次の日俺はまた本部へと足を運んだ。
桐ヶ谷「失礼します。」
総督室に入り、結城元帥の前へでた。
桐ヶ谷「おはようございます結城元帥。」
結城「おはよう。昨日は良く寝れたかい?」
元帥はこちらを見て静かに聞いた。
桐ヶ谷「はい。それで秘書艦の件ですが...」
~江ノ島鎮守府~
電「改めまして司令官、電です。よろしくおねがいします!」
俺は五人のなかから電を選び、今自己紹介を行っている。
桐ヶ谷「司令官の桐ヶ谷だ。宜しくな。」
電「司令官さんは大佐殿と聞いたのですが18歳で高い昇格をしていますがなにがあったんでしょうか?」
電は俺の顔を見て目を離さない。
桐ヶ谷「そうだね、時期が来たら話す事にするよ。
さ!まずは何をすればいいかな?秘書艦さん。」
そう言って電に聞くと慌てたように資料をめくる。
電「そうですね、まずはこちらの設備を案内するのです!」
桐ヶ谷「じゃあ案内してもらおうかな。」
電「ここはドックと言って傷ついた艦娘が疲れを癒すための場所です。司令官さんは・入渠・と覚えて欲しいのです。」
桐ヶ谷「いわゆるお風呂だね。これには俺にも入れるのかな?」
電「全然問題ないのです!」
電は張り切って喋る。それがオモシロクテたまらない。
電「では次の場所に行くのです!」
次に言った場所は工廠と言い、艦娘の建造、装備の開発が出来る所らしい。
電「資材は資材倉庫からここまですぐに運んで来てくれます。」
桐ヶ谷「参考にする資材の量とかの資料もあるのかい?」
電「ありますが...必ずしも目的の艦娘が来てくれる訳ではないのです。特に大和型などは大型建造なので資材が大幅に減ってしまいますので...」
電は少し落ち込んだように見えた。
桐ヶ谷「まあ、大丈夫だろ。さ、次行こうか。」
電に連れられ娯楽施設、学校、宿泊施設、出撃待機場所、資材庫と鎮守府の施設を全て案内してもらった。
電「...と、こんな感じで鎮守府の説明は終わりなのです!」
桐ヶ谷「ありがとう。では早速工廠で建造をしてみるか。」
電をつれて工廠に入り、資材を適当な数入れ、建造を行った。
電「司令官さんはなにを期待しているのですか?」
そう聞かれると困る。なぜなら駆逐艦よりも戦艦や空母のほうが断然使えるからである。
桐ヶ谷「そうだね、今は電1人だから同じ駆逐艦の子のほうがいいかな、友達がいないと寂しいだろう?」
今はこういっておく方が正しい。下手にあらこれ欲しいなんて言って指揮官としての意義が無くなりかねないからな。
電「司令官さん。お気遣いありがとうございます!電、すごくすごく嬉しいのです!」
電の頭を撫でると嬉しそうにしてくれる。とても犬にしか見えない。こんな子達が深海棲艦と戦うと考えたら罪悪感に押し潰されそうになるな。
『 ゴゴゴゴ...』
電「あ、建造が完了したようです。早速行ってみましょう!」
桐ヶ谷「ああ、そうだな。」
煙の中から出てきたのは銀色の髪をした、電と同い年辺りの子が現れた。
響「響だよ、その名から不死鳥と呼ばれているよ。」
ふむ、たしか響は電の姉妹艦だったか。無事に駆逐艦が出てきて良かった。
電「わーい!姉妹艦なのです!」
電は歳相応の喜びを見せた。
響「電、よろしくね。一応私、お姉さんだから。」
ん?最後少し刺があったが気にしてないようだな。
桐ヶ谷「ゴホン。いいかな?」
電、響「はい。」
桐ヶ谷「暁型駆逐艦響、ようこそ我が江ノ島鎮守府へ昨日新たに出来た鎮守府であるが、そんな事はどうでもいい。君の今までの戦績は見た。私から言うことはただ一つ。自分を犠牲にして助けると言うことはしないでくれ。」
響「了解した...」
桐ヶ谷「あと...電とも仲良くな?」
こうして響が江ノ島鎮守府に着任した。
さあ、次は出撃だな。深海棲艦...轟沈した艦娘を拉致し、洗脳操作する装備を破壊すれば江ノ島にもたくさんの艦娘が入ってくるだろう。
桐ヶ谷「さ!きょうはパーティーだ!響、電!なんでも頼んでいいからナ!」
電「はいなのです!」
響「恩に着るよ司令官。」