穂乃果の奇妙な冒険 ミューズオブヘブン   作:マキシマムダンガル

15 / 19
第六章 アイズ・オブ・ヘブン
星屑の白金


「穂乃果ちゃん、こっちであってるんやな!?」

 

穂乃果は希、花陽、凛を連れてことりの元へと走っていた

 

「確かこの辺りだったんだけど」

 

「ほ~の~か~ちゃん、こっちだよ」

 

声のする方へ顔を向けると、ビルの上にことりと海未がいた

 

「ことりちゃん!」

 

「そっちから来てくれるなんて、ことりうれしい!」

 

ニコニコと笑いながらことりはそう言った

 

「海未ちゃんをどうしたの!?」

 

「別になにもしてないよぉ?」

 

「そんな筈無い!!だって・・・」

 

穂乃果がことりの隣にいる海未に目をやると

 

「ぷわぷわーお(*^^*)」

 

「いろんな意味で女の子がしちゃいけない顔になってるもん!!」

 

「よくわからないけど、みーんな私のお友達にしてあげるからね」

 

ビルの屋上からまるで空間を蹴ったかのように、猛スピードで降りてきた

 

「ザ・ワールド!」

 

ことりの声と共に黄金色のスタンドが穂乃果目掛けて拳を繰り出した

 

「μ's!」

 

咄嗟にザ・ワールドの拳をμ'sでガードするが勢いに負け吹き飛んでしまう

 

「っ!」

 

あまりの衝撃に腕に電流が走ったかのようにビリビリする

 

「うふふ、穂乃果ちゃ~ん、私のスタンドザ・ワールドの力、理解してくれた?」

 

「接近パワー型、μ'sと同じタイプのスタンド」

 

希は鋭い視線をことりに向けながらそう言った

 

「ふふ、それだけじゃあないよ」

 

その時

 

「先手必勝!」

 

花陽がそう言うと、四方八方から車がことり目掛けて走ってきた

 

「な、何あれ!?」

 

「私の新たなスタンド、ハーヴェストはどんなものでも集めてきます!」

 

良く見てみると運転席に複数体のハーヴェストがハンドルをきっている

 

「でも、そのままじゃあ、花陽ちゃんも巻き添えになっちゃうよ?」

 

「策は最後の最後まで、綿密に作られているものです!」

 

すると、花陽があり得ないほどの跳躍力で、ハーヴェストが運転する大型トラックの上に乗った

 

「ハーヴェストの1体1体の腕力は弱いですけど、集まれば、人ひとり投げることなんて余裕です!」

 

「ほぇ~、さすが花陽ちゃん・・・って、感心してる場合じゃあない!私たちも避けなきゃ!」

 

穂乃果もμ'sを出し、トラックを飛び越えた

 

「てぇ!うちらもやん!」

 

希、凛もスタンドを使い飛び越えた

 

「ふーん、この程度で私を仕留められるって思ってたんだぁ。ガッカリだなぁ」

 

ことりは大きくため息を吐いてザ・ワールドを出した

 

ザ・ワールド(私だけの世界)!」

 

そして、複数の車はぶつかり合い物凄い爆音が轟いた

 

「す、少しやり過ぎたかな・・・」

 

花陽は苦笑いしながら燃え盛る車を見た

 

「大丈夫だよ、花陽ちゃん。この程度じゃあかすり傷もつかないよ」

 

その場の全員が驚き声のする方へ顔を向けると

 

「い、いつの間に貯水棟の上に・・・」

 

「遅すぎてゆっくり歩いて来ちゃったよ」

 

その不気味とも言える笑みに、花陽は恐怖、身の危険すら感じた

 

「じゃあ、今度はこっちから行くよ~」

 

ことりは不敵な笑みを浮かべながら手を叩くと花陽の目の前に現れた

 

「!!」

 

花陽は地面を蹴って後ろへ大きくジャンプしながら下がった

 

「いつの間に、超スピードとかそんなんじゃあない、もっと恐ろしい何かが、今、確実に起きた」

 

「ふふ、私のスタンド、ザ・ワールドは皆のスタンドじゃあ理解できない領域まで成長したの、再生させるスタンドのμ'sでさえ、私の攻撃を修復しきれないよ」

 

ザ・ワールドは拳を構え、花陽に拳を向けた

 

「そうはさせるか!!」

 

穂乃果はそう叫びながらことりへ飛び込んだ

 

「単純な人ほど味方の危険に無謀な行動をする・・・」

 

ことりは呟くようにそう言うと、穂乃果の方へ顔を向けた

 

「幼馴染みなんだよ?そのくらい想定内だよ」

 

すると、ザ・ワールドが現れ穂乃果に向けて拳を振ってきた

 

「くっ!」

 

穂乃果はギリギリでガードしたが、吹き飛ばされてしまった

 

「わぁ、すっごく飛んだねぇ、何処までいったかな?」

 

ニヤニヤと面白そうに笑いながらことりは穂乃果の吹き飛ばされた方向を眺めた

 

「さてと、穂乃果ちゃんの方に行ってみようかな。あっ、心配しないで、花陽ちゃん達もすぐに穂乃果ちゃんと同じ場所に連れて行ってあげるから」

 

ことりのその妖艶で不気味な笑みに三人ともその場から動けなくなってしまった

その頃、穂乃果はことりに吹き飛ばされある廃墟の中にいた

 

「いっつつ、そこまで大きな怪我は無いかな、使い捨てられた毛布がクッションになって助かった」

 

穂乃果は立ち上がり周囲を見渡した

 

「ここって何処だろう、結構遠くの方に飛ばされたから」

 

ホコリまみれの廃墟の中をグルっと回ってみると、穂乃果は何故か既視感を覚えた

 

「何だろう、来たことはないはずなのに、見覚えがあるような気がする」

 

すると、急にμ'sが出てきた

 

「わっ!ま、また勝手に、もしかして自我を持ってるの?」

 

μ'sは穂乃果の声を無視し、前を向いて進み始めた

 

「えっ!?ちょっと待って!」

 

穂乃果は急いで後を追った

μ'sを追っていると、棺桶がある部屋についた

 

「なんだろう、この棺桶、ちょっと開けてみよう」

 

穂乃果は好奇心にかられ、開けてみると。中に帽子と学ランが入っていた

 

「帽子に学ラン?ミイラが入ってるわけでもないし」

 

そして、帽子と学ランを手に取ると、辺りが急に真っ白になり、目の前にスタンドが現れた

 

「な、何!スタンド攻撃!?」

 

穂乃果は目の前のスタンドを睨み身構えた

 

「落ち着け、そいつは俺のスタンドだ」

 

声のする方へ向くと、そこには身長が190㎝くらいの男がいた

 

「あ、あなたは?」

 

「俺の名前は空条 承太郎(くうじょう じょうたろう)スタンド名はスタープラチナだ」




穂乃果の前に現れた謎の人物「空条 承太郎」
彼は穂乃果にある真実を告げる
そして、ことりを元に戻すことは出来るのか

次回「世界」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。