ!!

 

「ひ!!!」

 

ナミがテーブルに足を強く乗せる。

 

「な、何か?」

 

一瞬ひるんだ鑑定士が冷や汗をかきながら再起動する。

 

「ごめんなさいね、鑑定士さん。今の鑑定にウソはないわよね?」

 

「何をおっしゃいますか。もちろんです。」

 

「そう、ホノカ。」

 

「はい。」

 

ナミの指示でホノカは「第3の目(サードアイ)」を鑑定士に向ける。そして・・・

 

「『これは本当にすばらしい黄金だ。どこで手に入れたのか知らないが、3億はくだらないだろう。見た感じこいつらはたいした海賊でもなさそうだ。ここは1億とでも言っておけば満足するだろう。』・・・ですか。黒ですよ姉御。」

 

「ご苦労様♪」

 

「え!?」

 

鑑定士の心の内を丸裸にし、その結果にナミが満足そうに微笑む。

 

「言い忘れたわ。この子は悪魔の実の能力者でね、心を読むことができるのよ。そしてこいつとこの子は1億と8000万ベリーの賞金首。もう一度ウソをついたらあなたの首をもらう。以上!(にっこり」

 

動揺する鑑定士にナミはさらなる追い討ちをしかけ、鑑定士は恐怖で何も言えなくなってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3億ベリーを手に入れたルフィ達は造船所の入口に来ていた。すると

 

「このドッグに何か用か?」

 

鼻が四角で長い男が現れる。

 

「アイスバーグさんに会わせてほしいの!」

 

「ほう、シフト駅のココロばーさんの紹介状じゃな。」

 

ナミはすかさず鼻四角男、カクにココロばーさんからもらった紹介状を手渡す。

 

「アイスバーグさんはこのウォーターセブンの市長じゃ。」

 

「へぇ、そんなに偉い人だったんですか。」

 

「さらに、ワシらガレーラカンパニーの社長であり、海列車の管理もしておる。」

 

「最強かそいつはぁ!!」

 

どうやら尋ね人アイスバーグはとんでもない人だったらしい。

 

「じゃがあの人も忙しい身じゃしのう。お前達の話は要するに船の修理じゃろ?」

 

話しながらカクはいちにーさんしーと体操を始める。

「船を泊めた場所は?」

 

「? 岩場の岬ですけど・・・」

 

「よし、ワシがひとっ走り船の具合を見てこよう。」

 

ひとっ走りという単語に4人は?マークを浮かべる。

 

「バサッ)私が乗せて行きましょうか?」

 

ホノカはトリトリの実 モデル隼を想起しながら尋ねる。

 

「おお、能力者か。大丈夫じゃ。客の手を煩わせるわけにはいかんからのぉ。まあ、10分待っとれ。」

 

「10分?」

 

「10分じゃ。(ドヒュンッ!」

 

すると次の瞬間、カクはものすごいスピードで走りだし、絶壁から家に屋根に飛び降り、メリー号へと向かっていった。

 

「何・・・?あの人。」

 

「ここの船大工はどうなってんだ?」

 

「ンマー!ウチの職人達をナメてもらっては困る。より速く、頑丈な船を造り上げるためには並みの身体能力では間に合わねぇ。」

 

「む?あなたは?」

 

超人的な事をしでかすカクに驚いていると後ろからポケットにネズミを入れた青い髪の男が現れる。

 

「カリファ。」

 

「ええ、調査済みです。"麦わらのルフィ"、"幻想少女ホノカ"、"海賊狩りのゾロ"、"ニコ・ロビン"。4人の賞金首を有し、総合賞金額3億1900万ベリー。結成は"東の海"。現在8人組の"麦わらの一味"です。」

「な、なんかものすげぇバレてるぞ。」

 

男の秘書的存在の女性がルフィ達のことを言い当てる。

 

「そうか、よく来た。オレはこの都市のボス、アイスバーグだ!」

 

ナミがアイスバーグにココロばーさんからの紹介状を手渡すもアイスバーグはビリビリと破いてしまう。てっきり船の修理を断られたと思い、ルフィ達は慌てるもアイスバーグはただ単に紹介状のキスマークが不快だっただけだという。なんというか、掴みどころのない人である。

 

その後、フランキー一家という解体屋に危うく2億ベリーを奪われそうになるもここのたくましい船大工達のお陰で事なきをえた。

 

そして一行はアイスバーグの案内で工場内見学させてもらうことに。あちこちから声をかけられるアイスバーグの人望に感心しながら進んでいく。途中、なぜかウソップが2億ベリーの入った2つのケースだけを残していなくなってしまったが、メリー号の査定に行っていたカクが戻ってきたので3人はついに交渉に入る。

 

「それで、どれくらいかかりそうなんですか?3億までならだせるのですが。」

 

「できればよ!もっと頑丈で大砲も増やしてスピードも速くして・・・」

 

「あと素敵な装飾なんて外板につけたりできる?部屋の中も改装できるの?」

 

わくわくしながら交渉をするルフィ達だが、カクの口から飛び出した言葉に絶句することになる。

 

「・・・いや、はっきり言うとお前達の船はワシらの腕でも、もう直せん。」

 

 

 

 

 

 




今回けっこうがんばりました!
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