デクのワンパンアカデミア    作:レインコート

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第1話

 

 

 

人は

 

生まれながらに平等じゃない

 

これは齢四歳にして知った

 

社会の現実。

 

 

 

 

 

 

 

 

だからどうした。

 

無個性? 

 

関係ない。

 

社会の現実?

 

どーでもいい。

 

やる事はただ一つ、強くなる。

 

挑戦しよう。

 

 

 

 

遥か先に……僕は………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒーローになるため。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「今から進路希望のプリント配るが 皆!!」 

 

「だいたいヒーロー科志望だよね」

 

先生がそう言うと、クラスの一人を除いて皆が手を挙げた。と言うか話を聞いていなかったから挙げてないだけだが。まあ話を聞いていたとしても挙げていなかったと思うけど。

 

「「「「「「「ハーーイ!」」」」」」」

 

「zzzzzz………」

 

唯一手を挙げていなかった少年、緑谷出久。話を聞いていなかった訳ではなく、単に寝ていただけだ。

基本的に授業中は寝ている為に、誰も起こそうとはしなかった。せめて一人位でも起こそうとしれやれよ……………

 

「うんうん、皆良い”個性“だ。でも校内で”個性“発動は原則禁止な!」

 

先生が注意すると、いかにも不良のような見た目の少年が、先生に言った。

 

「せんせえーー「皆」とか一緒くたにすんなよ!」

 

「……………………んぁ……」

 

緑谷はまだ寝ていたが、もう少しで起きてしまいそうだ。緑谷は基本的に寝起きは駄目なのだ。

 

「俺はこんな”没個性“共と、仲良く底辺なんざ行かねーーーよ」

 

目付きの悪い少年………爆豪勝己は机に足をのせ、

そう言った。見た目と性格がここまで比例する人間も珍しい………プライドと自尊心の塊みたいな男だろうか?

 

「そりゃねーだろカツキ!!!」

「誰が”没個性“だ!!!」

 

当然の如くブーイングの嵐だ。だが、爆豪はそんな事を言える程の”個性“を持ってる。他のとはレベルが違う、圧倒的な力を持っている。

 

「モブがモブらしくうっせーーー!!!」

 

「………………………どっちが………煩いんだよぅ……」

 

少しずつではあるが、緑谷は起きかかっていた。先程から、クラスの人達があまりにも騒がしいからである。

 

「あーー確か爆豪は…………

   『雄英高』志望だったな」

 

先生がそう言った途端に、皆がざわつき始めた。それもそのはず…………雄英というのは凄い所だ。説明はしない。

 

「国立の!? 今年偏差値79だぞ!!?」

「倍率も毎度やべーんだろ!?」

 

すると急に爆豪が机に立った。机に足で立つな。危ないじゃないか…………

 

「そのざわざわがモブたる所以だ!」

 

「………………………ふぁ…」

 

起きたは起きたが、意識が朦朧としている。少しだけ機嫌が悪い。五月蝿くてイライラしてしまう。

 

「模試じゃA判定!! 

俺は中学唯一の雄英圏内!」

「あのオールマイトをも超えて俺は、

トップヒーローと成り!!」

「必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのだ!!!」

 

爆豪が自信の欲望を叫ぶ。ここまで純粋な欲望は珍しいんじゃないだろうか………………

 

「そいやあ緑谷も雄英志望だったな」

 

「…雄英?……………ああ、そう………そうだったか」

 

あ……そう言えばそんな所だったなぁ……みたいな感じで思い出した。寝惚けながら書いた物だったから、正直あまり覚えていないのだ。

 

クラスの皆が一斉に此方を見た。こんなに見られたら胃に穴が開いちゃう。てか何かしたっけか?

 

クラスの皆が一斉に笑い吹き出した。人の顔見て笑ってんのか? 結構イラッて来るんだけど。

 

「はああ!? 緑谷あ!? ムリッしょ!!」

「勉強出来るだけじゃ、ヒーロー科ははいれねんだぞー!」

 

教室内に笑い声が響く。緑谷は自分の事だと気付いていない。勉強は出来たが、馬鹿なのだ。

 

すると、爆豪が…………

 

「こらデク!!」

 

緑谷の机を爆発した。”個性“使ったら駄目だって言われてたのに………………爆破の音に少し驚いた緑谷は、

 

 

「うおっ!!」

 

 

後ろに仰け反ってしまった。当たった所でダメージはないのだが、万が一という事もあるので避けておこうと思う。

 

 

「”没個性“どころか、”無個性“のてめェがあ~」

「何で俺と同じ土俵に立てるんだ!!? 」

 

 

爆豪は笑ってはいるが、内心ぶちギレているだろう。自分の道に入ってきた石ころを逃すはずはない。今にも襲いかかりそうだった。

 

 

「何の話か分かんないけど、落ち着いて」

 

 

冷静に対処するべきだろう。下手に動いて面倒事になってしまえば、不味いからだ…………別に殴っても良いんだけれど。多分、かっちゃん吹き飛ぶし。

 

「そもそも何の話か分かんないんだけど」

 

それがいつもやっている事。代わり映えのない毎日、全てが灰色に見える。

 

そう言えば、何で僕、ヒーローになろうと………

 

「たくよォ!! 意味わかんねーーよ!!!」

「記念受験でもすんのかァァァ!!?」

 

爆豪は大声で喰いかかった。別に相手をする気もないが、言っておいた方が良いだろう。

 

「てめェが何をやれるんだ!?」

 

 

 

「何って……………ヒーロー?」

 

緑谷は臆測もなくそう言った。あくまでも目標だが。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

これは、何かとにかく凄い緑谷君が、

だいたいの敵を、

ワンパンで吹き飛ばす、

物語である。

 

 

 

”Plus Ultra!! ONE PUNCH!!!“

 

 

 

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