鎮守府警備部外部顧問 スネーク   作:daaaper

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待機

 

21:28現場に到着した

作戦通り俺と部下4人は途中でパトカーに乗り現場に着いた

俺らは指揮車に乗り、エアーと部隊は別行動をしている

あっちの作戦が整えばこっちも突入する、それまでこっちも準備だ

指揮権はあの隊長が持っているが、指示は俺が出しても構わないらしい

……ありがたい事だ、とてもやりやすい

 

すでにいるスナイパーには作戦内容を伝え、その場で待機を命じた

向こうが狙っている可能性もある

 

 

「それで犯人からさらに連絡は?」

「……ありません」

「運ばれた隊員は?」

「………未だに意識不明なのが……12人、腕や指を切断したのが3人……居ます」

「例の犯人らしいのは?」

「まだ予断を許さない状況……だそうです」

先にいた指揮官は相当落ち込んでいる

……まあわからなくも無い

自分の意思では無く、上からの命令で強行突入し失敗したのだ

自分は何もせず・出来ないままに部下が犠牲になった

 

 

「あんたの無念はわからなくも無い、だが俺らにはやるべき事がある。手伝ってもらえるか?」

「……私も悔やんでいるだけじゃ、な」

「感謝する。それでまず、建物の構造図はあるか?」

「……これです」

 

指揮官が図を持ってきた

 

「犯人との交渉記録はあるか?」

「ええ、録音していました」

「あなたが交渉役かしら?」

「え?・・・ええ、そういう役回りなので……」

「私にその内容を聞かせて頂けるかしら?」

「……はい」

 

フォレストは戦術的なスキルは無いが、カウンセラーのスキルを持っている

さすがに専門家ほどでは無いが、性格鑑定は出来るらしい

……俺でも交渉役の隊員が いまどう思っているのかぐらいわかるがな

 

「ティム」

「こいつはいつでも出せます」

 

こいつとはラジコンの事だ

……正しくは小型のメタルギアらしい、電気ショックや電子機器に接続が出来る

さすがにその機能をここで見せるわけにはいかない、

今回は内部状況の確認の為だけに使う

 

「ウェーバー」

「大丈夫ですよ、すぐに配置には着きません。むしろあいつの方が問題だと思いますけど?」

「……そうだな」

 

確かに問題だ

……目の前には落ち着きが無い女が1名

詳しい事を言えば、マーリンがとても忙しく無く動いている

例えるならケータイのバイブのごとく、上下に飛び足を動かしている

 

「……お前まさか1人で突入なんて考えてないだろうな?」

「……スネーク!?」

「図星だったか……」

「無理もありませんよスネーク、マーリンほど正直なのもいません」

「……お前ら本当に仕事していたのか?」

「ええ!?いくら私がちょう____」

 

バシッ

 

「ちょっとティム!!何すんのよ!?」

「……お前、少し静かにしてろ。お前が仕事をしていたのか怪しいのは確かだろ?」

「え?いや____」

「確かだよな?」

「…………ソダネ」

 

……今こいつは無計画のあまり俺らの職業まで話しかけた

それは諜報員として“仕事をしていない”のに等しい

ティムはこいつの扱いに慣れているらしく、事実を理解させ自体を収集した

 

「……とにかくマーリン、お前には派手に仕事はさせる。その時お前がやりたい事をやれ、いいな?」

「……解りました」

「それでティム、もうやってるのか?」

「……おかげで今から始めます、画像はコレです」

 

PCを取り出し俺の方に見せる

ここにいる指揮官も見る

 

「コレは?」

「偵察用の小型ラジコンのカメラ映像です」

「……警察のとは画質が段違いだ」

「まあ軍事用ですから」

「……そうでしたね」

 

さっきの隊員やここにいる指揮官・交渉役も含めて俺らのことは

“鎮守府警備部の自衛隊員”だと思っている

……それならマスクを何故してるのか疑問を持つはずだが

勝手に解釈をして触れてこない、俺らが外人だともわかっていないだろう

目が黒か茶いじゃ無い奴にはコンタクトを入れさせた

 

「んじゃ始めます」

「ヘマはしないでくれよ」

「俺の仕事はこいつを動かす事だったんですから、任せてください!」

 

この小さいメタルギアにはステルス迷彩が……ある訳では無いがとにかく静音性が高く、

サイズも手に乗る大きさのため、人に見つかりにくく隠密作戦がたてやすい

……情報収集には持ってこいだ

メタルギアは車から降り、目標の建物に侵入し始めた

 

「1階はクリアですね」

「恐らく次の階からトラップがあるだろう、慎重に行け」

「了解です……あと9階か」

 

この建物は、最初の建物より高い10階建て

だが、全階がテナント募集で空だったらしい

そのため、部屋は大きいワンルームのようになっていた

普通はドアを開けなければ中を見る事は出来ないが、

メタルギアは下からマイクロスコープを入れ、内部を確認できる

壁越しでもトラップや爆発物の有無ならこいつはわかるらしい

 

「2階もクリアですね〜、トラップもありません」

「……全部こんなだといいんだがな、木製か?」

「ですね、コレなら人質にも影響無いです」

 

そんな空階が8階まで続いたが・・・

 

「……敵発見」

「数は……8人か」

「人質はいませんが、ショットガン持ってるのがいますね」

「どうやら後ろから強襲するための様だな」

「……まあ防弾着てないなら意味無いですけどねぇ」

 

内部を確認しドアの前に物を仕掛け、上にいく

10階に行くまでには大量のトラップがこれ見よがしに置かれていた

 

「……素人だな」

「ですね、置けばいいとでも言われたんですかね?」

 

トラップの目的は物によって様々だが、基本的に相手が引っかからなければ意味が無い

確かに、あえてトラップがある事を示し侵入を防ぐ手はある

だがそれは基地の防衛などであって、侵入を阻む事は出来ない

トラップを無効化されるのがオチだからだ

 

「はーいしまっちゃおうね〜」

「……本当に撤去するなよ、バレるからな」

「機能を停止させてるだけです、ていうかハイテクなのから随分アナログなのまでありますねぇ」

 

ティムの言う通り、12個のセンサーマインが階段とドア前に設置されているが

そのドア前には何故か鳴子まで設置され、天井には発火し爆発で鉄釘が飛んでくる様になっていた

 

「……なんでセンサーマインがあるのに鳴子と模擬クレイモアがあるんですかね?」

「訳がわからん連中なのは確かだな……解除出来るか?」

「問題ありません、こんなのセーフハウスでの訓練よりマシです」

「……そうだな」

 

ミラーの奴が「この機械が使えるのか?ならこれを全部解除してみろ」と言って

セーフハウスの通路全体にクレイモアを設置、その数は100以上

しかもいやらしい事に回り込めない場所にいちいち設置していた

だが研究開発班の連中はそれらを全て解除出来る性能・ギミックを搭載した

そのため、この機械を使う奴は、全員教育課程として“セーフハウスクレイモア”を度々解除させられる

……確かに細々とした作業を延々とやるより、このトラップは大した事はない

実際、すでに12個のセンサーマインとクレイモアもどきは既に無効化された

 

「鳴子はやるときでいいですか?」

「そうだな………それで中の様子はわかるか?」

「さすがにドアからは無理ですね、一応のバリケードが設置されてます」

「…………あの通気口には入れませんか?」

「へ?……ああ!いけますよ〜ありがとうございます!!」

「い、いえ……」

 

今の指揮官の指摘は見事だった

カメラ映像の右上に映った黒い物を通気口だと教えてくれた

 

「アレが通気口だとよくわかったな?」

「ああ、まあ捜査なんかで防犯カメラ映像を見るのには慣れてますから」

「……あんたが捜査を?」

「ええ、SATとは別にSITという部隊は犯罪捜査と突入を行うんです。

私はそこでも指揮をとっていた事があるんで」

「そうか、助かった」

「いえいえ当然の事です………あそこに本当に入れるんですか?」

「もう入りました、中の様子は……見てください」

 

どうやらあの通気口で犯人たちの後ろに回れたらしい

カメラには先ほどのドアよ犯人の何人かが見える

 

「おい、全体の映像は見れるか?」

「少し待ってください」

 

そう言ってマイクロスコープを通気口の格子の間に入れ部屋全体を映す

 

「ドアから見て左の隅に人質がいますね、人数は____」

「23人、犯人は10人、だな」

「そう………ですね。部屋の中にトラップ・爆発物はありません」

「なら突入できるな」

 

テロリストを相手に1番恐るべきなのは爆弾による自爆だ

構わず突っ込んできて、味方に犠牲が出るばかりか人質までも道連れにする

今回はその心配をしなくていい様だ

 

「よし、そこに置いて監視だ、状況に変化があったらすぐに言え。あと___」

「既に無線機の盗聴準備は出来てますよ、向こうが無線機で連絡すれば話の内容と

上手くいけば相手の居場所も特定できます」

「まぁエアーの事だ、そんな事しなくとも俺は位置につける様になるはずだ」

 

ウェーバーが言った通りだ

仮に無線の監視をしなくともあいつなら場所を割り出せるだろう

それに今回はあいつだけじゃ無い

 

「よし、内部偵察の準備は出来た。

おいフォレスト、そっちの鑑定は終わったか?」

「ええ、終わりました」

「結果は?」

「スネーク、あなたの予想通りでした」

「……やっぱりか」

「……やっぱり、というのはどういう意味です?」

「……そういえば、あなたには話していなかったな。今回の犯人たちの何だが____

 

 

 

 

 

ー同時刻ー

 

……いたわ

品川駅の西側にあるホテル

2回目で1人を発見、しかも雰囲気的に指揮官クラスらしい

中腰でスコープを覗いている

BOSSからの作戦命令は「お前は単独で敵の居場所を探せ、手段は殺さなきゃいい」

……って事で色々吐いてもらいましょうか

 

 

目標は50メートル、既に死角に入った

 

向こうが気付くのは私に拘束された時

 

もう既に20メートルを切った

 

ここからはゆっくり・・・ゆっくり・・・そして

 

走る!!

 

こっちを振り向いた瞬間に拘束

 

「どうも、早速だけど吐いて」

 

「な!?何のことだ?」

 

「とぼけないでくれる?

 

民間人がスナイパーライフルを人質事件で出動してる警察の狙撃手を狙う理由なんて無いわ」

 

「……あんた警察官なんだろ?こんな尋問は無効なはずだ」

 

 

どうやら私をSATの隊員としか思えていないらしい

……ちょうどいいわ

 

 

「ん〜けどあなたを含めて3人は外にいるわよね?」

 

「……お前警察じゃない、自衛官か?」

 

 

前述撤回、こいつはよく出来る奴だわ

……尚更ちょうどいいわ!

 

 

「もう一度言うわ、あなたのお仲間は一体どこにいるのかしら?」

 

「……しらねぇな、あいにく別行動なもんで」

「あ〜らそう」

 

 

ナイフを取り出し相手の太腿に刺す

 

 

「オイオイオイ!?俺には人権が____」

「もう一度だけ、聞いてあ・げ・る・わ…………仲間は何処」

 

 

赤く光り輝く物体を、目標の首に向ける

 

 

「……ッチ、計画通りなら1人はここにいる。もう1人は野次馬に隠れてる」

「……そう、その野次馬は爆弾かしら?」

「ああそうだよ!」

「特徴は?」

「しらねぇ!………本当だ!!

もう1人のスナイパーは確実にここにいるが、爆弾役は最後の切り札だ!

俺らにも詳細は知らされてねぇ!!」

 

「……そう」

 

 

意外と情報が得られたわね、

……もしかしたら幹部は今回この場にいない?

指揮官不在の作戦って事?

 

 

「……まあいいわ、色々教えてくれてありがとうね?」

「なら俺を____」

「用済みね」

「は!?」

 

一気に締め上げる

数秒後、目標は倒れた

……周囲に敵なし、BOSSに報告ね

 

 

 

 

 

「____というのが俺の見立てだったんだが____」

「その通りだった訳ですね?」

「そうだ、フォレストの鑑定結果の筋も通る」

 

ピリリリリ・ピリリリリ

 

「エアー、どうした?」

《目標をまず1人確保しました、情報も得られました》

「早いな、それで情報は?」

《どうやらB……スネークの見立て通りみたいです。犯人は屋外にあと2人はいます》

「ああ、それは内部の状況からも確認できた」

《1人はここに居るそうです》

 

同時に俺のアイドロイドにマップ情報が更新されたとアナウンスが入る

すぐにウェーバーに渡しSATの隊員たちに知らせる

 

「それでもう1人は?」

《どうやら野次馬に紛れて居るそうで____》

「爆発物を持っているのか?」

《……ええ、そうです。あくまで最終手段だとか言っていましたが____》

「最終手段ねぇ……」

《それともう1つ》

「まだなんかあるのか?」

《…………今回の事案には指揮官らしいのがいないかもしれません》

「どういう事だ?」

《私が処理した奴は、品川駅の西側の高い場所に陣取っていました。

どうやら警察の狙撃手を狙ってたみたいですが____》

「そいつが指揮官では無かった、か?」

《ええ、私に対する対処が指揮官としてのソレではありませんでした。

それに人間爆弾については“俺らにも知らされていない”と……》

「……そうか、まあいい。お前は警察にそいつの身柄を預けたらこっちに合流しろ」

《了解です、合流してから向かいます》

 

プツッン

 

「……どうやら我々の出番のようですね?」

「いや、すぐに動かない方がいい。だが囲っている警察官には知らせた方がいい」

「わかっています………すぐに機動隊の各隊長を呼んでくれ!緊急事態だ」

「了解!」

 

交渉役の隊員がすぐに指揮車を降り走っていく

そして指揮官の目には闘志があった、先ほどまでの絶望の目はすでに流されたらしい

……少し注意するか

 

「相手はプロだ、不審な事をすれば被害が出るぞ?」

「ええ、ですから隊長だけを呼びます」

「まあ冷静にな、闇雲に探す事はやめろ」

「……確かに少し熱くなっているのは理解してます、何せ自分自身で動けるんで」

「……そうか」

 

そんな話をしている内に機動隊の隊長が4人来た

 

「何事ですか!?」

「まあ落ち着いて、中に入ってくれ」

「……はい」

 

いくら周りが警察車両とはいえ、さすがに機動隊の隊長が外で立っているだけなのは

カメラに目立つ、すぐに入って来た

 

「それで緊急事態とは?」

「野次馬の中に人間爆弾がいるのがわかった」

『…………』

 

一気に4人の雰囲気が冷たくなる

 

「まあ待て、すぐに野次馬を制圧するわけにもいかない。ましてや捜索などすれば確実に失敗する」

「ですが!____」

「落ち着け、今あんたらが動揺すればあんたらの部下もまとも動けなくなる」

 

こんな所で冷静さを失わせてはいけない

そうなれば、俺らの突入も無意味になる

 

「……あんた防衛省関係者?」

「まあそんなところだ、ひとまず冷静になれ」

「そうだ、闇雲にお前も熱くなるな」

「……はい」

 

この機動隊の1番上に当たるであろう40・50代の隊長がとがめる

 

「……それで、その情報は確かなんですか?」

「間違いないです、先ほどかれらの仲間を屋外で取り押さえました。その時に得た情報です」

「待ってくれ、いくら何でもそんなすぐに口を割らないだろう?」

「……そこは俺の部下が動いた結果だ、あまり触れないでくれ」

「……尋問ですか……」

「____あんた人権って言葉をわかってるのか!?」

「はあ!?あいつらに人権を尊重しろっていうの!!」

 

先ほど噛み付いてきた1番若いであろう隊長が俺を睨みながら言った

しかもマーリンが突っ込んだ……困ったことになった

 

「おい島田!」

「わかってんのかって聞いてるんだ!!

あんたらが事件を解決すんのは構わねえが、その手段はどうなんだ!?」

「おい!冷静に____」

「隊長たちも悔しく無いんですか!?

同じ仲間が爆弾で吹っ飛ばされた挙句、俺ら何の仇も取れない事に!!」

『…………………』

 

他の機動隊長や指揮官・交渉役まで黙ってしまった

それは今触れるべきことでは無い

……だがこのままではまともに動く事は出来ない

収めるしか無いだろう

 

「・・・はぁ………そんなの決まっている」

「……何がだ」

「全員悔しいに決まってるだろう、

上層部からの指示による強行突入、そして失敗、挙句の果てに俺らが出てくる事になった。

それはあんたらの意思を砕くに決まってる」

「…………」

 

若い隊長が黙る……もしかしたら隊長じゃ無いのかもしれない

 

「だがそれでも俺らに協力してくれるのは、この事案を解決したからだ

……人権はお前もわかっているはずだ、テロリストに普通の取り調べは意味が無いこと、

それ以上に人権侵害を犯していること……お前が言いたいのは奴らの人権じゃ無いはずだが?」

 

完全に沈黙した……どうやらその通りだったらしい

 

「……すいませんがこいつを元に戻してきます」

「……ええ、構いません」

 

1番上なのであろう隊長は、若いのを連れて一旦車を降りた

……少し戻ってくるのに時間がかかりそうだ

 

「……すいませんね、うちの若いのが」

「いいや、慣れてる。俺らは嫌われる立ち位置だ

あいつの様な性格は本来あるべき姿だ、何も間違えてはいない。

……あいつは隊長じゃ無いな?」

「ええ、俺やあいつは隊長の補佐的みたいなものです」

「私は副隊長、山本さんが隊長何です」

「そうか……おいマーリン」

「はい?」

「お前はもう少し落ち着いて発言しろ、ついでに発言も気をつけろ

ここは法治国家だ、独裁国家じゃあ無い、お前の発言は問題だ」

「……すいません」

 

……こいつも感情で動くタイプだ

気持ちはわからんでも無いが、もう少し冷静になって行動して欲しいもんだ

 

「それで、我々のどうしろと?」

「それだが……せいぜい計画することしか無い」

「いや、俺に考えがある」

「……それは一体?」

「すぐには実行出来ないんだが……無線機は持ってるか?」

「ああ、警察無線なら____」

「いや、警察無線は確実に盗聴される」

「ならこれ使って下さい」

 

そう言って交渉役の奴が携帯を投げた

 

「おいおい、コレは携帯電話じゃないか、コレでじゃあ1人だけしか____」

「いえ、それは警察専用の物です。

電話は直接声を拾わない限り無線には干渉できませんし、10人とまでならまとめて会話が出来ます

誰かが話している途中でも話せます」

「借りていいのか?」

「自分はここから出る事は無いですから」

「そうか………ならコレで合図を送る」

「合図?」

「いや、正しくは犯人の居場所だ」

「わかるんですか!」

「たぶんな、だが突入と同時に確保してくれ、人質や自爆されたら終わりだ」

「了解しました……隊員たちには____」

「それはやめてくれ、混乱を招くし犯人を刺激してしまう」

「ですね、じゃあ俺は先に戻ってます」

「おう、そうしてくれ」

 

そう言って若い隊員が左側の禁止線に向かった

機動隊は道路の右と左に二重に展開し、

建物の裏にある道路には侵入できない様に警察官が立っている

 

「そう言えばウェーバー」

「大丈夫です、すでにSAT隊員には連絡して向かった貰ってました

もしかしたら、そろそろ逮捕してるかもしれません」

「もうそんな時間が経ったか?」

「すでに22:00を過ぎてますよ」

「そうか、ならエアーも帰って来るか?」

「もしかして一緒に行動して無いでしょうね!?」

「……あるわね、彼女なら」

 

……確かにあるかもしれない

だがマーリンが羨ましそうにするのは見逃せない………

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