幸せを求めた少年の目録   作:らーゆ★

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すみません。
少し内容思いだすため少しアニメを見直しているとついつい見ハマってしまいました。オーマイが。
あと最近購入したモンハンクロスもちょっとやってたらついつい(汗)
あ、ちなみに双剣使いでスタイルはエリアルです。
え?聞いてない?そんな!?(笑)

取り敢えず本編どうぞ!!


その1 目覚めと出会い?

レンは夜の心地よい風と生き物達の綺麗な鳴き声で目を覚ました。

 

「…っ」

 

咄嗟に立ち上がろうとしたが途端に体中に激しい痛みが走り、思わず転がりそのまま仰向けになる。

 

(そういや俺…)

 

レンは目を覚ましてから徐々に蘇る記憶と同時に人を恨む怨念の気持ちもぶり返していた。

 

「…クソッタレが」

 

そしてレンは死のうとしていた事まで思い出し、そのまま自殺願望に変わったそれはレンに僅かながら力を与えた。

しかしレンはここで気づく。

自分の神機がない事に。

いや、正確にはあるのだが。神器が1つ。

しかしその神機にレンは見覚えがない。

そこにあるのは白と赤のまるで燃えるような熱気を放つ1つの神機。

 

「…誰の神機だよ…」

 

レンは嫌に鮮明に残る()仲間の神機でもないなと考えつつ、どうせ死ぬために使うんだからと考えるのをすぐに止めてしまった。

 

(他人の神機なら拒絶反応で運良く死ねるかもな)

 

昔そう学んだ事を思い出しながらレンは何もためらいもなく神機に手を伸ばす。

 

(あぁ。今思えばほんとクソッタレな世界だったな。

生まれてからすぐに死んだ親は思え出せないしお陰で小さい時から神器使い開発のためのモルモット。

なかなか適合しない新型に無理矢理適合させるために毎日実験と薬漬けだったけな。

しかもやっとの思いで適合しても実力も何も無い俺はほんとに底辺だった。

それでも悔しくて努力したけどそれも無駄だった。

結局最後の最後まで道具扱いだったな。

あいつら喰われたかな?喰われればいいのに。

それが最後の願いかな……)

 

自分の人生を振り返りながらレンは遂に神機に触れる。

(来世があるならアラガミになって幸せな奴らに報復してぇな……)

 

「あばよ。クソッタレな世界」

 

レンは最後にそう呟きおもむろに見知らぬ神機の拒絶反応を出す為に強く、強く握った。

神機はそれに応えるかのように握られた瞬間コアが強く光だした──

 

 

 

 

 

『…生きろ』

 

「…え?」

 

レンはいつまでたっても来ない拒絶反応に変わっていきなり聞こえてきた意味不明の言葉に意識を向けた。

 

『お前はまだ本当の幸せを知らぬ。

そんな奴に死ぬのは許されん。生きろ』

 

突然の説教とこちらの意思を完全に無視した発言にレンは少々苛立つ。

 

「…なんだと?」

 

『そんなつまらん事で死のうと思うな。

よく考えろ』

 

レンはこちらの気持ちを完全に無視した説教に遂に怒りが頂点に達した。

 

「フッざけんなよっ!?誰だか知らねぇがお前に何が分かるんだよっ!?どんなに努力しても誰にも認めてもらえない虚しさと悔しさがよぉ!?俺だってこんな人生イヤだよっ!!やり直せるもんならやり直してぇよ!?でもやり直したところで何になるってんだ!?俺はこの憎しみにとらわれたまま人を信じ愛しろと!?

それこそ生き地獄だ!!!

そんな人生歩むくらいならいっそ死んだ方がマシだろーがっ!!

なぁっ!?」

 

レンはすべての胸のうちを晒す。

レンは決して絶望だけで死に急いでる訳ではない。

レンはこわいのだ。

これからやり直し、再び同じ立場に立ったとしても同じように人を愛せるわけが無い。

きっと人を信じれずに毎日疑心暗鬼で暗い毎日を送る。

レンはそれが怖い。そんな自分とそこから生まれる不幸と災いが怖いのだ。

 

「見知らぬあんたにこの気持ちが分かるかよ……っ。」

 

『わかるさ。俺だってそうだった。』

 

「なに?」

 

『俺もお前見たいに裏切られて絶望して人として生きる道を捨てた身。自ら望んでアラガミになって報復してやるつもりだった。』

 

「アラガミだと…?」

 

『そうだ。しかし現実は辛かったさ。人として生きていた頃より蔑む目で見られる毎日、毎日お互いに命の奪い合い。これは予想以上に辛くて俺の心が本当の意味で壊れるのもそう難しくなかった。俺はいつの間にか人の時の意思を忘れ、ただただ喰うだけの毎日になっていた。』

 

「喰う…だけの毎日…」

 

『そうだ。だがそんな時お前と出会った。俺が人間だった頃の目と同じ絶望仕切った目。アラガミに向かって自由になりたいと呟く姿。俺は目を覚まし、お前を助けようと思った。』

 

「お前、もしかして……ハンニバルなのか?」

 

『おうよ。そして今は姿が変わり神機と化してお前に強く握られているハンニバルさ。』

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ここは淡い紫紺色の空に数々の島々が浮かぶ世界『フロニャルド』。

その島々から流れる滝と空から差し込む光によってこの世界はとても幻想的な空間を生み出していた。

そんな世界にある国の1つ、ビスコッティ共和国。

今この国の城の空気はいつもに比べて重い雰囲気となっていた。

 

─城内の会議室。

この部屋は他にもまして重い空気が漂っていた。

 

今この部屋には8人の人間─と言うより獣人がいた。

その中でも明らかに年寄りといえる人物達がこの重い空気の中口を開いた。

 

「…本当にレオン閣下はどうなされてしまったのか……」

 

「これではまるで本気で我がビスコッティを侵略する気としか……」

 

「それはないと思いたいがのぉ……」

 

弱音を吐く年寄りの3人。

今この国ではまさに戦をしようとしていたのだ。

この世界の戦とは決して血の流れる様な残酷な戦い等ではなく、簡単に言えば国を上げてのスポーツの様なものだ。

しかしながらこの国─ビスコッティ共和国はここ最近戦の連続だった。

しかも連敗続き。最終手段でもある勇者召喚によってようやく2連勝を遂げたばかりだ。

そんな疲弊した王族とその仲間達に休む間もなく2つの嬉しくないニュースが届いた。

1つは再び隣国、『ガレット獅子団領』からの宣戦布告。

しかも今回の戦は普通とは違い、大きな物を掛けての戦。

お互いの国の聖剣である。この聖剣はそれぞれの国に必ず2本存在し、国の象徴ともいえる国宝だ。それを賭けるという事はまさにお互いの国を賭けていると言っても過言ではない。それを隣国であり、友好国でもある『ガレット』は賭けてきたのだ。流石にビスコッティ側も同等のものを賭けるしかない。

ビスコッティはこれだけでも大きな負担になるのにその宣戦布告の半日前程の深夜にもう1つの大きな問題が発生していた。

 

突然現れた羽根のないドラゴン。

そのドラゴンは突然現れ、再び姿を消したと言う。

元々深夜に現れた為に目撃情報は少なく目撃したものもとてつもない巨体とその神々しい見た目に声もでなかったらしい。

目撃情報曰く、それは城と同じ程の背丈があり白と赤のまるで鎧を纏ってるかのよな姿だったと言う。

そして最も特徴的だったのが羽根がないこと。

故に突然現れて突然消えたことにより一層謎が深まったという。

そんな謎のドラゴンが突然攻めてきたら一体この国はどうなってしまうのか。

そんな思いがみんなの気持ちを不安にしていた。

故に2つの問題がビスコッティの城内を重い空気に変える理由となっていた。

 

「本当にどうしてしまったものか…」

 

「兄上……」

 

取り敢えず開いた会議も解決策は全く生まれず、ただただ不穏な空気と時間だけが過ぎていった。

ビスコッティのロラン騎士団長とその妹のエクレール親衛隊隊長も流石に頭を悩ませている。

しかしながらこんな重い空気の中、この国の姫─ミルヒオーレ姫だけは自分のなかで判断を下していた。

 

「皆さん、この国の事を真剣に考えてくれてありがとう」

 

「姫様……」

 

「大丈夫!私達には勇者シンクもついてます!どちらの問題も皆で頑張って解決していきましょう!」

 

「あのへっぽこ勇者か……はぁ」

 

「ど、どうしたのエクレール!?」

 

「いえ、申し訳ありません姫様。アイツの馬鹿さには少々疲れてきたなと思ってしまっただけです。はぁ」

 

「アハハ…、と、とりあえず羽根のないドラゴンの方は後にして宣戦布告の方の問題に先に取り掛かりましょう!これは私の勘なのですがあのドラゴンは悪者のような気がしません」

 

「それは拙者も同感でござる。あの竜からは悪意は感じられなかったでござるよ」

 

「あの天下のダルキアン卿がそうおっしゃるならきっと大丈夫でしょう」

 

「ですので、先にガレットとのこの嫌な戦を終わらせます!

受けましょう宣戦布告!そして必ず勝ちましょう!」

 

その後、ミルヒオーレ姫の宣戦布告の承諾によって国は一気に戦モードとなっていき、すぐにドラゴンの噂はかすれていくのだった。

 

 




ちなみに話的には一期の7話あたりからです。
ミルヒオーレってこんなキャラだったけ?
確認したくせにイマイチ把握しきれてない俺氏、失笑。

早くレン君の無双が書きたいな。

次回も見てね?(意味深)
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