めっちゃ投げやりな内容になっています。
ちなみにこんな話書いてますけど、
私はアニメはこれからも楽しみにしています!
「なに~PSO2のやり方を教えろ?
そっか~お前も、
ついに『はじめまして』から始まるRPGに
踏み出す気になったのか~」
友人はこう切り出し、
「俺 禁PSO2真っ最中なんで
一緒にログインできないけれど
手順は教えるからさ」
そう言って、A4用紙15枚程度の何かをくれた。
それは丁寧なイラストも書かれており、
公式のオンラインマニュアルに比べても
大変わかりやすいシロモノだった。
この時、イツキが考えたのは
(まさか用意してくれていたのか。
どれだけ暇なんだこいつ)
というまさにそのことだった。
まあしかし、会長の命令でPSO2をしなければならない以上、
ありがたく使わせてもらうことにする。
部屋に戻ったイツキは、
何故か自室だというのに制服姿でPCを起動する。
第一話なので私服が用意されていなかったのである。
「まずはスタートアップを起動して……」
インストールを開始する。
経過時間:15分
残り時間:3時間半
「……え」
イツキは知らないことであったが、
ファンタシースターオンライン2は
大変用量が大きく、
遅い回線だととても時間がかかるのである。
まして学生寮の通信回線の速度はご察しの通り。
こんな時間からインストールして、
かつプレイしてレポートを書けというのも
会長の無茶振り度合いがわかるというものである。
----3時間後----
少し早めに無事にインストールが終わり、
イツキは眠い目を擦りながら、
とりあえず頑張って起動をした。
なおその間に会長から
「ゲームを起動しましたか?」
「いいから早く起動しなさい」
「退学になりたいんですか」
と再三の催促があったが、
土下座してる写真などを送りなんとか凌いだ。
でっでーん~♪
ちゃらりら~♪
「PSO2は宇宙を舞台にしたオンライン型RPG。
プレイヤーは惑星調査組織アークスの一員として
様々な惑星で任務を行うという設定」
友人が用意してくれた資料を読みながら進める。
「次はキャラクタークリエイトか」
なんか色々と設定があり、
友人も大変細かく説明してくれているが、
「まあ会長に急かされているし
時間かかりそうだから
このランダムってやつでいいか。
お、俺に似てるじゃん。
名前もイツキでいいや」
一番の醍醐味をクリック一つで終わらせた。
イツキにとってあくまでPSO2は仕事なのである。
ゲームに興味があまりないイツキにとっては、
そんなものであった。
「よーし、やってみるか~」
しゅらーん♪
軽い効果音と共に、
イツキの分身がロビーに降り立つ。
まあなんか色々なキャラが歩いているが、
異様に女性キャラ率が高いなぁと思った。
圧倒的にロリキャラが多いのと、
妙にぬいぐるみ率も高い気がする。
果たしてアークスとは一体なんだったのか。
「まあ、とりあえず言われたSOROってキャラに
GJってのを送ればいいのか」
あと何故か「必ず001ビギナーブロックにいるように」と
厳命されているので
マニュアルを見ながらブロックを移動し、
ビジフォン端末からSOROをというプレイヤーを探して
グッジョブを送った。
初心者とは思えない適応ぶりである。
すると……
「はじめまして」
「ん?」
声をかけられて振り返ると、
白いスーパーロボット系のキャラクターが立っていた。
確か、キャストという種族だ。
頭上には「SORO」の名前。
「今日始めたばかりの初心者か」
多分、会長の知り合いなんだろう。
GJを送ったことでキャラクター名が
相手に通知されたに違いない。
しかし、こう、不躾なヤツだとは思う。
きっと中の人は相当面倒くさいに違いない。
「良ければ私が色々とアドバイスをしよう」
「はあ?」
「こう見えて俺は超ベテランプレイヤーだ。
エルーサーソロだってするし、
防衛線では常に貢献度も1位だからな」
何を言っているかよくわからないが、
とりあえず自慢したいらしい。
「これはあくまで親切心である。
キミはこのことに感動して、
『ああ、なんてゲームは面白いんだ最高!』と、
レポートに記載して提出するといい。
勿論その時は『SOROという素敵なプレイヤーが
とても親切してくれて感謝してます』と書くのだぞ」
「特にありがたいとも思わないんですが」
「別に礼を要求しているわけではない。
教える代わりに当然の対価を求めているだけだ。
安心しろ」
「安心できません」
「ベテランが初心者を助けるのは当然のことだ」
「いいから話を聞けよ」
「さあ、終わりなき冒険へ出発しよう!」
「……(目を逸らして逃げる)」
「おっと逃げるな。
キミは運がいい。
実は私もクラス変えしたばかりでね」
「はあ」
「だから君と一緒にレベル上げも出来る」
ピッ。
⇒キャラクター情報を見る。
称号:ダークブリンガー
チーム名:無所属
キャラクター名:SORO
所属:キャスト
性別:男性
メインクラス:レンジャーLv10
サブクラス:ブレイバーLv75
ピッ
⇒装備情報
武器
ヴィタビーム EXLv17 必要技量:420←変更済み
射撃力1186←OP込み
ジオーグソール
シュートⅤ
フリクト・ティロ
モデュレイター
スティグマ
アビリティⅢ
ノーブルシュート
防具
サイキシリーズ EXLv10 必要技量:350←変更済み
アストラルソール
モデュレイター
スティグマ
アビリティⅢ
リターナーⅢ
スピリタアルファ
ノーブルスタミナ
「今日ここで会ったのは結ばれし縁。
むしろ運命!」
「……」
このあと、
SOROさんが難易度ノーマルの
市街地緊急で大人気なく大暴れしたらしい。
【次回予告】
「そういえば、泉会長もPSO2やってるんですよね」
「あら橘君。下僕としての自覚が沸いてきたみたいね」
「はい、SOROって人が昨日、
深夜3時までレベル上げ手伝ってくれたので」
「へえ、そうなんだ!
それはさぞかし尊敬できるアークスだったんでしょうね!」
「でもだいぶ面倒くさい人なんです。
明らかに廃人装備で俺TUEEEEEしたりとか、
聞いてもないのに過去の武勇伝語り出したりとか、
他のプレイヤーに一般チャットいちゃもんつけたりとか、
なんかやたらと『PSがない』とか罵倒してきたりとか」
「廃人……ね」
「きっと現実でも、権力を盾に
好き放題してる傍若無人な人なんだろうな……
って、泉会長、どうしたんです?」
「橘君、アナタ退学ね」
「なんでそうなるんですか!」