帝都の休日 短編連作群保管庫   作:休日

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小さな幸せ9 レミール皇女殿下にお見せしましょう

 

 

 小さな幸せ9

 

 

 

 レミール皇女殿下にお見せしましょう

 

 

 

 パーパルディア皇国駐日大使にして本人自身も外交官として、大日本帝国外務省外交官朝田泰司と北側諸国を飛び回り国交樹立を成し遂げてきたパーパルディア皇族レミール。

 

 彼女は本日、朝田と共に、早朝。スマホで呼び出された。彼女を呼び出した相手は、大日本帝国の財務を司る、日本の影の支配者と呼ばれる者たちの中の一人。

 

 辻正信。その名を聞いて、彼女は心臓が止まりそうになった。

 

「た、た、た、泰司、私は何か粗相をしてしまったのだろうか?!」

 

「粗相だなんて、思い当たる節でもあるのですかレミール皇女?」

 

 二人とも今は裸で抱き合っていた。昨日夜遅くまで愛し合っていたのだ。陸み合いを、愛しい泰司と、愛しいレミール皇女と事を成していたのである。甘く切ない愛の時間、子を成す行為である。一時間、二時間、何度となく抱き合い続けた先で共に果てた。以前より思い続けていた事だが、身体の相性が最高なのだ。気持ちいい、心地いい、切ない時間はあっという間に過ぎゆく。そうして二人はただ微睡の中へと。そんな愛の日々。

 

 大日本帝国の平民朝田泰司とパーパルディア皇国皇族レミール、位を大きく別とする二人はだが恋人同士でもあった。許されるか許されないかは、日本の法律では他国の皇族と婚姻関係を結んでも良しとされている。

 

 だが、パーパルディアの皇族は歴史的に平民と婚姻関係を結んだ事は無い。レミール皇女が初めてのケースとなるだろう形であり、新皇帝であるレミールの従妹セレミアは皇都エストシラントのパラディス城にて、レミール姉様の為にと皇室典範を調べ穴が無いか。場合によっては法を変えて皇族と平民でも結婚できるように取り計らう為にと奔走中だったのである。

 

 とにかく一年以内に大筋を決めておかなければ、レミール皇女が朝田の子を妊娠、出産してしまう可能性がある。パーパルディア皇国新皇帝はそれはレミール皇女の愛の日々を耳が痛くなるほどに聞かされており、御子を宿すのも時間の問題と捉えていたのだ。

 

 事実として時間の問題なのだ。なにせ朝田とレミール皇女は一切の避妊をしないで愛し合い続けている。

 

『泰司の子が欲しい……私は、私は泰司の子が欲しいのだ。泰司の子を産み、泰司と二人で育てていきたい……。泰司、私の願い、叶えてくれるか?』

 

『もちろんですよレミール皇女……。私も、実はずっと以前から否認してこなかったのは、レミール皇女との子が欲しかったからです。レミール皇女に私の子を産んでもらいたいからなのです……。レミール皇女……、私の子を産んでくださいレミール皇女……!』

 

 朝田はレミール皇女に覆いかぶさり、彼女を掻き抱き、事を成していく。

 

『ああっあ──っあ……泰……司』

 

 事を成されるレミール皇女は切ない声を上げ朝田を呼び彼の背中へ腕を回す。

 

『レミール皇女……っ……、』

 

 愛し合う二人の高位は自然と深まっていき、朝田はレミール皇女の中で果てる。

 

 

 毎日毎日、朝田とレミール皇女は愛し合っている。危ないときであろうとも構わずに。それだけ二人は互いを愛し、想っているのだ。子は出来て自然であり、当然の状態へと落ち着いていた。

 

 パーパルディア皇国皇族レミール皇女は日本人の平民朝田泰司との子を望み、日毎愛を紡いでいる。これはパーパルディア皇国の皇室でも噂になってきており、余計な問題──と言っても相手国があの超大国『技術の日本』では口をさしはさみにくいが、さすがに皇族と平民では問題も多かろう。パーパルディア皇国の皇室の法その物を改訂する必要性が生じていた。皇族でも条件によっては平民との婚姻が結べるように。

 

 もちろん皇族の中でもかなり位の高いレミール皇女に意見をさしはさむ者はいない。ただ、だからと言って放置のできない問題。子どもが出来てから、ましてや産まれてから、さあ法を変えようといのも格好がつかないと、あれこれと調べ周りながら、大日本帝国を中核とする北側諸国と、妙な雲の向こうのもう一つの神聖ブリタニア帝国から供与を受けた、鋼鉄の軍艦と鉄竜、ムーのマリンをより強力にした戦闘機と言う兵器の精査にと奔走していた。

 

 北側諸国とは通称である。妙な雲が沸いたと同時期に世界が一瞬眩く輝き、その時に日本の向こうに現出した三大超大国がかつてあった世界より新たに転移してきた、大陸や島国の数々。

 

 いずれもがこの世界基準で言えば列強一位のミリシアル帝国を超えた国力と戦力を持つ国ばかりで、北側諸国の盟約では一国に手を出されたら此れ即ち全国家への攻撃とみなし反転攻勢へと入るという、頼もしくも恐ろしい体制を組んでいたのだ。北側諸国が現れた場所は三大超大国が現れたのと同様の場所、大東洋。北側諸国で一番小さな国シーランド王国は大日本帝国の海南島近くの海域に出現した。

 

 小さいからと侮ることなかれ。その小さな国の戦力でさえパーパルディア皇国を容易く滅ぼす力を持っている。人口の都合上統治まではできない。人口だけは7000万人の皇国の方が圧倒的に勝るからだ。

 

 そんな大変な情勢の中、新皇帝セレミアの苦労を横目に朝田泰司と愛し合い続けているレミール皇女は、子供の名前はどうするとか、男児と女児とどちらが産まれるのだろうなと惚気に惚気ていた。

 

 また、そんなレミール皇女を愛する朝田も。子供が出来たら何処へ連れて行ってあげましょうか? や、その前に新婚旅行の為の休暇手続きを取らないといけませんねと惚気ていた。

 

 立場上二人はまだ恋人同士、婚約者ですらないが。結婚はすでに決めており。事実上の夫婦状態にあった。それは新婚さん状態の二人。惚気たくもなる。苦労するのは皇帝や重臣だが、高位皇族でありながら外交官でもあるレミール皇女には外交という仕事がある為、本国の事についてはノータッチ。

 

 知らぬ存ぜぬを貫き通していた。本国には他の皇族たちや皇帝、重臣に政治家たちが居るのだから、自分は日本で毎日愛の──働いていればいいのだとして。

 

 

 この異世界に日本事来て、巨大な異星の惑星にやって来て働きづめだった朝田に訪れた幸せ。そのレミール皇女との幸せな毎日のお陰で、朝田の疲れも吹き飛んでいた。

 

 二人の愛の時間は夜通しほぼ毎日、日毎の事なので、朝起きた時はお互いにこなれた動作で朝食を摂り、仕事場であるパーパルディア皇国大使館へと向かうのだ。

 

 朝田は大日本帝国の外務省職員だが、仕事場はレミール皇女と同じパーパルディア皇国大使館で、仕事内容は主にレミール皇女の補佐。もちろん大日本帝国外交官としての仕事もあり、二人は一組で日本とパーパルディアの外交官の仕事に就いているのだ。

 

 そんなある日の朝。朝田が鏡台に座るレミール皇女の膝下にまで届くほどに長い、輝くように美しい銀色の髪を自らの手で持ち上げ、櫛で梳いていたいつもの朝の、いつも通りの事をしていた時の事。

 

 二人のスマホにほぼ同時に鳴った電話、そのメール相手こそが辻正信だったのである。本日午後●●時。倉崎重工の海軍工廠まで来てください。遅れることは許しませんよ。

 

 そんな不気味なメールが入ったのである。これに心穏やかではいられないレミール皇女は、朝田に何かしていないだろうかと問いただしたのだ。

 

 結論から言おう。何もしていない。日本の真なる支配者の一人の心象を悪くするようなことは何一つ。パーパルディア皇国と日本及び北側諸国は対等なる外交関係ではあっても、パーパルディア皇国側が北側諸国に対して常に平身低頭。

 

 気を使いながら今日までやって来た。それもそうだ。北側諸国で最も小さな国、シーランド王国でさえも、パーパルディア皇国を滅ぼそうと思えばいつでも滅ぼせるのだから。それを彼の国々との外交関係を築いて行くにあたり、レミール皇女は思い知らされた。

 

 科学水準に技術力・国力が圧倒的に違い過ぎる。簡潔に言うならお話にならない。これまでは、ルディアス前皇帝の時代まで、周辺国をいびり倒してきたパーパルディア皇国だったが、立場が逆になってしまうどころか、逆さになってもまだ足りない程に力の差があり過ぎて、最早皇国の皇族たちも恐れを抱くばかりになって居る。

 

 パーパルディア皇国は井の中の蛙だった。レミール皇女自身も、前皇帝ルディアスも、軍部の最高責任者アルデも。いや皇国の誰もかれもが列強パーパルディアと勝手に傲慢になり浮かれていたのだ。

 

 レミール皇女はあの日を思い出す。朝田と、泰司と友誼を深めていく中で知って行った当時は三国だった国家群の強大さを。そして実際に外交に国交開設交渉に訪れた大日本帝国・神聖ブリタニア帝国・AEU三国の大艦隊に、曇った眼を覚まさせられた。

 

 120,000tを超える排水量を持つ巨大に過ぎる戦艦。同じくらいの排水量を持つ巨躯を誇る空母。伝説にしかない空飛ぶ軍艦同様の浮遊航空艦が空から影を落とし、海は鋼鉄の船で埋め尽くされた。あの大戦力に当時のパーパルディア皇国の戦列艦800隻程度でどうなるというのか。

 

 空を飛ぶKMFや音を超える速さの戦闘機を前に、ワイバーンロード。ワイバーンオーバーロードが何をできる。ムーのマリンやラ・カサミにすら勝てないわが国の軍隊など、巨大な生物に踏み潰されるアリと同じだった。

 

 それでも強がって見せた、無謀さを隠さなかったルディアスは余剰艦の処分を奴らにやらせて、あれらが本物か張りぼてかを見極めてやろうぞ、そう虚勢を張り日本を挑発した。怒った、怒らせてはならない辻卿は舐められたことで静かな怒りを見せ、弱肉強食がお好きならやりましょうか弱肉強食をと態度で表すと、余剰艦全艦150隻を物の十数分で沈めて見せた。当時、日本の浮遊航空艦の中より軍司令のアルデと共に生で見ていたレミールは思い知った。既に気付いていたが、それもまだ甘い認識だったのだと。

 

 ルディアスは、無敵皇国軍を嘯いていたルディアスはこれを見せられて最終的に王室から逃げた。王室から逃げ、隠れ部屋に逃げ込み、パラディス城からの脱出さえ試みていたのだ。あの男に、あんな男に一時は懸想していた自分が今でも情けない。

 

 それ以外の皆は、殆どの者が、現実を現実の物として受け入れ、事の対応に当たっていき、この忙しい一年の中で、北側諸国より友好の印として鋼鉄の機動部隊を無償で供与されたのだ。

 

 だが勘違いしてはならない。意味するところなどすぐ分かる。北側諸国にその気はないが、それをポンと渡せるところに、その戦力でさえ北側諸国の前では無力に等しいという事が。

 

 そして逃げていたルディアスが姿を現し、‟全ては外務局監査室が日本の国力を見抜けなかったことに責任がある。レミールの失態である”として、自分に責任を押し付けようと画策。

 

 未だ居た愚か極まりないルディアス派と共に皇国は僅かな内紛とも呼べない内紛を起こした。この際、辻卿は『7世代機クラスは貸出できませんが、4世代の無頼をお貸ししましょうかデヴァイサー付きで。無償で構いませんよ。ただKMFですから貸すだけですよ?』そう日本は力を貸して下さった。

 

 KMFというものは恐ろしいほど強かった。ファクトスフィアという無頼内部で魔導式映像通信機のような今では既知のセンサーカメラが搭載され外部は全周囲が丸見え。スラッシュハーケンという鋼鉄の刃のような武器。

 

 ランドスピナーという地上を高速で自由自在に走り回れる車輪。そして銃を大きくしたようで高速連射が可能な銃を装備し、皇都エストシラントを駆け回りルディアス派を駆逐していった。容赦がない。とは、まさにあれを言うのだろう。大蹂躙でしかなく、情けない話、自分の従妹であり、パーパルディア皇国皇女セレミアを筆頭にした融和派は、結局何も手を出せないままに紛争は終結。

 

 後、逮捕されたルディアスとルディアス派の皇族貴族、政治家官僚には、これまでの皇国の業を全て被ってもらい処刑。新皇帝には聡明なる従妹にして対日本融和派筆頭であった、皇族のセレミアが即位し、自分は駐日大使兼一兵卒の外交官としても日本に赴任した。

 

 日本に赴任した理由は特にない。皇国内では人質としてレミール皇女が選ばれた。狂犬レミールとも呼ばれ、皇族の中でも皇位の高いレミール皇女が人質として丁度良いと。

 

 だが事実は異なっていた。日本からしてみればパーパルディア如き極弱小国の皇族を人質に取る意味も理由も無い。普通に外交官として派遣されてきた物として捉えられていたのだ。

 

 この事は徐々に皇国民の間でも周知されていく。日本は人質外交などと言う時代錯誤な政策を取りはしない。レミール皇女は自らが志願して異国の地に旅立ったのだ。レミール皇女が外交官として日本へ渡ってより一月もしない間にこの事実は広まった。

 

 日本は、日本を含む北側諸国は何もかもが我々と違う。我々は日本に、彼の国々に学ばなければならないのだ。傲慢だった皇国民の意識も良き方向へと導かれていった。

 

 レミール皇女を変えたのも日本の外交官だった。朝田泰司。ただの平民で外務省の一職員。そんな男がレミール皇女と深い友誼を結び彼女を変え、やがて二人はその距離の近さゆえに想いを寄せ合っていき。

 

 

 そうして朝田と、泰司と愛し合い結ばれた私は、夜ごと泰司と愛を紡ぐ中になったのだ。だがもし辻卿の御不興を買ってしまっていたならば、そんな幸せで優しい日々も終わりを告げる。それほどに日本を真に支配するあの御方々は恐ろしいのだ。

 

「泰司よ、本当に大丈夫なのだろうな……私は粗相を、お前が何かのミスをしでかしていないだろうな?」

 

「大丈夫ですって。それは私もあの御方々は怖いですよ。いや、あの御方々を怖がらない省庁職員や政治家は居りません……あの方々と対等なのは本当にごく一部なんです。前嶋田政権の方々と。まあ、その実あの方々の実態を知らない人間の方が多いのですけれども」

 

 泰司はそう笑いながら、私の髪を梳いていく。最近は髪を梳かれてそれで終わり。ロールヘアー、以前していた巻き髪にはしていない。

 

 泰司曰く。髪を降ろしている方がお美しいですから。泰司に美しいと褒められるのは嬉しい。泰司を見初めて以来特に女磨きなどはしていないが泰司は『自然のままのレミール皇女が一番お美しいのですよ』そう称えてくれるのだ。

 

「外交官は見栄えも重要です。相手に対する印象が大きく変わりますからね。だから我々もビシッとしたスーツと髪型で決めているでしょう?」

 

「確かにな。泰司はいつも、いや北側諸国の外交官は皆清潔感がある」

 

「レミール皇女の様に皇族の方なら特に。レミール皇女の場合だといつもの豪奢なドレスをお着になられて、御髪は綺麗に整えてストレートが一番お美しいのでそれで決めて、頭に金のサークレットを戴き皇族らしく美しく優雅に。そうすれば相手の印象も変わります。しぐさは気品あるものでですね」

 

 色々と注文を付けてくる泰司にふむ、確かにと頭に入れながら。

 

「だがこの相手を挑発してしまう様な言葉遣いだけは変えられぬぞ。これは今更矯正など出来ぬゆえにな」

 

「構いませんよ。別に。レミール皇女のような言葉遣いをされているブリタニアの皇族、貴族の方は普通にいらっしゃいますし」

 

「そ、そうなのか?」

 

「コーネリア第二皇女殿下などがそうです」

 

「コーネリア殿下が」

 

 コーネリア・リ・ブリタニア殿下。神聖ブリタニア帝国第二皇女であらせられるお方。私もパーパルディア皇国皇位の高い皇女だが格その物が違い過ぎる。『力のブリタニア』と呼ばれる北側諸国最大の国の皇女殿下なのだから。

 

 日本は『技術の日本』北側諸国で常に最先端の技術力を誇り、80年ほど前にはブリタニアと戦争をし、互角に渡り合ったというやはり桁外れの国。これらの国々と渡り合ってきたのが南側諸国、通称『数の南天』という国々らしいが、なんでも兵力8000万というとてつもない兵力を展開可能な国だったらしい。

 

 我がパーパルディア皇国の人口ですら7000万人。我が国の人口よりも多い兵力を世界中に展開し、北側諸国と代理戦争を繰り返してきたという。向こうの世界。考えるだにそら恐ろしき世界よ。

 

「レミール皇女、御髪のお手入れ終わりましたよ。レミール皇女の御髪は膝下に届く長さですから結構大変です。こうして私が持ち上げながらお梳きしなければ床に着いてしまいますからね」

 

 確かに長いな。私の髪は長い。膝下まで届く長さゆえにこうして鏡台の前に座ると髪が床に着きとぐろを巻いてしまう。そうならないように泰司が私の髪を優しく持ち上げてくれるのだが。

 

 その手つきの一つ一つが愛おしくて私は胸を高鳴らせるのだ。だが、確かに私の髪は長すぎるのは長すぎる。ふむ、いっそ短く切ってしまおうか。セレミアは肩下までの長さ。あのくらいが丁度良いのでは?

 

「短く切った方が良いか?」

 

 軽く呟いてみた言葉に泰司は。

 

「と、とんでもございませんっ! レミール皇女のお美しい御髪を切るだなんて! 私は反対ですっ!」

 

 大慌てで否定されてしまった。

 

「それにこうして、朝や夜、風呂上がりのレミール皇女の長くお美しい銀色の髪を持ち上げ、触り、お手入れをさせて頂きますのは、私の楽しみの一つなのですから。その楽しみをお奪いにならないでください」

 

 褒めちぎりと言うか、自分の欲も入っているのか。女としての私への……。う、うむ、何だか照れ臭いな。

 

「そ、そうか、泰司は髪は長い方が好きなのか?」

 

「レミール皇女の長くお美しい御髪が好きなのですよ」

 

 にっこりと微笑む泰司。ああ、分かるぞその気持ち。私は泰司の全てが好いておる故にな。

 

「私は泰司の全てが好きだぞ……泰司」

 

 目をつむる私。泰司の両手が私の肩を掴む。意味はもう分かっていよう、泰司も毎朝私としているからな。いや、朝だけではないか……。昼も、夜も、時があれば口付け、そして愛し合う私たち。

 

「レミール皇女……」

 

 

 んっ──

 

 

 触れ合う唇。軽い触れ合いだが、湿り気を帯びた泰司の唇と私の唇が、お互いに吸い合う様に吸着した。

 

 薄目を開けると泰司の眼鏡が見える。蛍光灯の光を反射する眼鏡の向こうの泰司の瞳も僅かばかり開いている。私は私からも泰司に抱き着いた。抱き着いて口付けを強くした。

 

 ああ、泰司、愛している。私はお前を愛している……甘く蕩けるようで、少しばかり酸い味が口の中に広がる。唇同士の吸い合いは解けない。むしろますます強くなる。自分たちでそうしている。

 

 泰司が私の髪を撫でた。泰司が好きだという私の長い髪に泰司は指を絡ませながら。髪に指が絡められる感触はとても気持ちいい、心地いい。胸がどきどきとする。

 

 泰司は私の唇を押し割り舌を入れてきた。私の口内を泰司の舌が這う。私の歯茎を綺麗になぞり、私の舌の裏筋を優しく舐め上げ、唾液を送り込んできては私に呑ませるのだ。

 

 美味しい、と、そう感じられる生暖かい泰司の唾液を私は嚥下し、喉の奥へと飲み下す。

 

 ◇

 

 愛しいレミール皇女との口付け。朝、よく行う軽い口付けはいつもこうして深い口付けへと移行する。一度口付けを始めると私たちは止まれなくなるのだ。止めようとも思わない。ただ自然のままに。

 

 レミール皇女の長く美しい膝下にまで届く御髪を、私は梳く。私の手の指を以て梳くのだ。指に絡めて梳き通し、何度も何度もレミール皇女の長いさらさらと艶めかしい御髪を愛撫。

 

 その間も口付けは続けながら、冷めやらない熱を彼女の口の中へと私は送り込む。

 

 そうして幾分か、レミール皇女の口内を自由に這い回っていた私の舌に、レミール皇女は自分の舌を絡めて、私の舌を絡めとりながら、私の舌の裏筋を、私がそうしたように優しく撫でてくれる。

 

 いつの間にかお互いの場所は入れ替わり、こじ開けられた私の唇の中へとレミール皇女の舌が入って来ていた。

 

 ああ、なんて甘く酸っぱい口付け。朝いつもする。夜いつも行う。だが、慣れる事ない。私の愛するレミール皇女との口付けとは、一生涯慣れる物では無いのだろう。

 

 慣れようとも思わないが。愛する女性との口付けに慣れが出てしまっては新鮮さが薄れてしまう。私はレミール皇女といつまでも真新しく新鮮な愛情を交換し合って居たいのだ。彼女を心から愛するが故に。

 

「んっ、んん……んっ」

 

 繋がる唇から漏れる唾液。私の物とレミール皇女の。混ざり合った唾液が口の中いっぱいに溜まっているのだ。……何分口付けているのだろうか。五分? 十分? たぶんそれを超えている。

 

 朝の忙しい時間帯に唇を重ね合わせて、啄み合って、舌を絡め合わせて唾液を飲ませ合う。ああ、私はどれだけレミール皇女を愛しているのか? 恐らく言葉で表せられる類の物ではないのだろう。

 

 だからこそこうしてお互いに、行為を以て示すのだ。

 

 唇が離れる。唇の間には銀色の糸が一筋伸びる。レミール皇女の長い御髪の方がもちろんずっとお美しいが、この唾液も綺麗な物だ。

 

 消したくはないが落としたくもない。その想いの下に。

 

「ちゅる、レミール皇女の唾液が美味しいです」

 

「んっ……泰司の唾液も美味であるぞ」

 

 銀の唾液を飲みながら、レミール皇女の唇に軽く口付けて、糸を消した。

 

 ◇

 

 だがそうした熱い口付けは二人の愛情に火を付ける。朝も早い時間だというのに、朝食も食べなければならないというのに。

 

 朝田泰司とレミール皇女は愛し合うという行為に走ってしまうのだ。止められない愛情を二人共が触れ合わせれば、こうなることは必然だった。

 

「ああ泰司、泰司。私はっ、私はお前を愛しているっ、早くっ、早く泰司の子を産みたいのだっ、私は泰司の子を産みたいのだっ」

 

 朝田の衣服を脱がせるレミール皇女。その手は止まらない。

 

「ええ、レミール皇女っ、私も愛しておりますレミール皇女っっ、レミール皇女にこの朝田泰司の子を産んでもらいたいっ、私の子をレミール皇女に産んでもらいたいっ、レミール皇女との子がほしいっ」

 

 自分の子を早く欲しい、レミール皇女に自分の子を産んでもらいたいと、朝田もレミール皇女の衣服を脱がせる。

 

 一糸まとわぬレミール皇女がベッドに倒れ込んだ。サークレットが外れて落ちる。ベッドの上には膝下まで届くレミール皇女の銀色の長い髪が大きく広がり、銀色の美しくも柔らかな渦をベッド上に作りだす。先ほどセットをしたばかりなのにまたやり直し。

 

 だが、構わない。いまはこの美しい女を抱きたい、優しく静かに抱いてあげたい。そうして自分とレミール皇女の二人で子を成すのだ。

 

 前奏など必要ない。レミール皇女の身体にどのように入れば彼女を心地よくさせられるのか? その様な事はこの一年で学んできた。そもそもが相性の良すぎる相手同士。互いに痛みを与えた事など無きに等しい。

 

「泰司っ……っぁぁあ!!」

 

 レミール皇女の中へと泰司が入り、レミール皇女は泰司を受け入れ叫ぶ。泰司が入ってくる、愛しい泰司が最も深いところへと。レミール皇女の作り出したベッドに広がる銀色の渦が彼女の身体の捻りに合わせてうねりを帯びる。

 

 泰司から見てそれは実に美しい光景だった。泰司はその銀色の渦の一つを手に掴み持ち上げてみる。さらりとした長い銀色の髪は綺麗に輝いていた。どんな絹糸よりも柔らかくさらりとした艶めく長い銀の髪。

 

 美しい、この美しい女を私は愛さずにいられない。

 

「レミール皇女──っ!」

 

 レミール皇女の中に入った泰司も彼女の、愛する女の名を叫ぶ。大丈夫、ここは防音が良く効いていてどんなに愛し合ってもお隣さんには聴こえない。二人はそれを知っているからこそ朝の日の光の中で愛し合うのだ。

 

 レミール皇女の中はそれはとても温かく心地よい。暖かな日差しの中に居るようだ。彼女は私の太陽そのものなのだと朝田は感じる。

 

 そして本物の日差し、日の光を受けて輝く銀色の長い髪が美しい。片腕で彼女を抱き寄せながら、片手でその長い銀色の渦を手の平や指に絡めとる。

 

 手に、指に、纏わりつく、銀の髪。とても長く綺麗で、美しく輝く、きらきらとした光沢を放つ銀髪。

 

「このお美しい銀の御髪。後でまたお手入れさせていただきますね」

 

「あっああ…たの、む…、ンっ」

 

 線は細くとも豊満な双丘を揺らす彼女の身体はとても肉感的だ。

 

 たくましい泰司自身が私の中で大きく動いている。たくましい泰司の胸板が私の身体を抑え込む。

 

 そうして二人は深く深く、しかし静かで優しく愛し合い、また一つ子を成す行為と愛の交合を行うのだった。

 

 

 愛し合うところに火が灯り。愛はますます深まる。熱い口付けを終えたばかりの二人の熱は止まらない。暴走を始め、一度愛し合う時間に三十分かけ。

 

 朝田とレミール皇女の愛の交合が終わるころ、朝食を抜いた二人は共にパーパルディア皇国大使館へと出勤するのであった。

 

 午後は辻の呼び出しがある。早くに書類仕事を終えておかなければならないと。

 

 

 ◇

 

 

「お呼び建てして申し訳ありませんねレミール皇女殿下」

 

 丸眼鏡に帽子、茶色のスーツ。一見すると何処にでもいるおじさんと言った風貌ながら、その眼鏡の奥の眼光は鋭く、心の中さえも見通すような感覚さえ覚えさせた。

 

 大日本帝国の真なる支配者の一人と噂されている男。辻正信である。事実として支配者なのだと知っているレミール皇女。枢木総理大臣がはっきりと呼んでいるのだ。『辻閣下』と。

 

 現職の総理大臣が閣下と呼ぶ相手など日本の皇族以外であり得てはならない。日本の行政の最高権力者である総理大臣が出逢うたびに呼ぶ相手は幾人か存在する。

 

 嶋田閣下、山本閣下、阿部閣下、杉山閣下、富永閣下、辻閣下。かれらこそがこの日本の真なる支配者たちなのだ。他にもまだ居るだろう。まだ見ぬ支配者たちが。

 

 そんな支配者たちを前にするとレミール皇女はガチガチに緊張する。何度も言うが大日本帝国とパーパルディア皇国は対等であって対等ではないのだ。パーパルディア皇国は遥か格下の国なのだ。超大国三国の衛星国のさらに衛星国という表現が正しいのかもしれない。

 

 その超大国の支配者に呼び出されたのは海軍工廠。倉崎重工の。

 

「レミール皇女殿下はパーパルディア皇国の大使であり外交官として我が国の朝田君と共に世界を飛び回ったりする身。さぞお忙しいところを申し訳ありません」

 

「構わぬ。私に用があるからこそ呼ばれたのであろう?」

 

 いつもの言葉遣いは崩さず、さりとて無礼とならぬように努めて、レミール皇女は彼の前に立った。レミール皇女に勇気を与えていたのは隣に立つ朝田……泰司の存在が大きい。そうでなければ気圧されて這い蹲っていたところだろう。

 

「ええ、実はレミール皇女殿下に見せたいものがありまして」

 

 そうして工廠内を案内される。とてつもなく巨大な施設だった。この施設だけでパラディス城何個分なのだろうかと考えながら。彼女は泰司と手をつなぎ歩いていく。

 

 失礼に当たるだろうがそこは辻も大目に見ていた。なにせ外交官朝田泰司とパーパルディア皇国皇族レミール皇女は、時間があれば睦み合う間柄。

 

 家であれ、大使館であれ、外交先であれ、時と場所が許すのなら朝田泰司とレミール皇女は愛し合う。

 

 若い二人の愛の事情におじさんが横槍を入れるわけにもいかないと。

 

 それに一応体裁的には自分は引退した身、身分としてはレミール皇女の方が上になるのだ。……事実がどうあれ。

 

「ああそうそう、来年の今頃は朝田さんとレミール皇女殿下の間に御子がお生まれになっているのでしょうね。朝から愛し合うとは素晴らしきは愛かなですねえ。まあパーパルディア皇国の外交官としてのお仕事と、大日本帝国外交官としてのお仕事が上手く行くのなら。どこでだってどれだけでも愛し合われてかまいませんよ。よろしけれレミール皇女殿下と朝田さんの御子様、一度は抱かせてくださいね」

 

 ぼそっと口に出した辻の言葉に若い二人は真っ赤になる。事実を指摘したまでだが実に初々しい。反面二人からしてみれば朝の情事を全て知られているのではないかという怖さと羞恥。如何なる時での情事も認めて下さっている安心感。子供が生まれたらという、既に子が生まれた後の事も考えて下さっている優しさで、頭の中がごちゃごちゃになっていた。

 

 辻は忙しい二人が、忙しいの中に愛し合う事を組み込んでいる事も当然知っている。今朝も愛し合ってきたのでしょう? 素晴らしい事です。

 

「パーパルディア皇国の皇族であらせられるレミール皇女殿下が一般人の朝田君と結ばれ子を儲ける。素晴らしいロマンスではありませんか。私も応援しますよ。パーパルディア皇国皇族レミール皇女殿下が日本人の朝田泰司君との間に子を儲けるという事は、両国にとってもめでたき事ですからねえ」

 

 ますます赤くなる二人は辻卿、辻閣下はいったいどこまで知っているのだろうかと疑問を抱きながらも恥ずかしくなる。一方の辻はにこにこと微笑み、やがてその場所に付いた。

 

「ま、あなた方の御子様よりも、この子の方が産まれるのは先になるのですけどね。この子の姉妹たちも同時期に産まれます」

 

 巨大な鋼鉄の船がそこにはあった。

 

「つ、辻卿、これはっ、これはなんなのだ?!」

 

 レミール皇女が驚き大声を上げるも、職工たちは誰も興味を示さず手を止めない。

 

 辻閣下よりの御命令は早々に仕上げる事。これ一択であるのだ。

 

「船ですが? レミール皇女殿下にはこれが船以外の何かに見えますか?」

 

 船は船。分かっている。見ればわかる。問題はその巨大さと、鋼鉄の船である事だ。

 

「そ、それはっ、分かっておるっ、いったい、何の船かと──」

 

 少々恐慌状態に陥るレミール皇女。無論すぐ隣に彼女の愛する男が居る。

 

「レ、レミール皇女落ち着いてくださいっ」

 

 ぐっと泰司がレミール皇女の手を握る力を強くする。私が居るからご安心をと言っている。レミール皇女は大きく深呼吸をして気を落ち着かせた。

 

「辻卿、この船はいったい何の船なのだ? 軍艦であることは分かるのだがこの様に巨大な軍艦は──」

 

「おや? レミール皇女殿下はこれ以上をご覧になられているでしょう。これは精々70000tと言ったところですよ。いまどき70000tの戦艦など旧式もいいところの戦艦です。まあ一応新品は新品ですがね」

 

「こ、これが旧式……?」

 

 泰司を振り返るレミール。泰司はこくんと頷いた。そうだ、これは所詮旧式なのだ。80年以上前にはこれよりも上の戦艦を日本は造船し、ブリタニアと戦っていた。

 

 同時期、ブリタニアもこれ以上の80000t級戦艦を素早く繰り出してきた。日本がブリタニアの半歩先を行くならば、ブリタニアはその半歩を埋めにかかる。昔からずっとそうだった。

 

「同時に4隻起工しておりますがなぁに、すぐに出来ます。こちらを貴国、パーパルディア皇国にお引き渡し致します。ああご心配なく、こんな安物は無償ですから」

 

「や、やす、もの、」

 

「その気になればこれくらいの物ならば半年で30隻は作れますよ。いまは造船技術も上がってますからねうちとブリタニアはこんな安物要りませんので作りませんがAEUも。我々の国では戦艦と言えば10万tからです。70000tはまあ中途半端なポケット戦艦ですかね」

 

 レミール皇女の常識ががらがらと音を立てて崩れていく。

 

 こんなものを4隻も手に入れれば列強1位の座は確実。神聖ミリシアル帝国を超えてしまう事確実である。だがそれも『技術の日本』にとっては短期間で作れる上に、安物でしかなかったのだ。

 

「し、しかし貴国はもっと小型の巡洋艦や駆逐艦も作っておるではないか! あれはどう説明するのだ!」

 

「あれらは主に空母の護衛戦力でありミサイル艦艇です。射程など数千㎞からですので全く違います。技術の塊なんですよ。弾道ミサイル、こちらで言うところのコア魔法ですか? それも撃ち落とせますので」

 

「なっ!!」

 

「おや? もう一年も我が国にいらっしゃったのでご存知かと思いましたが」

 

 コア魔法を撃ち落とせる兵器。そんなものを多量に搭載した軍艦。そんな子供の考えた私の考えた最強の兵器みたいな物が実在しているのか!

 

 調べてはいた。大日本帝国や神聖ブリタニア帝国の兵器については。戦艦、空母、浮遊航空艦、KMFや巡航ミサイル、戦闘機に爆撃機。

 

 戦車、装甲車、火砲、その他多種多様のミサイル、電磁砲、荷電粒子砲、だが弾道ミサイル撃墜用のミサイルについてはまず弾道ミサイルが何なのかを調べていなかった自身の落ち度だった。

 

 部下で同僚でもあるパーパルディア皇国の別の外交員が、この国の兵器はいやはや予想も出来ない物ばかりで見るたびに驚かされます。そう話して興奮していたのに聞き逃していた。

 

 まさかコア魔法の類の一つだったとは。この国にはコア魔法よりも強力な兵器が無数にあるというが。その回避手段も当然あり、攻撃手段も。

 

「で、ではフレイヤは?」

 

 フレイヤ、それこそがコア魔法を凌駕する兵器。半径300㎞・直径600㎞を空間ごと消滅させる究極の兵器。日本はこれを何万発と保有しているらしい。

 

「察しが早くて助かります。弾道ミサイルにも積んでおります。KMF発射型、陸上発射型、フレイヤ砲弾、潜水艦発射型、艦艇発射型、爆撃機発射型、戦闘機投射型、手段は色々ありますよ。前にも申し上げたと思いますが、我々はね世界を10回は滅ぼせるんですよ」

 

 やりませんがねと微笑む辻卿

 

「話を戻しましょうか。こっちの方に、これの砲は46㎝三連装超電磁砲3基9門。射程は300㎞。全長270m、全幅39mといったところですね。ま、こんなおもちゃの砲、我が国の大和や他国の現用戦艦に当てたところでコンっですがね。あれ? 如何なされましたレミール皇女殿下?」

 

 レミール皇女は床を見て自分のドレスの裾を掴みながら訊いた。

 

「つ、辻卿、泰司、常識とは、常識とは何なのだろう?」

 

 辻は言う。

 

「掃いて捨てる物です。ああそうそう、これの一番艦の名は戦艦パールネウスなんてどうでしょう? 貴国の守護をする戦艦に相応しい名前でしょう?」

 

 眼鏡の奥の瞳をさらに柔らかく微笑ませながら言い切った辻。

 

 ますます怖くなったレミール皇女は場も弁えず泰司に抱き着いた。

 

「たっ、泰司っっ!!」

 

「レ、レミール皇女、こんなところでっ」

 

「ああかまいませんよ朝田君。常識が崩れ去る時、皆多少は恐怖を感じる物ですから。そんなとき、愛し合う者同士抱きしめ合い、恐怖を克服するのです」

 

(レミール皇女はあなたに恐怖を感じてるんですよ!!)

 

 とは口が裂けても言えない朝田泰司であった。

 

 

 余談だが実際に一番艦の艦名は戦艦パールネウスで決定した。

 

 命名者が辻卿という事でパーパルディア皇国側は誰も逆らえなかった上。確かにこの巨艦の一番艦にはパールネウスこそが相応しいという事で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オリ軍艦

 

 

 パールネウス型戦艦

 

 

 基準排水量70180t

 

 満載排水量76800t

 

 全長275m

 

 全幅39m

 

 吃水11.2m

 

 フレイヤ炉搭載

 

 推進器スクリュープロペラ4軸

 

 出力180000馬力

 

 速力32ノット

 

 航続距離∞

 

 乗員2800名

 

 主砲50口径46㎝三連装超電磁砲3基9門

 

 副砲60口径15㎝三連装砲4基12門

 

 対空砲40口径12.5㎝連装高角砲6基

 

 20㎜バルカンファランクス4基

 

 装甲

 

 舷側510㎜

 

 甲板300㎜

 

 主砲防盾750㎜

 

 

 大日本帝国が建造したパーパルディア皇国の新造戦艦。レミール皇女に見せた一か月後にはパーパルディア皇国に4隻同時に引き渡され練習航海が開始される。

 

 この巨大艦、日本曰くおもちゃがパーパルディア皇国に引き渡されたことで、皇国が大量に保有していた戦列艦は安価で売却され。また余った戦列艦は標的艦として処分された。

 

 これによりパーパルディア皇国が現在保有する戦力は。

 

 70000t級パールネウス型戦艦×4

 

 40000t級空母×4

 

 巡洋艦×4

 

 駆逐艦×16

 

 航空機

 

 ゼロ戦×600機

 

 800隻保有していた戦列艦は沿岸警備用を残して売却、標的艦処分。

 

 

 

 オリキャラ

 

 パーパルディア皇国新皇帝セレミア。

 

 前皇帝ルディアスとの紛争ではレミール皇女と共に陣頭指揮を執っていた対超大国三国と大東洋諸国融和派の筆頭。レミールや軍司令官のアルデが心変わりをしたことで、ルディアスの排除に踏み切った。

 

 ルディアスとその一党は日本軍が無頼を使い粗方片づけてしまった為、事後処理のような戦いとなり一兵も兵を失うことなくパーパルディア皇国の実権を掌握。

 

 ルディアスと一党を奴隷制度や汚職、これまでの虐殺の指揮を執っていた責任者たちとして公開処刑。パーパルディア皇国を平定した。皇帝の座に就くつもりは無かった物の周囲に押し切られ新皇帝に戴冠。

 

 レミール皇女の希望もありレミール皇女を駐日大使兼外交官として日本へ送る。レミール皇女が二十代後半なのに対してセレミアは十代後半。髪の長さは肩口より少し下でレミール皇女同様輝くような銀髪。

 

 パーパルディア皇国の皇族でありながら日本人の外交官にして一般平民の朝田泰司と結ばれたレミール皇女の為と、再び同様の事態が起きた時の為に、皇族と平民でも婚姻関係を結べるよう法を改訂しようとしている。

 

 

どのカップリングの恋愛が見たいですか?(いずれもそれぞれに書いております・また書いていきます。新しいカップリングも増える可能性あり。

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