鎮守府警備部外部顧問 スネーク   作:daaaper

20 / 65
なんかいきなり別の話になりました……

ていうかこの小説、全然艦娘が出てこなくなってます

……来月にはスネークさん達が出てこないかも?

そんなわけで今週と来週はスネーク達が活躍します

*警察がボロボロに描かれています、ご容赦ください


出動準備

 

放送がかかって3分後、提督室に入る

すでに小隊長達も集まっていた

……だが場の空気は重い

 

「一体何が起きた、俺らまで呼んで?」

「……先ほど大本営から連絡があった。鎮守府に帰ってくる途中、テロが発生し____」

「艦娘が巻き込まれたか?」

「……ああ」

 

それならこの空気の重さも理解できる

鳳翔がいつもと変わるに決まっている

「……詳しく話せ」

 

 

 

 

 

 

 

「16:30ごろ品川駅近くで爆発、

直後にどこから現れた武装集団が発砲しながら人質を取りながら建物に立て籠もった

銃弾のほとんどは空に向かって撃たれたが

……護衛の自衛官5人は被弾、すぐに警察病院に運ばれたが1人は死んだ」

「俺の部下と艦娘達は?」

「あなたの部下が駆逐艦全員を逃がしてくれたが、他は5人に任せていたらしい」

「で、俺の部下と駆逐艦11人は今どこにいる?」

「さすがに外にいると目立つからな、防衛省内で保護している。

あなたの部下はそのまま警視庁に情報を提供したそうだ」

「その情報も届いているんだろう?」

「ああ、来ている。

人質は艦娘を含め女と子供だけだそうだ。

犯人の数は少なくとも18人

顔にマスクをしていて日本人かどうかはわからないらしい

武装はそれぞれAKかM4、ハンドガンにグレネードだそうだ」

「待て、M4と言ったか?」

「ああ、そう報告が来ているが……」

「……自衛隊にM4を装備している部隊なんてあるのか?」

「通常の部隊には配備されてませんが、特殊作戦群が扱っていたはずですが……

提督、それは本当にM4だったんですか?」

「どういう意味だ?」

「俺が説明します」

 

ティムが、前に出る

 

「そもそもテロリストなんかはAKシリーズが好まれます。

何せ表でも裏でも出回っていますし、素人でも簡単に扱えます

けどM4やM16といった銃はこの国では特殊部隊の装備ですし、

他の国でも標準的な装備ではなく、決まった部隊が扱う代物です。

裏でも出回ってはいますが、メンテナンスが必要で手間がかかる銃で

テロリストが好んで扱う物ではありません」

「……つまり、テロリストなんかが使わない様なものを使っているということか?」

「そこまでは言いませんが、そういう連中が使うものでは無いかな……と」

「なら見間違いの可能性は____」

「無いな、俺らの職業を忘れたか?」

「……傭兵だったな、実物は見ているし判別もできるか」

「それで、なぜ俺らを呼んだんだ?」

「それは検討がついているんじゃないですか?」

「……冗談だろ?

すでに警察は建物周辺を包囲している。

日本の警察にもSWATがいるんだろう?

それに、自衛隊が対応しないという事は、警察で対応できると判断したからだろう?」

 

スネークは生中継で報じているテレビを指差しながら提督に意味がわからないと反論する

だがその答えは、彼の部下から返ってきた

 

「BOSS、ここは戦争を放棄した日本です

自衛隊が武力を携行したまま出動するにはハードルが高いんです」

「………政治的問題か」

 

 

 

様々なドラマや小説で描かれているが、

日本は警察の権力が強く、自衛隊は武力を持って出動するのは難しい

警察組織や軍隊にはそれぞれ特殊部隊を持っているが、

おおまかに役割が決まっている

 

警察の特殊部隊は立て籠もりなどの事件の解決

軍隊の特殊部隊はテロやゲリラ等国家の危機

にそれぞれ出動する

 

さらに、ドイツやフランス等には警察にも対テロ部隊が存在する

しかし、日本にはそういった専門部署は警察には存在しない

もちろん日本のSWATことSATの任務に今回の様な事案の対処も考えられ、訓練されているだろう

立て籠もりに対しての実績もある

 

だが、今回の様なアサルトライフルを扱った事案は初めてだ

 

スネークの挨拶の様に、どんなに訓練されていても初めての実戦には犠牲が伴う

提督がスネークを呼んだのはそのためであり、

スネークが呼ばれた事を理解出来なかったのもそういう事だ

 

 

「つまり、あんたらは警察が対応できるレベルでも無いが

自衛隊が出るわけにも行かないから俺らを呼んだって事なのか?」

「……いや、警察からは手が付けられなくなったら応援を要請するという事だ」

「防衛省は警察が解決するのを毛嫌いしているのか?」

「そうじゃ無い、確かに縄張り争いは存在するが上はそこまでお人好しじゃあ無い」

「あんたが心配してるのか」

「………まあな、艦娘達の事もそうだが人が組織の考えで犠牲になるのは避けたい」

「……わかった、どこから俺らの報酬が出るのか決めておけ」

「・・・感謝する」

 

提督がスネークに向かって頭を下げる

 

「……そうと決まれば、準備が必要だな」

「すぐに5人分の装備を用意します、警察の部隊と見た目は似せます」

「久しぶりに愛銃とご対面しますか」

「私は諜報員とコンタクトします」

「私は……ここで情報を得ます!」

 

唯一の地味な仕事をエアーが引き受ける(やる事が無い)

「それと今の内に部隊を武装させた方がいい、

艦娘を狙ったなら続けてココも襲われる可能性もある」

「それは我々と第4小隊ですか?」

「いや、第2小隊にも武装させて待機させろ。」

「……では、一旦我々も失礼します」

「事情の説明として全て話して構わない、外部には漏らすなよ」

 

提督が3人の小隊長に許可を出す

スネークの部下と3人が同時に提督室をあとにする

 

 

 

 

 

ー現場にてー

 

「なにが望みだ」

「刑務所にいる仲間の釈放と羽田空港までの移動のためのヘリ

航続距離5千キロ以上の旅客機及びフライト・クルー、行き先はついてから話す

以上を今夜零時までに用意されなければ順に人を殺していく」

「わかった、釈放を求めるリストはあるか?」

「ある………読むぞ」

 

いま犯人の電話に対応しているのは警視庁特殊強襲部隊SATの隊員だ

すでに隊員たちには艦娘も捕まっている事を知らされている

 

「……以上だ、何かあったら連絡する」

 

「……切れました」

「今回の犯人は確実にプロだな」

 

 

おかしな話だがテロにもルールが存在する、

簡単には

・仲間の釈放を要求する

・殺す時は要求を通すための脅しのみ

・警察との交渉の方法を作る

・警察や外部に顔を見せない

といったところだ

 

今回の犯人とはビルの電話を鳴らし、交渉を始めた

警察としては当然の対応だが、

相手もテロリストとしてのマニュアル通りに返答した

 

「それで、交渉が決裂した場合は突入ですか?」

「………まあな」

 

この隊長は少し嘘をついている

確かに交渉が決裂した場合は突入する

だが、上層部は早期の解決を要求し午後8時になったら突入する事が決まっている

 

「いつでも全員出れる様に待機していろ」

「了解です」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。