~Noside~
ウォーターセブン裏町 宿屋屋上
ルフィ達はウソップとの決闘を終え、裏町の宿屋にいた。決闘はウソップが、それにケガを負った状態でルフィに勝てるわけもなく、ルフィの勝利で終わり、メリー号をウソップに譲り、ルフィ達は新しい船でこの先へ進むこととなった。
「せっかく宿とったのに部屋に誰もいねぇ。」
「みんな揃って眠れてねぇんだろ。」
宿屋の屋上にはウソップとロビンを除く麦わらの一味の全員が集まっていた。ロビンはなぜか昨日から戻っておらず、みんな心配している。
「オレは今日、ロビンちゃんを探してみようと思う。」
「オレも行くぞ!探しに!!」
サンジとチョッパーがロビンの捜索に行こうとした時、ナミが飛び込んでくる。
「ルフィ!ホノカ!大変なの!!昨日の夜、アイスバーグさんが撃たれたの!!」
「え!?」
「アイスのおっさんが!?」
「ええ、それで今意識不明だって・・・!」
その事実にルフィとホノカは驚きを隠せない。昨日、造船所で彼が慕われているところを見ているからだ。
「ホノカ、様子を見に行くぞ!」
「はい!」
「待って!私も行くから!」
ルフィとホノカとナミはアイスバーグの様子を見に、サンジとチョッパーはロビンを探しに、ゾロは宿で少し成り行きを見るようだ。
ルフィ達3人が昨日の造船ドッグに来てみるとすごい人だかりができていた。あれだけ慕われているアイスバーグが撃たれたのだから当然と言えば当然だが。
「これは入れそうにありませんね。」
「でもどの道もっかい会わなきゃなんねぇんだ。アイスのおっさんには。」
「でもこれじゃ近づくことすらできないわ。仕方ない。その内新聞ででも安否はわかるわよ。」
ルフィ達が諦めて帰ろうとすると・・・
ズン♪ズン♪ズズズン♪
「「「?」」」
何やら奇妙なリズムが聞こえてくる。
「うわぁ!このリズムは!!」
「どこにいるんだ!!どこだ!!」
そのリズムが聞こえてくると街の人達がうろたえだす。
「いたー!!あそこだー!!」
「リズムに乗ってるー!!」
街の人達が指差す方向を見ると何やら人影がリズムに乗って踊っている。
「ここに麦わらのルフィってのがいるはずだ!出て来い!!」
人影はルフィをお探しのようだ。
「オレはこの島一のスーパーな男!!ウォーターセブンの裏の顔!!ん~~~・・・フランキー!!!」
その人影、フランキーは両腕を合わせてポーズを決める。
「! お兄ちゃん!!今あいつフランキーって・・・!!」
「あいつか!!おい!!海水パンツ!!」
「あん!?」
「オレがルフィだ!!」
フランキーとルフィは火花を散らしてにらみ合う。
「お前かぁ、麦わらのルフィってのはぁ!!人の留守中にえらく大暴れしてくれたじゃねぇか!!子分達もまぁヒドイ目にあわせてくれやがってぇ!!」
「そんなのはいい!!とにかくオレはお前をブッ飛ばさねぇと気が済まねぇ!!」
「気が済まねぇのはこっちだバカ野郎!!(すぅぅぅ」
そう言ってフランキーは息を吸い込みはじめる。そして・・・
ボォォォォォォォ!!!
「!!」
「なっ!?」
「きゃっ!!」
なんと火を吹いてみせた。
「ニー!ニー!ニー!」
フランキーの火に驚いたルフィ達のブルが逃げ出す。
「何だ!?あいつ!!」
「能力者でしょうか!?だとしたら何の・・・!?」
火を吹くフランキーに戸惑っているとフランキーは自ら水路の水へと飛び込む。
ドッボォォォン!!
「水に突っ込んだぞ!!悪魔の実食ってたら溺れて終わりだ!!」
だが、フランキーは・・・
「どうりゃあ!!」
ドッゴォォォン!!
ルフィ達のブルを水中から攻撃する。
「泳げんのか!?」
「くっ!!」
「悪魔の実なんざ食っちゃいねぇ!!」
「ゴムゴムの・・・」
ルフィはフランキーに向かって反撃しようとするも・・・
「"ストロングライト"!!」
ボウンッ!ドガァァァァァァンッ!!!
フランキーの右腕が飛び出し、空中のルフィを追撃する。
「があ!!」
「お兄ちゃんっ!!」
「何!?今の!!」
「ああ、知らなかったかいお姉ちゃん達・・・オレは"サイボーグ"だ!!」
「サイボーグ・・・ですか。確かにあの人の心に悪魔は宿っていません。」
「そんなことはいい!!とにかくお前はブッ飛ばす!!」
「うははは!やってみろ!!」
フランキーは左腕をはずし、弾丸を発射する。
「"ウエポンズレフト"!!」
ボウンッ!
ルフィはそれをかわして攻撃に入る。
「ゴムゴムの"ムチ"!!」
「むぅ!!」
ルフィの放った蹴りをフランキーが受け止める。そんな攻防をしていると
「うわっ!!」
「ぐおっ!!」
誰かの不意討ちで2人が吹き飛ばされる。その人物とは・・・
「くだらねぇマネしてくれたな・・・麦わらぁ!!」
昨日会ったガレーラカンパニー1番ドッグの船大工達だった。