戦列艦どうしようか
パーパルディア皇国にはつい一年と少し前まで1000隻前後の魔導戦列艦があった。
大東洋諸国圏の国々からすれば恐ろしい数だ。
だが、北側諸国という列強の基準でなど計ることのできない絶大な力を持つ国々の援助を受け、強大で精強なパーパルディア皇国皇軍へと生まれ変わった。
地竜は1000両もの戦車と500機ものKMFへ。ワイバーンロード、ワイバーンオーバーロードは2100機もの戦闘機に。そして魔導戦列艦隊は40数隻の鋼鉄の巨大艦隊へ。
40数隻と侮るなかれ。この40数隻の艦隊には以前の皇国が保有していた1000隻の戦列艦は勝てないのだ。金属の壁に阻まれ、超長射程の射撃の前に、ミサイルや機関砲の前に。
そして46㎝超電磁砲の前にはゴミ同然。体当たりしたところで鋼鉄の船体はびくともしない。超フィシャヌス級の150門の大砲を戦艦や巡洋艦、駆逐艦、コルベットにさえ当てたところで効かない。
あるいはコルベットなら船体をへこませることくらいなら可能かも知れないが、彼の艦の速度を捉えることは不可能だろう。
この鋼鉄の艦隊を前にしては、戦列艦など2000隻3000隻あっても全部沈められておしまいだ。とくにあの戦艦パールネウス級の圧倒的な攻撃力。あの前では戦列艦などゴミだゴミ。主砲の風圧だけでばらばらになるだろう。
地竜の攻撃なども戦車には効かず、戦車の主砲を受けて地竜の方が爆砕される。下限でも600㎞前後の速度を出し、速い機種なら900㎞を超える鉄の戦闘機にワイバーンオーバーロードでさえ追いつけず、瞬く間に撃墜される。空中を制止するVTOLという兵器も500以上戴いた。
これらの強力な兵器群が北側諸国曰くおもちゃだというのだから、彼の国々はどれ程の力を持っているのだろう。
そういえば、3隻のみだが空飛ぶ戦艦まで無償で譲り受けてしまった。
こんな常識を覆すようなことがあっていいのだろうか。
皇国皇族であらせられるレミール皇女殿下は日本へ大使として、また外交官として赴任し、日本という国に触れ、日本のやんごとなき方々に仰られたそうな。
「常識とは掃いて捨てるもの」
私もそろそろ見識を改めなければならないのかも知れない。
皇国皇軍は以前の10倍以上は確実に強力になった。
今であれば神聖ミリシアル帝国にさえ立ち向かえることができるだろう。
……別に何も揉めていないのでそんな事はしないが、無意味に等しいとは言え列強第一位と互角か、下手をすればそれより強い現在にわくわく感は隠せない。
今私はとても嬉しく、毎日が楽しい。我が精強なる鋼鉄の艦隊を目にすることが毎日の楽しみだ。
そんな私だが、一つだけ悩みもあった。
大東洋諸国から苦情と共に勿体ないという声が上がっているのだ。
魔導戦列艦の処分についてだ。
なにせ1000隻。これまでに800隻と少しは処分してきた。海上でコルベットのシウスという超高速リニア主砲や、駆逐艦の砲、巡洋艦の砲、戦艦の副砲などでボンボン撃沈処分している。
その木っ端となった木片のゴミが海流に乗って一部の大東洋諸国の浜辺に辿り着いて、ゴミ拾いで迷惑が掛かっているというのである。
あと
「貴国では無用の長物かも知れないが我らから見れば喉から手が出るくらい欲しい物だということを忘れ取りゃせんかね」
などと、小言を貰った。
軍事司令官のアルデは一人考えた。隠して処分していっている戦列艦はもう100とちょっとしかない。
これならば処分しても意味が無いのでは無いか? いっそのこと下取りをして貰ったほうが多少は金になる。
下取りだから本当に安い金で良い。幸いにも我が皇国はいま大好景気。高度経済成長に突入している。すべて北側諸国と関係を持ってからだ。
古都を見たいということでエストシラントにも観光客が溢れ、物が飛ぶように売れていっている。
地方都市、下属領の現自治都市の開発にも北側諸国の手が入り、本格的な都市化が進んでいっているという。
その中での旧時代の遺物である戦列艦だ。10隻かそこらは北側諸国最大の国家である神聖ブリタニア帝国の貴族や皇族の方がコレクションにと購入されたが。
他も全部売却してしまえば一気に片付くではないか。
幸いにも皇国の周りには海に面した国が多い。真正面のアルタラス王国やその隣のシオス王国、フェン王国など受注先はそれなりにある。
「うーむ、しかしレミール様がおられる頃なら即断即決も可能であったろうが。新皇帝陛下のセレミア様は書類仕事に忙殺されておられるからなあ」
ここで一つ案件を増やしてまた仕事を増やすのかとどやされたらどうしようかと思うアルデは悩む。
もう、使い物にならないといってもそこはそれ。他国からしたら最新鋭軍艦。どうも北側諸国は必要以上に軍事力をばらまくつもりは無いのか。
今のところ大きく軍事的な援助をしてくれたのは列強たる我が国だけ。
セレミア陛下やレミール様が仰るには、パーパルディア皇国は地理的に第三文明圏と大東洋諸国、そして大東洋への入り口にあたる。
この地点を強化し、防衛用地点とするのは理に適っており、北側諸国の意図はそこにこそあるのではないかというものだった。
「まあどーせ北側諸国が本気になれば敵になる国などいなかろうが。北側諸国が元いた惑星でも緊張状態が続いていたらしいから、しばらくまったりとなされたいのかもしれん」
朝のチキンラーメンをすすりながら私はノートPCを操作する。チキンラーメンは美味い。器に入れてお湯を注ぎ、3分経ったら食べられる。卵やネギを入れると尚美味しい。
以前は高級品だった卵も北側諸国と貿易を始めてから庶民でも買える値段にまで下がった。こんな恩恵の声があちらこちらから聞こえてくる。
おかげでこうして朝食のチキンラーメンにもぽこんと卵を入れられるというわけだ。
初めての頃。すすって食べるという姿勢に実にはしたなく感じたものだが、これも文化の違いと食べてみたら嵌まった。他にも塩ラーメン、味噌ラーメン、醤油ラーメン、豚骨ラーメンと色々種類があるが。
私はこのシンプルなチキンラーメンが大好きなのだ。
日本住まいのレミール皇女もラーメン食に嵌ったりしているのだろうか? あの方の場合嵌ればとことん行くタイプだからな。日本びいきの日本通になっているかもしれん。
そういえばここ皇都エストシラントではカップラーメンなる物が逸り始めているらしいな。今度探索に行かねば。
そうして私は健康食として朝食はこれとサンドイッチを食べているのだ。
私もこの一年、ノートPCとあんさいくろぺでぃあで学んだのだ。頭も非常にさえわたり良くなったと実感している。
北側が打ち上げた人工の星、衛星は100基を優に超えているらしく、ノートPCや携帯テレビなどの端末さえ持っていればよほど奥深い山の中や、海のど真ん中でも無い限りアンテナを立てている地域ではいんたあねっとが楽しめる。
私も夜遅くまでいんたあねっとの鹿金やら怖い番組やらを見て楽しんでいるのだ。そしてあんさいくろぺでぃあで勉強をするこれで頭が鍛えられていっている。
「ふふふ、皇国皇軍も最強になったが私の学力も最強になったのだ」
そんなことより下取りの件をどうするか。正直このまま的当てをしていても意味が無い。皇国海軍も充分に練度が磨かれた。
もったいない、か。一度皇帝陛下に奏上してみるか。書類仕事の邪魔ですとかって蹴り出されそうだけど。
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