てな訳で、連続投稿
人によっては胸糞悪い話なので観覧注意でお願いします
コロニー・ファネスト学校、コロニーの中では一番有名な進学校であり、
この学校に入るだけにほかのコロニーから移住してくる人たちも少なくない
中立コロニーなだけに、このコロニーには少なからず地球生まれの人もいるが、地球と違い、
それだけが理由で差別されることもない不思議な場所でもあった
ファネスト学校は初等、中等、高等の3つしか存在しない学校であった
その初等部で事件は起こった
「は!?事件!?初等部で!?」
「はい!!初等部の2つのクラスの子供たちが丸ごと居なくなっているんです!!」
「担当の先生は!!」
「死んでます……殺されていました」
「冗談じゃない!!早く捜索と、コロニー警備隊へ連絡を!!」
彼らが話をしていると、扉を開け放った男が銃を乱射しながら現れた
その姿はスペースアースの軍服を着ていた
「スペースアース軍に栄光あれ!!」
その銃弾に撃たれ、倒れる教師達、すると、ほかの場所からも銃声が聞こえてくる
中には爆発音も聞こえてくる
「くそ!!警備隊は何をやっているんだ!!」
外で悪態をついた男性も撃たれて地面に崩れ落ちた
あちこちで悲鳴が聞こえる
数十分後、銃声の音はすれど、その数は減ってきた
町中を通る車が数台、その中には人を運ぶための輸送車もあった
その輸送車にはまだ幼き少年、少女が口に入れ物をされ、手足を拘束されてもののように転がされていた
その中に、恐怖や不安の目をするほかの少年少女と違い、
怒りや憎しみの目をした少女が中にいるスペースアースの男性を見つめていた
その少女の名前はハル・ストロー……まだ12歳ばかりの少女だった
輸送車はコロニーのドックに着くとそのまま中に待機していた艦、ブルーマウンテンがあった
輸送車はブルーマウンテンのハッチから中に入るとそのまま艦を発進させた
少年と少女たちは艦の会議室のような場所に集められた
当然、縛られているので、椅子に縛り付けられている
スペースアースの軍服を着た男が何やら話している
「我々はスペースアースの特務部隊である!!貴様らは地球軍の者たちを支援した裏切り者だ!!
裏切り者がどうなるかを貴様らに見せてやる!!」
そう言うと、ハルの同じクラスの男の子が立たされ、男の前に座らされそうになる
男の子はそれから先のことがわかったのか必死に暴れるが、縛られた身体ではどうすることもできず
最後には口の入れ物の代わりに銃を入れられ、その頭を撃たれた
周りにいるクラスメイト達はその光景を恐怖から目を背けた者、見ていることしかできなかった者が居たが、
ハル・ストローだけは憎しみを持った眼で、男を睨み続けていた
ハルは知っている、この男たちはスペースアースではない
地球軍の者たちであることを、それはこの男が言った言葉で確信した
スペースアースの人たちは地球軍を土塊としか言わない、それを知っていたからだ
それからは、男たちに連れられ、別々の部屋に入れられる
一人一部屋という扱いで、この艦がかなり広いものだと考えたハル
抜け出せないにしても、どうにかしようとするが、電子ロックのかかった扉と扉もないトイレ
しかも部屋には丸見えのカメラ……抜け出そうとしたらたちまち捕まってしまうだろう……
しばらくすると、扉が開き、先ほどとは違う部屋に連れてこられた
来る途中の通路で血特有の鉄くさい匂いがさっき連れて行かれた部屋のほうからした
ハルが連れてこられた部屋ではクラスメイトの女の子たちが集められていた
これから起こることはハルでも他の女の子も知らないことであった
地球軍でもスペースアースでも禁止とされていることであった
そこにいた男性は12人、女の子の数は24人……男性は1人ずつ女の子を連れると、その子の身体を触り始めた
それから先のことはハルははっきりと覚えていない、頭に張り付いてはいるが、思い出したくなかった
それが何であるかも知りたくはなかった。
時計のない自分に与えられた部屋で今がいつなのかも分らないまま、いつの間にか同じように連れ出され、
同じ光景を見せられる……
最初、抵抗の意識を持っていたハルでさえも、心が折れてしまった
毎回毎回、部屋にいるときは自分が相手にならないことを祈り、
その光景を見せられている時はいつも同じ女の子が犠牲になっていることに安心を抱いていた
早く……早く救われたい……
そう思っていた時だった
いつ着いたは知らないが、地球についていた艦は謎の襲撃にあったらしい
あちこちから悲鳴が聞こえる
突如扉が開けられ、地球軍の軍服を着た男が入ってくる
「大丈夫かい!?」
助かった……
助けてくれたのが地球軍であろうともうどうでもよかったハルであったが、
これが仕組まれていたことには微塵も考えられていなかった
助け出された女の子24人は12人ずつ別の車に乗せられた
このとき、疑いを持っていた子がいたらこのことに気づく子もいたはずだ
いつも犠牲になっていた女の子と、そうでない子で分けられていたことに……
とある施設についたハル達12人はそこの白衣を着た男にこう言われた
「君たちの憎い漂流者たち、スペースアースを倒す力が君たちにはある、彼らに復讐をしてみないか?」
男は何かに手招きをすると、顔にかぶり物をした男が連れてこられた
目の前に座らせられ、かぶり物を外されると、自分たちがよく知る男であった
「君たちを誘拐し、犯した彼を殺したいと思わないか?」
座らせられている男の顔は恐怖に染まっていた
すると、ハル達の目の前に男が拳銃を置き始めた、全部で12丁……
ハル達は拳銃を持ち、男に近づく
暴れて逃げ出そうとする男だが、完全に拘束された男には首を動かす程度しか抵抗はできなかった
「その銃はこう撃つ」
白衣の男が横で同じ拳銃を撃つところまでを見せた
同じように、ハル達は引き金を引いた
その様子は、最初に殺された男の子のようにも感じられた
「君たちは私たちの仲間だ、歓迎しよう」
こうして、地球軍はハル達に仲間と言い、実験の材料としてハル達を利用し始めた
ニュータイプ計画
キャメロン博士が主体となって中立コロニーファネストから誘拐した少女たちを強いストレス状態に置き、スペースコロニー軍が研究を進めていたニュータイプ能力持つ人間に実験的に覚醒させる計画
本計画では、さまざまなパターンの状況を用意し、どのような状況下でニュータイプ能力を発揮するかの実験も兼ねていた
ハル達12名は精神的ストレスのみを与えた条件での実験であり、ほかの12名は肉体的にもストレスを与えた場合の実験であった
他の12名の女の子を犯した男性たちは一部は地球軍兵士であったが、そのほとんどが地球軍に司法取引で乗員した性犯罪者であった
ハル達に殺されたのはその犯罪者であり、地球軍兵士は役目を終え、各地の基地に送られた
その内の2名は後に、暴走したアデリーランドにオーウェンに暴行中殺害されている