エド・フェニックス君飛来の翌日…なんだかんだで予定通り、十代君とエド君がデュエルをする事になった。
なったのですが…
「すーk…じゃなかった。エド、気をつけてね…姉さん無茶しないか心配…」
「あ、ああ‥‥問題ないよ姉さん。僕は負けない、病弱だった昔の僕と同じにしないでくれ」
「ふふふ、頼もしい事言ってくれちゃって‥‥」
「どうゆう、事だ…」
ジュンコ姉さんがエド君を夜の闇に連れ去って(意味深)皆さんは二人を見失ったまま今日を迎えたのですが…
「ジュンコがエドのファンとは以前から知ってたんだけど…なんなのあれ」
「おい、浜口。あの二人に一体なにがあった」
「いや、その~…わたくしも今初めて見たので…」
完全にあちら側。十代君を庇おう(?)と果敢にエド君にデュエルを申し込んだとは思えないくらい…もうなんか仲良しとゆうか、デレデレとゆうか…あんなジュンコ姉さん、見たくありませんでした。
「おまっ…ジュンコォ!なんでお前がそっちの応援!?ダチの俺より昨日あったばかりの奴を優先するのかよ!!つーか、べたべたし過ぎ!!」
「十代ボーイがあんなに取り乱すのは珍しいノーネ…」
「今ならレッド寮を潰すのも簡単そうなのでアールな」
無観客試合、とかなってましたが十代様の愉快な仲間達と、クロノス校長代理、地味に本番初登場のナポレオン教頭も見物にいらしてます。
「ごめんね十代。あたしはちゃぁんと、貴方の事も思っているわ…本音を言うとね、貴方達が争うなんて本当は嫌なの。でも!あたしは今、エド・フェニックスのマネージャー…彼の相手になる貴方を応援することはできないわっ」
「あ、あっるぇ~…?」
あ、姉さん負けたからマネージャーにされちゃったんですね。ってそれにしちゃ性格まで変わりすぎでしょうが!!
「いつもなら、「うっさいわボケーッッ!!」的な返しをするはずなのに…あれは本当にジュンコさんッスか!?」
「もう完全に、昨日見たお方とは別人ザウルス…」
このままでは皆様、意味☆不明。まぁわたしも本気でわかっていないのですが…一応話しておくか。
「わたし、ああなったきっかけっぽい事なら知ってますよ」
「本当ですのセラ様!!」
「セラ様はやめて下さい。実は昨日…皆さん解散したあと、たまたまエドさんとジュンコ姉さん。二人の事をみつけましてね」
本当はエド君からわたしのPDAに「すまない、頼める義理じゃないのだが助けて欲しい」なーんてメールが来て呼び出されたんですけどね。なんでもわたしくらいしか素で接した人いないらしく、他に頼れないと…呼び出されて行っちゃうわたしも冷静に考えるとお人好しですね。
「そしたらジュンコ姉さん、意識を失って倒れてたんです。とりあえず外傷はなかったみたいなんで寮の部屋に二人で運んでたんですが、ふと姉さんの目が覚めたとおもったら…」
「あんな感じになってたんスか…」
「はい…」
いやもう、姉さんエド君の背中に乗ってたんですが…急に彼に甘え出すからなにかと思いましたよ。
デュエルで負けたらなんでも言う事聞く、なんて言ってたんでそうゆう趣向なのかと勘違いしましたね。
「ふむふむ、ジュンコさんが負けた…その時、エド様のフィールドはどうなってました?」
「え、そこ関係あります?…チラっとしか見えないんですが…た、たしかカイザーさん戦で出てた融合「D-HERO」2体と見覚えないのが1体に《ネフティスの鳳凰神》、あとはドレッドガイ…でしたっけ?時計塔からでてきた筋肉モリモリの。そんな感じだったかと」
実際にわたしが現地についたのはデュエルが終わってしばらくしてからでしたが…エド君の腕についてたディスクに、カードが収まったまま介抱してたので多分間違いないです。
「ああ…うーん…なるほどなるほど…そうゆう事でしたか…わかりましたわ!」
「本当か浜口!」
ええ、今のだけでわかっちゃうんだ凄いですね…流石モモさん、ジュンコさんの親友ってのだけはあります。
「ずばり…今のジュンコさんは、「ツッコミが出来なくなった」状態にあるかと思われます」
「「「「「……はっ?」」」」」
「いやいや、なんでそんな結論に至るんですか?全く意味がわからないんですが」
「恐らくジュンコさんのアイデンティティーであるツッコミが封じられた影響で、もう1つの最たる特長である「ツ○デレ」のツ○が消失してしまった、とみて間違いないですわ」
「ええ…とゆうより、根本的な原因わかってないし…」
しかも、聞いてない。
「つまり今のジュンコは…ただ好意を持つ人間にデレるだけの、なんの面白みもないコに成り下がってしまったわけね!なんてことなの…」
「不味いッスね…」
「いや…そんなに悲観する事なのか?」
「何を言い出すんですか三井住○銀行様!」
「あ、てゆうか三菱東京UF○君いたんだ」
「絶対わざとやってるだろ!」
「なんで銀行しばりなんですか!絶対三澤さんのことってわかりませんよこれ!!」
「君も文字は間違ってるからな!?」
「そんな事はどうでもいいですわ!よろしくて?ツッコミのできないジュンコさんなんて豆腐の入ってない味噌汁!ルーの入ってないカレー!デュエルが出来なくなって脱け殻のようになる十代様みたいなものですわよ!!?」
「なんで最後だけ妙に具体的なんですか!!」
「……あ、最後の下りで読者の皆さまも察して下さいまし」
「読者の皆さまって?」
「ええ!」
「まるで意味がわからんザウルス!…このやりとりなんかデジャビュが」
毎回馬鹿な掛け合いやってるからパターンかしてきてるんですねきっと、あれ?姉さんツッコミ出来ないってことは……
「藍神…引き続きがんばれ」
「セラさんしかいないッス。いよっ2代目ツッコミ担当っ!!」
「やっぱりわたしなんですか!?ここ数羽だけでどれだけ疲労したと思ってんですかいい加減にしやがれください!!」
因みに、新学期に入ってから体重が5㎏も落ちました…わたし、元々軽いのに…
「大丈夫よセラちゃん、貴女ならきっとできるわ…」
明日香さんすまし顔で言ってますけど…実はまた両手両足首に縄ついてますからねこの人、十代君が自然に縛っていきましたからね。
「フフ、十代ったらこんなに束縛スキルを高めて…興奮するじゃない!ジュンコと違って、私はどこにもいかないってゆうのに…」
「すいません海に投げ捨ててきていいですかこの人、頭冷やした方がいいですよねコレ」
絶対に「お前はしつこいから動くな」って案に言ってますよね。ポジティブにも程があるんですけど……
「もう天上院君はほっとけ、焦点をあてたら変人描写だけで1羽使ってしまう」
「初期の明日香様はどこへ行ってしまわれたんでしょうね…」
「あ、はい……」
余談ですが最近、レッド寮に遊びに行きますと.…至るところに吊るされたり、はりつけにされたり、手錠に繋がれたりされる明日香さんの姿が目撃されます、日替り定食みたいなモノです。猫のファラオと同じくすっかりレッド寮の名物となりました…
《クルック~》
「客席でごちゃごちゃやってるようだがそれはそれ、まずは僕に勝ってみせるんだな。まぁ…万が一にもそれはないか」
「随分な自信じゃねーか…よしわかった!まずはお前をぶったおす、覚悟しやがれ!!」
「十代酷いわ!そんな乱暴な言葉エドに向けないで!!」
「「「「「「えぇぇぇぇ~…」」」」」」
「エドもエドよっ!姉さんそんな口の悪いコに育てた覚えはないわ!!」
「「「「「「えぇぇぇぇ~…」」」」」」
「ね、ね、姉さん。調子が狂うからそろそろ客席に行ってくれないか…」
「はーい……じゃ、頑張ってね。エードッ」
「あ、はい……」
み、見える……ジュンコ姉さんの語尾に(ハート)とか(音符)がついてるように見える……
「ぶ、ぶ、ぶ……ぶっ潰す!!」
「アニキがヤバいドン‥…」
「「デュエル!!」」
十代 LP4000
エド LP4000
「先行はもらったぁ!ドロー!!バブルマン召喚、場にカードがないので2枚ドロー!融合発動!手札のシャドーミストと場のバブルマンで融合!来い、無慈悲たる白銀の英雄!アブソルートZero!!」
『ハアアッ!!』
《E・HEROアブソルートZero》☆8 ATK2500
「更に融合素材のシャドーミストの効果で、エアーマンを手札に加える。カードを2枚セットしてターンエンド!さぁ…かかって来やがれ!!」
十代 H4 LP4000
《E・HEROアブソルートZero》(攻)
セットカード
セットカード
「実質消費無しで最強HEROの一角を召喚、更に2枚のリバースカード…最高の滑り出しザウルス!!」
「ふーん、アブソルートZeroねぇ…僕のターン、ドローだ!!」
「あいつZeroを前に余裕綽々だな」
「彼もHERO使いですから…他の方々より対抗策がうかぶのでしょうか」
「魔法カード《炎王の急襲》発動!自分フィールドにモンスターが存在しない時、デッキから特殊召喚!カモン.…ネフティス!!」
『キュオオオオッ!!』
《ネフティスの鳳凰神》☆8 ATK2400
「いっ、いきなりネフティス!?」
「バトル!ネフティスでアブソルートZeroに、アタック!」
「そのまま攻撃だと!?」
いくらなんでも単調過ぎる、流石に十代君も対応してくるでしょう…
「へへっ、コンバットトリックの類いがあるのは丸分かりだぜ!罠カード《亜空間物質転送装置》発動!Zeroをターン終了までゲームから除外!そしてZeroの効果が…」
「確かにその類いだが…残念だったな!《禁じられた聖槍》発動!Zeroの攻撃力を800ダウンさせ、魔法・罠のエフェクトを受けなくさせる!!」
「うっげぇ!?」
《E・HEROアブソルートZero》ATK2500→1700
これでZeroは逃げられない上に、攻撃力もダウン。ネフティスはどのみち破壊されるので被害は最小限ですね。
しっかし最近思った事があります…皆、聖槍、好き過ぎ。
「アブソルートZeroを撃破!」
十代LP4000→3300
「くっ…Zeroの強制効果、相手モンスターを全て破壊する…」
ネフティスの鳳凰神は氷つきましたが、彼は不敵に笑いながら
「狙い通りさ、やっと自由にモンスターの展開ができるな。メインフェイズ2へ以降し、《デステニードロー》を発動!手札の「D-HERO」を捨て、2枚ドロー!そしてフィールド魔法発動、《幽獄の時計塔》!!」
でた、筋肉さんが幽閉されてる時計塔!
「そして《D-HEROドリルガイ》を召喚!」
《D-HEROドリルガイ》☆4 ATK1600
「ドリルガイ、エフェクト発動。手札の《D-HERO ドレッド・サーヴァント》を特殊召喚する。そしてドレッド・サーヴァント、エフェクト発動!時計塔の針をひとつ進める…回れ、運命の針よ!刻め、運命の時を!!」
……なんですかその口上、時計の針進めるだけで格好つけすぎなんですが……ま、うちの兄さんも次元領域デュエルの時ノリノリだったし、似たようなものですねきっと。
「時計の針が、3時を示した…」
「フッ、お前は僕とヘルカイザー亮の闘いをどれ程覚えているかな?カードを1枚伏せ、ターンエンドだ!」
エド H0 LP4000
《幽獄の時計塔》(カウンター1)
《D-HERO ドリルガイ》(攻1600)
《D-HERO ドレッドサーヴァント》(攻400)
セットカード
「エド・フェニックス。Zeroをあっさり退けたのは見事だったが、結局展開したのは下級モンスターが2体か……」
「しかも手札は0。対するアニキの手札はこのターンで5枚ザウルス」
「「HERO」デッキの爆発力なら、雑魚2体を蹴散らしてライフ4000を削るなど容易…ではあるが」
「そんな都合よく行くなら、ジュンコさんがそもそも負けるハズありませんわ!」
モモさん、本当にジュンコ姉さんの事大好きだなぁ……
「俺のターン、ドロー!」
「このスタンバイフェイズ、時計塔の針が更に進む!!」
「針が6時を示した、例の無敵能力を使われるまであと2ターンしかないわ。このターンでどこまで責めきれるかしら…」
「明日香さん、字が間違ってるんですがわざとですか?」
「……どこまで、セめ切れるかしら……」
「言い直した!しかもより遠のいた!?」
「俺はさっき手札に加えたエアーマンを召喚するぜ!モンスター効果発動…デッキよりブレイズマンを手札に加える!魔法カード《融合回収》、Zeroの融合に使用したシャドーミストと《融合》を手札に戻させてもらうぜ!!」
「フム、また属性融合か……ノヴァマスターかトルネード辺りが狙いかな?」
「そんなちゃちなモンじゃねぇぞ…魔法カード《HERO’S ボンド》発動!場に「HERO」がいる時、手札のレベル4以下の仲間達を呼び出す!来い、ブレイズマン!シャドーミスト!!」
《E・HERO エアーマン》☆4 A1800
《E・HERO ブレイズマン》☆4 ATK1200
《E・HERO シャドーミスト》☆4 ATK1100
「凄い!「HERO」を一瞬で3体も繰り出したッス!!」
「ブレイズマン、シャドーミスト、効果発動!デッキからそれぞれ《融合》と《フォーム・チェンジ》を手札に加える!……行くぜ、融合2枚発動!!ブレイズマンと手札のネクロダークマン、シャドーミストとエアーマンで融合!!来いっ!ノヴァマスター!!Great TORNAD!!」
『『はああっ!!』』
《E・HERO ノヴァマスター》☆8 ATK2600
《E・HERO Great TORNAD》☆8 ATK2800
「トルネードの効果〈タウンバースト〉発動!お前の全モンスターのステータスは全て半分だ!」
《D-HERO ドリルガイ》ATK1600→800
《D-HERO ドレッドサーヴァント》ATK400→200
「これで十代のモンスターの攻撃が通れば、エド・フェニックスのライフは0!」
「しかも手札には《フォーム・チェンジ》が控えてる。多少の罠にかかってもリリース・エスケープが可能だ.…勝てるか、奴に」
「バトルだ!ノヴァマスター、トルネード、一斉攻撃!!」
確かに攻撃が通れば勝ち、ケアも十分。十代君が目に見えて優位なんですが……
「……つまらないな、藍神君や姉さんとの勝負の方がよっぽどスリルがあった。リバース罠《エターナル・ドレッド》発動!時計塔の針を更に2つ進める!!」
「しまった!これじゃあ……」
「そう、時計塔の針が1周し再び12時を示したこの状態。無敵のエフェクトが発動し、僕への戦闘ダメージはすべて0となる!!」
「くそっ、だが戦闘破壊はしたぜ…ノヴァマスターの効果で1枚ドロー!!カードを1枚セットして…ターンエンドだ」
十代 H2 LP3300
《E・HERO ノヴァマスター》 (ATK2600)
《E・HERO Great TORNAD》(ATK2800)
セットカード
「アニキ、何故《フォーム・チェンジ》を使わないザウルス?どちらかを《M・HERO アシッド》に変身させればあんなフィールド魔法…」
「馬鹿か。今あれを破壊したら、エドの切り札であるドレッドガイを召喚される。益々不利になるだろうが」
「あっ」
「け、けど前のエドのターンにネフティスの鳳凰神が効果で破壊されてる。どのみち時計塔は破壊され、ドレッドガイは召喚されるッスよ!?」
「だからフォーム・チェンジは伏せたのよ。フリー・チェーンの魔法・罠じゃなきゃ、次のターンを生き残る手段になり得ないから…」
皆さん十代君のデッキ把握しすぎ…
「僕のターン…ドロー!スタンバイフェイズに、セメタリーからネフティスの鳳凰神、エフェクト発動!僕のフィールドに舞い戻り、全魔法・罠カードを破壊する!!」
『キュオオオオッ!!』
《ネフティスの鳳凰神》☆8 ATK2400
「わかってら!リバースカード《フォーム・チェンジ》発動!レベル8のノヴァマスターを同レベルの「M・HERO」に変身させる!来い、《M・HERO カミカゼ》!!」
『トオゥ!!』
《M・HERO カミカゼ》☆8 ATK2700
「こいつは戦闘では破壊されず、相手はモンスター1体でしか攻撃出来ない!そうそう突破は出来ないぜ!!」
「へぇ。噂の「M・HERO」か、手軽に出た割に随分とハイスペックだな…」
「なんだ?お前は持ってないのかよ。こいつはジュンコから譲り受けた1体だ、羨ましだろ……」
あー、嫉妬心(無自覚?)から十代君らしからぬ煽りコメントが飛んで来ましたよ…
「ああ、やっぱりお前は……「ムカツクんだよ」」
「ッッ!?」
「ネフティスよ、幽獄の時計塔を焼き付くせ!!そしてその業火の中より解放されよ…《D-HERO ドレッドガイ》!!」
『うおおおおおっ~!!』
《D-HERO ドレッドガイ》☆8 ATK???
「ドレッドガイのエフェクト発動!セメタリーの「D-HERO」2体を特殊召喚!〈ドレッド・ウォール〉!!」
《D-HERO ドリルガイ》ATK1600
《D-HERO ドレッドサーヴァント》ATK400
「出たな、「D-HERO」の切り札がっ」
「けどドレッドガイの攻撃力は全「D-HERO」の攻撃力の合計、たった2000ポイントザウルス!」
「アニキの「HERO」の敵じゃないッス!!」
弟分ズ(自称)の台詞がフラグにしか聞こえないんですがそれは
「お前のような奴に…「HERO」を…姉さんを…任せられるかっ!魔法カード《融合》!!」
融合…!けど「D-HERO」融合体を出したところで戦況にあまり変化はないハズ.…
「ドリルガイ、ドレッドサーヴァント、ドレッドガイの3体を融合し…《V・HERO トリニティ―》を召喚!!」
《V・HERO トリニティ―》☆8 ATK5000
「び、「
「トリニティーは融合召喚したターン、攻撃力が倍となり…相手モンスターに3回の攻撃が可能!!カミカゼに攻撃だ.〈トリニティー・クラッシュ〉!!」
「ぐっ、うわああああああっ!?」
十代 LP3300→1000→0
WIN エド
「消えろ、雑魚……」
え、今回オチ無しでいいんですか!?これで続くんですか!!?
今回デュエルはあっさり目にしてみました。
十代とはワクワクさん達を迎えた2戦目が待ち構えてますからね。
次回は久しぶりにセラ様のターン(予定)です。