鎮守府警備部外部顧問 スネーク   作:daaaper

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すいません
インフルエンザでダウンしてました……
今日からまた投稿します


反省会

 

漁のために出港した後、

上らしき連中は提督が連れながら帰ったようだ

車が出て行く音がしていた

他の自衛官達は宴会の準備のために外で準備をしている

 

この食堂に残った艦娘は

倒された18人とここの鎮守府に所属している

翔鶴・瑞鶴・飛龍・蒼龍・陸奥

そして佐世保の鎮守府からきた青葉・衣笠

しかし何故、佐世保からだけは艦娘が来ている

……他は忙しいのか?

 

「あ!みんな起き始めました!!」

そんな事を考えている内に

部下がそんなことを言ったのでソファーを見ると

最後に倒れた7人以外が気付いたらしい

ほぼ同じ時間に倒れたが、ここまで長く寝るとは思わなかった

「っっ!」

ほとんどが頭を抱えながらその場で埋まる

まだ状況を把握できないようだ

 

「私、発艦させて……」

「アレ?私、山で踊ってたのに……」

「……ああ、やられたのか」

だが、麻酔で倒れた3人は

夢から覚めたようにゆっくり起き上がり

そのうち1人は周りを見て完全に理解をしたらしい。

見た目からして戦艦のようだ

「あなたがスネーク、だな?」

「ああ、そうだが……」

「……他もやられたか」

 

「長門、もう少しで全員が目を覚ます。そしたら今回の振り返りをする

それまで少しゆっくりしていろ」

 

今の言葉は俺じゃ無い、提督だ。

 

「……了解」

「アレ!?みんな何で……終わっちゃったの?

………みんな〜!おーきーてー!!」

光る衣装を着てる艦娘が全員に声をかけていく

おかげで頭を抱えていた艦娘も状況を理解し始め

寝ていた7人も起き始めた

 

「スネーク、どうやら反省会を始める時間のようだ」

「・・・はあ」

ため息をつく、

やるのはいいが、恐らく面倒ごとが起きる

「安心しろ、私や鳳翔も参加する」

「ええ、私達のためにもなります」

 

……やるしか無いようだ

 

「お前達、机でやるには人数が多い。

すまないが、37人分の椅子をここに円形で並ばせてくれ」

『了解!』

プロジェクターがあったところに37脚の椅子が並べられる

他の艦娘には悪いが立ってもらう

「提督と鳳翔も座れ」

「けど、スネークさんの席は____」

「俺は真ん中で対応する」

「……ああ、そうですね」

鳳翔が微笑んで返す

どうやら理解をしたらしい

 

だが、これから1時間ほど相手をしなければいけない

……今日1番面倒だ

 

 

 

 

 

「で、何を話すのでしょう?」

「…………」

 

開始すぐ、加賀が質問する。

まるで自分には何も話すことが無いようだ

 

「さっきも言ったが反省だ」

「では、率直に聞きます。私達のどこがダメでしたか?」

「それは私も聞きたい、我々の何がいけなかった?」

 

周りを見渡す

……どうやらそれが一番納得してくれるらしい

 

「キツイことを言うぞ?」

『…………』

全員が頷く

周りにいる艦娘までも俺を見る

 

 

「お前達艦娘は、俺らに勝つことは陸では不可能だ、絶対にありえない」

 

 

それはここに来て

いや、海上で運ばれた時、気付いた事だ。

 

「ちょっと!それって私達はあんたに勝てないって言うの!?」

「……瑞鶴が言ったのには腹が立ちますが、私もそれには文句があります」

 

予想通り、瑞鶴が噛み付いてきた。

何故か加賀が瑞鶴に対してもイラついていたが、俺にも同じ感情を抱いているらしい

……他からも殺気も感じなくは無い

 

「何故ですか、BOSS?」

 

だが、俺の部下からの声が感情を元に戻す

他の艦娘や自衛官達は混乱しているようだ

「ちょっと待て、艦娘が勝てないって思ってるのは、あんたらも同じじゃ____」

「違いますよ!今初めて聞きました!!」

「そうですBOSS、一体どういう事ですか?」

「そもそも、私達が勝てたのは当然だったんですか?」

自衛官からの質問に答え

女部下3人が俺に質問する

そういえば事前に何故15人だけで戦わせるのか話していなかった

 

「今から全て話す、考えながら話を聞け

俺が話している間も文句や疑問が有ればすぐに言え

その場で回答する、コレはこれから鎮守府を維持するためにも必要になる

立っている奴も疑問が有れば質問しろ」

 

聞く体制は整った、

……ふぅ

息を吸う

そして話し始める

 

 

 

 

 

「まず質問だ、何故お前……大鳳が狙撃されたと思う?」

「え……私ですか?」

「そうだ、何故だと思う」

「それは私達が偵察機を戻して場所がバレた……から?」

「それもそうだ、だが大鳳が狙われた理由がある。そうだな、ウェーバー?」

「はい」

 

しばらく艦娘が悩む

 

「お前はどう思う?」

「……俺ですか?」

 

自衛官に聞く。

これに限っては狙う側の思惑だ

時間がかかりそうだから結論を言ってもらう

 

「それは空母という脅威を排除したかったから、

または、1番狙いやすく意味があったターゲットだったから……ですか?」

「ああ、その認識で間違えていない。空母は俺らにとって未知数だ」

「そうです、それにあの時は無風でターゲットも動いてませんでした」

「そんな単純なんですか?」

「……単純って当てるの結構難しんだよ?」

 

まあ空母だから発砲した事ないからだろうが

初弾で当てるのは一応難しい

……だが、こいつは狙撃手程度の腕はある

 

「ついでに聞くが、何故2発目は外した?」

「……そこにいる駆逐艦の判断が早かったです、何より1回で場所がバレました

動いていなかったら確実に当たっていましたよ」

「ほう……」

 

その艦娘の方を見る

 

「わ、わたしは勘で加賀さんを建物の後ろに連れただけで!え、ええと____」

「いい判断だ、なかなかセンスがあるな」

「あ……アガシャマス!」

 

……どうやら感謝されたらしい

 

「……次に、お前達に質問だ。撃ち合いになった時、誰が1番脅威だった?」

「えーと……彼女達、ですかねー」

 

戦艦部隊と撃ち合った8人に聞く

どうやら重巡の2人が脅威だったらしい

 

「そうそう!摩耶と鳥海がスッゴイ邪魔だった!!」

「……邪魔で悪かったな」

「しかし、私達はすぐにやられてしまいましたよ?何故脅威だったんです?」

「……お前ら、説明できるか?」

「ハイ!では…………まず、お2人と4人の違いはなんだったと思います?」

 

部下らに説明させる

俺ばかりが話すとつまらなくなる

俺もめんどくさい

 

「………鳥海、わかるか?」

「多分、場所ですね」

「そう!倉庫群で接敵した私達ですが、

そちらの4人は倉庫4個分、後ろに離れてましたが、2人は2個分しか離れてませんでした」

「けど、それは加賀達の支援に行こうとした所にあんたらがやって来て慌てて隠れただけだぞ?」

「……角度ですか?」

「そうです!私達が建物から出て撃とうとすると、貴方達の射線に出てしまいます」

 

この鳥海とかいうの、なかなか出来る

この場で、自分だけで結論を出した

 

「そのために、マーリンが俺にそこの指揮官を射撃させたんだ」

「動揺させるためか?」

「けど、全然しないの!……なんで?」

 

聞いた話だと、長門を狙撃させて混乱を招こうとした

だが、戦艦部隊の行動には何の支障も出なかったらしい

 

「いや……こんなのアレだけど、私達はいつでも大破や轟沈してもおかしく無いか____」

「すごいね!?なかなか出来るもんじゃ無いよ、ソレ!」

『……え?』

 

重い雰囲気になるはずの話が吹っ飛んだ

彼女達は驚いている

自衛官たちや他の部下も驚いている

それにも構わず、続ける

 

「だって考えて見てよ、あんたらBOSSの代わり全部できんの!?」

『・・・あ〜、ムリ』

「でしょ〜!そんな事、なかなか出来ないんだって!!あんた達すごいよ〜」

「……あ、ありがとうございます」

「べ、別に当然の事をしただけだし……」

「あら〜、摩耶ってば照れてるの〜?」

「!ちげーよ、勘違いするなよ!?愛宕姉さん……」

 

……待て、誰が姉さんだって?

そもそも、なぜ俺を例えに出した

それを聞く前に部下が疑問を放つ

 

「待ってください姉さんって…………誰と誰が姉妹だって言うんだ?」

「?、私と摩耶に愛宕姉さんと高雄姉さんですけど____」

「顔がちがうじゃん!!」

「……あのですね、私達艦娘はもともと艦船です。

なので同型艦として姉妹艦も存在します。

しかし、どういう影響なのか必ずしも姉妹に見える事はありません。

むしろ見えない事の方が多いんです。」

 

……初めて知った

相変わらず艦娘とは不思議な存在だ

 

「けど、艤装は一緒だったんでその影響なのか服装は似ている事が多いんで

見分けはある程度つきますよ」

「……いや、ちがうじゃん!」

「そこは、長い期間いないとわかりま____」

「それじゃあ、あんた達は知ってたの!?」

 

まあそうなるだろう

実際、今説明した自衛官や他の隊員も全く驚いていない

 

「ああ、それは艦だった時改装を受けたか、受けなかったかの違いだからしょうがないぜ」

「……そうですか」

「まあ、その話は後で詳しく聞きたいが次だ。

次が最後だ、何故最後にお前らのいた場所が分かったと思う?」

 

それで結論は出る

最初に軽巡洋艦が手を挙げる

 

「私達みたいに、電探を使ったんじゃ無いんですか?」

「いや、俺らは持っていても自衛隊が使っていないものは使えない」

「そうですか……」

「けど、追跡は振り切ったし____」

「あ!貴方がずっと見てたんじゃ無い!?」

 

駆逐艦の1人がウェーバーを指差す

まあ普通の考えだ

 

「……そうする予定だったが、

こっちを支援している間に、君らが撒いたから違う。

というかBOSS、どうやって見つけたんです?」

「……お前が言った」

「俺がですか!?俺は海からまとまって航空機が来ていると____あ」

「……そういう事でしたか」

「赤城はわかったか?」

「私達が、大鳳が狙われた事から反省して位置がバレ無いように海に向かって発艦させた

けれど、その後移動しなかったから……」

「そういう事だ、海から来たなら海に向かって発艦させた事になる

移動しなかったのがダメだったな」

「けど、それでは何故私達が勝てない理由にはなってませんよね?」

 

翔鶴が俺に指摘する

だが、考えればわかるはずだ

……どうやらわかっていて聞いたらしい

鳳翔みたいに笑っている

 

「いいや、今の3つで答えは出ている」

「どう……いう、ことなんで…すか?」

「ん〜大鳳が狙われた事、摩耶・鳥海がいい場所にいた事、7人が発艦させた後移動しなかった事、

この3つが結論……なわけが無いわよね」

 

人見知りの奴の姉妹だと思われる艦娘が、まとめる

 

「確かにその3つが結論じゃ無いが、そういう事だ」

「何このナゾナゾ……」

「わからないやつは、手を挙げてみろ」

 

試しに手を挙げさせる

挙げなかったのは提督に自衛官達と俺の部下、艦娘では長門と陸奥だけだ

……翔鶴はわざと挙げている

 

「長門と陸奥がなんでわかんの!?」

「……わかった物はわかったのよ」

「じゃあお前ら2人に聞くが、何故陸ではお前達は勝てない?」

 

 

「大鳳が狙われた理由はただ立っていただけだから、それって歩兵として狙撃手からいい的よね?」

「摩耶と鳥海がいい場所にいたのは偶然とはいえ問題無い。

だが、何故そこが良かったのか、脅威だった理由を理解していなかっただろ」

 

「それに、最後の移動しなかったのは迫撃砲や狙撃手が同じ場所に留まる事はタブー。

空母はそういったものじゃ無いけど、いくら場所がバレ無いように工夫しても

今回の場合は、ある程度検討はつく。だから移動するのは当然」

「そして、これらは全部歩兵としての基礎だ。

新米の兵士が習わされる最初の内容そのものに近い

それすらも出来ない私達が、陸上で上手く立ち回れるわけが無い

どんなに海上で戦闘に慣れても、対艦戦闘で歩兵戦は立ち回れない」

 

 

「そういう事だ、いくら戦い慣れていると言ってもそれは海の上だけだ。

お前達3人は特にそうだ、やる事が無くて集中が途切れやすかっただろ?」

 

空母の3人に聞く

心外そうだが頷く

 

「……まあ、」

「しかし、立ち回りや知識さえ理解すれば____」

「ダメだ、それは許可でき無い」

 

赤城の言葉を提督がかき消す

ここは彼が話すべき内容だ

 

「ちょっと提督、けど私達はこのスネークから格闘術を習うんでしょ?

だったらついでにそういう事も習って良いんじゃ無いの?」

「川内、確かにその考えは納得できる」

「なら、や____」

「だが、お前達は艦娘だ、お前達が陸上で戦う人では無い、船だ」

 

その言葉はここにいる艦娘全員を黙らせた

聞き方によっては彼女達に

「お前達は兵器なんだ」

と、言ってるようにも聞こえる

だが…

 

「みなさん、勘違いしないでくださいね?

提督はあくまで“艦娘”なんだと改めておっしゃっただけですから」

 

鳳翔だけが微笑みながら彼女達をなだめる

……本当に母親みたいだ

 

「鳳翔さん、それってどういう……」

「赤城、加賀、それにみんな、私も含めて艦娘です。

私達は深海凄艦を倒す事の出来る存在で、船です。

だから私達が陸上で戦う理由は……ありませんよね?」

 

鳳翔が微笑む

だが、どこか恐ろしさも感じる

他の艦娘もどこか怯えている

……フォローするか

 

「俺からも1つ良いか?」

「ええ、もちろん構いませんよ」

「……そもそも、お前らの武装は海上で扱う事を考慮されているな?」

「ああ、そうだ。私の艤装は戦艦だ」

「なら弱点もわかるな?」

「……直線場でしか撃てない事だな」

「・・・はあ」

 

どうやら気付いていないらしい、

彼女達が陸で戦うには致命的な弱点

 

「……違うのか?」

「いや、それも弱点ではある。

だが、そんなもの立ち回りさえ出来るようになればどうにでもなる」

「じゃあ、私達自身の問題なの?」

「ええ〜陸奥〜、いくら何でもそれはナイ____」

「そうだ」

 

金髪には悪いがその通りだ

艦娘の特性、とでも言うべきか

彼女達はある事がどうしても出来ない

 

「……私達に欠陥があるって言うの〜?スネークサ〜ン??」

「……そう怒るな、欠陥じゃ無い、性質だ。」

「それって全員に当てはまるの〜?」

「そうだ」

 

名前がわからないが

金髪の艦娘からの質問は全員を悩ませた

 

「…………あの!!」

「わかったのか?」

「あ、ああ、っと……はい」

「言ってみろ」

 

人見知りらしい艦娘が決意したのか

さっきと違い、意思を持って話し始める

 

「……私達は船だったので主砲や機銃を持ってます、対艦戦や対空戦のために。」

「それはそうよ、それがどうしたって言うのよ、羽黒?」

「姉さん、それにみなさん、私達はあるものが狙えませんよね?」

「……潜水艦かい?」

「響ちゃん、それは私達や空母・戦艦だけだよね?」

「魚雷ですか!?」

「その通り!頑張ったね、雪風ちゃん」

「わーい!」

 

……いきなり小学校みたいになっている

雰囲気が担任の先生だ

 

「…けど羽黒、それがどう陸上に関係あるのよ?」

「魚雷はどこから来ます?」

「……そういう事ですか」

「え!不知火わかったの!?違いが加賀さんと口調が被ってよく判んないのに!?」

「……陽炎、少し黙ってて」

「あ、うん」

 

いや、口調が同じでも声でわかるだろ……

何を言っているんだ、こいつ

今言うべき事じゃないだろう

 

「ある程度距離はあれば魚雷も撃って破壊できます。」

「そうね〜、深海凄艦や私達も時々やるものね」

「けど愛宕さん、破壊が無理ならどうします?」

「それは……近づいて来たら回避するでしょうね」

「何故、破壊しないんです?」

「え?____そういう事ね」

 

どうやら今ので解ったらしい

戦艦2人と空母3人は頭を抱えているが

他は納得しているようだ

 

「つまり、どういう事だ、答えて無いぞ?」

「……私達は、俯角が足りなくて近くだと下方向にはほとんど撃てない、だね?」

「そうだ、お前達は提督の言ったように船だ。だから上空に対して撃つ事は簡単だ

だが、下方向……匍匐している奴に当てるとなると難しいハズだ」

 

彼女達は船だ

そのせいか、主砲や機銃は駆逐艦でも50メートル前後からしゃがめば当たりにくくなる

重巡や戦艦は初速がさらに速くなるおかげでさらに当たらないハズだ

 

「けど、それって致命的ですか?」

「何故、そう思う」

「いや〜、だって近づかれる前に倒せばいいじゃ無いですか?」

「……だそうだが?」

 

一瞬で青葉に殺気

……とまではいかないものの18人怒りの視線が向けられる

隊員側からも、少し呆れた視線がそこに向けられる

 

「え!?……ええー」

「……あのな、後で映像を見れば分かるが、

狙撃された2人以外全員が中距離や近距離でやられている」

「それが何なんで____ヒィー!?」

 

完全に18人の視線が殺気に変わった

 

「全員落ち着け、お前らも体験して、ここで議論しなかったら気付いていない」

『!…………』

 

提督の言葉で艦娘が落ち着く

ついでに青葉も衣笠の後ろに隠れる

 

「話を戻すが、要するにお前らは海上で戦う事が出来る。

俺たちよりはるかに、戦術的に行動が可能だ。

だがな、それだからと言って何処でも戦えるわけじゃ無い

お前らは訓練はされていない、知識もない

装備の都合上、間合いを取らないと効果が薄い

……鎮守府の防衛や市街地で戦うには無理がある」

 

「だったら、なおさら私たちに教えてくれた方が良いんじゃ無いの?」

「川内、それは違う。それを学ぶ時間があるなら私達にはやる事が多い」

「あ………」

 

長門の言葉が、提督の考えそのものだ

確かに、この場だけなら俺らが教えてやっても良い。

だが、彼女達は深海凄艦を相手に戦う存在だ

海上で戦う知識・戦術は必要でも

陸で大立ち回りをするための訓練をする意味が無い

先程言ったように彼女達の性質も問題だ。

銃を扱わせる事でカバーはできるが、

それを教える時間も場所も資源も少なく限られている

 

「俺らに勝てない理由とついでに、歩兵としての立ち回りを教えない事、

提督の考えまで分かって良かったな?」

「そう〜ね、やっぱり提督はよく考えてくれるわ〜」

「その通りだね」

「そうね」

「……すいませんが提督の考えがわからないのですが____」

『え!?』

 

……まさか加賀がわからないとは思わなかった

他もそうだったらしい

艦娘も自衛官達も、鳳翔や提督までも驚いている

まだ麻酔が効いてたか?

 

「加賀、それはマジか?」

「……何ですか提督?」

「加賀さん、入渠しますか?」

「え?」

「そうね、早い方が良いわ」

「……陸奥?」

「加賀さんがわからないわけ無いもんね」

「頭を打ちました?」

「め〜ずらし〜い、加賀さんがボケるなんって」

「……川内達まで⁉︎」

「なぁ加賀、本当にわからないんだな?」

「え、ええ……」

 

……どうやら麻酔の影響でも無いようだ

駆逐艦でも理解をしている

 

「おい加賀、俺の仕事内容を覚えているか?」

「ええ、ここの外部顧問で自衛官と私達艦娘に……あ!」

「わかったか?」

「……ええ」

 

自分だけわからなかった事に気づいたからか

声をあげ驚き、恥ずかしがって顔を赤くした

……意外と感性が豊かなようだ

 

「……以上が俺がお前らに言える反省点……いや、改善点か?

何か質問はある____」

「すいません!!」

 

突然、食堂のドアが開き1人の艦娘が入ってきた

服装は……オレンジと緑色

 

「アレ!?夕張さん、どうしました?」

「あ、ティムさん!今って質問できるんですよね!?」

「……工廠の軽巡洋艦か?」

「そうです、BOSS!彼女がこの鎮守府の技術担当の夕張です

基本的にここの艦娘の装備や艤装の開発やメンテをしてます。

……で、何でここにいるの?」

 

ティムはこのガンスミスのコードネームだ

由来はとある小説の登場人物

 

「はい!質問しに来ました!!

外で機材の片付けとかセッティングしてたら、自衛官達の人たちから

“今食堂で、みんな反省会してるよ”

って聞いたんで、やってきました!」

「いや……敬礼しなくて良いから、それで質問って何?」

 

彼女はさっきの交流戦に参加していない

一体何を聞きに来たんだ?

 

 

「そのゴム弾を撃てるようにしたチューニングってどうやってる____」

 

 

彼女が“どうやってる”と言った瞬間

 

俺とティム以外の4人が席を立ち臨戦態勢に入った

 

彼女に近づく前に止めた

 

「……お前ら敵対行動をとるな、別にまだバレてるわけでも無い

それに、興味本位の質問だ。

答えるのはこいつであって、お前らの行動じゃない、座れ」

 

ガンスミスに指をさし

4人を冷静にさせる

そのうち2人は俺に片手を取られている

 

「夕張……だったか?」

「……え!?あ、そうです」

「こいつらは、俺らの技術漏洩なんかに敏感だ

まあ、今のは質問だってのはわかる、お前は悪くない

無理なことだが気にするな」

「は?……はあ」

「ていうか、夕張さんそんなの後で教えても良かったのに……」

『……え!?』

「…………あのねぇ、お前ら4人は知らなかったかもしんないけど、

この銃の構造は完全なオリジナルじゃ無いんだよ!

少し既存の物に少し手を加えただけ」

「……そういう事だ、わかったら座れ」

『……了解』

「他には無いか、質問は?」

 

最後に想定外の事が起きたが、

どうやら質問は無いらしい

……まあ今ので質問する気が失せた可能性があるが

 

「よし、加賀のめずらしい顔も見れたところでお開きだ。

漁に行った連中はまだ帰ってこない、帰ってくる前に準備を進めるぞ」

「あの〜提督?漁に行ったて、そもそも漁船の護衛なんじゃ____」

「飛龍、上の連中がいる前で俺が堂々と言えるわけ無いだろ?」

「……まあ食べられるなら良いや!」

「そういう事だ、じゃあ昼飯食ってから行動するぞ〜」

『ハーイ』『了解』

 

時刻は12:30

まだ今日は終わらない

……気楽になれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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