鎮守府警備部外部顧問 スネーク   作:daaaper

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本当に有難うございますm(_ _)m

活動報告に今後の予定をあげましたので良かったら見て下さい

それでは本編どうぞ〜


大規模作戦 12/4

 

12:00

スネークら輸送護衛部隊は旧パプアニューギニア領、ラバウル島より約7000km

目標地点……クック諸島に入り、仲間たちがいるであろう地下施設がある島まで100km圏内に来た

幸いあの夜戦以降、深海凄艦と接敵する事はなく戦闘も起きていない。

また艦娘たちの士気もさほど影響はなく、緊張感が少し張り詰めていながらも油断していない理想的なコンディションが保たれている。

 

そしてあと3時間もしないうちに基地に接岸する……予定だった

電波が入ってもいい範囲内にも関わらず“一切の電波”を探知できなかった

艦隊内無線は問題なく艦娘も輸送船でも使えているためこちらの故障とは考えられない。

 

 

 

 

 

 

向こうで……本部に何らかのトラブルが起きた

 

 

 

 

 

 

そうでなければここまで生き延びてきた彼らMSF本部と連絡が取れない説明がつかない。

何せ敵の活動海域で堂々とでは無いにしても石油を採掘し精油までしているのだ、

そんな連中がやられるか?

 

 

総司令であるスネークの答えはNOだ

 

理由は2つ

・まず反撃手段が無くとも生き延びる事は可能だということ

マザーベースが存在していた時の話ではあるがMSF糧食班の働きはある意味で戦闘班や諜報班を

ある意味で凌駕していた。

 

食糧供給率

 

言葉通り食糧がどの程度供給されているかを示すものだが海上プラントであるマザーベースで食糧を得るには魚を釣るか、陸から持って来るか、はたまた海上で栽培するかだ。

海上という条件があるため魚以外は量を確保するのが簡単じゃない。

だが食事は潜在的な士気に直接関わる、味を飽きさせることも ましてやマズイなど問題外でだ。

そんな厳しい条件下でMSFの食糧供給率は驚異の400%を超えていた。

しかもバナナ栽培キットまで自作で作るほどだ。

もちろんこれは研究開発班のオーバーテクノロジーも手を貸しているが、

それを考えてもてもこの値は異常であり、それだけ製造性・ひいては生存性が高い証拠だという

 

・そして柔な肉体・メンタルを持った連中では無い事

何せAI搭載汎用換装兵器、通称“ZEEK”を練習相手にし、どこからとも無く現れたミサイルを

バルカン砲では無く生身の人間が持つ銃で撃ち墜とし、終いにはモンスターを狩る。

さらに本部マザーベースに所属する隊員はそれだけ鍛え上げられた肉体を持ちつつ、

潜入任務を主に扱うため、FOXで行われていた拷問に対する訓練も行われている。

そのため“たかが一方的に連日砲撃”を食らっていても半狂乱する事はそうそうない。

というか1発くらい主砲が直撃しても死ぬ事は無いだろう

 

そんな連中がいる旧マザーベース所属の隊員たちが深海凄艦にやられ音信不通とは考えにくい

 

 

 

 

ではなぜ連絡が途絶えたのか?

その答えは……………………………………………行けばわかる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《別働艦隊、連合艦隊機動部隊》

 

一方、三鎮守府混合の連合艦隊は、

第1艦隊旗艦 加賀と翔鶴・大鳳を中心に利根・青葉・衣笠が内縁を囲み

第2艦隊旗艦 由良を筆頭に・阿武隈・川内・神通・陽炎・不知火が外縁を形成し輪形陣で

南西約200kmを航行している。

 

予定ではあと12時間後に爆装させた雷撃機を中心とした第一次攻撃隊が発進、

同時にまず復旧中港湾施設へ突入する。

その後施設を破壊次第 次は再建中秘匿泊地へ殴り込みに行く。

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

「……今の所周辺に敵はいないようじゃ」

 

「そう……引き続きお願い」

 

「あいわかった」

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

正規空母の3人はただただ静かに、気を引き締め、周辺を警戒している。

だがそれは同時に・・・他の艦娘としては気まずいだけだった

 

〔……衣笠、これどうすれば良いんです?〕

 

〔どうするって何が?〕

 

〔もはやこの状況は記者としてでは無く、人として突っ込みますけど……居心地が悪いです!〕

 

〔私に言わないでよ……私だって好きでこの状況に馴染もうとしてる訳じゃないんだからっ!〕

 

〔どうした、お前たち?〕

 

〔利根さんもこの感じ嫌いですよねぇ!?〕

 

〔ヒソヒソと叫ぶとは器用な事をするのぉ……それにわしを勝手に静かなのが嫌いみたいに扱おうとするな・・・まぁ確かに居心地は悪いがのぉ〕

 

〔けど、だからって外縁の子たちを巻き込む訳にはいかないし……〕

 

〔このまま耐えるしかないと!?〕

 

〔衣笠の言う通り外縁の護衛部隊を巻き込んでまで退屈しのぎをする訳にはいかん。

ましてや今回の旗艦は加賀じゃから……〕

 

〔あっ(察し)〕

 

〔そういうこと、今回ばかりは耐えなさい〕

 

〔そういう事じゃ〕

 

〔はぁ……何か忙しくなりませんかねぇ〕

 

〔ちょっと?私たちが忙しくなるって事は縁起でもない事なんだけど?〕

 

〔そうですけど……この状況続くくらいなら私にとってはマシです〕

 

「…………おい青葉」

 

〔はい?どうかしました利根さん??〕

 

「………………厄介な事になったぞ」

 

〔……それってどういう——〕

 

「敵艦隊を補足した!ここから西南西 距離にして約100km。

艦種は・軽母ヌ級flagship2隻・軽巡ツ級élite・駆逐イ級éliteが3隻の計6隻!」

 

「……敵の警戒線に侵入できたみたいね、向こうは気づいてるの?」

 

「いや、気づいてはおらん。仕掛けるなら今じゃが……」

 

「やり過ごすのもあり、ですか」

 

「判断はそっちに任せるがの」

 

大鳳が利根のその言葉を納得するように頷く。

だが旗艦の加賀はその言葉を否定した。

 

「……いえ、仕掛けます」

 

「……その理由は?」

 

「確率的にどう考えてもすでに輸送船団は見つかっているはず、ここで隠密で行動しても私たちがいる意味がない、それに退路確保の意味でも軽巡でも倒す価値は十分あるわ」

 

「……わかりました」

 

「由良、周辺の警戒を引き続きお願い、航空隊の戦果報告次第では突撃するわ」

 

《任せてください、今の所潜水艦もいません》

 

「そう……」

 

「編制はどうします加賀さん?」

 

「攻撃機と護衛の戦闘機だけで行くわ、最優先は敵空母。

雷撃を担当していたあなたにはきついでしょうけど」

 

「わかりました、急降下爆撃と水平爆撃の混合ですね?」

 

「ええ」

 

そう言って加賀と翔鶴は艦載機を爆装させ、発艦させる準備に入った。

大鳳は戦闘機を担当するため、いつでも発艦可能だ。

利根の方は偵察機からの報告を逐次受け取っている。

 

「……青葉、あんたさっきからしゃべってないけど?」

 

「な なぜか罪悪感がありまして…」

 

「当然よっ!さっさと戦闘準備しなさい!!」

 

「………………」

 

完全に気分が落ち込んだ青葉は、しぶしぶと戦闘準備を始めた。

もっとも戦闘準備の内容は対空戦闘、艦隊周辺の警戒は衣笠の水観が行っている。

 

 

「発艦準備完了しましたっ」

 

《周辺に変化なし、思いっきり飛ばして下さい!》

 

「……稼働全機の発艦開始」

 

『発艦始めッ!!』

 

加賀・翔鶴・大鳳から次々と矢が放たれていく

加賀と翔鶴の矢は攻撃機と変わり力強く上昇を始める。

その機種は彗星一二型甲、先の大戦で実戦にほとんど投入される事無く消えて行った旧日本軍の航空機のうちの1つ、攻撃機としては戦術爆撃機で目標の直上で急降下し爆弾を投下する事を目的とした航空機だ。

 

そして大鳳のボーガンから放たれた矢は彗星を護衛する様に先鋒を進んで行く。

その戦闘機の名は烈風、やはり多くの旧日本軍機の様に陽の目を見る事の無かった航空機だ

だが今はその力を世界を守るために振るい、その翼を大空に羽ばたかせている。

 

「っ我輩の偵察機がばれた!一旦下げさせるぞ!!」

 

「……敵の進路は?」

 

「こっちには向かっとらんみたいじゃ、だが電探で捕捉されとるかもしれん」

 

「……構わないわ 最優先で敵空母を攻撃、撃破できなければ突撃。ついでに軽巡も撃破できれば良い」

 

「わかった」

 

「空中集合完了しました」

 

「向かわせて」

 

『了解っ!』

 

翔鶴と大鳳が返事をすると同時に約80機の航空隊が艦隊上空から西に向かっていった。

本来ならさらに倍以上の航空機を発艦できるがたかが軽空母に向かわせる戦力では無いため

80機に留まっている。

もっとも航空機を向かわせているとは言っても操縦するのは空母である彼女たち3人では無く、乗っている妖精たちが行ってるおかげのため彼女たち自身は何もしていない。

 

 

だが彼女たち艦娘は“人では無い”

 

 

それも無線や通信では無く 言うなれば第六感に近いモノで自分たちが発艦させた機体を操縦している妖精たちとやり取りできるテレパシーの様な事ができる。

これによって直接見てるわけでも操縦しているわけで無くともある程度細かい指示を出す事ができ、現代のAWACS並みの誘導が可能だ。

もっともお互いに余裕がある時、つまり何らかの事情で忙しい時や交戦中はほとんどやり取り出来ないし距離があればやり取りもし辛くなる。

 

「こっちも砲撃戦用意よ!雷撃戦には絶対 持ちこませ無いわ」

 

《ええー》

 

「川内は文句言わない!!」

 

《はいはい、わかってるって》

 

《ではこちらでは対潜警戒を引き続き行います、その分周辺海域の状況把握がおろそかになってしまいますけど……》

 

「大丈夫よ由来、ここの迷惑記者が水観を飛ばしてるから何かあったらすぐに知らせる」

 

「ちょっ衣笠!?」

 

「……っ何?」

 

「・・・イエ、ナニモ」

 

そう言って青葉はまるで蛇に睨まれたカエルの如く怯え、ただ淡々と装填作業を始めた。

同時に電探も起動、待機する。

 

《……では後は衣笠さんにお任せします、こっちでも何かあったらすぐに》

 

「そうして、じゃあ切るわ」

 

「……我輩はお前さんのことを勘違いしてたのか?」

 

「何の事?」

 

「妙に加賀と似てる気がしたんじゃが……」

 

「……それより利根も準備しなさいよ?」

 

「何を言っておる、我輩はすでに偵察機を発艦させた時点で用意できておる。

瑞雲もいつでも出せる、まぁ加賀たちがやってくれるじゃろうがな」

 

「……まっここで全力を出すわけにもいかないものね」

 

「そういう訳じゃ……それに向こうは必死みたいだしのう」

 

「向こうも発艦した?」

 

「その通りじゃ。

加賀よ!敵軽空母から発艦し始めた!恐らくこっちに向かわせる気じゃ!!規模はまだ一個小隊じゃがすぐに全機発艦させるじゃろう!」

 

「……早くてもあと五分で到着予定、今からなら全機発艦させるでしょうね」

 

「向こうもただやられる訳にはいかないでしょうからね……」

 

「……衣笠」

 

「はい」

 

「あなたにこれ以降の防空戦闘の指揮を命じるわ、私たちは護衛機を発艦させるからを守って」

 

「……わかりました、第二艦隊は対潜哨戒を一時中断 対空戦闘用意!」

 

『っ了解!!』

 

「青葉は対潜哨戒のためにもう一機水観出して、私も出すから」

 

「・・・ぇええ!?わたし 対潜爆弾なんて装備してませんし爆雷もありませんよ?!」

 

「それはわたしも同じよっ!

あくまで潜水艦を見つけるだけ!爆弾無くたって機銃で威嚇ぐらい出来るでしょ!?」

 

「なら利根さんの艦載機でやればいいじゃ無いですか!」

 

「ダメ、利根には対空戦闘に集中して欲しいもの」

 

 

艦娘の特徴としては海上に浮き、小型化された艦砲や魚雷・航空機を用いて戦う事が目に付くがもう1つ全員に共通する特徴がある。

 

それは〈潜水艦への執念〉だ

 

これはある意味習性といったほうが正しいかもしれないが、潜水艦の存在を認めると最優先の攻撃目標として潜水艦だけを攻撃する、それは例え目の前に戦艦や空母が居たとしても、だ。

この習性の原因は未だ不明だが、先の対戦では戦闘を行う艦船のみならず輸送船等多くの船が潜水艦の犠牲になった。

艦娘が、彼女たちが如何にして生まれてきたかもまた不明だが、船だった時の記憶がある事、

また当時乗っていた乗組員に関する情報もある事から、彼女たちに宿っていた一種の“魂”が具現化した物が彼女たち“艦娘”なのでは?と見られている。そして潜水艦に常に狙われていた事が船の魂を持った彼女たちに一種のトラウマとして艦娘になっても根強く残ったと考えられている。

実際、他にも夜中や航空機に撃沈された娘には夜間や航空機自体を嫌うのもいた。

 

この潜水艦に対する習性は駆逐艦や軽巡洋艦のみならず、戦艦や空母、海外艦でも全く同じ特徴を持つ。

これは素人から見ても危険なものだが、本人たちも重々承知している。

そのため、戦艦や重巡洋艦・そして空母には一切対潜装備を載せない事にした。

おかげで潜水艦に関しては何も出来ないが、代わりに攻撃をある程度“普通”に行える様になった。

だが存在を認めると戦艦や重巡洋艦も集中は乱れる、

利根に関しては改装し航空巡洋艦になり対潜装備を載せているため、この習性が働く。

それが対空戦闘中に起きれば……一時撤退せざるを得ない、それどころか取り返しがつかなくなる

 

 

「……なら仕方ないですね、出来れば見つけたく無いですけどっ」

 

「全くよ、それでも見つけたら艦隊の全員に知らせる様にしておいて」

 

「わかりましたっ!ならわたしの観測機を発進させますっ!」

 

「よく言ったわ、なら私もっ!」

 

そう言って青葉と衣笠の2人がカタパルトを構え、その上に飛行機を置く。

そして乗っかった飛行機は圧縮空気によって射出され、二機が大空へ飛び立った。

その二機は12人の上空を一周した後、低空で海面を這う様に南へ飛んでいきながら大きく旋回する

 

「……先行してる艦爆隊から報告!

“テキカンサイキ、サンジュウアマリ、ナヲモゾウカチュウ・・・”」

 

「編成までは……わからないわね」

 

「“コレヨリ、ワレ、トツニュウス”……以上です」

 

「無事にみんな……戻ってくると良いですね」

 

「そうね……けど私の子たちですし心配いりませんよ、それに悠長に考えてられないわ」

 

「ええ、翔鶴の言う通りよ。

すぐ残ってる戦闘機を上げて、10分くらいで来るでしょうから各小隊ごとに随時迎撃に向かわせて」

 

『了解!』

 

答えると同時にすぐに3人は矢を番え、風上に全力航行し矢を放ち機体を発艦していく。

その機体の全てが烈風隊でありその数30機、あくまで戦闘機による殲滅では無く 斬撃し編隊を崩した後敵機を撃ち落とすためだ、ここで貴重な護衛戦力を減らすわけにもいかない。

機体となった烈風隊は力強く上昇しながら左に大きく旋回、そのまま西へ向かって行く。

 

「……そろそろ交戦ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

直掩の烈風隊が向かう進行方向100km先の海域では今まさに戦場と化していた。

海上に構えるのは 軽母ヌ級flagship2隻・軽巡ツ級élite・駆逐イ級élite3隻の計6隻の深海凄艦

すでにヌ級からは全ての艦載機が発艦し終わり、少ない戦闘機隊が艦隊の真上を舞っていった

そしてヌ級の攻撃機は海面を這いながらまるで逃げる様にさっさと南東へ飛んでいった。

また、すでに全艦が対空戦闘を始め 機銃や主砲でやって来る的を撃ち落そうとしている。

 

一方、その撃ってくる獲物を狙うのは約50機の彗星十二型甲。

高度2000mと高い位置を取っている彗星は獲物が必死になって撃ってくる花火を意にも返さずない

ただただ目標を目掛けて進む、距離にしてあと5km、だがやられっぱなしで黙るほどの敵でもない

 

 

敵の戦闘機隊がこっちに向かって来る

 

その数20機

 

正面をさけ彗星の後ろを取るため右に敵機が旋回

 

そのままターンし射程に捉えようとする

 

50機あまりの艦爆隊だけにとっては十分な脅威

 

だが彗星は相変わらず回避運動もせずただ獲物に向かって直進する

 

ターンを終えた真後ろに敵機が着いた

 

そのまま火蓋が切って落とされる

 

 

だが落ちてきた火は彼らの真上からだ

 

 

敵戦闘機の直上から20の緑色の翼が空を切る

 

その翼下から幾つもの銃口が火を吹く

 

翼から放たれた弾丸はまるでエイリアンの乗る宇宙船の様な物に向かう

 

彗星を狙い後ろに着いていた敵機は回避する前に弾を浴びる

 

そして幾つもの花火と黒煙が出来上がる

 

だがその花火を突っ切り急降下していく幾つもの緑色の翼

 

……大鳳の烈風隊はそのまま敵艦の方に突っ込んでいく

 

爆煙で味方がやられたのを悟った敵艦はすぐに烈風に対して射撃する

 

だが烈風隊はその弾幕を意にも返さず突撃

 

そして再び銃口が光る

 

放たれた弾丸は軽巡に向かう

 

そのまま軽巡の主砲を沈黙させる

 

主砲をやられた軽巡は空を見た

 

同じ様に軽空母2隻も空を見る

 

 

そのまま空を見た

 

 

一方で駆逐艦3隻はただただ機銃と主砲を烈風隊に向かって撃ちまくる

 

烈風隊は海面を這いながら駆逐艦の弾を避け東へ旋回

 

駆逐艦3隻も狙うために東へ回頭する

 

 

 

そして気づく

 

 

海面から敵機が向かってきていることに

 

戦闘機ではない

 

上空にいるのと同じ・・・彗星だ

 

 

烈風隊と彗星隊が交差する

 

一方は逃げる様に自分たちの帰る場所を奪うため去っていった敵機を少しでも消すため

 

一方は自分たちの存在に気付き邪魔をするであろう存在を少しでも消すため

 

 

お互いの緑色の翼が空間を縫う様に海面ギリギリで交わり擦れ違う

 

爆弾を装備していても戦闘機並みの速力を持つ彗星

 

それは烈風と比較しても例外では無い

 

新たに高速で接近してくる脅威

 

それを認知し本能のままに叫ぶ駆逐艦3隻

 

本来ならその叫びは味方の注意喚起も促すものだ

 

 

 

本来なら注意喚起も促すものだ

 

 

 

だが残りの3隻は駆逐艦の叫びを気にしない

 

気にする暇が無い

 

直上には50機あまりの彗星が同時に急降下を開始していた

 

これを避けるために軽巡と軽空母2隻は必死の転舵で回避しようとする

 

だが彗星隊も手練れている

 

避けた先であろう予測位置に構える

 

だがその予想位置を悟らせず、何度も回避運動を繰り返す3隻

 

だがいつまでも急降下をしていられる訳じゃない

 

ついに彗星隊から爆弾が落とされる

 

その落下地点から離れる様に転舵する3隻

 

瞬間大きな水柱がまず3つ、それぞれ真横に見事立つ

 

だがまだ47個は降ってくる

 

回避に勢い余った軽空母の1隻が陣形からはみ出る

 

それを見逃す程の技量は彗星隊には持ち合わせていないかった

 

第二波の爆弾をもろにくらい中破する軽母ヌ級

 

 

残り40個

 

40の彗星は駆逐艦にも迫る

 

それに気付きその3隻は叫びながら主砲を上空に向ける

 

瞬間、6つの大粒の雨が口に向かって降ってきた

 

反射的に撃つ

 

そのうちの1発が彗星に当たり1つの爆発を作った

 

だが6つの雨粒は全てそれぞれの口の中に入った

 

瞬間、3つの大きな爆発が海上に出来る

 

まるで悶える様な音を出しながら海面に“駆逐艦だったもの”が作られた

 

 

残り34個

 

1発食らったせいか中破した1隻が回避に遅れる

 

それを見逃さず彗星隊がそれに迫る

 

5つの黒い雨

 

それを捉えたヌ級

 

瞬間、5回分の爆発

 

黒煙は上がりながらもその場を動く事は無かった

 

 

残り29個

 

そして残り2隻

 

彗星隊の攻撃も集中する

 

すでに対空砲は軽母ヌ級からの一直線のみ

 

すでに陣形を組む意味も無い

 

すでに攻撃手段は全て絶たれた

 

 

だが、まだ負けてはいなかった

 

 

ひたすら避けきり

 

ひたすら逃げ切り

 

あと29の雨にさえ当たらなければ

 

補給を受ければ戦える

 

その事は彗星隊の妖精たちもわかっている

 

2個ずつ雨が降ってきた

 

2隻は互いに離れる様避ける

 

だが右に転舵した軽巡には運が無かった

 

転舵した先には綺麗な扇型をした15の雨粒

 

何をどうしても避けれない傘(デスゾーン)に入った

 

落ちてくる傘に気付き見上げる

 

視界の片隅に翼がみえる

 

そこで視覚は爆煙に包まれ 聴覚は爆音で満たされた

 

 

残り10個

 

すでに周りには味方“だった”ものが5つ

 

すでに自分の護衛機はこの空には存在しない

 

右に左に

 

増速し減速しながらここまで来た

 

直上には爆弾を持ったのがあと10機

 

他は投下を終えどこかに去っていく

 

だが行き先を気にする余裕は無い

 

5つ投下された

 

その落下地点を避けるため右に転舵

 

逃げた方向へさらに5つ

 

 

だがそれは見切っていた

 

 

まず5つの水柱が立つ

 

右に転舵した勢いのままに右に体を捻る

 

そのまま右に旋回

 

180度回頭

 

雨粒に突っ込む進路からUターンする

 

直後真後ろから爆発

 

海水を上から浴びる

 

 

 

 

 

残り0個

 

 

 

 

 

・・・終わった

 

・・・・・・全て終わった

 

自身の艦載機は全て消耗し仲間も還っていった。

だが50機の敵機の攻撃を全て避け切った、幸い至近弾だけで被害は無い。

このまま西に行けば本体と合流できる、相手に損害を出すために出撃させた50機ほどの攻撃隊もほとんどを消耗したとしても1機や2機くらい戻ってくるだろう。

そうすれば最低限の索敵くらいは出来る、敵を避ける位なら可能だ。

 

しかし今はこの海域からの離脱

電探を積んでいた軽巡の報告なら敵は重巡も含んでいるハズだ、逃げなければすぐに捕捉される。

砲撃戦になればまず勝ち目は無い、さらに空襲があれば次こそ自分は消されてしまうだろう、その前に逃げるしか手は無い。すぐに西へ回頭、離脱にかかる。

 

こうして軽母ヌ級は見事に攻撃を避け、本体に合流するため離脱していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

 

 

 

 

 

 

 

 

この軽母ヌ級が回頭し始めた後、プロペラの音が後ろから近づいてきた

 

離脱していった敵機の音では無い

 

軽母ヌ級の艦載機か?

 

何を言うか

 

深海凄艦の航空機にプロペラなど無い

 

 

 

残り・・・・・・・・・・・・・・・・“10個”

 

 

 

 

突如現れた敵機

 

その敵機を見つけた瞬間

 

もう手遅れだった

 

距離30m

 

海面から5m

 

爆撃進路はちょうど頭

 

避けようにも

 

抵抗しようにも

 

何もできない

 

舵を切っても

 

反応するのは1秒後

 

 

その頃には・・・もう・・・・・・終わった

 

 

すでに雨は降ってきた

 

その雨は

 

物理法則に反する事などなく

 

少し放物線を描き

 

ソレにぶつかる

 

ぶつかった黒い雨に仕掛けられた信管は正常に作動

 

 

火薬は炸裂

 

 

爆発

 

 

さらに雨は続く

 

 

だがそれを最後まで見ているのは

 

 

 

 

 

 

 

緑色の翼をなびかせる10個の彗星だけだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……艦爆隊から報告!

“ワレ、テキカンタイセンメツ、オオカミニチュウイサレタシ”……ですって」

 

翔鶴がついさっき最後の軽母ヌ級を仕留めた彗星からの報告を受け取る。

その文面はむしろ自分たちを心配しているものだった、これには報告を受ける加賀も言葉を挟む。

 

「……余裕そうですね」

 

「ええ、大鳳さんの烈風隊が囮になって下さいましたから。

それに今回は上手く行きましたからね、損害は一機 後で回収に向かわせます」

 

「そうして……向かってきてる敵機は?」

 

「現在30機の烈風隊が南西60kmほどで交戦中、もうすぐ護衛についていた大鳳さんの烈風も合流すると思います、数からしてまだ分離する前に交戦したみたいです」

 

「そう……けど警戒は緩めないで、私たちみたいに油断させてから攻撃してきてもおかしく無いわ

ましてや帰る場所は敵にはもう無いわ、なりふり構わず攻撃してはず」

 

「衣笠さん、いざっていう時はお願いしますね?」

 

「ええ、任せて下さい!翔鶴さんに頼まれれば断るわけありませんよ」

 

「あら心強いわね」

 

「“オオカミ”も見当たりません!引き続き水観に警戒させます!」

 

「そうしておいて」

 

「……どうやら、今はこちらの一方的な戦闘にはなりそうじゃな」

 

「……利根、慢心は私たちには最大の敵よ」

 

「わかっておる、だから言ったであろう、“今はこちらの一方的な戦闘にはなりそう”じゃ、と」

 

「……そう」

 

「とりあえず、この局面を乗り切って泊地に殴りこむわよ!!」

 

衣笠が声高々にそう宣言する。

その言葉には第二艦隊の面々を初め 利根や青葉、大鳳翔鶴も頷く。

だが加賀だけが“何か”を警戒する様に、相変わらず冷静な面持ちで西の空を睨んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

彼女たちは知らない、今回の敵の本当の目的を

 

その敵はまだ知らない、本当の戦士というものを

 

誰もまだ知らない、この戦いがどう繋がって行くのかを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・どこに繋がっているのかを

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【1975年 12/4 この世界のどこかの国のある部屋の一画で】

 

 

 

 

 

艦娘は“深海凄艦に唯一対処できる存在”

・・・となっているが実際にはこの言葉は正しくは無い。

 

艦娘は正しくは“深海凄艦に対して軍事行動を行える存在”だ

 

 

ひと昔前 (と言ってもそれこそ大砲巨艦主義=最強というのが艦隊戦の主流だった時代だが)

その時代の戦闘準備といえば砲門の解放、各種砲弾の装填準備、あとは精々見張り員の配置だ。

だが航空戦が主流になってくると上記に加えて対空機銃の試射・動作確認、観測機の配置が加わり、空母が艦隊にいれば防空の要として空母の護衛、レーダー網の形成、

そして制空権の確保=戦闘の要という位置になり、主砲は二の次になった。

それだけ制空権の確保次第は作戦が左右されるものになったのだ。

 

さらに現代の海上戦闘において陸海空の全ての戦闘はほぼ電子戦に左右される。

その電子戦はレーダー・ミサイル・その他イージスシステムに代表される様々な電子機器によって土台が作られ、デコイ・チャフという妨害であるECM、その妨害を回避するECCMによってさらに複雑で緻密な戦いが行われるようになり、主砲は万が一敵ミサイルが抜けてきた場合の防衛手段になり、船の撃破処分と言ったレアケースを除いて敵艦に直接砲弾を当てに行く事はほぼ無くなった。

 

当たり前だが艦隊戦は“船”に兵器を乗っけて戦うという大前提をもとに進歩してきた。

帆船時代初期では先端を尖らせ、いかに敵船の横を取るかが肝だった。

火砲が出始めると今度はどの様にして射線を確保するかが重視された。

そして火砲は次第に巨大化していき、艦船は接近戦から段々と一定の距離を取る様になっていった。

そして火砲の射程距離が水平線を超えていく様になった頃、火砲より確実に相手に攻撃するため航空機が用いられる様になった。

艦船の武装もそれらに対処するため、そして生き残るため 大火力から精度を高める工夫をし始めた

その結果、弾道計算はコンピュータが行う様になり さらに砲弾から誘導弾・ミサイルが攻撃手段として主流となり、戦闘=それらミサイルを利用し 敵ミサイルを対処する事になった。

 

 

 

 

 

だが深海凄艦の出現は現代戦の形を後退させる事になった

 

 

 

 

 

理由はそもそも“船でない事”だ

人……でなくとも人と同じ様な大きさの何かが戦艦の主砲に近い威力を持つ兵器を持っている時点で想定外どころか海戦の規格外だ。

陸戦で例えるなら「アント○ン」を当てはめると想像しやすいだろう。

 

わからない人にも簡単に説明すると、この主人公はアリと同じくらいに小さくなれる。

さらに小さくなってもパワーは一切変わらず、小さくとも殴れば人が吹っ飛ぶという設定だ。

この作品ではこの主人公がまぁ能力とも言えるこの性質で戦うわけだが、

 

 

 

この主人公の様に小さいまま通常と同じくらいのパワーを発揮する事ができる軍隊が有ったら?

 

 

その部隊がさらに銃を持っていたら?

 

 

…………小さくなるデメリットは勿論あるのだが、有効活用すれば脅威になるのは明白だ

 

 

 

これを現在 海上では深海凄艦が行っており、さらに制空権の面でもこの現象が起きている。

何せ空母の艦載機の大きさが艦娘の手の平より大きいくらいしかない。

熱源探知式のパッシブホーミングならまだロックオン可能だが、アクティブホーミングはまず小さすぎて探知する事が不可能だ。

また熱源を探知するにも通常以上に接近しなければロックオン出来ない、しかし相手はレシプロ機に近い機動性を持っているためジョット機が旋回戦を挑むには分が悪く後ろを取られてしまう 機銃で当てようにも極めて的が小さいため標準機の中央で撃っても弾が通常より周弾せず当たらない。

 

現代兵器が使い物にならない訳じゃない、実際初期のまさに“史上最大の作戦”では空爆自体に一切の効果がなかった訳ではない、ある程度のダメージは与えていた。

……が的が小さく投下された粗方の爆弾は回避されたため、有効打とは言えなかった。

何よりそのダメージ以上に被害を受けた、効率が悪すぎた。

 

 

軍事とは突き詰めれば効率で動く

効率とは軍事では金や物資ではなく人

人とはつまり歩兵であり軍の基礎戦闘能力だ

 

歩兵、つまり人が 戦車を 戦艦を 航空機を 操ることで単純に戦力は上がる。

言い方は極めて変だが軍事的にはこれらは資本であり、一種の資産だ。

それにはそれらの兵器自体の性能も影響するがその性能が同じ場合、人で決まる。

 

当たり前だが戦場では死者が出る、つまり消耗する。

当然ながら人はあまり自分の物資を消費せずに消費した以上に何かを得ようとする。

まぁ低コストで多くの利益が得られれば誰もが万々歳なのだが、軍事でも同じだ。

つまり最低限の消耗でエリアを確保するのが基本だ。

無論、常に土地が指標にはならないが犠牲を出さずに何かを得ようとするのは変わらない。

防衛に関してはいかにして敵の猛攻をいなし、対抗し、自軍の戦力を維持しつつ敵戦力を消耗させられるかが重要になる。

 

戦術とは言い換えれば有効的な出資だ

多くの資本金があればより多くの物を得ることは不可能では無いし、資本金が少なくとも一捻りすれば上手く事は進められ、巨大なライバル企業ともそれなりには渡り合える。

 

・・・だがそれは最終的にプラスになればの話だ

 

出資してそれより見返りが少なかったら当然それは不利益、何の意味も無い。

当たり前だが大量の兵を動かし、消耗し、資源を使って得たものが犠牲になった兵たちの分の墓地だったらそれこそ目も当てられない。

戦争において、例え戦力差が圧倒的でありその戦闘は確実に勝てるものだとしても結果的に消耗が激しければ戦闘を続ける事は出来ない。

仮に続ける必要が無くとも戦力を回復するには相応の手間がかかる。

 

 

 

 

そんな目も当てられない状況にあるのが深海凄艦がはびこる海域だ

 

 

 

 

さっきも書いたが、ある程度のダメージを与える事は艦娘でなくとも可能だ。

……がそれ以上に損害が激しすぎた

敵一個艦隊(1艦隊6人編成)を撃破するのに戦略爆撃機10機が消え、駆逐艦15杯が海の藻屑になった

敵を……深海凄艦へ攻撃する事は別に不可能では無い、だが話にならない。

何らかの工夫をすれば十分生身の人間でも戦えなくは無いだろうが何処の国もそんな挑戦をしようとはしない、挑戦するほど余裕はなくなり 挑もうとする事は無謀な事だと決めつけられていた、それだけ各国にはなす術が無かった、コテンパにやられたのだ。

 

そして唯一 全く同じ戦術を取れる存在……艦娘が“深海凄艦に対して軍事行動を行える存在”

であり 必然的に“深海凄艦に唯一対処できる存在”なった。

 

 

 

 

全くもって面白い、予想はしていなかったが・・・まぁ許容範囲内だ

 

 

 

 

あの馬鹿は想定内ではあったが馬鹿すぎた、しかもよりによって忘れ去れられるどころか捕獲された

あの件に関しては捨てた、もっとも計画した時点ではもうテコ入れする気はさらさら無かった

 

……だがネットの反応は捨てきれない

確かにネットの評判では警察だけの力ではなく自衛隊の介入もあったに違いないとマニアが見ている

その認識に間違いは無いだろう、最初と比べて手際が良過ぎる。

……艦娘がいたとは言え突入した最初の部隊は経験不足が明らかだった。

 

 

だが2度目の突入は別次元だ

 

 

わかる限りでも手際が良過ぎる

トラップの解除、各階のクリアリング、そして制圧、全ての流れがプロだった。

知らないうちにニホンに特殊部隊……それも実地経験がある部隊が組まれたのか。

だがそんな話を聞いたことが無い、そもそもあんなクズ相手に素人でもわかる様な極秘部隊を展開

させる訳がない、展開する価値もない。

 

……とにかく、ニホンでも安易に作戦を決行するのはマズい。

こっちの身元がバレる事はまず無いが、あの部隊は大抵の案件は片付けられる。

その位の技量と経験はあるに違いない。

でなければ人質全員解放に“加えて”実行犯全員の逮捕…………しかも死者ゼロで、だ。

フラッシュバンを使ったとしてもまずあり得ない、それがしかもニホンで起きた。

 

確かにあの連中は銃を撃てるだけだ、それにバカが女を物色したおかげで他所を見ていた、

それでも武装はしていた。

その連中を殺さずに捕獲していったほどの部隊がこのニホンにはいた。

 

……とりあえずニホンで事を起こすのは面倒 これは早急に対策を考えるべきか。

もっとも対策を考えたところで実行できる訳がないのが現状だ、他にも進める事は山ほどあるしな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………それに彼女たちの事も調べる事もここでなら存分に出来るし、な………

 

 

 

 

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