~ギコの家~プレイヤーが全員集まったようです~
レ「それで・・・やる夫、今回の卓ってハウスルールどうなってるの?」
レミリアはやる夫にハウスルールについての説明を求める。
ハウスルールとは、簡単に言えば 特定の卓の間でのみ適用される特別のルールの事であり。
今回の場合、「この卓におけるルールの中で、本来のルールとの違いを説明してほしい。」と言う事になる。
ヤ「わかったお、取り敢えず、ハウスルールを順に説明していくお。」
「取り敢えずキャラクター作成に関するルールは後にするとして・・・」
「まず最初に、この卓でのクリティカル、ファンブルはそれぞれ1~5、96~00となるお、」
クリティカル、ファンブル。
クリティカルはRPGゲームをやる人にはお馴染みだが、ファンブルはそんなに知名度は高くないのではなかろうか。
TRPGにおいては、何かしらのアクションを起こす際、サイコロを振ってそのアクションが成功するかどうかを判定することがしょっちゅうあるのだが、この際あまりにも出目が良すぎたり悪すぎたりすると、それぞれクリティカル、ファンブルという事象が発生する時がある。
クリティカルの場合、基本的にいいことが起こる。
戦闘中で例えるなら、相手への攻撃のダメージが上がったり、相手の攻撃を躱してカウンターを行ったり等が代表例である。
逆にファンブルの場合、それはそれは悲しいことになる
戦闘中で例えるならクリティカルの場合の逆だと考えれば良い。
そんなこの二つの要素だが、基本的には両方セットで運用され、卓に面白味を与える目的で用意されるものである。
因みに、クトゥルフは本来クリティカル、ファンブルの要素を持ち合わせてはいない。
なのでやる夫は、今回ハウスルールとしてこの要素を出そうと決めたのだ。
ヤ「次だけど、今回のキャンペーンシナリオにおいては、外側で他のプレイヤーが別のセッションを行っているお、」
レ「別のセッション?」
ヤ「そうだお、同じ時期に起こったことをある程度卓内で反映するため、もう一つの卓が、既に別の場所で行われているんだお」
モ「と言うことは、もしかしてそちらのセッションの状況次第では、此方が楽になったり厳しくなったりするわけですね?」
ヤ「極端に変わることは無いけど・・・だいたいあっているお。」
ワ「そっちの方の卓はプレイヤーとKP誰が担当してるんです?」
ヤ「KPはやらない夫、PL(プレイヤーの略)はギャル夫、にとり、星ちゃんだおね」
モ「寅丸さんがプレイヤーですか・・・うっかりして迂闊な行動しそうで怖いですね・・・」
ヤ「因みに操作するプレイヤーキャラクター
(TRPGにて自身が操作する事になるキャラクターのこと)はギャル夫から順に、ドイツ軍所属の原子力潜水艦艦長、神話技能持ちの探偵、仏教界の天台座主に当たる人のお孫さん。」
レ「・・・・・・え?」
モ「何か今、しれっとトンでも無いラインナップ出しませんでした?」
ワ「うわぁ・・・・・・」
やる夫から出てきたもう一つの卓のプレイヤーキャラクター(以降余りにも長いので、PCと略する。)のざっくりとした説明に、レミリア達は呆然とする。
ギ「仕方ないもん、キャラクター設定の一部をない夫の奴がその場のノリでサイコロで決めちゃったのがいけないんだもん、コレ。」
レ「こりゃあ酷いわね、キャラが死にやすいクトゥルフでこんなメンツは・・・」
レミリアのコメントに補足するが、今回やるクトゥルフ神話TRPGと言うものは昔のとあるホラー小説作家達がが作り出した小説作品の一群が元となっており。
「クトゥルフ神話TRPG」でggrと直ぐ見つかるのだが、《探索者》とこのTRPG内では呼称されるPC、プレイヤーキャラはシナリオにもよるが、総じて肉体的、或いは精神的に死亡する可能性が非常に高く、「そう言うもの」と割りきらないと割りと楽しめない意外と敷居が高いTRPGなのである。
そんなクトゥルフにおいて、今さっきのドイツ軍人みたいな(死亡すると、その世界において割りと問題になりそうなキャラ)のはあまり使われないのだが、おもいっきり使われている。
モ「脱線はそろそろにして、ハウスルール説明の続きお願いします。」
長くなりすぎた話題を元に戻すべく、椛が話を切り上げる。
ヤ「そうだおね・・・って後はその場その場で説明した方がよさげだおね・・・、ギコ、仕方ないから世界観説明の方にチェンジするお。」
ギ「おいおいマジかよゴルァ!、仕方ない、此れから割りとざっくりとしてるけど、割りと細かいこの世界観に関しての説明いれるから、質問を適宜受け入れるのでドンドン質問をするんだゴルァ!」
こうして、ギコによる長い長いこの世界観の説明に入る。
どうでもいい余談だが、この世界観、やる夫とやらない夫だけでなく、モナーやできない子等、他の一部のAA連中が集って案を出しあった結果産み出されたものである。
尚、これ以降、文章を長くしないように細かい説明を基本的に省くようにする。(作者の気力の問題。)
ギ「まず最初に舞台だ、今回のシナリオの舞台は2015年の4月初頭の日本だ、つまり現代シナリオとなる。」
モ「現代ですか、私の作る予定のキャラでも、あんまし問題は無さそうですね。」
ギ「だが・・・色々と違うところがある」
レ「例えば?」
ギ「まず場所だ、今回《奇妙な共闘》と言うシナリオをプレイするのだが・・・、本来のシナリオの舞台となる《東京都》は設定上《東都府》と言う名称になる」
「なぜなのか、と言われれば、この世界の日本では随分昔に憲法が幾度かに別れて大幅に改正されており、形式上の首都は東京から京都に戻っているんだ。」
「それに従って天皇ほか皇族の人々は京都に戻っている訳なんだが・・・(移動させるのが非常に面倒)と言う理由で、政治機能含めた首都機能の大部分が東都に残っているんだよ。」
モ「それって要するに《首都に政治機能含めた首都機能が備わってない国である》と言うことですか?」
ギ「それで解釈は間違ってないんだが、設定上正確に言えば京都には首都機能の予備がちゃんと備わっているから《首都機能が首都にあるにも関わらず、元々の場所の首都機能をそのまま使っている国》になるな。」
レ「それって国の存在意義的に大丈夫なのかしら・・・?」
ヤ「ご都合主義ってことでお願いするお・・・」
ギ「まぁその他に、《自衛隊が合法化して、階級が魔改造アメリカ式になっていたり》探偵とか、日本じゃ本来あまり見かけ無かったり、法律の関係上なれない職業の人も、法律がそもそも違っているから、平然と存在する。」
「まぁ業務内容などに強い制限等が掛かっているものの、日本に多数の民間軍事会社が存在してるような世界観なのでどんな設定が飛んできても驚かないことな。」
ギコが今さらかのごとく軽い注意事項をを伝えると、世界観設定がトンでもなく特殊だという事をレミリアはある程度察知し、やる夫とギコに対して気になったことを質問する。
レ「質問、軽い説明聞いてきたけど、この世界観の人々ってどのくらい強いの?」
モ「えっ、流石にステータス的に人の領域は越えてないんじゃ?」
ギ「・・・・・・・・・・・・」
ヤ「・・・・・・・・・・・・」
レミリアの問いに、長い沈黙が続く。
レ「・・・・・・え?なにこの沈黙?」
ギ「そこが問題なんだゴルァ。」
沈黙の理由が解らず、レミリアが困惑しているとギコが重たい口を開く。
モ「と、言うと?」
ギ「いやな、今回使う世界観における設定が一部でもあるNPC達の設定資料集を読んでみたんだわ。」
ギ「読み漁るとな・・・設定がある程度ある国にいる名ありのNPCは基本どいつもこいつも超人だと言うことが解ったんだゴルァ。」
レ「参考までに聞くけど、設定見たとき特に驚いたNPCってどんなキャラだった?」
レミリアが恐る恐る訪ねる。
ギ「その前に軽く参考を、この世界観、いくつものアニメやゲーム等の作品とクロスオーバーしてると言う設定があり、参考扱いでレミリアのSTRが50って書いてあるんだ。」
レ「その世界観私いるの!?」
通常の人間の最大が数値換算で18なので、レミリアは、素の筋力なら自身は大体そのくらいでしょうね、フランは多分100くらいかしら?とか思いながらギコの言葉に耳を傾ける。
ギ「なんだけどな、この世界で設定されている軍人に、レミリアのSTRを越えてるキャラがざっと見で3人もいるんだよ・・・」
モ「ファッ!?」
レ「3人!?」
モ「いくらなんでも怖すぎる・・・」
ギ「因みに、特にキャラが濃かったのは陸上自衛隊特殊作戦郡の司令官がSTR53だね。」
レ「STR53!?一体何歳なのその人!?」
ギ「42歳、しかも女性」
レ「怖すぎる・・・・・・」
ギコから伝えられる魔境の一端に、椛とレミリアは戦慄する。
ヤ「まぁそんな世界観だから、割りと大変なことになってると言うのは理解いただけると思うお。」
ギコ「取り敢えずキャラ作成に入るか、」
レミリア「大丈夫なの?この世界観・・・」
椛「不安がよぎりますね・・・」
ワカッテマス「まぁなんとかなると思いますよ?」
そんな訳で、レミリア達はキャラクターの作成に入る。
レミリアと椛は不安を、ワカッテマスは一抹の期待を抱きつつ。
~続く~