OVERLORD 自衛隊彼の地にて・・・   作:ラルク・シェル

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オーバーロードの二期がもうすぐスタートで楽しみにしています。


騒動の終了

伊丹がうっかり使った完全なる狂騒・改は、パンドラズが作った試作品だったと判明。そして今、シズからの連絡でもっと大変な事が起きていると知らされたので急いで戻る。

戻ってみると会談の場改めスタジオは、性格を変化されたテュカやシャルティア達の暴走で半壊されていた。

 

「という訳なんだ…」

「なるほど…私が用意してたのが試作品だったのか…」

 

伊丹は完全なる狂騒・改が試作品で作ったのがパンドラズだとアインズに説明した。

 

「アインズ様、さっそくですがこれのご使用の許可を」

 

デミウルゴスはピコピコハンマーの形をしたアイテムを取り出す。

 

「それは?」

「完全なる静寂。パンドラズ・アクターの話では、試作品でも完成品でも関係なく完全なる狂騒・改の効果を解除できるアイテムだとか」

「ああ、そうか。よろしい…使用を許可するぞ!」

「その前に、これ本当に効くのか?」

 

どうみてもピコピコハンマーにしか見えないアイテムに伊丹は疑う。その言葉に、アインズも少し心配になった。

 

「……たしかに、言われてみれば…」

「では、まず一番やりやすそうなヴィクティムを実験に使ってみてはいかかでしょう?」

「ヴィクティムを?」

 

ここでアルベドが提案。たしかにこんな騒ぎの中、未だにヴィクティムはダラダラとし続けている。

 

「そうだな…悪いがヴィクティム・実験体になってもらうぞ」

 

さっそく寝っ転がってるヴィクティムの頭に完全なる静寂をピコっと叩いた。

 

〔あれ?私は今まで何を…〕

 

するとさっきまで寝ていたヴィクティムはすっきりと目を覚まして周りを見回す。それからすぐアインズは尋ねてみた。

 

「ヴィクティム。お前に尋ねるが、私に対する忠誠心は?」

〔そんなの当然ありますよ!下僕の私がアインズ様の忠誠を汚す事なぞ!〕

「ふむ、それを聞いて安心した。これの効果があった事だしな」

 

真剣な目と大きな声で宣言するヴィクティムに、完全なる静寂の効果はちゃんとあると確信する。

 

「だけど、まずこの状況でどうやってするの?」

 

レレイの言う通り、暴走中のテュカとシャルティア達にどんなタイミング使うのか分からなかった。しかし伊丹は伊達に自衛隊の隊長をやっていたので、すぐに状況分析をした。

 

「じゃあ俺とレレイがテュカとロゥリィの気を逸らしておく。ソリュシャンさんとルプスベギナさんはシャルティアさんを、シズさんとエントマさんはコキュートスさんを、そしてセバスさんはアウラとマーレをお願いします。デミウルゴスさんは完全なる静寂を担当。ユリさんとナーベラルさんは彼らがこの部屋から出ないように扉の死守を」

 

伊丹が彼らに適切な指示を送るといきなりアルベドが質問してきた。

 

「では、私は何を?」

「え?じゃあ…アインズさんの警護を…」

「もちろん!貴様の命令を受けなくても、初めからそうするつもりでしたわ!!」

[もぅ、なにもツッコまない…]

 

などと心の中で呟くアインズ。だが、何はともあれ作戦が開始された。さっそく伊丹とレレイはなぜか矢を撃ちまくるテュカと彼女の後ろに座るロゥリィに近づく。

 

「2人共、いい加減にしろ!」

「なんなのよ!さっきまでいなかったくせに…本当はレレイの事が」

「そうじゃなくて…」

「伊丹、少し危険だけどこの方法で」

 

何か思いついたレレイが伊丹にこっそりと作戦を伝える。そして再びテュカの前に立って宣言。

 

「テュカ!いつまでそんなことをすると、お父さん怒るからな!」

「おっ、お父さん!?」

 

レレイの思いついた作戦とは、伊丹が父親宣言をしてテュカの気を逸らす事。たとえ性格が変化しても父親の執着が残っていたが、その隙にデミウルゴスが完全なる静寂でテュカの頭を叩いた。

 

「良し、次はロゥリィ!」

「ひゃっ!そんな大きな声で」

 

大声に驚いたロゥリィだったけども、そこはスルーして伊丹がこんな事を言う。

 

「お前に一言言っておきたいことがある…」

「なに?」

「俺は…ハルバードを笑いながら振り回す姿のお前が一番好きだ!!」

「ええっ!?」

 

伊丹は大きな声でロウリィに告白宣言をする。

 

「そっ、そんな…普段の私のはしたない姿が…」

 

当然、そんなことを言われてロゥリィは顔を真っ赤にして恥ずかしがる。だが、つかさずデミウルゴスの完全なる静寂で攻撃。それからコキュートスは変形したシズに乗って子供のようにはしゃいだところを。シャルティアはソリュシャンの胸議論をして頭を抱え込んだところを。そしてアウラとマーレを任されたセバスは

 

「もう…もう…我慢で出来ない!!」

 

ついにさっきまで抑えていたものが爆発して、大声を出してハイテンションに意味もなく動き回った。

 

「何その踊り!!」

「面白い!!」

 

セバスの動きを見てはしゃぐアウラとマーレ。そしてデミウルゴスはセバスの行動にもしやと思い尋ねる。

 

「セ…セバス、もしかして…」

「はい!じつは私も影響をしっかりと受けていたのです!」

「言ってくださいよ…そういうことは」

 

呆れながらもアウラとマーレと一緒にセバスも完全なる静寂で叩いた。

 

「あれ?私さっきまで何を?」

「本当ねぇ」

「テュカ、ロゥリィ。戻ったか!」

「「戻った?」」

 

最初にテュカとロゥリィが正気に戻ると他のみんなも

 

「ム?我ハナニヲ?ン…ナゼシズニ乗ッテイル?」

「あれま、私はさっきまで何に頭を抱えていたのかえ?」

「ん?マーレ、アタシ一体?」

「ゴメンね、お姉ちゃん。僕もあんまり…」

「私も…さっきまでの記憶が?」

 

全員が性格変換した時の記憶を失っていながらも戻っていた。

 

 

 

 

こうして騒ぎが終了して、伊丹達とアインズに案内されて第9層・ロイヤルスイートのバーにて飲んだり食べたりする。

 

「やれやれ、このまま行ったらどうなる事だと…」

「ゴメンなさい。全然覚えてなくて」

「私もぅ…なんだかまだ頭がボーっとなってるようなぁ」

 

テュカとロゥリィはさっきまでの記憶がないようなので頭を抱えてしまう。

 

「随分と大変な目にあられたのですね。お客人」

「いえいえ、こっちが悪いのですから」

 

キノコ型モンスターでこのバーのマスターの副料理長が伊丹に同情しながらも、彼らに料理を振る舞ったりした。

 

「全くでありんすよ。前回アインズ様に対してとんでもない事をしでかしたばっかりなのに」

「そうだよね…」

「はい……」

 

これにはシャルティアやアウラやマーレも恥ずかしそうになる。

 

「まぁまぁ、こうして元に戻れたのだから良しとしましょうか」

「それにしても…なぜ掛っていなかった私達にも?」

 

じつはあの後、もしも遅く発動するかもしれなかったのでナーベラルとデミウルゴス。そして伊丹とレレイとプレアデスとアインズ自身も完全なる静寂で頭を叩いた。

 

「まぁ、とにかくこうして無事に元に戻った訳だ。今から無礼講という事で」

「流石はアインズ様。こうして私達やこのような輩に対してその気遣い。感激いたします!」

「ふふふふ…だが、いずれはこの私がナザリックの支配者になる予定ですけどね」

 

などと独り言を言うこのペンギンは、バードマンで執事助手のエクレア・エクレール・エイクレアー。ナザリックの支配を狙っているが、あくまで製作者の餡ころもっちもちの設定。

とにかくそんなエクレアを無視して全員が料理や飲み物を楽しむ。

 

「それにしても…貴様、改めて見ると可愛らしいでありんすな?」

「え?」

 

シャルティアはロゥリィの顔をじっと見つめると、そのまま彼女の太ももを撫でる。

 

「ひゃっ!ちょっと、アナタいきなりなにを?!」

「ええではないかえ…ええではないかえ♪」

 

そのまま押し倒すとロゥリィのゴスロリ衣装の上を脱がして自分も服を脱ぎ始めた。これはペロロンチーノの趣味で、屍体愛好家と嗜虐趣味と両性愛を持ったキャラにしたから。なのでシャルティアは洗脳が解いた後にロゥリィを見た途端に一目惚れしたらしい。

 

「コラっ、シャルティア!」

「うぎゃっ!」

 

だけど、すぐにアウラがトレイで彼女の頭を叩く。

 

「全く、まだ治ってないんじゃないの?」

「大丈夫か?ロゥリィ…」

 

伊丹は服を脱がされて半裸状態になったロゥリィに上着を羽織らせて尋ねた。

 

「ええ…まさか、ハーディーと同じ性格だったなんてぇ…」

 

少し怯えながら発言。それでも気を取り直して食事をして、またはゲームなどをやって楽しい時間を過ごし。

そしてしばらくしたら3人はゲートで駐屯地に帰った。

 

「楽しかったね」

「本当ねぇ…」

「少し大変だったけど…」

 

3人はそれなりに楽しんでいたけども、伊丹は何かを忘れた気がした。

 

「あっ、テュカの治療を頼むの忘れた…」

 

そうだったテュカのトラウマをアインズ達に相談する事。

すっかり忘れてた伊丹だったけど、テュカのトラウマはゆっくりなんとかしていこうと決めた。




ついにぷれぷれぷれあです編を終了しましたが、次回はリザードマンか帝都のどちらに進もうか悩んでいます。
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