ルフィの妹兼副船長   作:グランド・オブ・ミル

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第16話

 

~Noside~

 

「お、おい!ホノカ!?」

 

「どうしちゃったの!?ホノカ!!」

 

「アハハハハハハ!!」

 

ゾロとナミがホノカを止めるも、狂気に呑まれたホノカは止まらない。

 

グボォォ!!!

 

ホノカは突き出した右手からドス黒いオーラを噴出し、ルッチを狙う。が・・・

 

「"鉄塊"。」

 

バキィ!!

 

ルッチはそれを拳一つではじいてしまう。

 

「な、何だ!?あれが効いてねぇ!!」

 

「・・・うっとうしい。"剃"!(ビッ」

 

驚くチョッパーを尻目にルッチはまるでその場から消えたような高速移動を見せる。そして・・・

 

「"指銃"!」

 

ドキュゥゥンッ!!!

 

「・・・がはっ!」

 

ホノカの胸に指を突き刺し、ホノカはルフィのほうに飛ばされる。そのダメージから髪の色がもどり、瞳にもハイライトが戻ってきた。正気に戻ったようだ。

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

「ホノカっ!!大丈夫か!?今止血するぞ!!」

 

ホノカの胸からは血がドクドクと流れていて、チョッパーが慌てて治療に入る。そうやっている内に話は進んでいき、彼らはアイスバーグが持つ古代兵器「プルトン」の設計図を狙っていて、その設計図は今フランキーが持っていることが分かったらしい。そしてロビンは自分の願いを叶えるために政府側についているという。そして彼らは証拠隠滅のため、ルフィ達ごとこの屋敷を燃やすらしい。

 

「ゴムゴムのぉ~・・・"銃弾(ブレット")!!」

 

ロビンが立ち去ろうとするのでルフィ達がそれを止めようとするも・・・

 

「"剃"!"嵐脚"!」

 

ズバァァンッ!

 

「がぁぁ!!」

 

ルフィがやられ・・・

 

「"指銃"!」

 

ドキュゥゥンッ!!!

 

「がふっ・・・」

 

ゾロまでもがやられてしまう。そしてロビンは立ち去ってしまった。

 

「これで分かっただろう。世界政府の重要任務を任される我々とたかだか一海賊団のお前達との圧倒的な戦闘力の差が。」

 

「くっ・・・世界・・・政府・・・」

 

「! ホノカ!!まだ動いちゃダメだ!!」

 

「ルッチ。発火装置作動の時間よ。」

 

「ああ、分かった。では、こいつらに最期に面白いものを見せようか・・・」

 

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・

 

そう言うとルッチは姿を変えていく・・・

 

「なっ!?」

 

「悪魔の実・・・!?」

 

「何の実だ!?」

 

「ネコネコの実 モデル"豹"。」

 

巨大な豹の姿へと。

 

「豹人間か!!」

 

「ヤバイ!!肉食の動物系は凶暴性も増すんだ!!」

 

ただでさえ圧倒的な差があったのに、さらにルッチが能力者だと知ってうろたえるルフィ達。

 

「っ・・・!はあぁぁぁぁぁ!!!」

 

「ホノカっ!!」

 

するとホノカが恐ろしい姿となったルッチに攻撃を仕掛ける。が・・・

 

「"嵐脚"。」

 

ズバァァンッ!!

 

「・・・がっ・・・」

 

「ホノカっ!!」

 

ルッチの放つ嵐脚によって屋敷の天井ごと斬られてしまう。ルッチはホノカを気にするルフィ達にすかさず追撃を仕掛け、ルフィとゾロを屋敷から吹き飛ばす。そして最後に・・・

 

「なぜ貴様が我々に向かってくるのか分からんな。」

 

「・・・うるさいっ!・・・世界政府なんて・・・最低なやつばっかりだ・・・!!」

 

「ふっ、そうかもしれんな。さらばだ!」

 

ドゴォォォ!!!

 

「がふっ!!!」

 

血だらけのホノカを殴り飛ばした。その後、彼らはアイスバーグとパウリーを屋敷に残して脱出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CP9にやられたルフィ達だが、ただでは起きない。海列車で連れ去られたロビンの願いはウソップを含めた麦わらの一味全員がウォーターセブンを出航することだった。それを知ったルフィ達は海列車パッフィング・トムの失敗作、暴走列車ロケットマンでロビンを追う。海上で別行動をとっていたサンジとウソップが変装するそげキングと合流。そんなこんなでガレーラカンパニーの戦う船大工達やフランキー一家のチンピラ達を連れ、ルフィ達は司法の島「エニエス・ロビー」に急ぐ。そしてついに列車はエニエス・ロビーに到着する。ルフィとホノカが先陣きって突入する。

 

「ゴムゴムの"ロケット"!!」

 

「想起『トリトリ モデル"隼"』!!」

 

「門の上に誰かいるぞー!!」

 

「侵入者だ!撃ち落とせー!!」

 

ドンッ!ドンッ!ドンッ!

 

島は当然ながら海兵や政府の役人が掃いて捨てるほどいて、二人は攻撃される。だが、二人は止まらない。

 

「ロビンはどこだぁーー!!」

 

「道を開けなさいっ!!」

 

ドドドドドドッ!!

 

「おのれ海賊!!」

 

二人の前に大勢の海兵が立ちはだかる。

 

「ゴムゴムの"銃乱打(ガトリング)"!!」

 

ドガガガガガガガガガッ!!!

 

「想起『ゴロゴロ』!"神の裁き(エル・トール)"!!」

 

ピシャァァァァン!!!ゴロゴロゴロ!!!

 

二人は海兵達を吹き飛ばし、エニエス・ロビー本島へと侵入する。

 

「まずいっ!!本島に入られた!!」

 

「追えー!!奴らを仕留めろー!!」

 

本島に入っても海兵の数は減らず、どんどん押し寄せてくる。

 

「ハァ、面倒な。お兄ちゃん、下がってて下さい。想起『グラグラ』。」

 

「ん?お前その技は負担すげぇんじゃなかったか?」

 

「ふふふ、私だって成長するんですよ。はぁ!!」

 

ビキィ!!ドゴォォォォンッ!!!

 

「「「うぎゃあああああ!!!」」」

 

ホノカはグラグラの実の能力で大勢の海兵をなぎ倒し、道をつくる。そして二人はどんどん進み、ついに最後の建物の前にたどり着くが、二人の前にドアドアの実の能力者ブルーノが現れる。ルフィが戦おうとするが・・・

 

「お兄ちゃん、ここは私が。」

 

「大丈夫か?お前ハトの奴から受けたケガが・・・」

 

「大丈夫ですよ。お兄ちゃんはそのハト野郎との戦いのために力を温存しておいて下さい。」

 

「お前達はまだ気づいていないようだな。これが"全世界的規模"の大犯罪だということに。」

 

「・・・何が言いたいのですか?」

 

ブルーノが言うにはこのエニエス・ロビーに攻め入るという事は世界政府に加盟する170国以上の国々を敵にまわすという事らしい。

 

「それが何だと言うんです!想起『ゴムゴム』!(ギュィィィィィィン・・・」

 

ホノカはブルーノに突進しながら腕を後方に伸ばす。

 

「"鉄塊"。」

 

ブルーノは余裕の表情で鉄塊をかける。が・・・

 

「"銃(ピストル)"!!」

 

ドゴォォォォンッ!!!

 

「がはっ!何!?」

 

ホノカの放った強烈な攻撃に後ずさる。

 

「想起『ハナハナ』!"六輪咲き(セイスフルール)"!」

 

パッ!

 

「!"剃"!!」

 

ギュンッ!

 

ホノカを脅威に感じたブルーノはホノカが地面に咲かせた腕を剃でかわす。が・・・

 

「想起『メラメラ』!火拳!」

 

ボォォォォォォォ!!!

 

「何!?」

 

ブルーノはまたも驚愕することになる。なんとホノカは剃を見極め、追撃してきたのだ。

 

「・・・ナメていた。心してかかろう。」

 

「ええ、いい心掛けですね。海賊をナメるとろくなことになりませんよ。」

 

「"指銃"!!」

 

「想起『モクモク』!」

 

ブルーノが放つ指銃にホノカは素早く反応し、自然系のモクモクの実を想起する。屋敷では為す術なくやられたCP9の一人にホノカは互角以上に戦っていた。だが、相手も然る者、そう簡単には倒せない。

 

「・・・やはり、ダメですね。」

 

「?」

 

すると突然ホノカは心の内を話しだす。

 

「私はお兄ちゃんの・・・モンキー・D・ルフィの妹として、最高のサポートをしなければなりません。でも、この前青キジに敗けた時や屋敷であなた達にやられた時にまだまだ甘いと思ったんです。こんなんじゃまだまだ妹としてダメだと。」

 

「ではどうする?」

 

「まあ、見てなさい。はあぁぁぁぁ・・・」

 

するとホノカの「第3の目(サードアイ)」がこれでもかというほど見開き、右腕が氷に、左腕が炎へと変化する。

 

「クロス2! 想起『ヒエメラ』!」

 

パキパキッ!ボォォォォ!

 

「!?」

 

ホノカの技の変化にブルーノが驚く。それは遠くで見ていたルフィも同じだった。

 

「すげぇ!ホノカ!」

 

「さて、いきますよ。"ファイアブリザード"!!」

 

ズオォォォォォォ!!!!

 

そう言ってホノカは炎と氷をブルーノに撃ち出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





技解説

・クロス2 (クロスセカンド)

夢の能力の重ねがけを実現したホノカの技。体への負担はかなりのものだが、そのリスクと引き換えに威力は相当なもの。例えば、ゴムゴムとスパスパの重ねがけではお互いの弱点を埋めあって、斬撃も打撃も効かなくなる。
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