ハリー・ポッターと生き残りのお嬢様   作:RussianTea

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闇の復活と同盟

 左腕の焼け付くような痛みを無視し、イゴール・カルカロフは最小限の荷物が入った鞄を手に、校門へと急いでいた。

 ホグワーツの敷地内では姿現しは使用出来ず、上空からの侵入も許可なくしては不可能。グリンゴッツの次に安全と呼ばれる、まさに鉄壁の城。故に、ヴォルデモートや死喰い人が今すぐに自分の元へ来て殺されるなどということはないが、ここを出てしまえば、彼に訪れるのは死あるのみ。

 しかし、カルカロフには出来なかった。ダンブルドアに保護を求めることは、絶対に。そんなこと、彼の中にある小さな虚栄心ともプライドとも呼べるものが認めなかった。生きる為なら仲間も平気で売り、確かではない証言で冤罪を生むことも辞さない彼だが、それだけは出来なかった。

 そのせいで、自分に明確な死が近づいていることも知らず。

 

「あそこを出れば……!」

 

 ホグワーツの敷地を出て姿くらましを使い、あらかじめ用意していたセーフハウスに行く。先のことはこれから考えればいい。カルカロフにとっての最優先事項は、身を隠すことだ。杖で門を叩くと、ガチャリと重い音を響かせ、鍵が開く。

 ホグワーツから一歩踏み出し、完全に外に出ようとした、その時。

 ふわり、と甘い香りがした。

 

「っ……!?」

 

 少し遅れて脇腹に走る、冷たい感触と鋭い痛み。

 

「な……に…!?」

 

 振り向くと、そこには黒いローブを纏った人物がいた。顔は目深に被っているフードの為にはっきりとは見えない。

 

「がっ……!?」

 

 突然、激しい目眩がカルカロフを襲い、その場に倒れる。その寸前に襲撃者はナイフから手を放していた。カルカロフは突き刺ささったままのナイフを睨む。

 

(…毒…か……!?)

 

「毒ではない。それは呪いだ」

 

 カルカロフの心を読んだかのように、襲撃者は嘲笑交じりで言った。その声は、ほんの少し幼さを残した少女のものだった。少女が指を鳴らすとナイフが青白い輝きを放ち始める。

 

「…貴……様……はっ…!」

 

 強い風が吹き、フードが外れて少女の顔が顕となり、夜空と一体化するかのように黒い髪がたなびく。倒れたカルカロフを見下ろしているのは、どこまでも暗く冷たい、紫の瞳。

 

「こんな事をしても、意味が無いのは分かっている。あいつを痛めつけた時には愉悦を感じた。やめてくれ、と叫ぶ声が心地よかった。しかし、殺した後には憎悪が虚無感に変わっただけだった」

「……ペル………」

「でも、どうしてもお前だけは許せなかったんだ。いや、断じて許してはならなかった」

「……ブ………ラック…」

「さようなら、イゴール・カルカロフ。その死にどうか救いが無きように。その魂に永劫に災いが齎されんことを、切に願う」

 

 光が一層強まった瞬間、移動キー(ポートキー)が作動し、カルカロフは姿を消した。彼が裏切った、嘗ての主人の元へと移動したのである。

 

「……やはり、何の味もしない…」

 

 少女はポツリと呟くと、闇に溶けるかのように姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダンブルドア先生! 大変です! クラウチ・ジュニアが……」

 

 ムーディに化けていたクラウチ・ジュニアを尋問した後。ホグワーツの医務室に来ていたダンブルドアの元に、マクゴナガルが駆け込んできた。空き教室の1つに監禁していたクラウチ・ジュニアは、見張りであるマクゴナガルの眼を盗み、歯に仕込んでいた即効性の毒を飲んで死亡したらしい。計画が失敗した際の自決用だったのだろう。

 それを聞いたファッジが、大声でまくし立てる。

 

「何ということだ! ダンブルドア、これは貴方の責任問題ですぞ! "例のあの人"が復活したなどという妄想を振りまいただけではなく、今回の下手人をみすみす死なせてしまうとは! ボーバトンとダームストラング、いや各国の魔法省に対して示しがつかないではないか!」

 

 ファッジには、ヴォルデモートが復活した旨を説明した。しかしながら、彼にとっては到底受け入れられない事実であり、癇癪を起したかのようにダンブルドアを否定し続けている。

 

「"例のあの人"と言えば問題が全て片付くとでも思ったのか? いや、絶対にそうだ。そうに決まっている。ありもしない事実を捏造し、自分のミスをうやむやにするつもりだろう! もういい。私は魔法省に帰らせて頂く! これから記者会見の準備をしなくてはならないからな。その場で貴方の責任ははっきりと明言させてもらう。覚悟しておけ!」

 

 足音荒く医務室を出て行ったファッジを尻目に、医務室内にいた者たちに不死鳥の騎士団員への伝達を任せ、ダンブルドアは医務室を後にする。校長室へ戻るべく玄関ホールを横切ろうとした、その時だった。

 

「…本当に愚かな男だ。1年前の忠告をもう忘れてしまうとは」

 

 声がしたほうを向くと、壁に寄りかかるようにしてセフォネが立っていた。大方、医務室でのファッジとのやり取りを聞いていたのだろう。医務室内には盗聴用の魔法具の存在は確認されていなかったことから、ファッジの怒声が聞こえていた、というのが正しいか。

 ファッジが出て行った玄関口を見つめるセフォネの眼は、いつぞや自分が受けた絶対零度の瞳。見るだけで相手を凍りつかせるような、どこまでも冷たく、暗い紫色。

 

「何故あれが英国魔法界のトップなのか、どれ程考えても分からない。そうは思いませんか、ダンブルドア先生?」

「権力に取り憑かれた者の末路、とでも言うべきかの。悲しいかぎりじゃ。さて、セフォネや。それで?」

「それで、とは?」

「復讐は成し得たのかね?」

 

 自宅で遺体となって発見されたクラウチと、ヴォルデモートが復活してから姿を消したカルカロフ。この両名は言うまでもなく「ブラック家の惨劇」の元凶であり、セフォネにとっては親の仇である。

 クラウチ・ジュニアの証言によれば、服従の呪文で従わせていたクラウチを自宅で殺害したのはジュニア本人である。殺害した動機は「服従の呪文に対抗するようになっていたため、面倒を起こす前に殺した」と語っていた。

 カルカロフに関しては、ヴォルデモートによる粛清を恐れて逃亡したと考えられる。ホグワーツの正門は今夜一度開錠された形跡があり、敷地外から姿くらまししたという線が妥当だろう。

 しかし、ダンブルドアはそう単純な話では無いと考えていた。

 

「ええ、まあ。バーテミウス・クラウチ、イゴール・カルカロフ両名を死に追い遣ることには成功致しました」

 

 平然と、まるでそれが普通であるかのようにセフォネは頷く。多少匂わせる程度の発言くらいは予期していたが、流石にこれほどまでに清々しく容疑を認められては、言葉もない。

 

「素直に認めるとは。予想外じゃよ」

「ご冗談を。何もかも予想しているのでしょう? 私がクラウチ・ジュニアに協力していたことも」

「……君ほどの開心術の使い手が、簡単に騙されるとは思えんし、ジュニアの供述には僅かながら穴があった。ああ、心配せんでも、君が掛けたであろう忘却術は完璧じゃったぞ」

 

 セフォネとムーディ(ジュニア)は今年度の初めに一対一の会談の場を設けていた。仇と言われる存在を相手に、セフォネが開心術を使用しないはずがない。ジュニアの閉心術の腕は分からないが、セフォネが相手に気が付かれることを前提として全力で開心術を掛けた場合、防ぐことが出来るのはダンブルドアとスネイプくらいなものだろう。故に、セフォネはかなり早い段階でジュニアの存在を知っていたことになる。

 ならば、ジュニアがクラウチを殺害することを事前に知っていた可能性もあり、それをセフォネが黙って見ているだけのはずはない。カルカロフに関しても、今年中にヴォルデモートが復活することを知っていたセフォネであれば、その末路を知っていた。もしかすれば、カルカロフの身柄をヴォルデモートに献上した可能性すらある。

 また、セフォネは恐らくハリーがホグワーツに生還した時点で、ジュニアに対して忘却術を使用した。真実薬でもボロが出ないレベルの忘却術だったが、記憶の改竄は必ず何処かに綻びが出来る。

 前述したセフォネとの関係性。そのことに関しては一切のことを語らず、セフォネのことは一生徒としてしか認識していないような口ぶりであった。セフォネがジュニアのことを知っていた可能性が極めて高い以上、この時点で既に矛盾が発生する。また、優勝杯を錯乱させた件については、ジュニアが語った方法だけでは「存在しない学校を三大魔法学校対抗試合に加える」ことしか出来ず、ホグワーツの代表を無くすことは出来ない。ビクトール・クラムの件は、「服従の呪文に掛けられたクラムがデラクールを攻撃するように仕向けた」と証言している。ジュニア本人が服従の呪文を掛けたとは、一言も明言していない。

 

「まあもっとも、君が犯人であるという証拠も、誰かが忘却術を掛けたという証拠もない」

「ついでに言えば、私が2人を殺害した証拠も、です」

 

 ジュニアは自決して既にこの世にいない。証拠は完璧に隠滅されており、立件は不可能。ここに完全犯罪は成立した。だがダンブルドアには、それを責める気が無かった。

 

「復讐の味はどうだったかね?」

「……蜜よりも甘い果実かと思っていましたが、存外に無味でした。いくら噛んでも味などしない」

「そうか」

 

 ダンブルドアの淡白な返答が意外だったのだろう。セフォネは、おや、と首を傾げる。

 

「貴方ならば何か言うものかと思っていたのですが」

「わしが言えることは何もない。そう君に言ったはずじゃが」

「そういえば、そうでしたね」

 

 教育者としては、倫理的にも法的にも到底認められない行動をした生徒に対して、罰を与えるなり諭すなりするのが正しい姿だろう。しかし正直なところ、ダンブルドアにとっての優先順位はそこではない。

 

「では、聞いてもよいかね? 何故ジュニアを放置し、その上ヴォルデモートの復活に協力したのか。 よもや、カルカロフへの復讐の為、とは言うまいな?」

「それもあります。ですがまあ、そうですね。闇の帝王と敵対したくなかったから、というのはどうでしょうか」

「少々弱いのう。満足度としては60点じゃ」

「ぎりぎり及第点ですか。しかし協力といっても、私がやったことは精々がお使い程度のもの。そこまでの影響は無かったでしょう」

 

 のらりくらりと、掴みどころのない発言。しかし、その中に事実が混ざっているからたちが悪い。

 お使い程度、とは言い得て妙だ。確かにセフォネは、文字通りお使い程度の協力しかしていない。だが、そのお使いだけで、彼女の目的が達成出来てしまっているように思える。

 では、彼女の目的とは一体何なのか。

 

「のう、セフォネや。君は一体何がしたいのかね? 何を望む?」

「正直な所、何をしたいのかは、まだ私にも分かりません。しかし、私が望むものは今も昔も変わってはいない。それは、この魔法界の変革。それが闇によって齎されたものだとしても。偽なる光によって齎されたものだとしても。それらが衝突した上で生まれる混沌だとしても。変革しさえすればいい。それが私の本懐です」

 

 彼女の言葉は、3年前とほぼ同じだった。だが、あの時とは状況が違う。当時のセフォネには失うものが無かった。ある程度気のおける友人はいたものの、彼女にとって、それは本懐よりも優先されるものではなかった。

 しかし、今は。

 

「本当に闇でも構わないのかね? それが君の周りを、君の平穏を破壊する毒だとしても」

 

 かつては即答したであろうその問いに、セフォネは一度深く眼を閉じ、一拍置いてから口を開いた。

 

「……偽善と悪とでは、どちらも大して変わらない。人殺しの為の手前勝手な思想が、綺麗事に飾られているかどうかの違いだ。やっていることはどちらも同じ。自らの価値観に当てはめて他者を否定し。少しでも歩み寄ればいいものを、誰もそうせず。それを知っていながら、分かっていながら悲劇を繰り返す。全くもって度し難い。何よりも、私自身もそうであることが」

 

 彼女の言う偽善。その対象は分からないが、恐らく彼女からは、自分のような存在は偽善者としか見られていない。この世には絶対なる正義など存在しない。故に、誰からも善だと思われる行為もまた存在しない。それがセフォネの考え方だろう。

 達観し過ぎている、と言えばそこまでだ。だが、ダンブルドアは、セフォネにはまだ善の存在を信じる、いや、信じたい心があるように思えた。そうでなければ、セフォネは変革などではなく、破壊を望むはずであるからだ。

 今回のセフォネの行動もそう考える理由の1つである。ジュニアの供述から察するに、彼女がやったことは大きく2つ。1つはホグワーツの代表を失くしたこと。そしてもう1つはビクトール・クラムに服従の呪文を掛けたこと。

 前者はただ無駄とリスクを省く合理的なものであり、後者にいたっては悪行。そう見るのが普通だ。しかし、これが彼女の正義からくる行動だとすれば。それが彼女の善の為の行動だとすれば。

 この考えは矛盾している。しかし、それが彼女のあり方ではないだろうか。

 貴族令嬢としての姿と、復讐者としての姿。

 優しき少女としての姿と、戦闘狂としての姿。

 平穏を甘受している姿と、波乱を求める姿。

 この極端な二面性と言動と行動の不一致は、彼女が二重人格というわけではなく、精神が病んでいるわけでもない。根本から、そう、それは魂の色からして違う。白と黒が、善と悪が幾重にも折り重なり、混沌としているその在り方。言うなれば、彼女は魂そのものの属性が二律背反。自分で自分を肯定し、否定している。

 何と難儀なことだろう。しかし、彼女をそうしてしまったのはこの世界。だからこそ、彼女は変革を望むのかもしれない。そんな彼女にとって見れば、ダンブルドアもヴォルデモートも大差のない存在だ。敵でもなければ、味方でもない。ただ、善の象徴が自分で、悪の象徴がヴォルデモートであるだけ。どちらも世界を構成する一部に過ぎない。

 いや、自分は善の象徴ではない。

 偽なる光。それがセフォネからダンブルドアに与えられた評価だ。そしてそれを否定する言葉を、ダンブルドアは持たなかった。

 

「偽善……か。そうじゃろうな。君から見れば、我々の行為は偽善に見えるのじゃろう。それでも、わしはわしの信ずる正義の為に、大いなる善の為に戦おうと思う。たとえ死人が出ようとも。悲しみを生もうとも」

「ならば何故、何故貴方はこの英国魔法界を統べることをしなかった?」

 

 唐突と思われるその問い掛けに、ダンブルドアは頭を殴られたような気がした。思えば、誰からもそんなことを責められたことはなかった。

 

「………それは」

「"力"を持つことが怖かった? 正確に言えば、権力を持つことが」

 

 普段、何もかも見通している自分が、逆に分析されている。彼女の紫眼は自分を見通すかのように細められ、開心術を掛けられたわけでもないのに、咄嗟に心を閉ざしてしまう。

 それは、ダンブルドアの心の奥底に仕舞ってある感情。若き頃の過ちから学んだ教訓とも言える。だからこそ、世俗の権力からは一線を引き、教育者として生きて来た。かつてを知らぬ者たちにとっては、欲のない人間としか見えないだろう今の自分を、真に迫って糾弾して来るとは、全く予想出来なかった。それ故にダンブルドアの心中は、何十年ぶりか分からない動揺のみで埋め尽くされていた。

 

「大いなる力には、大いなる責任が伴う。貴方には魔法界を導く力があった。しかし、その力を持っていながら貴方はその責任を果たさなかった。貴方が負うべき責務から逃げた。そのような者が、今更この魔法界を救う? 冗談も大概にして欲しい。もし貴方が……」

 

 段々と力が込もり、大きくなった声は突然途切れた。セフォネは、心を落ち着かせるように眼を閉じ、深く息を吐き出し、再びその紫瞳が現れた時には、既に冷静になっていた。

 

「……いえ、何でもありません。IF(仮定)はいくら語ろうともIF(仮定)。そうならなかったのだから、それでお終いなだけ。つまらないことを申し上げました。どうかお許しを」

 

 セフォネはそう言って、深く頭を下げた。

 そこでようやく、ダンブルドアは平静を取り戻す。セフォネに頭を上げるように言い、セフォネの糾弾を素材とし、セフォネを説得しようと試みる。

 

「君の言う通り、わしは責任から逃げた臆病者じゃよ。だから今度こそ、その責任を果たしたい。魔法界に暗黒の時代を齎さない為にも。だからの、セフォネ。約束してはくれないか? 今後決してヴォルデモートに与しないと。闇に飲まれはしまいと」

「残念ながら、出来ない約束はしません。私は私の中の優先順位に基づき、行動させて頂きます」

 

 今日の話の流れで、セフォネは身の振り方を決めかねているのは理解できた。それ故に、このまま自分の陣営に引き込むことが出来ればと考えたものの、どうやら自分への好感度は今年度の初めにムーディを連れて来て以降、大分下がってしまっているらしい。先ほどのセフォネによる糾弾も含めて、不死鳥の騎士団陣営に引き込むことは難しいと判断し、せめてヴォルデモート側に付かないように牽制したかったが、それも叶わないようだ。

 内心ため息を吐きながら、ダンブルドアは口を開く。

 

「どうしても、かね」

「……分かりました。此度の件を見逃して貰う借りがありますからね。そうですね……では、1年。来年度の1年間は、貴方の陣営につくことを確約します」

 

 来年度、ダンブルドアを始めとした不死鳥の騎士団とハリーは、魔法省とヴォルデモートをそれぞれに相手取らなければならない。苦難の1年間となるだろう。そのような時期に、セフォネという味方が居てくれるのは非常に心強い。妥当な落としどころと言える。

 

「信じてよいのかね?」

「借りは返す主義です。我が家名に、ブラックの名に誓いましょう」

 

 ブラック家の当主たるセフォネが家名に誓ったということは、聖職者の神に誓うという意味に極めて近い。セフォネはダンブルドアに右手を差し出す。ブラック家の当主に代々伝わる印象指輪が、女性らしい細長い指に似合わぬ存在感を放ちながら、月光を鈍く反射していた。

 

「わしとしてはこのまま末永く、支えてもらえると嬉しいのじゃがの」

「生憎ですが、家族でもない者を介護する趣味はありませんので」

「これは手厳しい」

 

 珍しいセフォネのブラックジョークを受けながらも、ダンブルドアはセフォネと握手する。

 ここに、"20世紀で最も偉大な魔法使い"と"黒き姫"の同盟が成立した。




移動キー………カルカロフ強制退場。その後の彼の顛末はお察しの通りです。

ジュニア死亡………吸魂鬼連れてきたらまたセフォネに37564にされるので、ファッジは連れてこなかった。よってジュニアは名誉の自決という形で退場。

帰るファッジ………原作と違い、ジュニアが自決してしまったため体裁が悪くなる。怒りのあまり賞金も置かずに帰っちゃいました。後でふくろう便ででも送ってくるのではないでしょうか。

同盟締結………不死鳥の騎士団編ではセフォネは完全に味方となります。



本当はもっと書きたい、描写したい場面がいっぱいあったのですが、話の進みが非常に遅くなるのでぎゅっとまとめる形になりました。
炎のゴブレットも次回でエピローグ。クラムの恋の行方、マスゴミの行く末は如何に。
なるべく早く更新できればと思います。

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