Sonic And Shadow In Phantasm World 作:シャイニングピッグEX
あの河童なら作れるんじゃない?と言う考えで思いつきました。
その夜、二人が寝ている客間に一つの影が忍びこんでいた。
「命蓮寺の連中も寝た事だし・・。ふふふ。」
その影は客間の襖を開け、二人の姿を見つけた。
「いたいた。さっさとこの二人のデータを採ろうかね。」
その影は二人の姿形を機械のような物で記録をし、寺から出ていった。
「さて、もういいかな?あ、自己紹介遅れたね。私は河城にとり。エンジニアだよ。・・・って私何でこんな事いってんだろ?ま、良いや。」
そしてにとりは自分のラボに戻った。
そして、翌朝・・・。
「じゃあ、俺達は行くぜ。」
「あ、待って下さい!二人とも!」
「?なんだ?」
「幻想郷から出られない内は家で食事と住まいの面倒を見ましょうか?」
「良いのか?」
「ええ。こちらは一向に構いません。食事の用意等は十分あるので・・。」
「俺は良いが、シャドウはどうするんだ?」
「僕もここに居よう。寝る所が無いのは御免だ。」
「だとよ。」
「では、ここ数日はここはあなた達の寝る場所です。夜になればここに帰ってきて下さいね。」
「Allright!ありがとな、聖!」
そしてソニックとシャドウはカオスエメラルド探しを再開した。
「次は何処にあるんだ?」
「次はあの山の川のふもとにあるラボを示している。」
シャドウの指差した先には大きな山がそびえていた。
「あの山だな?よし、シャドウ!」
「ああ!」
「Here we go!」
ソニックとシャドウは同時に音速で走り出した。
「ヒャーッホゥ!」
険しい道も二人に取っては一種のアスレチックだった。
最高速でスピードに乗り、その様はまさに風のようであった。
そして、二人は目的地のラボのような家に数分とかからずに着いた。
その家の前には一人の少女と二つのロボットが立っていた。
「やあ、よく来てくれたね、ソニックにシャドウ。」
「何故僕たちの名前を知っている。君は何者だ。」
「私は河城にとり。エンジニアよ。なんで名前を知っているかっていうのは昨日の命蓮寺のやり取りの一部始終を見させて貰ったからよ。」
「俺達の事を知っているのは分かったが、その二つのロボットは何だ?何かとっても見覚えがあるんだよなぁ。」
「ああ、この二つ?」
にとりは自分の横のロボット二つの頭を撫でた。
その二つのロボットはとてもソニックとシャドウに酷似していた。
「こっちの青い方はメタルソニック。こっちの黒い方はメタルシャドウよ。どう?これを作れたのもこの宝石のおかげよ。」
にとりが掲げた手の中には紫のカオスエメラルドがあった。
「ああっ!カオスエメラルド!」
「こいつに反応していたか。」
「何?あなた達もこの宝石が欲しいの?」
「ああ。俺達が元の世界に帰るにはそいつが必要なんだ。」
「ふ~ん。そうねえ。私の自信作のメタル二人を倒せたら考えるよ。」
そう言ってにとりはメタルソニックとメタルシャドウを起動した。
「じゃあ、どっちから闘う?いっぺんに両方闘っても良いのよ?」
「じゃあ、俺から行かせて貰うぜ。」
「ソニックが相手か。じゃあこっちはメタルソニックで行くよ!」
「見せてやれ、ソニック。本物の力を。」
「OK!任せな!」
「こっちに戦いのステージがある。ついてきな。」
三人と二つのロボットは妖怪の山特設ステージに移動した。
そこには既に沢山の観客である妖怪や妖精がコースの脇に座っていた。
「ここは私と仲間の河童が作りあげた、まさに渾身のサーキット!罠やなんやらがたっぷり詰まったコースをあなた達は突破出来るかしら?」
「とにかく、勝てば良いんだろ?余裕だぜ。」
そしてソニックとメタルソニックはスタート位置に着いた。
「では、レディー・・・ゴー!」
一人の河童の合図と同時にソニックとメタルソニックはスタートした。
メタルソニックもエッグマンの物と同様にブースターで動いていた。
(やっぱりエッグマンと同じだ!だったら・・!)
ソニックはジャンプして丸まり、メタルソニックに体当たりを仕掛けた。
ソニックの予想通り、メタルは転がり、スピードが落ちた。
「やっぱりな。」
ソニックはメタルとの差を広げるために[ブースト]と言う技で加速し、メタルとの差を広げた。
「よし、大分差を広げたか。」
ソニックは前方を向いた。
その先には第一の罠、トゲトゲ地帯が立ち塞がっていた。
「これが罠か?なーんだ、結構簡単なもんだな。」
ソニックはブーストで勢いを付け、その勢いのままにジャンプをしてトゲトゲ地帯を抜けた。
そして、その直後に後ろからもの凄い爆発音が聞こえ、メタルが姿を現した。
「成る程?そう簡単にはいかないってか?」
そして、メタルは後ろからソニックに向けて電気を纏いながらソニックに突進した。
ソニックもこれを先に呼んでおり、ぶつかる直前にジャンプしてメタルの突進を避けた。
メタルは攻撃に少しエネルギーを使ったのか、煙をあげて攻撃を止めた。
ソニックはその瞬間を狙い、体当たりをメタルに仕掛けた。
メタルはスピードが落ち、瞬く間にソニックと差を広げた。
「先に行くぜ~!」
ソニックはメタルに手を振り、そしてブーストでメタルとの差をさらに広げた。
そしてさらに走ると、次は妖怪や妖精達からの弾幕であった。
「おいおい、そんなんはもうとっくに慣れてるぜ?」
ソニックは弾幕を華麗な身のこなしで弾幕を避け、妖精達を後にした。
そして、メタルもバリアのような物で身を包みながらソニックの横にならんだ。
「ワ~オ!バリアも使えるのか!少しはまともなオモチャじゃないか!じゃあ、ここからは俺も妨害はしない、完全なスピード勝負だ!」
そう言ってソニックはブーストを始めた。
メタルもそれに応えるように、ブースターを最大出力まで上げた。
最早こうなってしまってはにとり達の罠も通用せず、ソニックとメタルは罠を次々と通り抜けて行った。
そして最終コーナーに差し掛かり、ソニックとメタルはラストスパートに入った。
ソニックとメタルはほぼ横直線上に並んでいるほど互角であった。
そして、ほぼ同着でゴールした。
「目視では確認出来ないため、写真判定となります。」
一人の河童がアナウンスし、そして他の河童が写真を現像した。
そこに写っていたのは、僅かに早かったソニックがゴールしている画像であった。
「勝者!ソニック・ザ・ヘッジホッグ!」
こうして、ソニックとメタルソニックとの闘いは終わった。
前編はここで終わりです。
後編ではシャドウとメタルシャドウとの闘いを描きます。