穂乃果の奇妙な冒険 ミューズオブヘブン   作:マキシマムダンガル

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紅い復讐者

「はぁ、全く、繰り返しネタはギャグ物の定番だけど・・・」

 

「あはは、ごめんねにこちゃん」

 

「もういいから、凛とミスタの治療をするわよ」

 

「うん」

 

穂乃果はミスタの元へ、にこは凛の元へ向かった

 

「あら?これは、穂乃果が花陽から貰ってた聖なる遺体・・・」

 

にこが凛のすぐ横に落ちている聖なる遺体を手に取ると

 

「う、うーん」

 

凛が頭を振りながら起き上った

 

「凛!目が覚めたのね」

 

にこは反射的に遺体を懐へ隠した

 

「にこちゃん?ここは・・・」

 

「あぁ、説明しなくちゃね」

 

少女説明中・・・

 

「はぁ、にわかには信じられないにゃ」

 

「誰でも最初はそういう反応するわよね」

 

にこが苦笑いをしていると

 

「にこちゃーん、こっちの人も治療できたよぉ!」

 

穂乃果が大声で呼び、二人は穂乃果の元へと向かった

 

「ミスタ!」

 

凛はミスタの顔を見て久しい友人に会った時のような顔でそう言った

 

「凛、久しぶりだな」

 

「え!?二人とも知り合いなの!?」

 

穂乃果はあからさまな反応をした

 

「何言ってるにゃ、凛たちが少し前に海外旅行に行った時に知り合ったんだにゃ」

 

その時、にこは疑問を感じた、自分たちがつい最近に旅行に言った話なんて聞いていない。

それに、自分以外で言ったという話も聞いていない

 

「って!ぬぁんで私抜きって言う選択肢があるのよ!!」

 

三人はその時、にこを不審者を見る目で見た

 

「まぁ、凛も戻ってきたわけだし、聖なる遺体を探しに戻りましょう」

 

「聖なる遺体って何だにゃ?」

 

「さっき話したでしょ、私たちがいた元の世界に戻るための道具よ」

 

「ねぇ、にこちゃん」

 

にこが凛に説明をしていると、穂乃果が口を挟んできた

 

「何よ?」

 

「絵里ちゃんは?」

 

「へ?」

 

振り向き周囲を見渡すと絵里の姿がない

 

「あのポンコツーチカめ・・・」

 

思わず頭を抱えた。

 

一方、絵里は前回ノーギャラで働かされて拗ねながらローマの街を練り歩いていた

 

「まったく、なんで私が何のギャラもなしで働かなきゃダメなのよ、失礼しちゃうわ」

 

ブツブツと愚痴をこぼしながら歩いていると、どこからか視線を感じた

 

「ん?」

 

絵里は即座に周囲を見渡した、その視線の不気味さには覚えがあった

 

「もしかして・・・」

 

そして、絵里は走り出した、向かう場所は誰もいない深夜のローマの橋

 

「ここなら被害も少ないでしょう、出てきたらどうなの、希」

 

そう言うと、建物の屋上からヒュッとまるで風のように現れた

 

「エリチ、久しぶりやん」

 

「希、やっぱり来たのね」

 

「あの時のリベンジマッチをしにきたで」

 

燃え盛る火炎のようなオーラを出しながらスタンドを出した

 

「いいわよ、まだ、決着がついてなかったからね」

 

絵里も構えながらスタンドを出した。

そこは異様な空気が立ち込めていた

 

シルバーチャリオッツとマジシャンズレッドは、今にも飛び込んでいきそうな雰囲気だった

 

「シルバーチャリオッツ!!」

 

「マジシャンズレッド!!」

 

二人はスタンドを出し、飛び込んだ

 

「S・F・H!《スピリチュアル・ファイアー・ハリケーン》」

 

マジシャンズレッドが十字の炎を飛ばしてきた

 

「弾き返す!!」

 

十字の炎をチャリオッツが剣を円を描くように回すと、十字の炎がスーパーボールのように跳ね返った

 

「そして!甲冑を外したスタンド、シルバーチャリオッツ!」

 

そう言って、チャリオッツの甲冑を外し高速で攻撃を繰り出した

 

「さぁ、このスピードに追い付けるかしら!」

 

「そのスピードじゃあ、うちに攻撃することは出来へんな」

 

「なら試してみなさい!!」

 

高速で動き希に一気に近づき斬撃を与えようとした瞬間

 

「!」

 

絵里の足元から十字の炎が飛び出てきた

 

「しまっ!」

 

絵里が最後まで言おうとするが、それよりも速く十字の炎が絵里に飛んできた、その刹那

まるで突風が吹いたかのように絵里の頬をかすめながら拳が十字の炎にぶつかり炎は消えた

 

「はぁ、良かった」

 

絵里が振り向くとホッと胸をなでおろす穂乃果の姿があった

 

「穂乃果!?いつから」

 

「絵里ちゃんを探して街中歩き回ってたら、希ちゃんと戦ってるところに出くわしたから急いで加勢に来たんだよ」

 

「ちっ、穂乃果も来てもうたか、二対一ではこちらが不利やな、ここは一旦引き下がって・・・」

 

希は舌打ちをしてから、その場から去ろうとすると

 

「そうは問屋が卸さないわよ」

 

希が振り向くとにこと凛がスタンドを出して構えていた

 

「くっ!いつの間に、さすがと言ったところやん」

 

苦笑いしながら希は挟み撃ちにされ構えた

 

「にこ!凛!あなた達は下がっていて、ここは私が決める」

 

「何言ってるの絵里ちゃん、私も一緒だよ!」

 

「穂乃果・・・」

 

「二人に任せるわ、私たちは万が一の時に備えて準備しておくわ」

 

「行こう!絵里ちゃん!」

 

「えぇ、行くわよ!穂乃果!」

 

絵里のシルバーチャリオッツと穂乃果のμ'sが肩を並べた

 

「フルスロットルで行くわよ!穂乃果!!甲冑を外したスタンドシルバーチャリオッツ!」

 

「うん!行くよ!!」

 

二人のスタンドは目にも止まらぬ速さで動きで希に連撃を食らわせていく、そして、μ'sのアッパーで希が上に飛ばされた

 

「行くわよ!ダメ押し!!」

 

「チッカァァァァァ!!」

「うぉぉぉりゃぁぁ!!」

 

二人のスタンドがまるで機関銃のように希の体に攻撃を加えていく、そして、希はそのまま吹き飛ばされた

 

「おっと!」

 

それをにこがスタンドでキャッチした

 

「大丈夫?希」

 

地面に寝かせ声をにこが声を掛けると

 

「う、ん?にこっち?」

 

希は居眠りをしていたかのように目覚めた

 

「希ィィィィ!!」

 

絵里がタックルをするように希に抱きついた

 

「ちょ!エリチ!?何なん、どうなってるん!?」

 

数十分後

 

「まったくもぉ」

 

希は衝動的にスタンドで絵里をアフロにした

 

「ケホッ、ま、まぁ、無事で何よりね」

 

アフロになりながら乱れた衣服を着直した

 

「そうやね、さっきは色々ありすぎて状況把握が出来へんかったけど、何やいろいろ思い出してきたわ」

 

「それって、例のあのお方って奴!?」

 

穂乃果は食い気味にそう言った

 

「うーん、なんでかそこだけ思い出せへん、もしかしたら何か意図的な物があるんかもしれへんな」

 

「そっか・・・」

 

穂乃果は見るからに落ち込んだ

 

「でも、これはあったで」

 

希は懐から聖なる遺体を取り出した

 

「あぁ!それって!」

 

「まぁ、なんとなく何なのかはわかるわ、これを使えばみんなの元へ行けるんやろ?」

 

「よぉし、それじゃあこれを使って次の場所へ行ってみよう!」

 

希が持っていると、聖なる遺体は輝きだし、その場の全員を光で包んだ

 

to be continue




希をやっとのことで元に戻すことが出来た穂乃果たち
希の持っていた聖なる遺体が向かわせる新たなる場所とは一体

次回「豊穣のギャンブラー」
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