帝都の休日 短編連作群保管庫   作:休日

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ネタ一本投下。
つまんない退屈な会話文ばかりなのでそこんとこよろしくね。
登場人物は実在人物とは一切関係ない架空の人物です。

週刊減退特別号・ニュース報道の駅コラボ企画



【実録!南天条約機構大動員?!今後の日本政府の対応は!?】

 

 

【実録!南天条約機構大動員?!今後の日本政府の対応は!?】

 

 

「こんにちは。解説の紫【むらさき】です」

 

「こんにちは。古館【ふるたち】です」

 

「さて紫さん、最近列島周辺がきな臭くなってきておりますが」

 

「そうですね、清国の台頭、高麗国の列強への躍進、ユーロピア共和国連合の衰退。情勢が複雑に絡み合ってきております」

 

「どれも捨て置けない物ばかりですね。そこでずばり本題なのですが、その複雑怪奇なアジア太平洋地域の情勢について先ごろまた一つ不安定要因が持ち上がったとのことです」

 

「存じ上げております。我々週刊減退をご購入の読者の方々もご承知かと思われますが、南の大国合衆国オセアニアが南天条約機構の大動員を始めたとの噂が舞い込んできております」

 

「どうしてこのタイミングにと紫さんは思われますか?」

 

「そうですね、まずそれには近代日本の抱える大きな過失と失態を演じてきた歴史を振り返ってみましょう」

 

「近代日本の歴史ですか?」

 

「はい、まず大きな物として皇歴一九四〇年の太平洋戦争から端を発します」

 

「ほう太平洋戦争」

 

「ええ、あの無意味かつ無謀な拡大主義者によって引き起こされた戦争はすべて日本に責任があり、翻ってそれが現在の問題にまで尾を引いているのです」

 

「我が国の拡大主義者による暴走は有名ですね。日中、日欧の両戦争で領土拡張に走っただけではなく。太平洋東南アジア諸国にまで勢力圏を拡大させるような暴走っぷり。平和を重んじる我が国の国民がよくも声をあげなかった物です」

 

「帝国政府による国民の弾圧の賜物ですね。帝国政府はことあるごとに反戦デモ、平和主義デモを批判し弾圧してきました。催涙弾発砲と武力を用いて一般市民を抑圧してきたのです」

 

「そうですね、昨今の帝国政府の傲慢さは目に余ります」

 

「その通りです。そして帝国政府は多大な戦費と命を喪失させただけで何の成果も出せなかった太平洋戦争をブリタニア帝国政府との間で五分の引き分けとして落ち着かせましたが、これに黙っていることができなかったのが南の大国オセアニアだったのです」

 

「黙っていられなかった?とは、帝国政府とブリタニア帝国政府の平和協議にでしょうか」

 

「はい、日本・ブリタニア両帝国政府は傲慢にも自らの意志と勝手な判断、拡大主義者によって戦乱を引き起こしておきながら、アジア太平洋地域に混乱をもたらしたまま勝手な幕引きまで始めてしまったのですから、南太平洋の雄たるオセアニア政府が黙っているはずがないのです」

 

「そうですね。太平洋戦争に巻き込まれただけのオセアニアは被害者です」

 

「ですからオセアニア政府としては日本帝国政府ならびにブリタニア帝国政府の暴走に異議を唱え、当時蝙蝠外交を展開していた太平洋の国を日本・ブリタニアの暴虐より守らんがため、大洋州連合に進駐した」

 

「そうですね。これによって大洋州連合は悪辣な拡大主義者の魔の手から逃れ経たのですから」

 

「そして日本帝国主義者の魔の手から解放するためと東南アジアにも進駐を始めたオセアニアでしたが、このタイミングで日本・ブリタニアが停戦し、拡大主義者の目が再び東南アジアへと向けられたことで不必要な犠牲がこれ以上発生することに心を痛めたオセアニア政府は泣く泣く開放の手を止めた。これが歴史の真実です」

 

 

 

 

しかしと紫解説員は続けた。

 

「オセアニア政府は解放を求める民衆を忘れたりはせず皇歴一九九五年再び立ち上がりました。これが世に有名なニューギニア解放戦争・引いては東南アジア諸国解放戦争の始まりだったのです」

 

「おお、ニューギニア戦争もオセアニアによる解放戦争の一つだったと」

 

「ええ、ですがそのオセアニアの慈悲に満ちた試みをまたしても邪魔したのが時の帝国政府嶋田政権です」

 

「なるほど」

 

「嶋田政権は過去の政権と比較しても劣らずの拡大主義政権です。一九九五年当時、自由を謳歌していた東南アジア諸国を許されざることに次々と日本帝国政府の衛星国として組み込んでしまいました。これは帝国史上最悪の汚点の一つです。拡大主義者の意志を無理やりの形で実現させてしまったのですから」

 

「確かに当時の東南アジア諸国の人々の進駐は察するに余りある苦痛にさいなまされていたことでしょうね」

 

古館はここで慟哭していた。

 

「これをさらに進めたのが彼のラプラタ戦争です」

 

「ラプラタ戦争も帝国主義・拡大主義者たちが引き起こした自由の圧殺でしたよね」

 

「はい。皇歴二〇一〇年、自由を求めるジェファーソン・デイビス氏はラプラタの解放と南ブリタニアの解放を叫んでおりました。実際にこの解放戦争にはオセアニア政府・東アフリカ政府・ユーロピア政府が関与しデイビス氏の援助をしておりました」

 

「二〇一〇年、まだ記憶に新しいですね。当時私も報道の司会者として生中継でお送りさせて頂いておりましたが」

 

「あの時はお疲れさまでした。悪辣な拡大主義者・嶋田政権からの無言の圧力をはねのける勇気ある報道であり、報道陣はかくあるべきという古館さんの姿勢に感動を覚えたものです」

 

「ありがとうございます。あの時は局にも拡大主義者たちが抗議の電話・メール・投書などを寄せてきており対処に追われたことをよく覚えています」

 

古館の苦笑いが入る。

 

「話を戻しますが、そうして南ブリタニアの解放闘争に対してまたも日本帝国嶋田政権とブリタニア帝国シャルル政権は横やりを入れたのです。南ブリタニアの解放への火を消しにかかったのです」

 

「まことにもって許しがたい蛮行でした。私は嶋田政権に対しテレビを使い真っ向から批判の声を上げましたが、嶋田政権には黙殺されてしまいました」

 

「古館さんの勇気ある行動を称えます」

 

「ありがとうございます」

 

 

 

 

「話を戻しますが、そうして拡大主義者たちはまたもや過去の過ちを犯し、南ブリタニア大陸全土の保護国化という日本嶋田政権・ブリタニアシャルル政権の野心を実らせてしまったのです」

 

「それらの歴史は実に恥ずべき汚点ですね」

 

「その通りです。オセアニアの自由の解放を圧殺してきたのですから。そして時は現在に移り、清国が中華帝国より独立を果たし、先に独立を果たしていた高麗国との間に自由と平和の共存を約束された。これが今度はユーロピアの差別主義者と対峙する。この間隙を縫ってまたも自由の妨害に日本帝国政府枢木政権とキングメーカーを気取っている拡大主義者嶋田元首相の手の物が暗躍するかも。そんな危惧をオセアニアは抱いたのでしょう」

 

「またも自由の息吹が消される危機に直面していると」

 

「それだけではありません。オセアニアを中核とした南天条約機構は日本・ブリタニアの拡大主義者を抑えるために結成された自由の軍。もし大動員が事実ならば総兵力五千万人からの世界最大規模の軍隊が投入されることとなり、今度は太平洋戦争時には及ばなかった本土への戦火が降りかかる恐れもあるのです」

 

「五千万!?それは大変なことです!では我々の動きとして、我々誠実なる日本人としてどう動けば」

 

「実に単純明快です。東南アジア諸国を開放し、衛星国化・保護国化している現状を無くし、衛星国・保護国の自由と独立を回復させつつ南天諸国に対してこれまでの歴史の清算を行うのです」

 

「歴史の清算ですか」

 

「ええ、南天諸国と東南アジア諸国に対して誠実なる謝罪と賠償を行うのです。そうすればその誠実な心が必ずや南天側にも伝わることでしょう。南天条約機構動員の解除にも繋がるはずです」

 

そしてと紫解説員は続けた。

 

「自由と正義のために我々日本帝国が清国・高麗国の後押しをし、悪辣なる人種差別主義者ユーロピア人と戦うのです。これは東南アジア諸国とアジア太平洋地域の自由と正義のために必要なこと。日本帝国・ブリタニア帝国・中華連邦といった古い帝国主義制度とも完全に決別する時代がやってきたのです」

 

「新しい時代ですね。我々報道陣は帝国主義者・拡大主義者である嶋田元首相や枢木政権と対決していかなくてはなりませんね」

 

 

 

週刊減退特別号、紫解説員と古館氏の対談集、好評発売中。

 

 

 

紫解説員。

週刊減退でコラムを書くジャーナリストにして反帝国・反拡大主義運動を地道に続ける平和愛好家。

昨今の枢木政権と拡大主義者嶋田元首相の癒着に関連した記事を多数掲載している。

 

古館。

ニュース報道の駅の司会者。平和主義者で反帝国主義・反拡大主義を基本とした政治題材を数多く扱っている憂国の志士。

 

 




終わりー。
思い付きで速攻書き殴ったネタだからつまんないと思うけど。
まあお暇つぶしにでもどぞ(^^)/

どのカップリングの恋愛が見たいですか?(いずれもそれぞれに書いております・また書いていきます。新しいカップリングも増える可能性あり。

  • 嶋田繁太郎×モニカ・クルシェフスキー
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