面倒くさがりな直感系決闘者がゆくARC-V物語 作:ジャギィ
『モンスターハンターXX発売決定!!』
ウオオ…!金のない僕はいったい、どっちを選べばいいんだーー!!どっちも選びたい!
それでは、可能性の第30話ドーゾ!
サウザンド・フェイス LP4000 手札 3枚
レベル7 ATK2400
VS
ローライド・レイト LP3500 手札 2枚
ライトロード・アーク ミカエル
レベル7 ATK2600
魔導雑貨商人
レベル1 ATK200
魂吸収
己の魂とプライドが激突するデュエルがモニターを介してスタジアムに、テレビを介してお茶の間に流れる。映像にピックアップされるのは、灼熱をものともせずにマグマから現れた「
『サウザンド・フェイス選手が召喚したのは幻のレアカード「
「どうした!私を倒した神のカードは使わないのか!それともその必要がないというのか!?言い訳のために使わないというならば、浅ましいぞ、貴様!」
「何か勘違いしてるようだから言っとくがな、「オシリス」は僕が使うカードの1枚に過ぎないんだよ!お前こそ「オシリス」が出なければ勝てると考えているならば、考えが浅いな!僕のターン、ドロー!」
僕も敵さんも互いに挑発しながら、それでいて油断せずアクションカードのそばで警戒する。そんな最中で引いたカードは「紅玉の宝札」。よっしゃ!良いカードきた!
「手札のレベル7「レッドアイズ」である「
何が出るかな、何が出るかな…お、「
「ドロー後、デッキからレベル7の「レッドアイズ」モンスターを墓地に落とすことができる…落とすのは2枚目の、「
1枚でも持っているのに驚いていたためか、2枚目の「
「「
橋のつなぎ目の岩場の1つが隆起し、黒い石がポッコリと顔を出す。荒れた表面でありながら黒曜石がごとき硬さと輝きを持っていて、僅かにひび割れた隙間から赤い光が漏れる
レベル1 ATK 0
レベル1、攻撃力0のモンスターを攻撃表示の召喚に観客に言葉の波紋が波立つ。困惑と疑問が半分、明らかな嘲笑が半分…といったところである。前者は低ステータスでも戦えるカードがあると理解している側、後者は未だステータス至上な側である。そして目の前の男はどちら側かというと、前者の反応をしている
「攻撃力0を通常召喚?一体何を企んでいる……」
さらに警戒心を強めて周囲のアクションカードの枚数を確認し出すローライド。その警戒は実にグッドだ
「「
「レベル7以下の「レッドアイズ」…3体目の「
「デッキより目醒めよ!「
僕の宣言とともに黒石に入っていた赤い線は広がっていき、黒光りする岩殻の中からルビーのような紅い宝石が姿を現す。眩い紅の球体は浮遊すると同時に胎動するように点滅しだし、砕けた黒石が周囲の岩を巻き込みながら紅玉に集まる。黒石と岩石は次第にシンプルかつ攻撃的な甲殻に変容し、竜を形取り、眼の位置で固定された宝石…紅い瞳が光る。3体目(2枚目は墓地)の「
レベル7 ATK2400
「レベル7の「
2体の黒竜が溶岩にできた渦に飛び込んでゆき…炎と光の柱がともに立って螺旋を描き、そこから鈍く輝く黒鋼の竜が弾けた柱の中から現れる
見た目は「
「エクシーズ召喚!ランク7!「
ランク7 ATK2800
宙を舞う「
『今度はエクシーズ召喚ンンンッー!「
実況の人の興奮は上がってくばかりである
「攻撃力2800……」
淡々と騎士殿は見下ろしながら呟く。そう、攻撃力は勝っているのだ。けど「
けど通すにしろ通さないにしろ、今ここで消費させておかなければ後々に必ず響くことになる。ならばここで意地でも使わせておく!
「「
レベル7 ATK2400
「そしてドラゴン族であるフィールドの「
「
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
レベル10 ATK2800
『「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」をサウザンド・フェイス選手が召喚!ドラゴンデッキに投入されることの多い非常に高価なモンスターですが、やはりというべきか彼のデッキにも入っていた〜!』
「「ダークネスメタルドラゴン」のモンスター効果!墓地の「
「レダメ」の轟咆とともにマグマから火と同時に竜が飛び上がる。その細身の黒竜は「
レベル7 ATK2400
圧倒的と言える、熱量と覇気が周囲の黒竜たちから放たれている。右手には「
「…まあ、今はデュエルの方が重要だ。バトルフェイズ!「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」で「ライトロード・アーク ミカエル」を攻撃!」
前回の時はハイになってすっかり忘れていたが、本来光属性テーマである「ライトロード」デッキはダメステイイデスカ?の悪魔である「オネスト」が入ってしかるべきなのだ。例え入ってなかったとしても、今手札に握られてると想定をしてデュエルしなければ、もし予想が外れたとしても不意打ちで「オネスト」を食らうよりは遥かに被害が少ない
「レダメ」で先に攻撃したのもそれが理由だ。ここで「オネスト」を使われ返り討ちにあったとしても「レダメ」は当然墓地にいく。そうなれば次のターンに「ミカエル」で除外してくるのは攻撃力が2800で蘇生効果を持つ「
「「ダークネス・メタルフレア」!!」
吐き出された煌々とした炎が、「ライトロード」を守護する最上位天使の1人に迫る
「無駄だ!墓地の「超電磁タートル」を除外することにより、バトルフェイズを強制終了させる!」
激しい煌炎の前に、腹にS、Nの英文字が書かれ、尻尾の先端にU型の磁石がついた機械の亀が現れる。「超電磁タートル」が頭・足・尾を甲羅に引っ込めて高速回転すると電磁フィールドがバリアを作り出し、炎弾を電撃を纏って跳ね返す
さらに僕の場の近くに着弾した炎がオマケと言わんばかりに電磁波を発生させ、モンスター全てを感電させる。「超電磁タートル」を使わせたのはいいが「ミカエル」が残ってしまったか
「だがただでは済まさない!「
「カード効果に反応してだと!?」
「「リアクション・フレア」!」
小さい、野球ボールくらいの火球を「
ローライド・レイト LP3000 手札2枚
「ぐ、カード効果に対しての効果というならば……「超電磁タートル」がゲームから除外されたことにより「魂吸収」の効果で500のライフを回復する!」
「残念ながら無意味だ!「魂吸収」に反応して「
「やはり既に発動されているカードにも対応するか!」
「魂吸収」の効果で回復する。しかし、それにも鋼の黒竜は動きを見せ、500ダメージの
『これは厳しい状況に追い詰められた!効果を発動する度に500のダメージということは、あと6度しかカードを発動できないということ!「ミカエル」の効果で除外することもできるが、そうなれば強力な蘇生効果を持つ「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」がサウザンド・フェイス選手のフィールドに残ることになる!さあーどうするー!?』
「超電磁タートル」を使ってくれたのはやはりラッキーだった。おかげで向こうも少しは長考するかもしれないし、その間に上に登ればアクションカードを拾える。このアクションフィールド、どうも上に上がれば上がるほど落ちてるアクションカードの数も増えているようだ。さっきからカードを拾わずに悠長してたのも、ここからじゃ見えんが足元にでもアクションカードがあるのかもしれない…ならば!
「よっと……頼む、「
『グオオォォォッ!!』
飛行に小回りがきき、この状況で1番破壊されるのが遅いと予測した「
「カードを1枚セット、僕はこれでターンエンーー」
「この瞬間、私は墓地の「
「何…?」
このタイミングで発動するモンスターカードだと?さっきの「シラユキ」ってカードか。フリーチェーンみたいだが、いったいどんな効果を……
「「
「7枚のカードを…除外……除外?!な、にィ!?」
「フィールドの「魔導雑貨商人」、墓地の「ライトロード・ビースト ウォルフ」「愚かな埋葬」「ソーラー・エクスチェンジ」「禁じられた聖槍」「光の援軍」「魔導雑貨商人」をゲームから除外!」
一拍遅れて声を上げるが、その声を聞きたかったといった風に口角を上げフィールドの「魔導雑貨商人」、そして墓地の魔法を主にした計7枚のカードをゲームから取り除いていく
「「
フィールドに小さな光が7つ現れ、それが1箇所に集まるとポンッ!という音と煙と共に、青いドレスを着たリスが擬人化したような白い女の子が登場する。ふさふさの大きい尻尾の先には開いた本、そして尻尾を含めた背中や頭に赤い蝶結びのリボン、リンゴを模した装飾品が付いており、その見た目と名前から「元ネタは白雪姫だろうか?」なんて場違いなことを考えていた
レベル4 ATK1850
あまりにも雰囲気とかけ離れた愛らしいモンスターが登場したせいなのか、観客の大半から黄色い悲鳴が上がる。それは女に飢えた野郎からの野太い声だったり女子供の色のついた声だったり。でもそんなものは全無視しなければダメなほど、色んな予測によって頭は回転している
除外した使った覚えのない「愚かな埋葬」や「禁じられた聖槍」は最初の「ソーラー・エクスチェンジ」か「光の援軍」か途中の「ミカエル」か、あるいは3つのどれかの効果で墓地に落ちたのだろう…などと考えて冷静さを装っているが、実際は全然冷静じゃない。れれれ冷静になれ。とりあえず「
「効果を適応したことにより「
盾に直撃した赤熱した球体が霧散する
ローライド・レイト LP2500 手札 2枚
「この程度、どうとでもない!特殊召喚に成功した「シラユキ」の効果を、貴様のエクシーズモンスターを対象に発動!さらにカードが除外されたことにより、「魂吸収」を重ねて発動!」
そのセリフを皮切りに、除外された7枚のカードの霊魂が墓地へ繋がる穴から飛び出て、相手の身体に吸収されていく
除外したカードは7枚。1枚につき500ってことは……!!
ローライド・レイト LP6000 手札 2枚
「3500もの回復…!?」
なんだこの手軽かつバカみたいな回復量は?!確か「ミカエル」の効果使ってたよな!?
『「魂吸収」込みとはいえこのライフアドバンテージ…ちょっとどころじゃなく、ヤバいな』
「クウッ……「
少し強がる意も含めて大声で命令を飛ばすが、今の奴にとってはもはや微々たるダメージである
ローライド・レイト LP5500 手札 2枚
「効かんわ!そして「シラユキ」の効果が始動する!対象のモンスターの表示形式を、裏側守備表示に変更する!」
「なんだと!?」
「シラユキ」が翡翠の瞳を閉じると、その全身から虹色のオーラが浮かび上がり「
しまった、最初に「
サウザンド・フェイス LP4000 手札 2枚
セットモンスター(|真紅眼の鋼炎竜《レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン
レベル10 ATK2800
レベル7 ATK2400
伏せカード 1枚
VS
ローライド・レイト LP5500 手札 2枚
ライトロード・アーク ミカエル
レベル7 ATK2600
レベル4 ATK1850
魂吸収
「その焦りからして、どうやら打つ手はないようだな。ドローカード!私はチューナーモンスター「ライトロード・アサシン ライデン」を召喚!」
上半身が裸で藍色のマフラを首に巻いた、浅黒い肌な細身の男が現れた。暗器と呼ぶにはあまりに神々しい、大きなナイフと寸鉄がそれぞれ逆手に握られていた
ライトロード・アサシン ライデン チューナー
レベル4 ATK1700
ここで「ライデン」を召喚だと!
「「ライデン」の効果発動!デッキの上からカードを2枚墓地へ送る!この時に「ライトロード」と名のついたモンスターが墓地に送られた時、その数だけ200ポイント攻撃力をアップさせる。墓地に落ちたカードは「王宮のお触れ」と「ライトロード・ハンター ライコウ」、よって「ライデン」の攻撃力は1900となる!」
ライトロード・アサシン ライデン チューナー
レベル4 ATK1900
チッ、「ライデン」の効果発動は攻撃力を上げるためじゃなく、墓地肥やしが目的!その証拠にやけに怪訝そうに落ちたカードを睨んでいるし、シンクロの素材となれる「シラユキ」も自己蘇生効果を持つ…なら強力なシンクロモンスターを召喚した後に「シラユキ」を墓地に置く方が遥かに都合がいい。「魂吸収」が残っている限り、「シラユキ」の蘇生は大幅なライフアドバンテージを得ることに変わるんだからな!
しかし、いったい何をシンクロ召喚する気だ?レベル8でこの世界でも手に入りそうなシンクロ…「ギガンテック・ファイター」?それか「スクラップ・ドラゴン」?……いや、外見と「シラユキ」で除外しても帰還できる「ゼラの天使」とか結構濃厚な気がするが…でも「超電磁タートル」とか入ってる以上、外見はあまり判断材料にならんか。だとしたらいったい……
「フフフ、今の貴様の考えていること、手に取るように分かるぞ…即ちこう考えているな。『いったいどんなシンクロモンスターを召喚してくるのか?』と」
「…答えると思うのか?」
「貴様に敗れ、修行を重ねるうちに、私は慢心というものも消した。そうすれば不思議だ。相手の思考を読み取り、その予想を打ち破る…あの時の「オシリスの天空竜」という存在が私にとってのそれだった」
「……?」
悦に浸る…とは違う、自分の成長を実感したかのような晴れやかな表情でローライドはそう語る
「だからなんだとーー」
「ゆえに!貴様を倒すための、新たな力を見せてやろう!私はレベル4の「シラユキ」と「ライデン」の2体で、
そして聖騎士は紡ぐ。僕の予想を超えた、そのワードを
その言葉に答えるように2体は黄色い光に包まれながら、地にポッカリと空いた黒渦の穴を通過してゆく
「ーーなんだと……!?」
「神に従える聖なる使徒よ!光で地を照らし、新たな秩序を生み出せ!」
天から舞い降りたのは「ライトロード・メイデン」であった「ミネルバ」が昇華し、輝かしい聖女へと成長した姿。包容力を感じさせる大人の女性であった
「エクシーズ召喚!ランク4!「ライトロード・セイント ミネルバ」!!」
ライトロード・セイント ミネルバ
ランク4 ATK2000
『エ、エクシーズモンスター!チューナーを出してまさかと思いきやローライド選手、想像の上をいくエクシーズ召喚だァーーー!!』
エクシーズ召喚…!?こんなバカなことが……
「………いや」
バカなのは僕の方だ。さっきあいつは言ってたじゃないか、『カード自体は案外あった』と。だったらあとは半年でシンクロを身につけたのではなくて、3ヶ月以内にシンクロ、そしてエクシーズを修得した…それだけの話だ
この世界の人からすれば3ヶ月でなど絶対に無理だと諦めるのだろうが、人間の底力というのは決して侮れない。さらにローライドは
「これが、お前の全力という証か」
「「ミネルバ」のモンスター効果!
「ミネルバ」の周囲を漂っていた
「墓地へいったカードは「ライトロード・パラディン ジェイン」「ライトロードの裁き」「大嵐」の3枚!よって2枚ドロー!」
「ウッ、「裁き」が落ちたのか」
「さらに「ミネルバ」の効果により墓地に送られた「ライトロードの裁き」の効果!その効果によりデッキから、「
「ミカエル」が乗っているのとは別の、新たな裁きの龍が降臨する
レベル8 ATK3000
『おおっと!可憐な「ミネルバ」の効果発動から、流れるようなスムーズさで切り札「
火口の灼熱と月光だけが照らす闇空で美しく舞う獣のごとき白い龍と天使の存在に、観客全てが目を奪われる。中腹の上辺りまで登ってきたものの、この状況……結構ヤバいところまで追い詰められてね?
「手札から「死者蘇生」を発動!墓地の「ライトロード・マジシャン ライラ」を攻撃表示で特殊召喚!」
錫杖を持った女性が、黒く長い髪を揺らして特殊召喚される
ライトロード・マジシャン ライラ
レベル4 ATK1700
「「ライラ」は1ターンに1度、守備表示にすることにより相手フィールドの魔法・罠カードを1枚破壊することができる!貴様のリバースカードを破壊する!」
「チェーンして永続罠「
デーモンの召喚
レベル6 ATK2500
暗黒の雷を放ちながら蘇る上級悪魔。そして遅れて「ライラ」は杖の先端に力を溜めると、幾つもの光の矢を作り出し発動された「
「破壊されることも織り込み済みだ!相手によって破壊された「
レベル7 ATK2400
「ぬぅ、私の破壊を逆に利用しモンスターゾーンを埋めてくるとは……流石と言ったところか」
(奴のモンスターはどれもが上級・最上級モンスター。「
長考。敗北を喫した以前のデュエル、今までのデュエルを思い返し、シミュレートし、その結論を出す
「コストを1000支払い、「ライトロード・アーク ミカエル」のモンスター効果発動!私はーー」
ここで、ローライドは再び思案する
(ここは「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」を除外し、奴の次の行動を制限するべきなのだろうが……裏守備にした「
「ーーー「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」を除外する!」
ローライドの判断は適切であった。大天使の聖なる輝きの当てられて小さく呻く「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」は、そのまま次元の彼方にまで葬り去られる
「モンスターが除外されたことで、「魂吸収」の効果!500のライフを回復する」
1000のライフコストにより4500まで減ったライフが、「魂吸収」の効果で5000まで回復
ローライド・レイト LP5000 手札 3枚
伏せカードもなくなり、「エフェクト・ヴェーラー」も来ない。仮に残しているのだとして戦闘に問題はなく、これで後顧の憂いは絶った
「ゆくぞ!「
「
「くうぅ、「
「「ミカエル」で「
再度光が「ミカエル」の武器に収束し、レーザービームが枝分かれしながら攻撃対象を破壊すべく迫る
それを防ぐべく風斗は「
「頼む!」
行動前から既に察していたかのように、その一言で「デーモンの召喚」は風斗が指を掴んで固定している手を勢いよくブン回す。モンスターの加速的な投擲によって、「
「アクションマジック「奇跡」発動!戦闘破壊を無効にし、ダメージを半分にする!」
「甘いわ!」
発動されるアクションカード。しかしカード名が宣言されるよりも先にローライドはその巨剣を振るっていた。この謎の行動の真意を、風斗は浮き上がった複数のカードの存在を見て理解した
「風圧でカードを飛ばしただと!」
そのアクションカードの取り方は、彼がアニメでのデュエルで刀堂刃がとったやり方と同じであった。驚愕している間に舞い上がり近くに寄ってきたアクションカードを握り、それを発動される
「アクションマジック「ノーアクション」!貴様のアクションカードは無効とさせてもらう!」
「ッマズ…「奇跡」が」
チェーンを重ねる形で発動されたそれはアクションカードを無力にするアクションカード。「奇跡」の加護は「
サウザンド・フェイス LP3800 手札2枚
「
「カードを1枚セットし…エンドフェイズに私の場の「ライラ」「ミカエル」で各3枚、「
『ローライド選手、フィールドが攻勢ではあるもののデッキの残り枚数もかなり少なくなってきた!これは後1、2ターンで、決着がつくか!?』
サウザンド・フェイス LP3800 手札 2枚
レベル7 ATK2400
デーモンの召喚
レベル6 ATK2500
VS
ローライド・レイト LP5000 手札 2枚
ライトロード・アーク ミカエル
レベル7 ATK2600
ライトロード・セイント ミネルバ
ランク4 ATK2000
レベル8 ATK3000
ライトロード・マジシャン ライラ
レベル4 DEF200
魂吸収
伏せカード 1枚
「僕の…ターーーン!!」
何もない白の仮面をつけた男は、近づきつつある頂上を見やりながら大声でターン開始の宣言をする。引いたカードは……勝利への僅かな可能性の詰まった宝
「墓地の「
自分を隠すための名も、仮面も、コートも
誰もが何も身につけていないと錯覚するほどに今の彼は…風斗は、純粋な願いを求めていた
(ここまで本気のデュエルに付き合ってくれた…対戦相手の熱い気持ちに応えたい……!この楽しいデュエルを、楽しい終止符で終わらせたい!!来い!頼む…!……来てくれ!!)
「ドロッ…オォォーー!!」
白と黒の線がドローしたカードの通り道を沿って交じり合い……
(…っ……このカードは……)
引いたカードを見て、一瞬息を詰まらせる。思い通りのカードが引けなかったことによる失望から来た感情………からではなく
最高の返しができることによる、喜びから
「……「紅玉の宝札」の追加効果により、さっきデッキに戻した「
レベル7 ATK2400
『またまた復活の「
「させん!墓地の「ライトロード・ビースト ウォルフ」「王宮のお触れ」「ライトロードの裁き」「大嵐」「死者蘇生」「ノーアクション」「魂吸収」をゲームから除外し「シラユキ」のモンスター効果!このモンスターを墓地から特殊召喚!」
獣人化したリスの妖精が、7枚のカードを使ってまた現れる
レベル4 DEF1000
「「魂吸収」によって、500の回復を7回分行う!」
ローライド・レイト LP8500 手札 3枚
「さらに「シラユキ」の特殊召喚時効果!特殊召喚された「
特殊召喚された「
『特殊召喚した「
「終わりだ。エクシーズモンスターは表側表示の同レベルモンスターを2体以上必要とする。わざわざ「死者蘇生」を使ったところから見るに、お前の手札にレベル6以下のモンスターは存在しないのだろうな」
確信にも似た推察を述べるローライド。しかし警戒は怠っていなく、その証拠に彼は何か行動を起こせばすぐに動けるよう剣を抜いているからだ
「それを見通して残しているかもしれない、って考えはないのか?そうじゃなくてもレベル7なら今召喚することはできるし、「
虚勢である。「
エクシーズ召喚に拘れば、の話だが
「ローライド」
「なんだ」
「「
「…?なんの話だ」
「ここから僕が逆転するって話だよ」
風斗の言葉に、兜越しに眉をピクリと動かす
「「
仮面の裏で、声音で、言葉で笑ってみせながら、手札のカードを引き抜きデュエルディスクにセットする
「魔法カード「儀式の下準備」を発動!」
「「儀式の下準備」、だと?儀式召喚か!」
「その通り!「儀式の下準備」はデッキから儀式魔法を1枚選ぶ。この効果で「レッドアイズ・トランスマイグレーション」を選択し、さらに選んだカードに記載されている儀式モンスター「ロード・オブ・ザ・レッド」をデッキ・墓地から選択する。デッキの「ロード・オブ・ザ・レッド」を選択!選んだ儀式モンスター、儀式魔法の2枚をサーチする!」
「一気に儀式カード2枚を手札に加えるだと!」
「儀式召喚はここじゃマイナー扱いだからな、教えてやる。儀式召喚は例え裏守備モンスターだろうと、素材としてリリースすることができる!」
「何!?つまり裏側表示となった「
「当然、儀式召喚の素材にできる!儀式魔法「レッドアイズ・トランスマイグレーション」を発動!合計レベルが8以上になるよう…手札のレベル1「
手札の黒く輝く石が、フィールドの紅き眼の黒竜が、儀式魔法カードから飛び出す炎の中で溶け込み、それがプレイヤーである風斗の身体を包み込む。「
「なんだ……?!」
会場のいたるところから困惑の悲鳴が上がる中、頂上までに登り詰める存在に戦慄を覚える
自ら炎に飲み込まれたこともそうだが、それで尚悲鳴を上げないどころか雄叫びをあげる男の姿に、途轍もない気迫を感じたからだ
「紅き眼の黒竜よ!黒き炎となりて我が身を包み、誇り高き可能性を示せ!!」
身を覆った炎は意志を持ったかのように流動し、それが徐々に黒みを帯びてゆくと…ローライドより上空に登りきった時には、その姿が完全に視認できた
全身を覆い尽くした黒い鋼鉄の鎧を纏った姿。しかしその鎧は足に鋭い爪が付いていたり、長く太い尾があり、今にも飛び立てそうな翼が付いており、先ほどまでのマントのようなコートとはあまりにも違いすぎた見た目であった。だが、その左腕には赤い光で構築されたプレートのデュエルディスクが装着されており……晒されていたであろう顔面は、黒とは反対の白い仮面がつけられていた
そう、月夜をバックに黒炎竜の背で威武堂々に立つその男こそが……
「儀式召喚!我が身となれ!レベル8!「ロード・オブ・ザ・レッド」!!」
ロード・オブ・ザ・レッド
レベル8 ATK2400
サウザンド・フェイスこと白星風斗であった
完全アドリブだが、パー・フェク・ツッ!!いやー正直身体が炎に囲まれた時はえ!?嘘!マジで!?…なーんて思っちゃったけど、咄嗟にしては中々良さげな演出ができたぜ♪
しかし、「ロード・オブ・ザ・レッド」を召喚するのかと思えば「お前が「ロード・オブ・ザ・レッド」になるんだよ!」的展開になるとは…この邪気眼も持ってしても見抜けなかったわ
「プレイヤーが直接モンスターとなる、カードだと…!」
『サウザンド・フェイス選手がモンスターになったァ!?毎回見ているみんなを飽きさせないデュエルをするが、いくらなんでもこれは予想の斜め上を突っ切ってるーー!!』
熱狂するような解説の声によって、一気に現実に引き戻される。すると周囲の歓声が、物凄い勢いで高まっているのが良く分かる。皆が僕の異名である「サウザンド・フェイス」を、対戦相手である「ローライド・レイト」の名を高らかに叫ぶ。先ほどのまばらな声援とは訳が違った
『圧巻だな』
そんなことを黒星が告げる。ああ、そうだな。半年前までは…ましてやこの世界に来る前までは考えてもいなかった。これほどまで人々の声を、自分たちを中心にかけられるなど
少しの高揚感を感じながら、僕は1番上の回廊の…中心の広場に着地する。そこには未だ唖然とした表情の聖騎士殿もモンスターたちの後ろで立っていた。今僕は、奴と同じ土俵にいる
「まだまだだ。これくらいで、「
「ッ!」
「最後の手札を発動!その名は…「ヘルモスの爪」!!このカードは、「伝説の竜 ヘルモス」としても扱う」
伝説の三竜の1体である赤い体躯の竜「伝説の竜 ヘルモス」が描かれたカードエフェクトが映し出されると、そこから迸る赤いオーラが低空飛行している「
「「ヘルモスの爪」でのみ特殊召喚できる融合モンスターのテキストに書かれた種族1体を、自分の手札・フィールドから墓地へ送る。墓地に送ったモンスターの種族に応じた融合モンスターを、エクストラデッキから特殊召喚することができる!「ヘルモス」に選ばれたモンスターは、「ヘルモス」の力を得て新たな姿へと変わる!」
「魔法カードとモンスターの融合ということか!」
「僕はフィールドの最後のドラゴンである、「
「
「紅き眼の黒竜よ!伝説の竜の爪を取り込み、未来を切り開く剣となれ!」
渦の中から飛び出してきた炎、風が吹くと同時に剥がれた炎の中から現した黒い刀身が地に突き刺さる。首から先が柄となった「
「現れろ!レベル7!「
レベル7 ATK2400
「特殊召喚に成功した「
近くで突き刺さっている黒い剣の柄を握ると、それを持ち上げる。片手でも十分持つことができる、しかし決して軽くはない熱を感じる剣だ
「装備モンスターとなった僕自身の攻撃力は、「
ロード・オブ・ザ・レッド
レベル8 ATK3400
(装備)
「さらに1ターンに1度、自分または相手が魔法・罠・モンスター効果を発動した時、「ロード・オブ・ザ・レッド」の効果!フィールドの魔法・罠1枚を対象として発動し、そのカードを破壊する!破壊するのはお前の伏せカード!「ロード・オブ・ファイア」!」
身体中から溢れる闘気が黒剣に集まる。それが何もかもを焼き尽くす赤い炎となると、感覚に任せて剣を振るう。すると剣から炎が竜の形を模して飛び出し、相手の足元にあった伏せカードを包み、ガラスのように砕けさせる。ローライドは剣を持った手で咄嗟に顔を庇う
「ぐおぉぉ…ッ!」
サウザンド・フェイス LP3800 手札 0枚
ロード・オブ・ザ・レッド
レベル8 ATK3400
(装備)
デーモンの召喚
レベル6 ATK2500
VS
ローライド・レイト LP8500 手札 2枚
ライトロード・アーク ミカエル
レベル7 ATK2600
ライトロード・セイント ミネルバ
ランク4 ATK2000
レベル8 ATK3000
ライトロード・マジシャン ライラ
レベル4 DEF200
レベル4 DEF1000
魂吸収
「ぐっ…く、くぅ……」
顔を庇った状態のまま、敵さんは硬直する。そして顔を俯かせたままブルブル身体を震わしていた。やべ、やり過ぎたかな…こいつの性格上メチャクチャブチ切れそう。でもここまでしないと実際勝てないし……
「……フ、フフフフフ。フハハハハ……」
が、そんな僕の心配は的を外していた。止まらない震えと一緒に小さく笑い……
「ハハハハハハハ!!フハハハハハハハハハッ!!」
大きく空を見上げると、今までの寡黙で常に怒りに満ちていたかのような表情を破顔させ、どこまでも響きそうな大声で高笑いしていた。その光景に、自身を含めた全員が呆気を取られていた
「プレイヤー自身がモンスターとなり、さらに武器を直接手に取って戦うだと?……貴様は、どこまで私の想像を上回れば気が済む!」
口調は乱暴だ。セリフも怒りを表しているように聞こえる。けれど、モンスターたちの前に移動しながら獰猛な笑みを浮かべていれば、意味合いは逆転してくる
「このデュエルこそが、私が真に望んだもの!貴様とのデュエルは血を滾らせるぞ!サウザンド・フェイス!!」
「…楽しいんだな?このデュエルが」
「当然だ!」
「そうだな……ギャラリーたちも楽しんでるなぁ!!」
剣を突きつけ、宣告する
「ならば全力でお前を倒すまでよ!このデュエル、僕が勝つ!」
「ほざけ!手札も0の状態で、どう私のライフを削るつもりだ!時間稼ぎも無駄なことだ!」
「それは「
「
「何!私のフィールドには「ミカエル」と「
「僕の墓地には2体ずつの「
ロード・オブ・ザ・レッド
レベル8 ATK8400
(装備)
「何ィ?!だがその攻撃力では、結局このターンで倒すことはできん!」
「それはどうかな?」
周囲に点在するアクションカード…そのうちの1つに目をつける
「そしてバトルフェイズ!僕自身で「
鍛えられた脚力を活かして一気に巨大龍との距離を詰め、袈裟斬りに「
「食らえ!「ダーク・メガ・スラッシュ」!!」
両手で握った重みのある剣には確かな手応えを感じ、振り下ろした先では「
サウザンド・フェイス LP3800 手札 0枚
ロード・オブ・ザ・レッド
レベル8 ATK8400
(装備)
デーモンの召喚
レベル6 ATK2500
VS
ローライド・レイト LP3100 手札 2枚
ライトロード・アーク ミカエル
レベル7 ATK2600
ライトロード・セイント ミネルバ
ランク4 ATK2000
ライトロード・マジシャン ライラ
レベル4 DEF200
レベル4 DEF1000
魂吸収
「グウ……ッ!…だが、私のライフはまだ残る!」
「このカードを見ても…そんなことを言ってられるか?」
そうして見せつけたのは、攻撃をする前から位置を把握しておいたアクションカード。それを見て、ローライドは顔を歪める
「ワン、ダー……チャンス…!!」
「「ロード・オブ・ザ・レッド」を対象に「ワンダー・チャンス」を発動!効果により2回目の攻撃を、「ミカエル」に対して行う!」
アクションマジックで攻撃権を得た僕は、龍に跨る大天使に向かって剣を振りかざしながら走り出し……
「やらせん!」
ローライドが立ち塞がる。自前の剣でこちらの移動先を逸らし一直線に通り抜けようとするが、逸らされた剣を身体を軸に回転し振り切ることで相手の進行先を塞ぐ
「うおっ、ぐぅ…貴様」
「狙いは僕の後ろの「回避」だろ?取らせるわけないだろうが」
そのままアクションカードを取りに行ったのでは間に合わないかもしれない。ゆえに僕の攻撃を阻害しながら、アクションカードを拾おうとしたのだ。もっとも、簡単に通す気はないけど
「負けはせん…!貴様は、私がこの手で倒す!」
「だからわざわざ生身で殴ってきたのか?リアルファイトがやりたいのなら……望むところだ!」
一閃。そして、鋼のぶつかる高音が響き渡る
僕はローライドを倒してモンスターを斬る、ローライドは僕を倒して攻撃を防ぎきる。実に単純で、分かりやすいことだ
『デ、デュエルそっちのけで、プレイヤー同士の決闘が始まったァ!?前代未聞過ぎるデュエルと事態に、驚きが隠せません!』
黒い刀身が盾によって弾かれる。剣で防いだ白の両刃剣の重みが肩にのしかかる。盾を蹴りつけて作った隙の間に「
「楽しいデュエルだなぁオイ!!」
「この、全身全霊をかけた魂のぶつかり合い…実にいい!!」
笑み…というにはあまりにオリジナルティが溢れすぎている笑いを互いに顔に浮かべながら、戦いに興じる
30秒にも満たない決闘の中、左手だけで持った黒剣を重みに任せて振り切り……それは盾の真横を通り、床の一部を砕き風圧を巻き上げた
見当違いな攻撃、致命的な隙
「ッ!ムウン!」
それをチャンスと捉えたローライドは盾の突進をし、それを食らってモンスターの方向へ吹き飛ばされる。騎士は突進した勢いを利用し一気にアクションカードまでの距離を詰め、カードを掴んだ
「この勝負は私の勝ちだ!アクションマジック「回避」!「ミカエル」への攻撃を無効にーー」
振り向いた騎士は目を見開いた。そして、己の失敗を察した
何故、最後に片手…左手だけで剣を振るったのか。何故、見当違いな方向に攻撃したのか
全ては……「ミカエル」に向かって疾走する、僕の何もない右手に舞い降りてきたアクションカードが答えだった
「アクションカードォォーーー!!」
「…「ノーアクション」……っを、発動ッ!」
最後の一振りのより起きた、風圧の勢いで宙に舞ったカードをディスクにセットする。エフェクトとして実体化していた「回避」のカードが発動された「ノーアクション」の光により、粉々になる
「「ロード・オブ・ザ・レッド」で「ライトロード・アーク ミカエル」を攻撃!!」
3メートルほどの高さまで跳躍し……赤熱した刀身を、叩きつける
「うおおおおおお……、おォオっ!!」
赤い衝撃が「ミカエル」を縦一閃に切り傷を入れ、バチリと一瞬の紫電が走って……粒子となり消えていった
サウザンド・フェイス LP3800 手札 0枚
ロード・オブ・ザ・レッド
レベル8 ATK8400
(装備)
デーモンの召喚
レベル6 ATK2500
VS
ローライド・レイト LP 0 手札 2枚
デュエルの決着がついたブザーがけたたましく鳴り響き、サウザンド・フェイスの勝利がアナウンスされる
『決まったーー!!ローライド選手による挑戦の白熱した高レベルなリベンジデュエル、制したのはサウザンド・フェイス選手だァーーー!!』
聞き慣れた大歓声が…いや、いつも以上に音量が高い老若男女を問わないコールを適当に聞き流す
「ハァ…ハァ…ハァ……」
と思っていても、今回のデュエルは久しぶりに追い詰められたデュエルだった。近くの「ノーアクション」に気付けなかったら、物量で押し負けていたな…クソ、仮面の中が蒸れてやがる!隙間を開けて逃がさなければ
夜の冷たい風を堪能していると、ガシャッガシャッと音を立てながらローライド・レイトがゆっくりとこちらに歩み寄る
「おい」
「うん?…っと」
声をかけられたかと思うと、急にカードを投げつけてきた。キャッチした2枚を確認すると、それは「ライトロード・アサシン ライデン」と「ライトロード・アーチャー フェリス」という僕が以前渡したカードだった
「それは貴様に返す」
「ハ?何ゆえ?というかこのカード、お前のデッキには貴重なチューナーじゃあ」
「見くびるなよ。敵からの施しを受け続けるほど、私も愚かではない」
僕の言葉を切って捨て、続ける
「貴様のおかげで、私は確かに強く変われたのだ。その点は感謝はしている…が、これからは私自身の力で強くなるのだ。そのカードの恩は、強くなることで確かに返したぞ。そして覚悟しろ!今度は私自身の力で、叩きのめしてやる!」
「……フフフ、良いぜ。だが、次デュエルする時は文字通りデュエルの世界がガラリと変わるからな。その時のデュエルを、また楽しみにしてるぜ」
互いに宣戦布告を告げて、身体を翻しデュエル場から退場していく
ペンデュラムによって様変わりする、明日のデュエルに思いを馳せて
この世界に来て、約8ヶ月といえる月日が経った。その間だけでも非常に濃い日常、非日常を過ごしていたというのに、まだ運命は緩やかにしか動いていないのだ
「揺れろ、魂のペンデュラム!天空に描け、光のアーク!ペンデュラム召喚!!」
「やっと、この日が来たか」
カードとルールを書き換え、ペンデュラム召喚をする遊矢の姿をデュエルスタジアム観客席の出入り口から眺めながら、風斗はそう呟く
この日を境に、世界の命運をかけた…デュエルの未来が左右される、戦いが始まるのだ
「僕たちなら大丈夫です。風斗さんが残してくれたカードのおかげで、アカデミアとは十分戦えてますから。2人こそ、スタンダード次元では気をつけてください」
「すまない光磁。隼が瑠璃を探しに行くと勝手にスタンダード次元に向かったばかりに……だがこのままでは事態は好転しないのも事実。あいつとの約束もある、すぐに戻ると約束する」
「ユートさん、早く行きましょう。俺、隼さんが
「……そうだな、行くぞ」
運命が、加速する
ようやく、原作までこぎつけたー!でもこっから更にチャンピオンシップ編、シンクロ次元編、エクシーズ次元編、融合次元編と書かなければと思うとなっげえよって思うの
あとカードプールの古さに関しては本当に申し訳ないです。不必要な話はちょくちょく飛ばして早くにでも今の環境についていけるよう頑張ります!とりあえず早くカードを書き換えたいなー
原作到着記念に主人公くんのプロフィールです!
年齢:19歳(原作開始時点で) 生年月日:1996年6月27日 蟹座
好きなもの:遊戯王、ジャガイモ
嫌いなもの:面倒ごと、納豆、ガキ、予定が狂うこと
自称面倒ごとが嫌いな
「世界はマイナスだらけ」という持論を持っており、自分の価値・正しさは最後は自分でしか決めれないという考えを持つ。それゆえに自分の価値を低く見積もりがちで、時折自己犠牲的行動を起こすこともある。砕羽とのオベリクスフォース戦以来より顕著に自己評価が低くなる
デッキは「オッドアイズ魔術師」「インフェルノイド」を中心に様々なデッキを使いこなすが、基本的には大量展開・特殊召喚を多用するビートデッキを好む(シンプルで単純だから)
戦って苦手なデッキはパーミッション・メタデッキ。理由は思い通りの展開ができない、気持ちよくデュエルができないから(なんなのこの人……)。逆にロックデッキは得意、というより好き。理由が攻略がパズルみたいだから、ゲームの縛りプレイみたいでなんか興奮するから(この痛み…美しい!)
嫌いなカード・デッキはないが、自分が使えば楽しいくせに相手ペンデュラムゾーンに「モンキーボード」が出てくると拒絶反応を起こす(ふざけるな風斗!)
神様の粋な計らいによって遊戯王ARC-Vの世界に転生を果たすが、目的としてた楽しいデュエルとは真逆の戦争のデュエルを重ねるうちに、思い描いていた理想のデュエルとのギャップ、そして守る為の勝つデュエルとの板挟みに苦しむことになる。彼の行く末は一体……?
…とまあ長々と書きましたが、あくまで補足の1つと考えてくれると嬉しいです
それでは次回予告!
ようやく始まったARC-Vの物語。ペンデュラム目的の子供の対応にイラついきながらもこなしていると、遊矢から1つの電話が届く
『沢渡にペンデュラムカードが盗られて…!それに柚子と瑠璃と塾の子供達が人質に取られちゃったんだ!』
「………あ゛ぁ゛?」
面倒くさがりな直感系決闘者がゆくARC-V物語
第31話 「奪われたペンデュラム」
お楽しみは、ご゛れ゛ま゛で゛だ゛ア゛ァ゛ァ゛!!