鎮守府警備部外部顧問 スネーク   作:daaaper

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今回はネタが多めです

それに本筋にも影響は無いので
苦手かなぁ、と思う方も好きな方も出来れば見て下さい

(キャラ崩壊は自分ではしてないと思ってます)




状況把握

 

やっと帰って来た

……あのパイロット達にとってはキツかっただろう

日にちはとっくに変わり時刻は03:12

艦娘達はパイロットからの話だと、すでに全員鎮守府に戻ったらしい

ひとまず提督室に向かう

 

 

 

「 失礼する、スネークだ 」

「 どうぞ 」

 

思ったより疲れていない提督の声が聞こえた

どうぞと言われたのでドアを開ける

ドアの向こうには、定位置に提督と鳳翔

机の前のソファーに加賀と川内がいた

……なぜ川内がいる?

 

「久しぶりだなスネーク、2週間ぶり、2週間ぶりかな?」

「……一応あんたにも報告が必要だと思ってな」

「そうだな……ある程度はネットで公開されてしまったが情報は少し加賀から聞いた」

「そうか……ならいいか?」

「何だ?」

「いや、加賀だけじゃ無いんだが……」

 

現場では犯人に関する情報が最優先だったため、聞きたい事がまだ聞けてない

 

「何かしら?」

「自衛官5人を撃ったのは誰だ?」

「……解らない、けど狙撃では無いわ」

「なぜ外部からでは無いと言い切れる?」

「そこにいる狙撃手に一度撃たれかけたから、あの仲間の狙撃手が撃ったならわかるわ」

 

そうだった、こいつらは戦闘には慣れている

だから特徴的なクセ、というか……どんな風に攻撃されているのか把握できる

陸上でもその感覚が消える事は無いだろう

一度経験するだけで、その感覚がつかめたらしい

 

「そうか、次になんだが……なぜあのタイミングで敵を窓側に誘導した?」

「24:00になる前に動くつもりだったけれど、事態が悪化したからよ」

「脱出の見込みはあったのか?」

「少なくとも、トラップの解除を妖精達に頼んでいたし、屋上にはヘリもいたわ

問題なく脱出はできたと思う」

「……おい、まさかあのヘリに自衛官が乗ってたんじゃ無いだろうな?」

 

言い方に違和感があった

疑問を提督にぶつける

 

「……ああ、その通りだ

最悪の事態を想定し、防衛省が習志野からヘリを寄越していた

周辺の狙撃手排除の名目で2機の偵察ヘリに、強襲できる隊員がいた」

「……それを、一方通信で彼女達に知らせていたか……」

「彼女達は艦娘だ、艦としての特性は陸上でも有効だ

犯人にバレずに通信もできる、判断は間違えているかな?」

 

いや、間違いでは無い

俺らのバックアッププランとしては申し分も無い

 

「だがなぜ俺らに教えなかった?」

「……上は君たちがこの件に関わっている可能性を指摘した。君たちには知らせる事が出来なかった」

「なんだ、そんな事ですか」

 

マーリンが大した事が無いじゃない、と続ける

 

「……怒らないのか?」

「あの〜提督は覚えてます?BOSSが俺らにこの部屋を出る前に言ったこと」

「たしか“最悪の事態を想定しろ”でしたっけ?」

「……鳳翔さんよく覚えてますね。その通りです」

 

ティムが鳳翔の記憶力に驚きながら話を続ける

……彼女は倒れてなかったか?

 

「その最悪の事態ってなんだと思います?」

「……身内を撃つことか」

「ええ、俺らの仲間が今回の事態に関わっていた場合、俺らは制圧した後に射殺していました」

『……………』

「もっとも、その可能性はゼロだとわかりましたけどね」

「ゼロとなぜ言い切れるの?」

 

川内が質問する

……彼女がいる理由はわかった、なら正直に話すしかないようだ

 

「簡単だ、国内全員のアリバイは確認済みだからだ」

「けど、武器の流入に関係している可能性は____」

「ないね、使われていた武器は俺らが管理している銃みたいくカスタムされて無かった

そんな裸銃を俺らが扱うことはほとんど無いし、

そもそも俺らはアジアに銃を流したところでなんの利益も無い。

わざわざ銃を売るほど金に困ってる組織でも無いしね」

「……なら嘘をついてる事は____」

「全員の位置はGPSでわかるの、いつでも救援要請が出せるようにね」

 

諜報員から救援要請が出る事はなくは無い

その時、どこにいるのかわかるようGPSで大まかな居場所をお互いに把握できるようになっている

無論、仕事内容はわからないが

 

「うーん……」

「まあ、川内さんの仕事ですから遠慮しなくて良いですよ?」

「うん………は!?」

「いや、お前の仕事内容は俺らが犯人の可能性があったら営倉に送ることだろう?」

「え……うんうん違うよ?」

「フォレスト、どうだ?」

「明らかに瞬きの回数が増えましたね、嘘です」

 

まあこれも間違いではない、可能性は疑うべきだ

ましてや俺らは外部の人間だ

俺らを直接見たことの無いやつからは信用は無いだろう

 

「まあ俺らは構わない、しばらく俺らを監視でもしてろ

一ヶ月前見たく俺を追けても文句は言わない」

「・・・バレてたの!?」

「……視線が6人分あった、しかも1つは後ろからだったからな

それが出来るのは山道に慣れているお前なんじゃ無かったのか?」

「……………」

「言っとくけど、私たち全員あなたに標準を合わせてたんだけど

BOSSに止められて撃ってないだけで、鎮守府外だったらあなた撃たれてたのよ?」

「……は、ははは、ははははは」

 

大丈夫か!?

目が普通じゃ無いぞ?!

 

「……気にしないでくれ、自分の潜入スキルがあっさりバレていたのと嘘があっさりバレたことの

両方が一気に襲いかかってオーバーしただけだ、ほっとけば治る」

「……無害ならいい」

「あ、俺からも1ついいです?報告ではなくて質問なんですけど」

「なんです?」

「フルトン回収した時って艤装を着けてましたよね?

その艤装ってどうしてたんですか?基地に置いてきたんですか?」

 

言われてみれば、確かに彼女たちの特徴でもある艤装を着けていなかった

だが、あんな国家機密を外に持ち運ぶわけが無い

輸送機の中で取ったんじゃ無いのか?

 

「あ、ティムやみんなは見てないよね〜彼女たちの面白いところ」

「?マーリン、お前知ってるの?」

「加賀さーん、見してあげて」

「え?」

「加賀、せっかくだから見してやれ」

「……はい」

 

そう言った直後、左肩に飛行甲板、そして手に弓、背中に矢が入った筒が付いているドラム缶

それらを装備している加賀が現れた

だが、それらを装着している様子は見られなかった

 

「一瞬だな」

「私たちは常に艤装を持ち歩いていられます

艤装は置く事も出来ますし、メンテナンスもします

ただ、一瞬で艤装が現れる理由は妖精さんたちがやっているので説明できません」

「あ、けど同じ事私達もできるわよ」

『は?』

「見たい?嘘じゃ無いわよ」

 

エアーがそんな事を言い出す

……まぁ確かに嘘では無いが、ここでやるか?

 

「……似たような事とは、何をするんだスネーク?」

「……ダンボールだ」

「ダンボール?」

「ああ」

「……箱か?」

「箱じゃない、ダンボールだ!」

「……いや、ダンボールをどうするんだ?」

「こうやる」

 

言ってダンボールを被り、中腰になる

 

『!?』

 

そしてダンボールを外す

 

「こんな感じだが____」

「待て、一体どこからダンボールが現れた?明らかに何も無かった空間から出てきたぞ!?」

「提督」

「なんだ?」

「細かい事を気にしてはいけない」

「そ、そうか」

「ダンボールは皆さん持っているんですか?」

『はい!』

 

鳳翔の言葉に答えすぐに部下5人がダンボールになる

ちょうど提督室に収まった

 

「……なんかすごいな」

「ええ」

「私たちが特別なんじゃ無いんですね……」

 

いや、お前ら艦娘存在は特別だと思うぞ

俺らが訓練して身につけた術であって、元からできたわけじゃ無い

それにダンボールと艤装じゃ重量も体積も違う

 

「お前ら、もういいぞ、元に戻れ」

「いや、気分がいいんでしばらくこのままでいます」

「そうか!気分がいいか!!」

「……スネーク?何故あなたが喜ぶんです?」

 

……なぜだろう

だがダンボールを見ると嬉しくなり、つい被りたくなる

まるで、使う事を強いられている様にも思うが気分は悪くない

 

「……まあ報告する事は以上だ、鎮守府で何かあったか?」

「ん?ああ、野良猫を3匹警戒中の隊員が見つけて第1小隊が世____」

 

瞬間、部下5人がダンボールを外す

手にはハンドガンを持っていた

 

「それで、何か情報は得られたか?」

「……………」

「そもそも、なんでその事を先に言わなかった、鎮守府に被害は無かったのか?」

「……まあ、被害はない、何人か擦り傷を負ったが」

「近接術で倒したのか?」

「自衛隊は非殺傷性の武器を 持っていない、捕まえるには素手しか無いだろう」

「それで、そいつらと話はできるか?」

「ああ、こ・い・つ・ら、だ」

 

提督の机に3匹の猫が置かれた

……冗談じゃない

 

「まさか野良猫ってこいつらか?」

「……そうだ、こっちは笑いを堪えるのに必死だったぞっ?」

 

見ると鳳翔や加賀・川内まで笑っている

……瑞鶴の言う通り、艦娘はメンタル面が強いらしい。いつの間にか川内が復活していた

 

「ああ〜よかった、鎮守府に殴り込み入れるぐらいの奴がいたらこっちもヒヤッヒヤですよ」

「……ティム、横の2人は少し残念がってるぞ」

「ほっとこうウェーバー、触れたら感染する」

『誰が病気なの!?』

 

いやお前ら2人だろ、そもそも残念がるな……

あいつら2人は後で突き合ってやろう

だが、その3匹は気になるな

 

「……その猫、ちょっといいか?」

「ああ構わないぞ、猫から情報でも得られるといいがな」

「いや提督〜、いくらなんでもそれは無茶だって____」

 

 

「ウニャ、ウニャウニャウニャウニャニャ、ニャー」

 

『!?』

 

「ミーミー!」「ミャー」「フニャー」

 

「そうかそうか」

 

どうやら夜中忍び込んだらバレていい迷惑らしい

 

「ウニャ、ウニャニャ、ウニャウニャニャ」

「ミー!」「シャー!」「フシャ!」

 

見逃すのを俺が交渉することになった

 

 

「おい提督、こいつら別に悪さをしてたわけじゃ無い、逃がして____」

「待て待て待て、何をしている!」

「は?いや、こいつらと話してるだけだが……」

「スネーク、あなた疲れてるのよ」

「……デジャブを感じるセリフだが川内、俺は普通の事をしているだけだ

さっきまでおかしくなっていたお前の方こそ疲れているハズだ」

「いや正論だけど……」

「スネークさん?あの……何がわかったんです?」

「ん?ああ、こいつらよくここに入ってはネズミを食ってたらしいんだが

今日は人が多くて捕まったらしい」

「合ってます……」

〔確かに今日捕まったからな〕

〔本当に会話をしているんでしょうか?〕

 

…………何が合ってるんだ?

 

 

「……スネーク、その子達私たちに飼われる事を嫌ってますか?」

「いや、それは聞いてみないとな……少し待ってくれ」

 

 

「ウニャ、ウンニャウニャ、ニャンニャニャ?」

「ミーミー!」「ミャー!」「フニャー!」

 

 

「別に構わないらしい、エサがここには十分あるから喜んでるが……」

「提督!飼わせて下さい!!」

 

どうやら加賀は飼いたかったらしい

 

「だが世話は____」

「大丈夫だと思いますよ?みんなで分担すればいいですし」

「別に問題はないだろう、それに猫は昔から海と関係が深い

木造船時代の時には、ネズミを勝手に駆除してくれる事で船乗りには重宝されてた

船に穴が空いたら死ぬからな」

「……まあ勝手に鎮守府で生きていくのは自由だしな」

「あれだな、建物の中に入らせなければいいな?」

「あ、ああ」

 

 

「ウニャ、ウニャウニャウニャウニャ、ニャニャ、ウーニャ」

「ミー」「ミャ」「フシャ」

 

 

「約束させたぞ」

「じゃあ水だけ用意しとけばいいですね」

「オイオイおい!何か重要な事を忘れてるぞ!?」

「提督、BOSSは諜報のプロです。現地語調達はお手の物ですよ?」

「猫語が現地語な場所があるわけ____」

「いや、モンスターが居る島に行く時に

BOSSが船頭の猫と話してるんで別に不思議でも無いですよ?」

「…………そうか」

「大丈夫か、あんた疲れてるぞ?」

「なんでですかねぇ……」

 

そんなもの知るわけが無い

だが、詳しい事は書類で提出するか

 

「なら、これで失礼するぞ。改めて書類で報告・提出する」

「……わかった」

「全員寝とけ、深海淒艦休んでくれないだろう?」

「ああ、そうだろうな」

「では、失礼する」

 

そう言って提督室を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

「………寝るか」

「ですね」

「すでに他の娘達は寝ました」

「じゃあ、各自解散。

23人は朝の点呼に出る必要は無いから気楽に寝ていい、川内は出ろよ」

『はい!』

「では、お休み」

 

そう言うが早く、私は机に突っ伏して寝た

 

 

 

 

「……提督、気が気で無かったんだろうね」

「まぁ、最後の最後はとんでもないことになったけれどね」

 

珍しい、加賀が空母の娘以外と微笑みながら話すなんて

 

「うん、なんかすごかったね」

「確かに、まさかあんな固く感じるスネークさんが猫としゃべるっ」

「鳳翔さん笑いすぎw」

「けど、助かったのも事実」

「……そうね」

「まあ、今日は寝て明日……今日に向けて体を休めよう?」

「そうね」「そうですね」

 

そう言って私たち3人は自分たちの部屋に戻って行きました

 

 

 

 

 

 

 

 

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