とある科学の無能力者【完結】   作:ふゆい

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 二日ぶりに更新です♪ 昨日はちょっと忙しくて更新できませんでした。もしかしたら土日はこれで最後かも。善処はしますけどね!
 さて、実験編も終わりようやく平和を手に入れた佐倉。……新章、突入です。


忍び寄る悪夢
第十六話 束の間の平穏


 八月二十七日。

 一方通行との激闘から約一週間。大怪我の末に噛ませ犬と化してしまった哀れな無能力者佐倉望は、これまでの殺伐とした人生とは百八十度方向性が異なる夏休みを過ごしていた。

 有体に言うと、

 

「可愛い中学生とここ一週間ぶっ通しで遊び続けています」

「死ねよお前」

「酷ぇ!」

 

 想像を遥かに超える辛辣な罵倒が、幸せの絶頂でウハウハだった佐倉を現実という地獄に引き摺り下ろした。最新鋭高射砲でもここまで威力はないだろうという程にダークな殺気を浴びせられ、四肢を床に付きながらも嫌な汗を身体中にかいてしまう。主に目の前でここのファミレス一押しのアイスコーヒーをがぶ飲みしている茶髪不良が原因なのだが、一応彼は佐倉の先輩である為下手に文句は言えないのだった。たとえ内心では変態と馬鹿にしていようとも、浜面仕上は佐倉が尊敬するスキルアウトの先輩だ。異論及び反論は一切受け付けない。

 浜面はウエイトレスを呼んで追加のアイスコーヒーを頼むと、

 

「だってよー、女っ気のない環境で日々を過ごしている寂しい俺だぜ? なんでいけ好かない後輩のリア充自慢聞かされてプラス思考な意見言わなきゃいけねぇんだよ」

「本人前にしていけ好かねぇとか先輩結構性格ひん曲がってますよね」

「馬鹿お前、これは褒め言葉だって。なんというか、そのー……こう、パパッて感じの!」

「ボキャブラリーの貧困さが一瞬で露呈するようなアホな発言しねぇでください」

 

 「こうこうこうだって!」わちゃわちゃ両手を忙しなく動かしてなんとか意思疎通を図ろうとする浜面であるが、読心術を会得しているわけではない佐倉にはその不思議な踊りの真意を読み取ることはできない。現在の彼らを客観的に見てみると、ファミレスの一角で茶髪不良が加持祈祷を行ってるように見えなくもない。なんにせよ、恥ずかしいのでやめていただきたいと佐倉は珍しく切に願う。

 そのままおよそ三分間にわたってクレイジーダンスを披露していた浜面だったが、注文したコーヒーを持ってきたウエイトレスに異物を見るような目で流し見されて恥ずかしさと情けなさのあまりずぅんと落ち込んでいた。茸が生えるのではないかというほどにマイナスオーラを放っている彼がスキルアウトの幹部クラスに位置しているとはとても思えない。でもまぁ、実際に位置しているのだから仕方ないのではあるが。

 「違うもん、佐倉の理解力が拙いだけだもん……」と何やらブツクサ湿っぽく呟いている浜面に嘆息しながらも、佐倉は思わずといった様子で苦笑を漏らすのだった。

 ようやく帰ってきた、平和な日常を謳歌しながら。

 

 

 

 

 

                       ☆

 

 

 

 

 

 ファミレスで浜面と別れた佐倉は家に帰ることはせず、そのままの足でセブンスミストへとやって来ていた。現在時刻は午前十時を回ろうとしているが、夏休み期間のためか人口密度がえらいことになっている。

 ジーンズと白い半袖シャツという良くも悪くも『普通』な服に身を包んでいる彼はあまりにも特徴が無さ過ぎて、下手すると人ごみに紛れてしまって個人を判別できなくなってしまいそうだ。クセのない黒髪も彼の無特徴を後押ししているため、大勢の客が出入りする大型ショッピングモールの入り口に立っていると否応にも風景に溶け込んでしまっていた。

 そんな地味一直線な佐倉をようやく見つけた茶髪の中学生は、一瞬表情を綻ばせるとすぐに憎たらしい笑みを浮かべて彼の元に走り寄る。

 

「アンタもうちょっと個性のある格好しなさいよ。見つけるの大変でしょう?」

「待ち合わせ第一声がそれとかお前太陽熱で脳味噌溶けてんじゃねぇのか」

「あ? なになにもしかして喧嘩売ってる? 決闘大好き美琴さんはそんなアンタの売り物を三割増しで買っても良いと思ってるんだけどそこん所どう考えてる?」

「マジですみませんでした」

 

 流れるように腰を折り、深々と頭を下げる情けない無能力者が一名。

 どこか照れ隠しに減らず口を叩いてみた美琴は素直に負けを認めた佐倉を満足そうに見下ろすと、彼の視線が彼女の顔を向いていないことを確認してからやれやれという風に嘆息した。どこか嬉しそうに彼を見つめる美琴の頬にはわずかながら朱が差していたが、それは自然熱に依るものでない。他者から見るとなんだか微笑ましいと思える感情が彼女の中で少しだけ膨らんでいた。……本人は断じて否定しているが。

 身の危険を感じて咄嗟に白旗を振るという選択肢を取った負け犬気質な最弱少年の肩を叩くと、美琴は太陽もかくやといった晴れやかな笑顔を顔一面に貼りつけて彼に向かって言い放つ。

 

「ほらほら、さっさと復活しなさい佐倉。今日は一日私の買い物に付き合ってもらうんだから」

「買い物なら白井とか佐天連れて女子だけで行けばいいのによぉ……」

「よ、余計なこと言わなくていいの! そ、そもそも、今回は無謀にも一方通行と戦おうとしたアンタに対する罰ゲームなんだから!」

「約束のせいでアンタを怪我させたどうこうの話はどこに行った」

「う、うるさーい! つべこべ言わずに首を縦に振りなさい!」

 

 「うがー!」と両手を振り上げてバチバチ紫電を飛ばす美琴。佐倉を狙っているわけではないのだろうが、彼女の意志とは無関係に飛び散る電気が偶に彼の鼻先を翳めていくので正直危なっかしくて仕方がない。余計なことを言った、と内心非常に後悔する佐倉。

 口先ではあんな憎まれ口を叩いていた佐倉だが、正直な所美琴と二人きりで買い物をするというシチュエーションそのものには大層心を弾ませていた。スーパーボールも度肝を抜いて道を開けるレベルの喜悦がなんとか外見に出ないように必死に表情を抑え込む。基本ツンデレな不器用少年が照れを隠そうとすると憎まれ口を叩いてしまうのは、もはや世界の常識でもあった。

 反対に怒りに任せて電撃を飛ばしまくっている美琴も、実はと言うと結構心を躍らせていた。日頃から常に好戦的でビリビリしている彼女にあまり違和感は感じられないかもしれないが、耳まで真紅に染まった顔と若干言葉に詰まる感じが彼女の動揺を窺わせてくれる。佐倉を前にして緊張しているのかは知らないが、時折ちらと顔を窺うようにして目線をやる姿は青春真っ盛りの十代女子そのものだった。

 御坂美琴の為に全てを投げ打って命がけで戦ってくれた彼に恩義を感じているのか、それとも今まで積み重ねてきた好意的感情が実験を経て形となったのかは知らないが、明らかに普通の友人と接する時の態度とは違う様子の超電磁砲がそこにいる。柵川中学恋愛相談担当の佐天涙子がここ一週間の二人を見てニヤニヤしてしまうほどに、今の美琴からは不自然オーラが立ち昇っていた。

 お互いに不器用で素直に自分の気持ちを表に出せないツンデレ学生達はそれぞれ疲労と恍惚という正反対の表情を浮かべながらも、ようやく本題とも言えるショッピングを開始することにしたのだった。

 

 

 

 

 

                     ☆

 

 

 

 

 

 まず最初に連れて行かれたのは、女性用下着類店である。

 

「――――って、どういうことだ御坂ァアアアアアアアアア!! 何でよりによって連れてこられたのが下着店なんだよ! いつも短パンの癖にそういうところは気にしますってか!? 常識とか良識とかそういうこと以前に羞恥心的にちったぁ遠慮しようぜ!」

「わっ、私だってできればアンタみたいな唐変木と一緒にこんな所来たくなかったわよ! でも仕方ないじゃない! 黒子とか佐天さんに付いて来てもらうとあからさまに気まずい顔されるんだから! 『常盤台のエースがこんな子供下着……?』とかいう視線に晒される私の身にもなってみろ!」

「自業自得じゃボケェ! ていうか! そんなにアレコレ言われるのが嫌だってんなら一人で行けばよかったじゃねぇか!」

「で、でもっ!」

 

 女性下着店に足を踏み入れるような奇怪な真似は十六年間の人生で初めてな純情少年佐倉望が吠える。

 好きな人とのショッピング楽しみにしていたら下着買うの手伝ってとか生殺しすぎるだろう! と心の中で床ドンし続ける佐倉の表情は微妙に優れない。必死に戸惑いの表情を隠そうとするが、彼女から顔を背けるたびに陳列されているやや過激なブラジャーが目に入ってしまい逆に落ち着けない。最近のレディーってのはこんなギリギリなもんを着るのか!? と微妙に間違った常識が彼の中にインプットされていく。

 そして彼のあまりの迫力に気圧されながらも必死に弁解する美琴だったが、一旦言葉をそこで切ると顔を真っ赤にしたまま今世紀最大の爆弾を盛大に投下した。

 

 

「どういうの着たら男の人が喜ぶのかとか、私には分からないし!」

 

 

 空気が凍った。

 まだ十代も前半な、それも常盤台なんていうお嬢様学校の生徒がギリギリな精神状態で言い放った問題発言に彼女達の周囲で店を冷かしていたお客様方の動きが完全に停止する。なんだかお悩み中の彼女に手を差し伸べるべく店員魂全開で歩み寄ろうとしていた下着店のカリスマ店員ですらも迷わず踵を返すほどの地雷を思いっきり踏んだ美琴ははっとしたように辺りを見渡すと、かつてないレベルで顔全体を茹で上がらせて必死に弁解を開始した。

 

「ち、違うの! そういうやらしい意味じゃなくて、もっと、こう、健全な……べ、別にある特定の相手に見せようとか思ってるわけじゃなくて!」

「……うん、なんか、その……ごめん」

「こ、こんな時だけ素直に謝らないでよ! なんかガチっぽさが増して私の立つ瀬が急速に崩壊していってるから!」

「いや、いいと思うぞ? 好きな相手に見せてぇって気持ちはいたって健全なわけだし……うん、別にいいんじゃねぇか? ……好きな奴、いたんだ……」

「ちょっ!? そんな誤解を持ったまま自分の世界に入るのはやめなさい!」

 

 片や赤面、片や陰鬱と正反対の表情で騒ぎ続ける二人。大型ショッピングモールのど真ん中で下着がどうこうとかいう話題で一喜一憂する彼らはなんだかとっても微笑ましい。スキルアウトの少年の方は軽く立ち直れないくらいの精神的ダメージを負っているようだが、最低な先輩達によって基本的に弄られキャラポジションが確立されている佐倉なのですぐに立ち直るだろう。問題はない。

 お互いに気まずい空気になってしまいそっぽを向く。しかしこのままの雰囲気で下着店に居座っておくのは彼らの精神衛生上あまりよろしくはない。とりあえず早いところブツを決めて、さっさとお買い上げするのが最善の策と言うものだろう。

 まだ心臓がバクバク騒いで鳴り止まないが、状況打破を決意した美琴はキッ! と双眸に覚悟の炎を燃え上がらせると、未だ落ち込む佐倉の腕を掴んで強引に店の奥へと歩き始める。

 

「さ、さっさと買って次の所行きたいから、協力しなさい佐倉!」

「で、でも、俺だって女性モノの下着とか分かんねぇし……」

「いいの! アンタが直感で良いと思った奴を買うから、つべこべ言わずに選びなさい!」

「お、おう……」

 

 普段以上の気迫に顔を引き攣らせてたじろぐ佐倉。女性にとって下着選びとはここまで殺伐とした戦いなのかとかつてない衝撃を覚えるが、彼がその間違いに気付くことはない。付近にマトモな女性がいないのも要因の一つではあるが。

 美琴に引き摺られて到着した先は、キャラ物と派手物が両脇に並んでいるというなんともシュールな一角。子供用と大人用を同じところに並べるなと声を大にして言いたい佐倉だが、隣でどもりながらも意見を求めてくる美琴のためにも拒絶するわけにはいかない。仕方がないと覚悟を決めて、真面目な顔で下着選びを開始する。

 ……女性用下着を真剣な表情で吟味する男子高校生に気付いた通りすがりのお客様方が次々と彼との距離を取っていくが、現在絶賛ピンチってる二人にはそんな光景に気を配る余裕はなかった。

 右をレースやショーツ、左を某鼠キャラや水玉に挟まれながらも、惚れた女の為に社会的立場をガリガリ削りながら佐倉望は全力で頭をフル回転させる。彼の好み、美琴の趣味嗜好、年齢。そのすべてを同時並行させて最大の戦果を上げようと奮闘する。

 そして。

 

「……これなんか、いいんじゃないか?」

 

 そう言って彼が手を伸ばしたのは、左のコーナー。つまりは子供向けの下着コーナーだ。

 佐倉は息を呑みながらも一枚の下着を手に取る。傍から見るとロリコン染みた変質者以外の何者でもないのだが、彼の纏う雰囲気はからかうことができないほどに真面目なものだった。

 佐倉は手に取った下着をゆっくりとした挙動で美琴の方に突き出す。

 ほとんど模様がない、純白の生地。遊び心皆無な無地に見えてしまうソレだが、履くと右腿辺りに位置するのであろう場所にプリントされている小さめのカエルがつぶらな瞳で美琴を見上げていた。

 これは、まさか――――

 

「ゲコ太……!」

 

 美琴の顔がパァァッと見る見るうちに輝きを増していく。実年齢よりいくらか下に見えないでもない無邪気な笑顔を顔全体に湛える彼女は恐る恐るといった様子でゲコ太パンツへと手を伸ばした。

 うっとりと下着を見つめる美琴の緩んだ表情に一瞬見とれる佐倉だったが、一刻も早くこの場を離れるためにも煩悩を抑えて口を動かすことに集中する。

 

「やっぱり御坂と言えばゲコ太だと思ってさ。俺もゲコ太好きだし、趣味的には変わらねぇかなって。後、あんまり模様がデケぇと恥ずかしいんじゃねぇかって思ったんで小さめのワンポイントを選んでみたんだが……それで、いいか?」

「え!? う、うんうん全然大丈夫! むしろ希望通りになって笑顔が止まらないくらいだし!」

「そ、そうか……いや、お気に召したんなら良かったよ」

 

 普段の彼女からは全く想像できない純粋さに思わず苦笑してしまう。何人もの後輩に慕われ、超能力者という窮屈な肩書を抱えて生きている彼女にはこうやって素直に自分の趣味を曝け出せる相手もいなかったのだろう。学園都市に七人しかいない超能力者。その第三位に位置する御坂美琴がそんな少女趣味なはずはない。そんな勝手な偏見に何気に悩まされていたのではないだろうか。

 だったら、と佐倉は思う。能力もなく、大した特徴もないただのスキルアウトの自分がそのポジションについてしまえばいいのではないか。このゲコ太大好きな少女の心の拠り所になれば、彼女を少しでも救うことができるのではないだろうか。

 自分の理解者になると宣言してくれた、優しい優しい御坂美琴を。

 

「それで決まったなら早く買って来いよ。俺は店の入り口ん所にいるからさ、終わったら迎えに来てくれ」

「うん! じゃあ早速買ってくるわ!」

 

 もはやツンデレ要素も忘れて真っすぐレジへと走っていく美琴を見送ると、下着店の入口へと向かう。近くの壁に寄りかかりながらも、満開の笑顔で財布を取り出す超能力者を優しい表情で見つめる。

 そんな時だった。

 

「ちょっといいかなお兄さん?」

 

 低めの、聞いていると気持ちよくなるような声。突然話しかけてきた人物の方に視線をやると、そこには十七、八歳ほどの髪を茶色に染めた長身の少年が立っていた。

 肌の上に直接朱のカーディガンを着込み、その上に白のブラウスを羽織るという変わった服装だ。今は夏なので仕方ないのだろうが、彼が穿いているパンツと同色の赤茶色のスーツを着るといい感じになるのではないかと勝手に想像してしまう。

 顔の造形は忌々しいほどに整っていた。服の着こなし方と染めた茶髪、そして百八十センチはあるかという長身のせいか、繁華街のホストにも見える少年だった。

 少年は少しだけ警戒色を強める佐倉にニッコリ微笑みかけると、一瞬ちらと商品の梱包を待つ美琴に目をやり、ゆっくりと口を開く。

 

「超電磁砲を殺されたくなかったら、大人しく面ァ貸せ。無能力者の佐倉望」

「ッ!?」

 

 一瞬。まさに一瞬だった。秒にも満たない時間で少年から放たれた異様な密度の殺気が佐倉の危機感を激しく刺激する。今朝浜面から浴びせられた可愛げのある殺気などとは比べ物にならないほどの、『本物』の殺意が身体を貫いていく。

 ようやく掴んだ日常。死ぬ気で取り戻した安寧。だが、それがわずか一週間にして奪われようとしている。

 商品の梱包は思いのほか時間がかかっているようで、美琴は店員の手元を手持ち無沙汰に眺めていた。

 彼女が身を粉にして掴み取った平穏が崩れるなんて、考えたくもない。ましてや、殺されるなんて尚更だ。

 選択肢を、考えるまでもなかった。

 

「……御坂には手ぇ出すな。それが誓えるなら、大人しく付いて行ってやる」

「勿論。俺の目標はテメェだ。ソレを目の前にして別のヤツに手を出すほど、俺は浮気性じゃねぇよ」

 

 くくっと喉を鳴らす少年。しかしその瞳には確かに殺意の色が灯っていた。

 

(……すまねぇ、御坂)

 

 近く、それでいて遠くにいる少女に心の中で頭を下げる。せっかく買い物に誘ってもらったのに、こんな序盤で一人にしてしまうなんて。いきなり自分が消えたら彼女はどうするのかと考えるが、自分にはどうすることもできないと悟って思考をやめた。今は、目の前の脅威を対処することが先決だ。

 

「それじゃあ行こうかレベル0。楽しい楽しいデートの始まりだ」

 

 茶化すように口元を吊り上げる少年を睨みつけながらも、佐倉望は大人しく彼の後に従った。

 

 

 

 

 

 


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